梨本塾 リザルト&レポート

ここでは毎月トミンモーターランドで行われる梨本塾走行会のリザルト、及びレポートを掲載いたします。
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リッターSS普及委員会

2016 ZX10R vs YZF-R1 vs S1000RR 袖ヶ浦フォレストレースウェイ

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2016 ZX10R vs YZF-R1 vs S1000RR 袖ヶ浦フォレストレースウェイ

月刊モーターサイクリスト連載「ザ・エッジ」の特別版として、現行リッターSSの代表的なモデルを比較テスト。

それぞれほぼフルストック、タイヤはディアブロスーパーコルサV2のSC1に統一して、タイムアタックを行った。
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ブレンボ RCS19マスター + HPローター ジクーセラミックシンタード D.I.D 520コンバート等など。(07CBR600RR GSXR1000L0)

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すでに自転車操業!?な梨塾ガレージ。今回も結構な大物導入案件です。まずはブレンボHPローター。

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そしてRCS19GPラジアルポンプブレーキマスターシリンダー。定番中の定番といえる、最強タッグです。鬼に金槌、といった感じでしょうか(棍棒はもう少しバージョンアップが必要です)。

こちらの組み合わせを用いたのは………

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S1000RR フロントフォークスプリング レート オイル 交換 【梨塾ガレージ】

S1000RR フロントフォークスプリング レート オイル 交換

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梨塾でもご存知、I原選手のS1000RRが入庫。

以前よりフロントフォークスプリング交換依頼をいただいており、今回はレートを引き上げることに。

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もともとこの初期型S1000RRはフロントがかなりプアー。ハードプッシュすると、スタンダードレートではイニシャル最強まで締め込んでもすぐに「お辞儀」してしまいます。

これは今まで塾長も何度も指摘している部分。

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そこで選んだのはオーリンズ正規品の1.05。同時にフォークオイルも汚れていたので交換します。

余談ですが、このS1000RR、片側オイル量が600cc強と非常にハンパです………通常オイルは1L売りが主流で片側500cc以下の使用量が一般的。

しかしBMWはさすがの大食い?です。でも2L買うと大量に残るしなあ、ということで粘度調節も兼ねて必殺ブレンド。

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2時間程度の作業時間で無事に組みあがる予定………だったんですが。

なんでしょう、梨塾ガレージの運命なのでしょうか。このS1000RRも「あってはならない重大な整備ミス」が発覚してしまいました。

………これはもう正直目を疑うとしか言いようのない事例であって、ここに内容掲載することさえ躊躇われるほどのものです。塾長もげんチーメカも「ねえよなあ………こりゃねえよ」とうんざり。

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問題のパーツ。分かる人にはすぐに分かるはずです。ええ、この部品が脱落して、噛んでました。

全国の整備士の皆さん、一言だけ言わせて下さい。

あなた方の手や目や耳がライダーの命を預かっているということを、どんなときもお忘れなく。

徹マン明けだろうが二日酔いだろうが上司に怒鳴り散らされた後だろうが、あなたの手先のちょっとしたミスが、信じられないような悲劇を生むことになりかねません。これを肝に銘じていないならば、バイクに触る資格はないですよ。自戒も含め、やはり我々はしっかり職責を全うせねばなりません。

ぜひとも宜しくお願い申し上げます。

ひとまず応急処置を施して組み上げ。当面は問題ないはずですが、いずれはきっちり組みなおす必要があります。まずは次回走行でレートチェンジの効果をぜひ体感していただきたいですね。

フロントがしっかりまとまってくれば………ようやくリヤ廻りのセットアップに入れるはずです。

さてさて9月梨本塾ではいかに?

このマシンと同じパーツ導入、セットアップは梨塾ガレージで可能です。

梨塾ガレージへのお問い合わせ、ご相談はお気軽に以下まで。

梨塾ガレージ 74JKG std_spd@hotmail.com 「梨塾ガレージ相談依頼」 電話 090-8814-6973


只今梨塾生限定割引実施中。

マシン調整、整備依頼をする場合には現在の症状、問題点などをなるべく詳細に記述していただいたほうが具体的なお話が出来ます。また整備や転倒履歴も分かる範囲でお伝え下さい。先にメールにてご相談下さい。完全予約制になります。

※ なるべく幅広い対応を考えておりますが、マシンの種類や状態などによって修正、整備をお受けできない場合がありますので予めご了承下さい。そちらも合わせてご相談下さい。

