2017年度 第9回 梨本塾 トミンモーターランド レポ5 K-RUN-GP Cクラス
9月梨本塾、三番目のレースとなるのは………
K-RUN-GP Cクラス。
今回は午前の転倒などの影響により………
先に行われたAクラス、及びBクラスへの割り振り台数を増やしたため………
グリッドに整列したのは僅かに6台。フロントローにはNinja250、ZX10R、そして2017年型GSXR1000R。ポールポジションタイムは29秒079、ボーダータイムは29秒875と、今回はもっとも激戦区となった。
全6台と言うことはつまり
「出走すれば入賞」
ということになるはずだったが―。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
好スタートを切ったのは、フロントローの3台。
動力性能的なハンディを背負うNinja250の伊藤がアウトから被せるが………
林ZX10Rがこれをはね除けるように………
インを奪取。3番手にはセカンドローからジャンプした工藤デイトナ675………
そして4番手には菅原701スーパーモト、5番手に古溝GSXR1000R、6番手に山田GSXR1000と続く。
ホールショットを奪った林が………
トップを保ったまま………
3コーナーへ。
そのままファーストラップを………
首位でクリアする。
その後方ではセカンドローから上がってきた#49工藤と………
サードローから上がってきた#63菅原が………
3位争いを展開。
工藤の背後にピタリと張り付いた菅原は………
続くホームストレートで………
勝負を仕掛けていく。
1コーナーのブレーキングで鼻先を突っ込み………
アウトで粘る工藤を一蹴………
3番手へと躍り出た。
一方トップ争いは、ホームストレートでリードを拡げる林に………
インフィールドで伊藤が追いつく展開。
ホームストレートで生じるおよそ20メートル前後の距離を、3コーナーまでに相殺する。
5位争いは、GSXRの2台。
トップ争いは、29秒3~5といったところ。
これよりも僅かに遅れるのが4位争い。
ここまで間合いを計ってきた伊藤だったが………
いよいよ勝負に出る。
1コーナーまでは当然ZX10R林が有利だが、その後のS字でスピードを乗せて………
帝王コーナー進入でクリーンパッシング。
ついに伊藤が首位に出た。
但し、次のホームストレートで林に再度抜かれる可能性は高い。
これを見越してか、それまでよりも素早く最終コーナー立ち上がる伊藤。
その伊藤のアクセルワークに翻弄されたか………
すべての電子制御を搭載するZX10R林が………
スピンオフ。
先程の小松と同じような場所での転倒。
この結果、Bクラスに引き続いてのイエローコーションとなる。
幸いライダーは無傷。素早く車両が撤去された。
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車両撤去後………
グリーンフラッグが振られて、コントロールライン上からレース再開。
前にも後ろにも敵がいなくなった伊藤が………
一気にペースアップ、29秒0付近のタイムで後続を突き放す。
このペースに、2番手の菅原は付いていくことが出来ない。
更に後方からは………
レース後半になってペースアップしてきた工藤、古溝、山田が追い上げてきた。
レース終盤、まったく後ろを寄せ付けず………
快走する伊藤。
クラス唯一の250というハンデをはね除けて………
アクセルをワイドオープン。
最後のコーナーを立ち上がり………
そのままぶっちぎりでゴール。
最後に再度距離を詰めた2位争いだったが………
工藤の追い上げは届かず………
菅原が前でチェッカーへ。3位に工藤………
4位に古溝、5位に山田の順でゴール。
林が転倒リタイヤとなったため、6台出走だったにも関わらず、残念ながら全車入賞とはならず。
伊藤が前回優勝したのは、およそ二年前の2015年7月大会。
しかしこのときはK-RUN-GPが中止になったため、タイムアタックの結果。レースを走りきっての優勝は、今回が初となった。
当時の愛機ZX10Rは、その後転倒破損。Ninja250に乗り換えてからは初優勝である。
ベテラン塾生でありナイスガイの伊藤の記念すべき二勝目に、場内からも拍手喝采。
リッターSSが跋扈する昨今のK-RUN-GPだが、250ccでも戦えることを証明して見せた。
おめでとう!
つづく。
文中敬称略、ご了承ください。
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繰り返しになりますが………
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S1000RR………
ZX10R………
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