２０１８年度 第６回 梨本塾 トミンモーターランド レポ３ Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ａクラス
6月梨本塾、ひとつめのレースがスタート。
短いフリー走行を終えて………
全車グリッドに整列。フロントローにはＣＢＲ６００ＲＲ、ＺＸ６Ｒ、そして８９９パニガーレ。
ポールポジションタイムは今季最速となる２６秒３１２、ボーダータイムも同じく今季最速の２６秒６５６。２６秒７ではＢクラス行きという過酷な状況となった。
この僅差の中で、果たして誰が勝利するのか―。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
好スタートを切ったのは………
予選３番手かあらポーンと飛び出した＃２柴８９９パニガーレ。
２番手に山中ＣＢＲ６００ＲＲ、３番手に宮原ＺＸ６Ｒ、４番手に渡辺ＧＳＸＲ１０００、５番手に篠塚ＣＢＲ６００ＲＲ、６番手に緒方ＣＢＲ６００ＲＲ、７番手に川崎ＣＢＲ６００ＲＲと続く。
１コーナーから………
帝王コーナー………
そして３コーナーへ。
ここのところスタートを得意とする柴がトップで進入。すぐ背後には、４年半ぶりのポールポジションスタートとなった山中。
３番手には今季初参戦となった宮原。更にその背後にはベスト更新となった渡辺。
キング篠塚は、まさかの５番手。６番手に緒方、７番手には初のＡクラス出走となった川崎。
それぞれ快調な滑り出しで………
ファーストラップをクリア。
二周目へと突入していく。
予選タイム差は僅かにコンマ３秒ほどだったが………
果たしてレースアベレージタイムは………
どうだろうか。
トップに立った柴は、２６秒６～８といったペースでレースを引っ張っていく。
しかしこのタイムでは………
ほぼ後続の「全員」が………
マークしたことのあるタイムであるため………
そう簡単には………
引き離せない。
中でも………
ポールポジションを獲得した山中、そして予選２番手の宮原と同４番手の渡辺の調子が良さそうだ。
このペースならチャンスがありと踏んだのか………
２番手以降のライダーが………
ハードプッシュを開始。
柴に食い下がっていく。
集団はトップ争いの４台と、５位争いの３台に分かれて………
早くもレースは中盤戦へ。
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それぞれメーカーの異なるトップ４台だが、８９９パニガーレとＺＸ６Ｒはスタンダードでトラクションコントロールが付帯されている。
しかし山中のロスマンズＣＢＲ６００ＲＲ、及び渡辺のＧＳＸＲ１０００Ｋ６にも、それぞれＢＡＺＺＡＺのトラコンがインストール済みだ。
一方、キング篠塚のレースベースＣＢＲ６００ＲＲと＃２６川崎のＣＢＲ６００ＲＲはアナログ仕様。＃２３緒方のマシンにもＢＡＺＺＡＺのトラコンが組み込まれている。
レースは終盤に入り………
余力に勝る山中が………
度々３コーナーで仕掛けていく。
しかし柴も懸命にこれをセーブ。
なんとか鼻先をねじ込もうとする山中だが………
Ｖツインマシンとのリズム感の違いからか、なかなか前に出られない。
一方３位争いは………
渡辺が宮原に猛プッシュ。
そこから１．５秒ほど後方に篠塚。
レースの最終局面に入り………
トップの柴が………
ラストスパートをかけ、２６秒５までペースアップ。しかし………
山中も………
これをピタリとマークし………
離れない。
なんとかトップに立つべくガスオンするが………
しかし柴も意地を見せる。
ファイナルラップ、最後の３コーナーをセーブし………
最終コーナーへ。
ここを完璧なラインで立ち上がった柴が………
そのままチェッカーへ。
５月大会に引き続いて、二連勝を達成。
３位に宮原。４位に渡辺………
５位に篠塚、６位に緒方、７位に川崎の順で全員がゴール。
ドッグファイトを演じた二人。２０１２年９月大会以来のＡクラス勝利なるかと思われた山中だが、今回は僅かに及ばず。
しかしこの調子なら、近い将来確実に優勝できるだろう。
一方スタートから見事な走りで………
二連勝を飾った柴。昨年は一勝しか挙げていないため、これで自身のＡクラス内における年間勝利数を更新したことになる。
山中、宮原が再び台頭し、更に渡辺が成長、また篠塚が完調であったらと、現在のＡクラスで【楽勝モード】はありえないが、しかし柴がこの二連勝で掴んだ自信は大きいはず。
１８シーズン折り返し以降にも期待したい。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
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梨塾ガレージってナニ？
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