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R1(2009) フロントフォークスプリング レート 交換

R1(2009) フロントフォークスプリング レート & タイヤ 交換

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さてさてぼちぼち盛況?梨塾ガレージ。

8月の終わりには梨塾のロレンソことOG号R1が入庫しました。

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7月サシ塾でレッスン直前に骨折→即手術→8月梨塾復帰。

という、仕事を抱えるアマチュアライダーとしてはあらゆる意味であまりに早い復活劇が話題となりましたが、このR1(09)の一部改良を行います。


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GSXR1000 K6 トミンリッターSS 新コースレコード樹立。 25秒64

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ようやくというかここへきて予想外にもというべきか、トミンモーターランドでリッタークラスのレコードを更新した。

これまでそれほど本気でタイムアタックを繰り返してきたわけではなく、今回も予定外のサシ塾キャンセルが出たためその時間を使ってのちょっとしたアタックだったわけだが、それでも今回のタイムは、曲がりなりにも2005年鈴鹿8耐で2分12秒台をマークし、決勝では6時間過ぎまでに表彰台圏内にまで入ったGSXR1000K5のJSB仕様が当時マークした25秒7、そして2007年もてぎロードレース選手権オープンマイスタークラスのチャンピオンマシンであるCBR1000RRの25秒8というタイムをきっちりと更新したことになる。

梨塾ガレージを発足させたことでまた改めて少しずつバージョンアップを計っていたGSXR1000K6だが、今回導入したのは定番中の定番ともいえる足回りのパーツ。

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まずフロントスプリングはノーマルの0.95から2ランクほどアップさせ1.0kgというレートに引き上げた。

この梨塾号K6はガソリン満タンでの完全装備重量が190kgと相当に軽量だが、それでもナンバー付であるため様々な保安部品も装着されており、特にフロント廻りの重量は重め。軽く走ってもすぐにフルストロークしていたので、早く交換したかったパーツだ。

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続いてリヤには、すでにオーリンズでは型遅れというか旧型モデルとなってしまっている46PRXLS。もちろんフルアジャスタブルのもの。バネレートはノーマルの8.1kgに対して8.0kgをチョイス。公道もサーキットも両方走るマシンなので、恐らくこの辺じゃね?的なチョイス。

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シェイクダウンはこのGSXR1000が大活躍しているサシ塾になった。

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走り出しのフロントプリロードは0.95kgのときよりも若干緩めてセットアップ。トップから三段目程度の位置だ。

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リヤのプリロードは1Gと長年の勘?でやっぱる「およそこの辺じゃね」とセット(笑)。これで午前からの個人レッスンを行ったところ、想像以上にその感触は素晴らしかった。

ただこの時点では『いくら感触がよくてもタイムが大幅に変わることなどない。しかしそのいいフィーリングの積み重ねが、結果的に次のステージのイメージそのものとなるのだ』などと思っていたのだが………。

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ちなみにリッターSSといえば、先月はその最頂点に君臨するといっていいBMWのHP4をここトミンモーターランドテストを行った。月刊モーターサイクリストのザ・エッジテストでもちろん「全開アタック」だ。

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フルパワー開放した上でタイヤをピレリ製の新しいタイヤ、ディアブロスーパーコルサV2 SC2に換装しただけのストック車両で、26秒切りを達成。これまでタイヤ交換のみのノーマルのリッターSSとして26秒を切ったのは、2010年型RSV4、そして2005年型GSXR1000だけである(※ 詳細はリッターSS普及委員会、もしくは当時の塾生ヤガさんのブログ参照)ことからHP4の速さはさすがという他ないが、しかしだからこそ余計にGSXR1000K5~6の素性の良さを感じる。

当時はパワフルだったが、現在ではマフラー交換した程度のK6では、HP4と比較して20馬力近い実測パワー差があり、トミンで走らせても2サイクルと4サイクルの違いくらいピックアップは違う。

このK6が実測後輪で158馬力前後、HP4は178.3馬力だったから、K6が遅いのではなく、HP4が速いのだ。特に最終コーナー立ち上がり、及び3コーナー立ち上がりは雲泥の差だ。

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しかし箱が変わらない以上は、たとえ25馬力の差があっても速さに直結しないのがバイクの面白いところ。

予想外のアクシデントが続いて空き時間となったサシ塾の5枠を使って、少し全開で走ってみることにした。なお装着タイヤはディアブロスーパーコルサV2 SC2で、リヤには200サイズを用いている。

