２０１９年度 第１０回 梨本塾 トミンモーターランド レポ３ Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ａクラス
１０月梨本塾、一つ目の決勝は………
梨本塾の花形、Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ａクラス。
全１１台が続々とコースインし、フリー走行を経て………
グリッドに整列。フロントローには８９９パニガーレ、そして２台のＰＣ３７ＣＢＲ６００ＲＲが並ぶ。
最終コーナー、及び１コーナーに複数の川が流れる中で、ポールポジションタイムは２６秒９２２、ボーダータイムは２８秒７６５。
ロスマンズ、ＲＣ２１３ＶＳ、そして純白。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
いつもはスタートが得意な＃２柴だったが、最初のクラッチミートでフロントタイヤが大きくリフトアップしてしまい………
アクセルを戻さざるを得ない状況に。その間２台のＰＣ３７、川崎と山中がスルスルと前へ。
後方では＃１１坂平がバランスを崩し、あわや。
柴は更にフロントを上げてしまい、二度もアクセルを戻すことに。
そのミスを見逃すはずもなく………
川崎が………
ホールショットを奪う。次いで柴、山中。
4番手に駒澤Ｒ１Ｍ、５番手に安野１１９９パニガーレＳ、６番手に松貝ＣＢＲ６００ＲＲ、７番手に伊藤ＺＸ６Ｒ、８番手に阿部ＣＢＲ６００ＲＲ、９番手に緒方ＣＢＲ６００ＲＲ、１０番手に坂平６９０ＤＵＫＥ Ｒ、１１番手に鈴木ＣＢＲ１０００ＲＲと続く。
集団は帝王コーナーから………
３コーナーへ。
予選から不調だったが、千載一遇ともいえるチャンスをものにしてトップに立った川崎。
＃１１坂平は緒方をかわして９番手へ。
トップ集団は最終コーナーから………
ホームストレートへと戻ってくる。
「今日はやたらとウイリーしてしまう………」
そう嘆いていた川崎だが、決勝でも同様のようだ。
３位集団トップは山中。背後に２台のリッターＳＳが続く。
非常に神経質な操作を求められる１コーナー。都合３本のウェットラインが流れており………
レコードラインから僅かに外れるだけで、かなりスリッピーな状況に陥ってしまうため………
とにかく丁寧なブレーキング、そしてラインワークが求められる。
首位グループと３位グループの差は、早くも２秒ほどに拡がった。
最終コーナー立ち上がりでは、完全に「川」が流れていたため、ここではひたすらバイクを引き起こすしかない。
更にその手前のコーナリングスピードも落とさざるを得ないため、車速の乗っていないところからアクセルを急開すると………
とにかくウィリーしてしまうのだ。それは＃２柴も一緒だった。
トップ２台のラップペースは………
２７秒０～２７秒１といったところ。
この状況を踏まえれば、十分なペースだが―。
一方３位集団のペースは２７秒台中盤。
逃げる川崎と………
追いかける柴。しかし通常よりも更にパッシングポイントは限定されるため、チャンスは多くなさそうだ。
３位争いは山中、駒澤、安野、そして松貝。
７位争いは伊藤と阿部。共に午前Ｂクラスからのジャンプアップ組。
なかなか通常のドライ路面のような展開には………
持ち込めない川崎。四気筒ゆえの難しさか、それとも経験値か。
逆に柴は二気筒の特性を生かして………
しっかりと川崎を追い詰めていく。
レースは中盤から後半へ―。
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・ 筑波サーキット1分20秒台～梨本塾で学習するのに最適レベル
【トミンモーターランド29秒台～31秒台】 中級Ｃクラス
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梨本塾 トミンモーターランドコース レコード一覧
【梨塾ガレージコンプリート 過去製作例。ＰＣ４０以外はすべてナンバー付車両】
・ ２０１８ Ｎｉｎｊａ４００ トミン ２６秒８３／最高速１０９ｋｍ／ｈ ※ 現在製作中
（トリックスターフルエキ・オリジナルフロントフォークオーダー・タイヤＳＣ１）
ファイナルノーマルでもこの結果。今後の目標タイムは２６秒台前半!!
