
2018年度 第10回 梨本塾 トミンモーターランド レポ6 K-RUN-GP Dクラス

10月梨本塾………

最後のレースは………

K-RUN-GP、Dクラス。
フロントローにはRC390、CBX(1000)、そして701スーパーモトと、様々な機種が集うエントリークラスらしい構成。ポールポジションタイムは30秒453。

勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。

ポールポジションの新井は大きく遅れ、その代わりに前に出たのは………

1970年代後半、ホンダのフラッグシップとして登場したCBX萩生田。

そのままホールショットを奪取して、S字へ。2番手には菅原701スーパーモト、3番手には濱390Duke、4番手に津田CBR250RR、新井RC390は5番手まで陥落、6番手に保坂690DUKE R………

7番手に林ZX10Rと続く。まるで2018年と1978年が逆転しているかのようなフォーメーション。

初参加の萩生田CBXが………

後続を従えて………

ファーストラップをクリア。

K-RUN-GP初出走とは思えぬ力走を見せる。しかしすぐ背後にはベテラン菅原。

3番手濱の後方、4位争いは津田とポールポジションスタートの新井。

6位争いは保坂と林。

トップに立った萩生田は………

レトロマシンらしい自由なライン取りで快走。しかし菅原もしっかり追従。

二度目の参加となる#65濱が3位争いをリード。

予選タイムを上回る、30秒1を叩き出して逃げを図る萩生田。

そして3位争いでは………

濱の後方で………

新井が津田の前に出て4番手に。

更に前を行く濱の背後に迫り………

KTMの390同士の戦いが始まった。

一方トップ争いは………

早くもバックマーカーの背後へ。

しかしここでは混乱なく………

それぞれ前へ。

まだまだ周回数は残っているが、果たして。
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コーナーごとにバトルを展開している3位争い。

新井がたびたび仕掛けるものの………

濱も譲らず一進一退。

ここでバックマーカーが現れ………

小排気量の2台だけに………

或いは影響を及ぼすかに見えたが………

最終コーナー立ち上がりで………

ラインを譲ってくれたために、すんなり2台とも前へ。

またトップ争いでは、帝王コーナー進入で菅原が度々鼻先を見せるものの………

萩生田は一歩も引かず………

周回を重ねていく。

なんとか菅原もベテランの意地を見せたいところだが………

思いのほかコーナーリングスピードの速い六気筒マシンに手を焼いている。

デッドヒートを繰り広げる3位争い。

前に出たい新井を、懸命に抑え込む濱。

トップ争いの前には、5位のライダーが。

ここですかさず菅原が狙うが………

前には出られず。

また3位争いでは、満を持して新井が前に出た。

抜かれた濱も懸命に追うが………。

長かったレースもいよいよ終盤戦へ。

残り僅かな周回数の中で………

なんとかチャンスを見つけたい菅原と、逃げたい萩生田。

前に出た新井はペースアップ。

最後までもつれこむかに見えたトップ争いは………

最後にスパートをかけた萩生田が、ややアドバンテージを拡げてファイナルラップへ。

なんとか逆転したい菅原だったが………

かつてノルマンディー上陸作戦と銘打って………

欧州市場へ殴り込みをかけた名機に打ち勝てず。

そのまま萩生田がトップチェッカーを受けた。2位に菅原、3位に新井、4位に濱、5位に津田、6位に林の順でゴール。保坂はブレーキトラブルにより途中リタイヤとなった。

まさかまさかの快走劇で………

初参加初優勝をもぎとった萩生田。

しかもそのマシンは1970年代のものとなれば………

喜びもひとしお。当時、究極のCBとして登場したCBX。絶大なインパクトやメーカーの思惑とは裏腹に、スーパースポーツとしては一代限りの短命マシンとなったものの………

それから40年を経ても、きっちり走っている姿に感動。

場内からも惜しみない拍手が送られた。

ネオレトロではなくレトロバイクそのものが勝利出来るのも、K-RUN-GPならでは。

これをきっかけに動き出す旧車も増える?
おめでとう!
つづく。
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