

2018年度 第4回 梨本塾 トミンモーターランド レポ5 K-RUN-GP Cクラス

K-RUN-GP、三番目のレースとなるのは………

Cクラス。

全10台がグリッドに整列。フロントローには1199パニガーレS、デイトナ675R、そして690DUKE Rと外車勢が締める格好に。ポールポジションタイムは28秒312、ボーダータイム29秒203、クラス内タイム差は0.891秒、28秒3~4が2名、28秒7~8が4名、29秒0~2が4名という超激戦区。

勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。

ポーンと前に飛び出したのは、予選3番手で初参加の九内690DUKE R。ポールポジションの坂平1199パニガーレS、及びセカンドスタートの川畑デイトナ675Rは出遅れる格好に。

1コーナーに2番手で進入したのは坂平、3番手に古溝GSXR1000R、4番手に伊藤Ninja250、5番手に藤澤R25、川畑は一気に6番手までポジションダウン………

7番手争いは嶋村Ninja250SL、川崎CBR600RR、菅原701スーパーモト、そして初参加の阿部CBR600RR。

トップは変わらず3コーナーへ。

その後方では………

阿部CBR600RRが8番手に浮上。

トップグループはファーストラップをクリア。

250の2台が先頭を走る4位争いは………

5台に膨れあがりそうだ。

スタートミスした川畑が仕掛けるも、ここでは藤澤がセーブ。

その後方では菅原が………

嶋村のインをついて9番手へと浮上した。

トップグループは28秒台後半………

この時点では、まだそれほど後続と差が開いていない。

予選は2番手だったものの、快調にトップを走る九内。坂平がこれを追う展開。

やや離れての3番手には古溝。

そして激しい4位争いでは………

再三にわたって川畑が仕掛けるものの、藤澤がこれを許さない。

5台による4位争いから1秒ほど後方に、2台の9位争い。

250ccの2台がインフィールドで稼ぎ………

ホームストレートで詰め寄られる展開が続く。一方トップ九内はリードを築き始めたかに見えたが………

帝王コーナー進入でシフトミス。ギヤ抜けか?

ここで一気に坂平が近づき………

臨戦態勢へ。

ワンミスが命取りとなりかねないだけに………

この決勝こそ丁寧な操作が必須だが………

シフトフィーリングに問題があるのか………

またしても九内は同じ箇所でミスし、ラインブレイク。坂平はこれを見逃さず………

その僅かなスペースにマシンをねじ込んで見せた。

これでトップが入れ替わり………

一気にペースが上がる。

28秒中盤まで持ち込むことで………

後続を突き放せるか。

九内も懸命にリカバリー。

そして4位争いでは………

2回目の参加の川崎CBR600RR、初参加の阿部CBR600RRがそれぞれ気を吐く。

29秒前後でのバトルだ。

再びトップに追いつきたい九内。

「250ウォール」を作り上げた伊藤、藤澤。

その後方に3台の600を従えている。
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レースも中盤に差し掛かると、坂平がリードを拡げる。

その後方4位争いの中の6位争いでは………

接近戦が続いたままだが………

度々ホームストレートでギヤ抜けをする川畑のインを………

ついに川崎が奪い取った。

これで6番手へと浮上。

さらに後方から阿部がプレッシャーをかけて行く。

2番手九内はペースが上がらず、逆に後方から古溝が迫ることに。

力走する伊藤、藤澤の250コンビ。

9位争いも接近戦のままだ。

レースはいよいよ………

ファイナルラップへと突入。

ここで川崎が更に藤澤に仕掛けるが、ポジションは奪えず。

九内を抜き去ってからは終始安定した走りを見せた坂平が………

最後は独走のまま最終コーナーを立ち上がり………

チェッカーへ。

そして4位争い………

及び2位争いは………

それぞれ順位を変えぬまま最終コーナーを立ち上がり………

2位に九内、3位に古溝でゴール。しかし………

その後方で最後までもつれ込んだのは………

4位争いの中の、5位争い。

ここで最後の加速競争に持ち込んだ川崎が………

ゴール寸前に藤澤の前へ。

4位争いを制した伊藤、逆転の5位に川崎、悔しい6位に藤澤。7位に阿部、8位川畑………

9位菅原、10位嶋村の順で全員がゴール。

事前予想通り、接近戦となったCクラス決勝。

その中でもっとも安定感のあった坂平1199パニガーレS。
昨年七月に初参加してから………

およそ9ヶ月での初優勝を達成。

「第4のパニガーレ」として、今後の活躍にも期待したい。
つづく。
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