２０１８年度 第２回 梨本塾 トミンモーターランド レポ４ Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ｂクラス
２月梨本塾、二つ目のレースとなるのは………
Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ、Ｂクラス。全８台がグリッドに整列。
フロントローには１２９９パニガーレＳ、Ｓ１０００ＲＲ、そして６９０ＤＵＫＥ Ｒが並ぶ。ポールポジションタイムは２８秒１２５、ボーダータイムは２９秒３５９。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。しかし………
ポールポジションの近藤１２９９パニガーレＳがスタートタイミングを見誤り………
大幅に出遅れてしまう。その間に３番手スタートの坂平６９０ＤＵＫＥ Ｒが前に出るが………
１コーナーへの伸びで下田Ｓ１０００ＲＲが勝り、ホールショットを奪取。
以下坂平、近藤と続き、４番手に鈴木ＣＢＲ１０００ＲＲ、５番手に川畑デイトナ６７５、６番手に田口ＲＧＶ－γ、７番手に八木Ｒ１、８番手に松貝ＣＢＲ６００ＲＲと続く。
各車順位が動かぬまま………
３コーナーへ。
トップに立った＃９下田とスタートミスした＃８近藤は、共にシングルゼッケンが示すとおり午前Ａからのクラスダウン。
Ｂクラスではなんとか勝利を収めたいところだが、その間に割って入ったのは＃２３坂平６９０ＤＵＫＥ Ｒ。
４位争いは＃２２鈴木、＃２１川畑………
＃２８田口、＃２４八木、＃２９松貝で争われる格好に。
トップグループが………
一周目をクリア。
早い段階でスタートミスを取り戻したい＃８近藤だが………
ここでは坂平の前に出られない。
集団は、早くもトップ３と４位争いに分かれる。
首位に立って逃げを打つ下田に対し………
２位争いは長丁場となりそうな様相。１２９９パニガーレＳのおよそ半分の排気量の６９０ＤＵＫＥ Ｒだが、それでもホームストレートで抜ききれない。
トップグループは２８秒前半ペースで推移。
＃９下田、＃８近藤ともにベストは２６秒後半から２７秒前半であるものの………
こういった激寒コンディションでは………
軽量単気筒のミドルバイクに対してアドバンテージも少なく、それぞれ思うようにペースが上がらない。
一方で４位争いは、２８秒後半ペース。
時折下田が２７秒台に入れてややアドバンテージを拡げるものの………
これに合わせて坂平６９０ＤＵＫＥ Ｒもペースアップするため、独走までは至らない。
そして４位争いは、先月このクラスで勝利している＃２８田口を交えて３台の争いとなりそうだ。
下田がＢクラスで首位争いを展開するのは、このフルメンバーともいえるＫ－ＲＵＮ－ＧＰ Ａ’ 以来。
このときのメンバーやラップタイムを思えば、今回はなんとかなりそうな気もするが、果たして―。
スタートミスから３番手に甘んじている近藤１２９９パニガーレＳは、前に出られぬままレース後半戦へ。
4位争いも、順位は動かず。
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レース後半に入っても、２８秒前半～中盤でラップを刻む下田。
時折ラインブレイクしていたが、ペースは安定している。
Ｂクラス上位三台はＢＭＷ、ＫＴＭ、ドゥカティとすべて外車。
昨季、鳴り物入りでデビューしたＣＢＲ１０００ＲＲも、未だＫ－ＲＵＮ－ＧＰでは未勝利。しかも背後には９年落ちのデイトナ６７５、そして１８年落ちの２サイクルマシンが迫っている。
さらにその後方では、０７年型Ｒ１を駆るがペースアップ。
ちなみにＲ１は今季２０周年を迎えた。
単独８位には松貝。
レースも最終局面に入り………
各車間合いを計る。
そしていよいよ………
ファイナルラップに突入。
危なげない走りを展開してきた下田。このままゴール出来るか。
一方４位争いは、ここへ来て驚異的な追い上げを見せた八木Ｒ１が加わり………
集団は………
４台へと膨らんで最終ラップへ突入する。
下田Ｓ１０００ＲＲは最後の難所と言われる３コーナーを、無事にクリアし………
最後はやや後続を引き離してチェッカーへ。優勝下田、２位に坂平、３位に近藤。
最後まで続いた４位争いは………
最終コーナーまでに４台の接近戦となったが………
この集団トップを走り続けた鈴木が………
一度もその座を受け渡すことなく………
ゴールラインへ。
４位鈴木、５位川畑、６位田口、７位八木、８位に松貝の順で全員がゴール。
予選順位及びタイムを見れば、ポールポジションの近藤がぶっちぎる展開と思われたが………
蓋を開けてみれば、下田の快走レースとなった。
下田の勝利は２０１６年の第４回大会Ｃクラス以来、１年１０ヶ月ぶりであり………
しかも全参戦歴の中で、Ｂクラスでの優勝は今回が初となった。昨年５月大会の雪辱を、ようやく晴らした格好。
セカンドクラスでの初勝利に歓喜する下田。
下田の人柄を表すように、パドックからもこの勝利を称えるたくさんの拍手がわき起こった。
おめでとう！
つづく。文中敬称略、ご了承ください。
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梨塾ガレージってナニ？
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