2019年度 第5回 梨本塾 トミンモーターランド レポ6 K-RUN-GP Dクラス
5月梨本塾、最後のレースとなる、K-RUN-GP Dクラス。
フロントローにはNSR250R、R6、そして390Dukeが並ぶ。ポールポジションタイムは30秒216、予選4番手までが30秒台とハイレベル。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
好スタートを切ったのは、予選3秒手から出た濱390Duke。
そのままホールショットを奪う。
2番手に斎藤R6、3番手に三列目からロケットスタートを決めた白土959パニガーレ、4番手には同じく好スタートの岩倉MT-09、5番手には大きく出遅れたポールポジションの鈴木NSR250R、6番手に日野ZX6R、7番手に東山CBR600RR………
そして8番手に初参加の木子Z900RSと続く。
集団は帝王コーナーから………
3コーナーへ。
先月優勝で波に乗る濱がトップ。すぐ背後に斎藤。
鈴木NSR250Rはまさかの5番手。
ファーストラップを終えて………
早くも1コーナーで仕掛ける鈴木NSR250R。
スタートの出遅れを取り戻すべく岩倉のインを突いて………
4番手へと浮上。ここでラインを外した岩倉は………
日野にもパスされてしまい、2ポジションダウン。
首位に立った濱が………
レースを牽引。
30秒台での攻防。
3位争いは、白土、鈴木、日野の3台。
3コーナー進入で………
鈴木が白土のインを突き………
3番手へと浮上。
トップ2は接近戦。
インフィールドでアドバンテージを持つ濱と、ストレートの速い斎藤。果たして勝負の行方は―。
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【トミンモーターランド29秒台~31秒台】 中級Cクラス
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【トミンモーターランド27~28秒台】 上級Bクラス
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【トミンモーターランド25~26秒台】 エキスパートAクラス
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梨本塾 トミンモーターランドコース レコード一覧
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ファイナルノーマルでもこの結果。今後の目標タイムは26秒台前半!!
・ CBR250RR トミン 26秒72/最高速106km/h ※ 現在製作中
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・ S1000RR ※ トミンモーターランドリッターSSレコード樹立、ベスト25秒13
・ CBR250R ナンバー付ノーマルエンジン CBR250Rレコード樹立、ベスト27秒62
・ デイトナ675 ライトカスタムで大幅バランスアップ、ベスト25秒8
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最終コーナー立ち上がり、ややワイドラインで立ち上がった濱の内側から………
ストレートスピードを乗せた斎藤がパッシングにかかる。しかし………
ここでアクシデント。
ブレーキング時、マシンを外に寄せた斎藤が………
濱と接触。
二台ともきっちり制動できず………
ラインブレイク。
なんとかコースアウトは免れたが………
非常に大きな事故に繋がりかねない、重大インシデント。ここで改めて、サーキット走行におけるブレーキングの基本マナーに関しておさらいしたい。
直前コーナーと直後コーナーが同一方向(この場合は右コーナー)の場合、アウト・イン・アウトの原則に従って、ストレート部分では左サイドにマシンを寄せる。
そして次のコーナーに対して、ストレートと並行にブレーキングし、コーナリングに移行するのが基本(ブレーキを残す、引き摺る場合も一緒)。
最終コーナーから1コーナーという意味では、筑波サーキット、ツインリンクもてぎ、富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、岡山国際、スポーツランド菅生、そしてトミンモーターランド等がこれに当たる。
こういったレイアウトで前走車を抜く場合、基本的には同じ(並行)ラインで、ブレーキングと同時にややインによって内側に入る、或いはストレートで抜き去った後もアウトには寄せず、その進行ベクトルを保ったままブレーキングというのがセオリー。
逆にストレート部分でイン側から抜きかけて、ブレーキングと同時にアウトに寄せる行為は厳禁。ストレートで抜ききったかどうかはあくまで抜く側の主観に過ぎず、抜ききっていなければ即座に接触することが多いためだ。
同時に仮に多少前に出ているような場合でも、ブレーキングで他者の進路上にマシンを振る(寄せる)のは厳禁である。抜かれた相手は抜いたライダーがどの程度の減速力を発するのか即座に予想が付くはずもなく、また今回のように600ccが前に出切らずにブレーキング、しかし外側に390ccという場面では、当然軽量車のコーナリングスピードが速いため、減速力は弱く、その結果として600ccブレーキング>390ccのブレーキングとなり、大きな速度差が生じて接触に至ってしまう。
突然目前に現れたバイクが最大限のブレーキングを行ったら、プロレーサーでも対応出来ないだろう。衝突するのみである。モトGP等レースシーンににおける是非やレギュレーションはさておき、アマチュアライダーが走る場面においては絶対にしてはいけない行為の一つだ。
このようなケースでの重大事故は、過去に全国各地のサーキットでわき起こっている。
こうした事故を避けるためにも
