
2018年度 第5回 梨本塾 トミンモーターランド レポ5 K-RUN-GP Cクラス

5月梨本塾、3つ目のレースとなるのは………

K-RUN-GP、Cクラス。

全7台がグリッドに整列。フロントローには2台のCBR600RR、そして690DUKE Rが並ぶ。250ccから1000ccまで多様な顔ぶれ。

全車が整列し………

勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。

好スタートを切ったのは………

ポールポジションから出た富永CBR600RR。2番手に坂平690DUKE R、3番手に松貝CBR600RRと続く。その後方で………

古溝GSXR1000Rがエンジンストール。大幅に出遅れてしまう。

3番手松貝の外側から、阿部CBR600RRが仕掛けて前へ。

5番手に伊藤Ninja250、6番手に嶋村Ninja250SL、そして7番手に古溝GSXR1000R。

3コーナーに先行して入る#29富永。

そのすぐ背後に#46坂平、午前Dクラスからジャンプアップの#61阿部。

更に#41松貝、伊藤、嶋村と続く。

オープニングラップ、リードを拡げて戻ってきた富永。

Cクラスとしては、序盤からハイペースな展開。

何しろトップからボーダーまでのタイム差は、僅かに0.578秒。

全クラスの中で、もっとも接近戦が予想される。

富永にとって僅か.062秒差での悔しいクラスダウンを喫しているだけに………

ここではなんとしてでも………

勝利を掴みたいところ。

予選では僅差だったが………

決勝におけるレースペースは………

果たして。

早くも後続を引き離し始めた富永。

2番手以降もなんとかこれを追従したいところだが………

ここで富永がマシンベストを更新、27秒台にたたき込む。

先程のBクラストップグループとほぼ同ペースだ。これでは2番手以降はついていけない。

後方ではスタートでエンジンストールした古溝が追い上げ、嶋村をパッシング。これで6番手へと浮上する。

周毎に調子を上げていく富永。

2位争いは、28秒中盤。

4位争いは28秒台後半。

その中で、スタートで出遅れた#47古溝のラップタイムが速く………

1コーナーでは伊藤も難なくパッシング。

更に先行する松貝に追いついた。

しかし松貝も………

そう簡単にはポジションを譲れない。

その間に、今度は#48伊藤が追い上げてくる。

快調なペースで飛ばす富永。Bクラストップグループのレースペースと遜色のない速さ。

一方2位争いでは………

#61阿部が、#46坂平のインを狙う。

4位争いは松貝、古溝………

そして伊藤まで含めた3名。

28秒台後半での攻防が続く。

レースも半分を過ぎる頃………

富永は2秒以上のアドバンテージを築いた。

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・ CBR250R ナンバー付ノーマルエンジン CBR250Rレコード樹立、ベスト27秒62

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2位争い………

そして4位争いを尻目に………

手綱を緩めることなく周回した富永。

これを追いかける2位集団だったが………

早くもファイナルラップに突入。

逆転なるか。

最後までもつれ込んだ4位争いも………

一定の距離を保ったまま、最後の1コーナーへ。

見事な横綱相撲で後続を引き離した富永。

#46坂平との予選タイム差は、僅か1000分の16秒だったが………

決勝ではしっかりと後続を振り切って………

単独チェッカーへ。

2位争いは坂平で決着。僅差の3位に阿部。

最後まで続いた4位争いは………

松貝が逃げ切った。続いて5位に古溝、6位に伊藤、7位に嶋村と………

全員がゴール。

予選結果から、もっと混戦になるかと思われたが………

「一発タイムとレースディスタンスは、まったく違う」
というように、富永がぶっちぎりの展開に持ち込んで見せた。

富永にとっては2013年12月大会のBクラス優勝以来、実に4年5ヶ月ぶりの勝利。このときは磯山との熾烈なバトルが話題になった。
余談だが、このときの3コーナーにおける「梨本塾史上、最高不倒点」は今も破られていない。

今季梨塾ガレージコンプリートとして制作したこのCBR600RRを手に入れて久々の復帰を果たしたが、早くもかつての愛機、DB1を超えるようなスピードを発揮し始めた。

走行量も増えており………

この後は、まずBクラスでの上位入賞が目標になってくるだろう。
復活勝利、おめでとう!
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
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