
硬ければいいというものではない………梨塾ガレージです。
【梨塾ガレージ】Ninja400コンプリート 転倒修復 編 ② 「………ようやく元通りに………なってない!」
一周も出来なかったテストメニューから戻り、即座にフロント廻りを全バラします。
前回までにインナチューブ交換と同時にアンダーブラケットも新品換装、更にベアリングも打ち替えたわけですが、どうもその辺に要因がありそうだということで、手探りで感触を確かめつつ、夜を徹して再度組み直しを行います。
翌日、まるでチームグリーンと言わんばかりのワカケホンセイインコ(輪掛本青インコ)が見守る中………
トミンモーターランドへ。
幸い、昨日のガタはサッパリ解消しました。
しかし、ここまでどうも流れが悪いので、慎重にテストメニューに入ります。
じっくりとフィーリングを確認するように周回する塾長。
懸念された車体側の大きな問題等は感じられなかったようですが………
ほとんど真冬コンディションということもあってか………
中々思うようなグリップ感が得られないとのこと。
前後サスペンションをアジャストし………
色々と動きを確認。
27秒台前半でラップを重ねます。
走行中のタイヤ温度は、右前が40℃台前半、後ろが後半、左前が30℃台前半、後ろが40℃台前半。
テストメニューとしては多めの60LAP程度を消化して、ベストタイムは26秒98。
Ninja400 梨塾ガレージコンプリート テストメニュー
トミンモーターランド 外 13.4℃ 路 21.5℃
ベストタイム 26秒984 最高速 107.25km/h

※ GPSバッテリー不良により、充電してから作動させたため、実際には全60LAP程度走行。
今冬テストメニューを実施してきた他のコンプリートに対して、タイムも最高速も若干ながら下回ってはいるものの、真冬コンディションを踏まえれば、およそ及第点レベルに達しているものと思われましたが………
「………まったくダメですね。これではオーナーに渡せません」
と、塾長からまさかのダメ出しが。
「但し、具体的に何がダメなのかが掴めません。走りもセットアップも色々試行錯誤してみましたが、グリップしない、可動域がスムースに動いていない、車体全体が硬いという印象に変化はありませんでした。この状態では、例え一発タイムが出たとしてもけして楽しく走れないでしょうし、また転倒リスクが高まると思います」
時間をかけて修復をしてきましたが、ここへ来てまさかの振り出し、いや、塾長を持ってしても”どこが悪いのか分からない”という状態なので、むしろマイナス領域に戻ったと言えるかも知れません。
果たして解決策は見つかるのでしょうか。
つづく。

マシンの状態、本当に自己判断で大丈夫ですか―。
もしも不安があるなら、乗り手のプロ、作り手のプロに一任して、しっかり現在のパフォーマンスを確認してみませんか。
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