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午前中受講生の方と一緒に走っていたときからフィーリングのよさは実感していたものの、実際に少し追い込んで走ってみると、自分のバイクながら間違いなく過去最高のバランスだと感じた。エンジンマエンジメントに変更はないが、足回り前後のストローク感、スピード、そして立ち上がりでフル荷重をかけたときのフィーリングなどがより上質なものに変化した。

大枚を叩いているんだからこれくらいは当たり前だと思いつつ、しかしこのオーリンズ特有のしっとりとした感触に、満足感も大きかった。自分のバイクにオーリンズを導入したのは、92年に匹田さんのチームからRS250用のものを売ってもらって以来だ。

但しこれで十分かと思われたフロントのバネレート設定は、当初プリロード量ではやはりフルストロークしてしまい、結局以前と同じ程度まで締め込む事になった。

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そうしただけですぐに26秒フラット近辺で周回できるようになった。

さらにダンピング類を細かく調整していくと………

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GSXR1000K9 BPFトラブル その後のテスト走行。 【梨塾ガレージ】

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さてこちらで修正、調整を行ったGSXR1000K9。

梨塾ガレージのプログラムとして「完車テスト」がありますが、今回このオーナーさんからはマシン修正と同時にこのテスト走行も依頼を受けました。基本的にはトミンモーターランドにて、半日/1日 単位での実走プログラムになります。

というこで組み上げ後、早速現地に持ち込んでチェック走行します。

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お借りしたK野さんのGSXR1000K9をご返却するために、2台を積み込み。

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すでに積み込みの段階から、以前とは比較にならないほどフロント廻りの動きは軽快です。

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1時間ほどでトミンモーターランドに到着。

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今回新規でオーリンズステアリングダンパーも梨塾ガレージにて組み込みを行いました。FIエラーも出ず操作性はもちろんのこと、デザイン面でもバッチリです。

早速走行準備に取り掛かります。果たしてK9は完治したのでしょうか………。





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2013 第6回 6/30(日) 梨本塾 開催!

現在「直前受付対応中」。


参加ご希望の方は、まずはお電話にて参加可否確認をお願いいたします。

梨本塾事務局 090-8814-6973(10:00~20:00)

「参加OK」が出ましたら >>申し込みフォームへ。

直前申し込みでも一律割引あり、さらにクイズに正解すると………

なんとさらに1000円OFF!!





梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、

初めてサーキットに来られる方もいますが………

経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。

また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。


トミンで40秒が切れません→OK

筑波で2分の壁が壊せない→NO problem!!


鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!

必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。

これが梨本塾の基本的なスタンスです。

初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。

迷っているくらいなら「参加したほうが絶対面白いですよ(^^)/」

4クラスあるためスピードも車種も多様。だからこそ面白く走れます。

もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。

サーキット初走行でも問題ありません。

ぜひぜひ遊びにいらしてください。

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定員締め切りにもご注意下さい。


エントリー続々集結中! さらに嬉しいことに………

今週末かすみがうら地方ド快晴予報です!!
 

皆さんのご参加をお待ちしております。




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GSXR1000 K9 BPFオーバーホール あってはならない大問題が発覚。 【梨塾ガレージ】

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「困ったときの梨塾ガレージ」

完全予約制の梨塾ガレージがプレオープン。

足回りを中心にバイク本来の動きを取り戻すチューニング、整備を行います。

もちろん机上の空論のみならず、マシンチェックテスト走行も行います。

公道でのチョイ乗り「OK」ではなく、サーキットでしっかりと周回、ご要望があればタイムを出してマシンバランスを見極めます。

ユーザーご本人やバイク屋さんではなかなか気付かない、或いは解決できない問題にも取り組みます。6月よりプレオープン、すでに調整依頼のバイクが入庫しています。

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こちらは前回もご紹介したGSXR1000K9。

BPFのフロントイニシャル調整機構ボルトが舐めてしまい、これを交換するとなるとアウターブラケットまでのアッシー交換となり、GSXR1000の場合はなんと70000円近い出費になることが判明。

そこで「困ったときの梨塾ガレージ」としてはなんとかこれを修理できないかと頭を捻りに捻って………

なんとか成形しなおし、調整できるようにいたしました。これにはゲンイチチーメカも塾長も一苦労。

後はハンドリングの問題だけ、それなら十八番とチャチャッと修正整備を終える予定だったのですが、これがとんでもない誤算でした。様々な修正、調整を行うもののハンドリングの根本的な改善には至らず、まさかとは思いながらも色々チェックを進めていくと………。

あってはならないトラブル発覚へとつながります………。




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2013 第6回 6/30(日) 梨本塾 開催!

