2018年度 第10回 梨本塾 トミンモーターランド レポ5 K-RUN-GP Cクラス
秋の梨本塾プチ耐久………
三番目の30LAPレースは………
K-RUN-GP、Cクラス。
フロントローにはS1000RR、デイトナ675、そしてNinja400が並ぶ。ポールポジションタイムは28秒313。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
好スタートを切ったのは………
ポールポジションから出た下田S1000RR。
まずはホールショットを奪う。2番手に吉田Ninja400、3番手に近藤デイトナ675、4番手に皆藤CB400SF………
5番手に鈴木CBR1000RR、6番手に西村CBR600RR、7番手には唯一のクラスアップを果たした斎藤S1000RRと続く。
幸先良いスタートから………
下田が真っ先に3コーナーへ。
そのまま最終コーナーをクリアして………
トップのまま二周目へ。
その後方では、マシントラブルにより予選出走出来ず、救済措置によりCクラス最後尾出走となった#23鈴木が………
皆藤のインを割って早くも4番手に浮上する。
先頭集団は………
等間隔を保ったまま………
周回を重ねていく。
下田はややばらつきがあるものの、28秒3~28秒7といったアベレージタイム。これは先程のBクラスのレースタイムと、ほとんど差がない展開。
但し………
このクラスも実力伯仲であるため、このままでは逃げられない。
そしてその後方………
5位争いでは、西村が皆藤のインを突いて………
5位へと浮上する。
トップ4台は………
膠着状態を保ったまま………
それぞれのウィークポイントを探しつつ………
周回。
この集団の中で………
唯一400cc以下である#45吉田が………
インフィールド区間ではアドバンテージを持っているようだ。
しかし他のメンバーも………
400ccに負けるわけには行かぬとばかり………
激しく責め立てていく。
しかし思ったよりも………
ストレートにおけるアドバンテージはなく………
しかもインフィールドではほぼ400ccの方が早いと知って、愕然とする。
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梨本塾 トミンモーターランドコース レコード一覧
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・ 2018 Ninja400 トミン 26秒83/最高速109km/h ※ 現在製作中
(トリックスターフルエキ・オリジナルフロントフォークオーダー・タイヤSC1)
ファイナルノーマルでもこの結果。今後の目標タイムは26秒台前半!!
・ CBR250RR トミン 26秒84/最高速106km/h ※ 現在製作中
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・ S1000RR ※ トミンモーターランドリッターSSレコード樹立、ベスト25秒13
・ CBR250R ナンバー付ノーマルエンジン CBR250Rレコード樹立、ベスト27秒62
・ デイトナ675 ライトカスタムで大幅バランスアップ、ベスト25秒8
・ CBR600RR PC40 トミンモーターランド コースレコードホルダー、ベスト25秒12
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懸命に逃げようとする下田だったが………
その後方で………
再三にわたってシミュレーションしていた吉田が………
満を持して………
下田のインに飛び込んだ。
ここで首位が入れ替わる。
午前フリー走行ではベストも更新していた吉田が………
その好調さを………
決勝でもいかんなく発揮。
更にその後方では、鈴木が近藤に………
プレッシャーをかけ始める。
前がいなくなると同時に………
ペースアップを図る吉田Ninja400。下田も負けじと追走。
今回から梨塾ガレージコンプリートのデイトナ675に乗り換えた近藤も、懸命に鈴木を抑え込む。
5位争いは、フルオーダーのステージレザー製スーツを着用する西村と斎藤。背中には二つのにこちゃんが微笑む。
そしてトップグループの前には………
早くもバックマーカーが。
しかしすぐに気付いてラインを謙譲。
この結果………
展開に影響なく、トップグループは前へ。
トップに立つと、28秒台前半で周回し始めた吉田。Bクラス以上のハイペースだ。
これをなんとか追従したいスーパースポーツ軍団だが………
思うようにタイムが上がらない。
一方で、今シーズン勇気あるダウンサイジング(ZX10R→Ninja400)を行った吉田は、水を得た魚、沼地を見つけた蛙のように快走。
パワー的には………
3倍から4倍のスーパースポーツを相手に………
一歩も引かぬ攻防。
長丁場レースも………
いよいよ終盤へ。独走に持ち込んだ吉田が………
ファイナルラップに突入。
余力を残して3コーナーを立ち上がり………
そのままチェッカーへ。先月に引き続いて二連勝を達成。
2位に下田、3位に近藤、4位に鈴木。
5位争いを制したのは西村。6位に斉藤、7位に皆藤と全員がゴール。
「お疲れ様でしたッ!(疲れてないけどね)」
「………お疲れ………様でした(疲労困憊)」
(ふう~400で優勝か~)
(っく、400に負けちゃったよ………)
(あ~400で優勝かあ~、ついこの間までみんなと同じようなバイクだったのになあ(^^))
(っく、1000で負けちゃったよ。一体スーパースポーツってなんなんだ………)
(すべて意訳:梨本塾)
実力が拮抗するメンバーの中で………
レースペースを完全にコントロールしての優勝だけに………
喜びもひとしお。
今年の吉田の英断、すなわち見栄を捨て実を取るという選択をした結果が………
この二連勝という結果を生んだのだろう。400ccのバイクが最新のスーパースポーツを打ち負かして勝利する姿は、実に痛快である。
おめでとう!
そして頑張れ、スーパースポーツ乗り!
つづく。
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