・ ＣＢＲ２５０ＲＲ トミン ２６秒７２／最高速１０６ｋｍ／ｈ ※ 現在製作中
ナンバー付き、ライダー体重６５ｋｇ以上でも２６秒台可能なＣＢＲ２５０ＲＲ、制作します。
・ ＣＢＲ２５０Ｒ トミンモーターランド ２７秒６２ 同一パッケージ
エントリーユーザー、リターンライダーからスーパースポーツに疲れたヘビーユーザーまでカバー。
「乗って楽しい、乗れば乗るほど楽しい２５０」がテーマの７４ＪＫコンプリート。お気軽に制作依頼を。
・ ０７ＣＢＲ６００ＲＲ ＢＡＺＺＡＺ＋brembo＋モリワキ オリジナルパッケージ リヤＳＣ２でトミン２５秒台
・ Ｓ１０００ＲＲ ※ トミンモーターランドリッターＳＳレコード樹立、ベスト２５秒１３
・ ＣＢＲ２５０Ｒ ナンバー付ノーマルエンジン ＣＢＲ２５０Ｒレコード樹立、ベスト２７秒６２
・ デイトナ６７５ ライトカスタムで大幅バランスアップ、ベスト２５秒８
・ ＣＢＲ６００ＲＲ ＰＣ４０ トミンモーターランド コースレコードホルダー、ベスト２５秒１２
・ ＣＢＲ６００ＲＲ ＰＣ３７ ファインセットアップ実施で、まるで別物に。ベスト２５秒４７
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非常にタフなコンディションながら、ここまでレースをリードしてきた＃１川崎。
しかし１コーナーブレーキングで、痛恨のギヤ抜け。
普段の川崎であれば、即座に対応し何事も問題なくやりすごしたはずだが………
この日の、１コーナー進入時にフロントタイヤ１本分ほどしかベストラインがない中で………
このミスは………
致命的なものとなった。ギヤロストからリヤスライド、結果的に止まりきれずウェットパッチに突入し………
大幅にラインブレイク。
スタート時とは逆に、今度は柴が千載一遇のチャンスをものにし………
トップに浮上。すぐにペースアップし………
更に川崎との差を拡げたところで………
アクシデント発生。
他の走行車両から、落下物。
これがかなり大型のものであったため、例えばハイペースで走るトップ２が乗り上げた場合、ただでは済まない。
レースはイエローコーションとなり、落下物を回収。
そして数周後………
グリーンフラッグでレース再開。
この再開までの流れの中では、イエローコーション前の互いの車間を保って、30ｋｍ／ｈ走行を遵守しなければならない。
各自が磁気計測ポイントを通り抜けてから、レースペースに戻せるレギュレーションである。
文字通り水を差すアクシデントだったが、レース再開後も………
集中を切らさず、再びペースアップする柴。ジリジリと川崎を引き離していく。
４位争いは、駒澤と安野の２台。やはりこういったコンディションでは、気筒数が少ない方が有利だ。
トップ柴はバックマーカーに追いつくものの………
ここではパッシング出来ず。とにかくラインが限定されるため………
通常のように自由度がない。
３コーナーでもパッシングを試みるが、前に出られず。
しかし２番手川崎のペースも上がらず、アドバンテージを保ったまま、トップチェッカー。
しっかりと走りきって、神経戦を制した。
２位には川崎。
最後まで続いた３位争い………
そして６位争い。
まずは山中が………
しっかりポジションをキープして………
３位チェッカー。僅差の４位に駒澤、５位に安野。６位争いを制したのは松貝、７位に伊藤、８位に阿部、９位に坂平、１０位に鈴木、１１位に緒方の順で全員が無事にゴール。
柴のスタートミスから始まったレースだったが………
川崎も大苦戦。その中でプレッシャーを受けたか、痛恨のミスで失速。
その隙を見逃さなかった柴が………
７月大会以来となる勝利を飾った。
この後のタイムアタックＧＰでは、更に大幅に自己ベスト更新を達成するが、この時点では知る由もない。
「こんなでかいもの踏みつぶした宙を舞いますね」
「最終コーナー進入で踏んだら、間違いなくバイクは自販機まで吹き飛んで行きます」
レース後、落下物について議論するスタッフ。
速さや順位の前に、まずはマシン整備・確認をしっかりと―。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
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また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供：梨本塾 http://kei74moto.client.jp/ カメラ： 梨本塾オフィシャル ＆ 影兄
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うまくなるにはこの定番とも言うべき>>ウラメニューが必須!?
