２０１８年度 第４回 梨本塾 トミンモーターランド レポ６ Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ｄクラス
四月梨本塾、最後のレースとなるのは………
Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ、Ｄクラス。
様々なタイプのバイクと、多くのエントリーユーザーが集まる入門クラス。全１０台がグリッドに整列。
フロントローにはＴＺＲ２５０Ｒ、デイトナ６７５Ｒ、そしてＣＢ４００ＳＦが並ぶ。ポールポジションタイムは２９秒３４４。Ｄクラスとしては、今回非常にレベルが高い。
ちなみに塾長の理想としては
「３２秒台前半程度がポールポジション」
らしい。今回はそれより３秒も早いことから、多くの塾生の成長が見て取れる。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
好スタートを切ったのは………
予選２番手から出た工藤デイトナ６７５。
そのままホールショットを奪取。２番手に喜多ＴＺＲ２５０Ｒ、３番手に皆藤ＣＢ４００ＳＦ、４番手に安達Ｎｉｎｊａ２５０、５番手に保坂６９０ＤＵＫＥ Ｒ。
６番手に初参加で予選１０番手からジャンプアップした小泉ハイパーモタード１１００Ｓ、７番手に一文字ＲＣ２５０、８番手に初参加の佐藤ＣＢＲ２５０Ｒ、９番手に佐川Ｎｉｎｊａ２５０ＳＬ、１０番手に初参加の阿部Ｒ２５と続く。
集団は帝王コーナーから３コーナーへ。
工藤、喜多………
皆藤、安達………
保坂、小泉………
一文字、佐藤………
佐川、阿部と続く。
トップグループがファーストラップをクリア。
ホールショットから出た工藤が………
快調に駒を進めていく。喜多、皆藤がやや離れ………
更にその後方、４位に安達。
ＴＺＲ２５０Ｒの排煙？そうではなく、近隣で大規模な焚き火を行っているようで、その影響からやや大気が煙り始めた。
４台からなる６位争い。
３０秒前後で周回するトップ工藤。
２番手喜多はジリジリと離されていく。
３番手の皆藤、４番手の安達の差は１秒ほど。
先月までのブレーキトラブルも解消し………
リズミカルに走る工藤は………
早くもバックマーカーをパッシング。
そして６位争いの４台の後方に。
１１００ｃｃが一台………
２５０ｃｃが３台という集団だが………
こちらもリズム良く抜いていく。しかし背後には喜多が迫ってきた。
早くもレースは折り返しを迎える。
第5回 梨本塾 5/27(日) トミンモーターランド
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６位争いに紛れ込む格好となった………
トップ争い。
工藤、喜多共に………
ストレスなく前に出る。
再び前方が開けると、ペースアップする工藤。
なんとかこれを追従したい喜多。
Ｎｉｎｊａ２５０同士のストレート勝負では………
安達が佐川をラップダウン。
更にトップ２は………
バックマーカーを連続処理していく。
単独５位を走るのは保坂。
ここまでペースが上がらず苦戦を強いられているようだが………
その背後には、ついにトップの工藤が迫る。
もしもこれで保坂がパスされれば………
Ｄクラス全出走者のうち………
その半分がラップダウンされることという、異常事態に。
しかしベストタイムは２８秒台の保坂は………
ここでペースアップし………
なんとしても周回遅れにはなるまいと………
ガスオン。
工藤から必至に逃げていく。
ここでトップ２はファイナルラップに突入。
３コーナーまでポジションを守り切った保坂。
やや遅れて２位の喜多も３コーナーへ。
意地を貫いた保坂の後方で………
工藤が余裕を持って………
チェッカーへ。
２位には喜多。以下３位に皆藤、４位に安達、５位に保坂、６位争いを制した小泉、７位に佐藤、８位に佐川、９位に一文字、１０位に阿倍の順で全員がゴール。
３コーナーに到着するなり、マシンを降りて喜びを爆発させる工藤。
２０１５年３月大会、ほろ苦いデビューを飾った工藤。
それから３年で、今季２月に初優勝を達成。
勝ちパターンを掴んだ韋駄天娘の二勝目に………
場内からも拍手喝采。
ベストタイムは２８秒台と、すでにＢクラス入りも狙えるほどの実力を備えている。
早くも二勝目を挙げたことでＫ－ＲＵＮ－ＧＰランキングでも、なんと２位に急浮上。
この勢いが続けば、キングを追いかけて連勝街道を走ることも夢ではなさそうだ。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
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