２０１８年度 第２回 梨本塾 トミンモーターランド レポ３ Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ａクラス
「はじまるよッ」
「何がですかッ!?」
ということで２月梨本塾Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ、ひとつめのレースとなる………
Ａクラスがコースイン。
各車５分程度のフリー走行を行う。先月よりは暖かいとは言え………
例年この時期のトミンモーターランドは１０℃以上あることが普通であるため………
やはり今季は相当寒いと言えるだろう。ちなみに１７年度、２月大会の最高気温は１３．３℃である。
フロントローにはＣＢＲ６００ＲＲ、８９９パニガーレ、そしてＧＳＸＲ１０００が並ぶ。ポールポジションタイムは２６秒６８７、ボーダータイムは２８秒０９４。
２６秒台をマークしたのは１台のみ、他は２７秒１～２８秒０の間に収まる格好に。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
フロントローの３台は好スタートを切ったが、予選２番手の柴８９９パニガーレが、大きくフロントホイールをリフトアップ………
それでもさほど遅れを見せなかったが………
２速に入れた瞬間、またしてもウィリーしてしまい………
うまく加速につなげられず。スタートダッシュにおいてはＣＢＲ６００ＲＲよりも優位であるために………
これは痛恨のミスか。ホールショットを奪ったのは篠塚ＣＢＲ６００ＲＲ、２番手に柴８９９パニガーレ、３番手に渡辺ＧＳＸＲ１０００、４番手に片岡Ｒ６、５番手に駒澤Ｒ１Ｍ、６番手に安野１１９９パニガーレＳと続く。
片岡が外側から仕掛けるが………
渡辺がインを堅守。さらにその後方７番手の山中が安野のインを突き…
前に出るかに見えたが………
順位は動かず。８番手には午前Ｂからクラスアップし、初のＡクラス出走となった濱Ｒ６。
帝王コーナーを予選順位通りに回って………
各車３コーナーへ。
トップは篠塚、２番手に柴。
３番手渡辺、４番手に片岡。
５番手に駒澤、６番手に安野………
７番手山中、８番手濱。
集団は最終コーナーを立ち上がり………
ホームストレートへと戻ってくる。
あまりの低温から先月はローリングスタートととなったが、今月は通常グリッドスタートでもアクシデントはなし。
但し長時間走行すると手がかじかんで正確な操作ができなくなるため………
周回数は２０周から１５周へと減算されている。
二周目………
早くもトップ２が後続を引き離し始める。
３位グループを牽引するのは渡辺だが………
その後方から片岡が………
激しくプレッシャーをかけてく。
しかし渡辺も動じることなく、ラインをキープ。
ここでトップグループに異変。
ホームストレートに戻った篠塚が、オフィシャルに合図を送る。
マシントラブルか？思わず柴は振り返りながらも………
スローダウンした篠塚を尻目に、ここでトップに浮上。
しかし実際にはマシントラブルではなく、残り周回数表示が通常２０ＬＡＰ時のものになっていたことを指摘しただけだった。
２番手に陥落したキングだったが………
僅かに空いた隙間を見逃さず、即時首位を奪還。
元通りのフォーメーションに。表示ミスに気付いたオフィシャルも、サインボードを訂正する。
参戦歴の中で、もっとも上位を走る渡辺ＧＳＸＲ１０００。最新リッターＳＳを従えて力走。
トップに返り咲いた篠塚が、一人だけ異次元のペースへ。２６秒台を連発し………
後続との差を拡げていく。
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・ Ｓ１０００ＲＲ ※ トミンモーターランドリッターＳＳレコード樹立、ベスト２５秒１３
・ ＣＢＲ２５０Ｒ ナンバー付ノーマルエンジン ＣＢＲ２５０Ｒレコード樹立、ベスト２７秒６２
・ デイトナ６７５ ライトカスタムで大幅バランスアップ、ベスト２５秒８
・ ＣＢＲ６００ＲＲ ＰＣ４０ トミンモーターランド コースレコードホルダー、ベスト２５秒１２
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２番手の柴が２７秒前後、そしてこの３位争いは………
２７秒前半から中盤でのバトル。
風の噂では、前日テスト走行を行っていたというトップ篠塚。まさに「仕上がった」状態でレースに挑んでいるのが分かる。
これに対し、２番手の柴はややリズムが取れずにいる。
接近戦が続く３番手争い。
レース後半に入ると………
篠塚と柴の差は２秒弱まで拡がった。
なんとか追いつきたい柴だったが………
篠塚はペースコントロールする余裕も。
一方３位争いでは………
渡辺にプレッシャーをかけ続ける片岡だが、前には出られない。
その後方５番手駒澤は、僅かにこの２台にペースが及ばない。
タイヤウォーマーなしで出走する２台は６位争い。
こういった状況では………
どこまで効率的にタイヤ温度を上げられるかが肝となるが………
果たして。
単独８位には濱Ｒ6。
トップ篠塚は………
いよいよファイナルラップに突入。
２番手柴との差は………
すでに十分。
ドッグファイトが続く３位争い………
そして５位以降も、最終周へ。
一周だけ首位を受け渡したものの、直後に抜き返した篠塚が………
そのままチェッカーへ。２位には柴。
最終コーナーまでもつれた３位争いは………
若手の渡辺が片岡を抑えきり………
３位を獲得。４位には片岡………
５位に駒澤………
そして６位争いを制したのは安野。７位山中、８位濱の順で全員がゴール。
ゴール後も駆け引きは終わらない？
この厳寒コンディションながら………
速さや順位の前に、まず全員が無事に走りきったことこそ、Ａクラスの証。
これで篠塚は、昨年１１月より四連勝を達成。
去年は１月から７月まで７連勝を果たしているが………
今季はどこまで連勝記録を伸ばせるだろうか。
おめでとう！
つづく。文中敬称略、ご了承ください。
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梨塾ガレージってナニ？
2017 ＧＳＸＲ１０００Ｒ………
2017 ＣＢＲ１０００ＲＲ ＳＰ………
Ｓ１０００ＲＲ………
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