① まずは単独走でのアウト・イン・アウト、及びレコードライン走行の徹底
② ブレーキング時の極端な進路変更厳禁(アウトは勿論、次のコーナーに対してイン側にカットブレーキングするような走行も非常に危険)
③ パッシング時も、ストレート及び併走車と並行にブレーキングする
ということを徹底して心がけたい。
レースレポートに戻る。トップは変わらず濱、これを追うのは斎藤。
追い上げてきたのはポールポジションスタートの鈴木。4番手には日野。
5番手には白土。そして6位争いでは………
東山が岩倉のインを突いて………
前に出た。
これでひとつポジションを上げる。
トップ争いの前には………
バックマーカーが出現。
まずは濱がこれをパッシングし………
続いて………
斎藤も前へ。鈴木NSR250Rがすぐ背後まで追いついてきた。
やや離れての4番手に日野。
そして東山が白土の前に出て5番手へと浮上。
レース終盤に入って………
2台から………
3台となったトップ争い。
ここで再び斎藤が………
ストレートでスピードを乗せて………
濱を抜きにかかる。
しかし………
ここでもマシンを外側に振ってしまったため………
濱はしっかりブレーキング出来ず………
ラインブレイク。
更に鈴木に詰め寄られる格好に。
その隙を見逃さず………
鈴木が前へ。但し挨拶も忘れず。
ファイナルラップに入り………
鈴木がよく追い上げたものの………
斎藤がトップチェッカー。
2位に鈴木、3位に濱、4位に日野、5位に東山、6位に白土、7位に岩倉、8位に木子の順で全員が無事にチゴールした。
最終的には斎藤の勝利とはなったが………
重大事故につながりかねないシーンがあったため、走行ライン、ブレーキング、パッシングについて塾長より説明。
当人からは「失格にして下さい」という話もあったようだが、今回は訓戒処分に。笑顔なしのウィニングショットとなった。
「速さやタイム、順位ではなく、まずは全員が無事に1日バイクで遊ぶ場所」
これが20シーズン目を迎えて変わらぬ、梨本塾の最重要テーマ。
自分の常識が他者の非常識、他者の常識が自分の非常識であることを徹底的に教えてくれるのも、バイクならでは。
この経験を生かして、次回はすっきりと勝利して欲しい。
つづく。文中敬称略。ご了承下さい。
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google検索ワードに出てくる 【梨本塾 33秒】 これを察するに………
【梨本塾は33秒以上で参加しちゃいけないの!?】
というところだと思われますが………そんな敷居は一切ございません。
35秒でも40秒でも、もちろん大歓迎です。
【本当に敷居は高い!? 梨本塾参加者の声】
バイク乗りの皆さんに楽しく1日遊んで貰う場所、それが梨本塾です。
「トミンで40秒を切れません………」
「筑波は2分を切れません………」
「もてぎで4分切れません………」
「鈴鹿は帰ってこれません………」
「袖ヶ浦フォレストレースウェイには辿り着けないんです………」
「まさしく梨塾レンジ。お気軽に遊びにいらしてください(^^)/」
梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
初めてサーキットに来られる方もいますが………
経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
あの方はもしかして………まさかの世界チャンピオンもお忍びでッ!?
トミンで40秒が切れません→OK
筑波で2分の壁が壊せない→NO problem!!
鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!
今さら聞けない!? 梨塾 FAQ
【初サーキットでも膝がすれちゃう!?】
なんていう話もあったりなかったり………。
必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
これが梨本塾の基本的なスタンスです。
初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。
もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。
サーキット初走行でも問題ありません。
ぜひぜひ遊びにいらしてください。
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繰り返しになりますが………
「梨本塾に一切敷居はございません」
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梨塾ガレージってナニ?
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R1Mといった最新スーパースポーツの基本特性を、徹底的な走り込みとタイムアタックでしっかりと把握した上で、ファインセットアップを施工。
「スタンダードでどれが一番速いのか?」
「スタンダードでどれが一番楽しいのか?」
「電子制御の設定は?」
「ECUマップ書き換えで効果は出るの?」
「レース仕様ではなく、ライトチューンで激変するのはどれか?」
「トミンモーターランドや筑波サーキット、ツインリンクもてぎを走るには?」
「公道併用する際の留意点とバランスポイントは?」
これらを踏まえつつ、一般ライダー視点でモデファイしております。
「狭義のレーサーマシンではなく、広義に楽しめるバイクを創り上げる」
これが梨塾ガレージの基本制作理念です。その上で………
得意のCBR600RRは年式問わず………
小排気量はR25、CBR250RRまで、ほとんどなんでも屋です。
スポーツスターはこのような仕様に。
日々の整備日誌は………>>コチラから。
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