ウワサのニューマシンインプレッション>>Test the Bike.
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google検索ワードに出てくる 【梨本塾 ３３秒】 これを察するに………
【梨本塾は３３秒以上で参加しちゃいけないの!?】
というところだと思われますが………そんな敷居は一切ございません。
３５秒でも４０秒でも、もちろん大歓迎です。
【本当に敷居は高い!? 梨本塾参加者の声】
バイク乗りの皆さんに楽しく１日遊んで貰う場所、それが梨本塾です。
「トミンで４０秒を切れません………」
「筑波は２分を切れません………」
「もてぎで４分切れません………」
「鈴鹿は帰ってこれません………」
「袖ヶ浦フォレストレースウェイには辿り着けないんです………」
「まさしく梨塾レンジ。お気軽に遊びにいらしてください（＾＾）/」
梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
初めてサーキットに来られる方もいますが………
経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
あの方はもしかして………まさかの世界チャンピオンもお忍びでッ!?
トミンで４０秒が切れません→ＯＫ
筑波で２分の壁が壊せない→NO problem!!
鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!
今さら聞けない!? 梨塾 ＦＡＱ
【初サーキットでも膝がすれちゃう!?】
なんていう話もあったりなかったり………。
必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
これが梨本塾の基本的なスタンスです。
初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。
もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。
サーキット初走行でも問題ありません。
ぜひぜひ遊びにいらしてください。
梨本塾は、申し込みが早いほど参加費はお得です。
参加希望の方は今すぐこちらから>>次回お申し込みチェックを!!
繰り返しになりますが………
「梨本塾に一切敷居はございません」
初参加の方もぜひぜひお越し下さい。「梨塾で会いましょう!」
梨塾ガレージってナニ？
2017 ＧＳＸＲ１０００Ｒ………
2017 ＣＢＲ１０００ＲＲ ＳＰ………
Ｓ１０００ＲＲ………
ＺＸ１０Ｒ………
Ｒ１Ｍといった最新スーパースポーツの基本特性を、徹底的な走り込みとタイムアタックでしっかりと把握した上で、ファインセットアップを施工。
「スタンダードでどれが一番速いのか？」
「スタンダードでどれが一番楽しいのか？」
「電子制御の設定は？」
「ECUマップ書き換えで効果は出るの？」
「レース仕様ではなく、ライトチューンで激変するのはどれか？」
「トミンモーターランドや筑波サーキット、ツインリンクもてぎを走るには？」
「公道併用する際の留意点とバランスポイントは？」
これらを踏まえつつ、一般ライダー視点でモデファイしております。
「狭義のレーサーマシンではなく、広義に楽しめるバイクを創り上げる」
これが梨塾ガレージの基本制作理念です。その上で………
得意のＣＢＲ６００ＲＲは年式問わず………
小排気量はＲ２５、ＣＢＲ２５０ＲＲまで、ほとんどなんでも屋です。
スポーツスターはこのような仕様に。
日々の整備日誌は………>>コチラから。
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