２０１８年度 第５回 梨本塾 トミンモーターランド レポ４ Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ｂクラス
絶好のバイク日和となった５月梨本塾………
セカンドレースとなる………
Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ｂクラスがコースイン。
フリー走行を経て、全車グリッドに整列。
２７秒２１９というタイムでポールポジションを獲得したのは午前Ｃクラスで走っていたゼッケン”５０”川崎ＣＢＲ６００ＲＲ。
すでに午前のフリー走行では自己ベストを大幅更新して２６秒台という、Ｃクラスとしては驚異的とも言えるスーパーラップを刻んでいる。
予選では２７秒台に留まったが、それでも並み居る猛者を押しのけて、いきなりトップタイムをマーク。ゼッケン５０番台がセカンドクラスでポールポジションを獲得するのは極めて稀である。
なおボーダータイムは２８秒１８８、０．９６９秒の中に１０台が集結。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
ポールポジション川崎はやや力んだのか、フロントタイヤを浮かせてしまう。
その間に＃２２磯山………
＃２１榎本というベテラン勢が前に出た。
フロントロー３台が………
３ワイドになって１コーナーへ。
磯山、榎本、川崎の順で１コーナーをクリア。
４番手に吉田ＺＸ１０Ｒ、５番手に下田Ｓ１０００ＲＲ、６番手に近藤１２９９パニガーレＳ、７番手に初参加の小野崎ＣＢＲ６００ＲＲ、８番手に高坂ＳＶ６５０、９番手に中村Ｒ１、１０番手に鈴木ＣＢＲ１０００ＲＲと続く。
各車帝王コーナーから３コーナーへ。
得意のスタートを決めた磯山が、トップをキープ。
そして後方では、＃４４中村が………
＃４５高坂のインを割って、８番手へと浮上する。
トップグループが最終コーナーを立ち上がり………
ファーストラップをクリア。
８番手へと浮上した中村。
更に追い上げなるか。
トップ集団は２７秒台後半ペース。
これに対して４位以降は、２８秒台後半。
ＺＸ１０Ｒ、Ｓ１０００ＲＲ、そして１２９９パニガーレＳとまるでＷＳＢＫのような集団。
暑さからか予選ほどタイムは上がらず………
体力勝負となりそうな展開。
４位から１０位まで、ほぼペースは同じ。
トップの磯山………
そして２番手の榎本は､共にベテラン同士。
その中で久しぶりの実戦参加となる榎本が………
時折磯山の鼻先にマシンをねじ込んでいく。その後ろで川崎がチャンスを覗う。
一方４位争いは………
やや遅れ始めた下田の後方に近藤が迫る。レースは早くも折り返しを迎えた。
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梨本塾 トミンモーターランドコース レコード一覧
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・ Ｓ１０００ＲＲ ※ トミンモーターランドリッターＳＳレコード樹立、ベスト２５秒１３
・ ＣＢＲ２５０Ｒ ナンバー付ノーマルエンジン ＣＢＲ２５０Ｒレコード樹立、ベスト２７秒６２
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ここで下田がＳ１０００ＲＲ特有のギヤ抜けにより、ラインブレイク。すかさず近藤が割って入り………
更に小野崎もポジションアップを狙うが………
ここでは下田が意地を見せて………
インをキープした。
前に出た近藤だが、前方４位の吉田とは１秒以上のビハインド。
果たして追いつけるか。
７位を走っていた小野崎はトラブルでピットイン。
一見順調にラップを重ねているように見えるトップ争いだが………
首位を走る磯山には、疲労の色が見え始めていた。
逆に２番手の榎本と………
若手の川崎は、勢いを増す格好に。
先程までかなり差が開いていた４位争いだが………
近藤がペースアップしたことで再び接近戦へ。
レースは終盤を迎え………
ペースがやや落ちてきながらも………
順位は動かないままファイナルラップに突入。
榎本、川崎も最後の力を振り絞ってトップを追いかける。
後方４位争いでは………
吉田の背後に、近藤、下田、中村、そして高坂までが追いついてきた。
最後の勝負を狙えるか………
それともこのまま吉田が逃げ切るか。
思い通りのペースが保てず………
特に終盤は息遣いが聞こえてきそうなほど………
辛そうに見えた磯山だったが、それでもベテランらしく締めるところは締めて………
そのままトップチェッカーへ。２位には榎本、３位に川崎。
そして最後までもつれ込んだ４位争いは………
吉田を筆頭に、なんとリッターＳＳが４台。
しかし順位は動かず………
近年のＷＳＢＫと同じように、カワサキＺＸ１０Ｒがトップでゴールした。５位に近藤、６位に下田、７位に中村、８位に高坂、９位に鈴木の順でチェッカーへ。
辛うじて逃げ切ったものの、ゴール直後はまさしく疲労困憊といった表情を見せた磯山。
それでも………
「勝利ほどの良薬はありません（塾長）」
というように、終わってみれば満面の笑み。
昨シーズンは年間３勝を挙げながらも、今シーズンは嬉しい初勝利。
次回は体力アップして、更なる飛躍を狙う。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
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梨塾ガレージってナニ？
2017 ＧＳＸＲ１０００Ｒ………
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