現在「直前受付対応中」。


参加ご希望の方は、まずはお電話にて参加可否確認をお願いいたします。

梨本塾事務局 090-8814-6973(10:00~20:00)

「参加OK」が出ましたら >>申し込みフォームへ。

直前申し込みでも一律割引あり、さらにクイズに正解すると………

なんとさらに1000円OFF!!





梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、

初めてサーキットに来られる方もいますが………

経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。

また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。


トミンで40秒が切れません→OK

筑波で2分の壁が壊せない→NO problem!!


鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!

必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。

これが梨本塾の基本的なスタンスです。

初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。

迷っているくらいなら「参加したほうが絶対面白いですよ(^^)/」

4クラスあるためスピードも車種も多様。だからこそ面白く走れます。

もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。

サーキット初走行でも問題ありません。

ぜひぜひ遊びにいらしてください。

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定員締め切りにもご注意下さい。


エントリー続々集結中! さらに嬉しいことに………

今週末かすみがうら地方ド快晴予報です!!
 

皆さんのご参加をお待ちしております。



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梨塾ガレージ、スタート。まず手始めに手がけたのはスズキの2台にホンダ1台ですが…。

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完全予約制の梨塾ガレージがプレオープン。

モットーは「困ったときの梨塾ガレージ」

足回りを中心にバイク本来の動きを取り戻すチューニング、整備を行います。

もちろん建前論のみならず、マシンチェックテスト走行も行います。公道でのチョイ乗り「OK」ではなく、サーキットでしっかりと周回、ご要望があればタイムを出してマシンバランスを見極めます。

ユーザーご本人やバイク屋さんではなかなか気付かない、或いは解決できない問題にも取り組みます。6月よりプレオープン、すでに調整依頼のバイクが入庫しています。

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さてさて記念すべきお客様第1号は梨本塾でもおなじみのGSXR1000K9。

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フロント廻りのトラブル解消依頼ですが、ひとつはBPFならではの症例でイニシャル調整機構ヘックスボルトを調整中に舐めてしまったというもの。これ、確かに調整し難いし、舐めやすい機構です。一番触る場所なのに、フロントサスペンションの下端、アウターブラケットにありますから。BPF以前はコンプレッション調整の部位に当たります。

ちなみにこのボルトを舐めると………各メーカー間でも多少金額が異なりますが、恐ろしいことにGSXR1000の場合にはアウターブラケットまでのアッシー交換となり、部品代だけで4万円程度、工賃が3万円以上と、ボルト一本舐めるだけでなんと7万近い出費になることも。 ………いくらなんでも高すぎます。

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ゲンイチーメカが作製したオリジナル特殊工具。残念ながらお見せできません………。

そこで困ったときの「梨塾ガレージ」として、奮闘することになりました。

通称ゲンイチことチーフメカが奔走しまくって三日三晩かけてオリジナル特殊工具を作成、なんとかボルトのみを引き抜くことに成功し、再形成オペを敢行。

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試行錯誤を繰り返して元の状態近くまで持って行くことに成功しました。

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これは地味な作業ですが、かなり高等技術を要する症例となりました。

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これでなんとか左右共にイニシャル調整作業が出来るように復活しました。

めでたしめでたし………だったんですが。

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もうひとつのトラブル、ハンドリングの重さは、予想外にかなり重症です。

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まずは定番どおりフロント周り、及びステム関係を全バラしてグリスアップ、再度慎重に調整を行いながら組みつけを行い………

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さらにステアリングダンパー不良を疑って他製品と交換作業したところ、ハンドリングは改善されたもののまだまだスタンダードと比べると重い状態。

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突き出し量も変えたものの思ったような効果は得られず。

以前フレーム修正時に合わせてジオメトリー計測済みとのことですが………。確かにフロントフォークにも際立った曲がりなどは見られないのですが、原因不明。ハンドリングの重さはなかなか取れません。規定数値に表れなくとも異常は異常です。なんとかしなければなりません。

そこで塾生の皆さんに支えられる梨塾ガレージならではの奥の手、他塾生さんのご協力を賜り、同型機を借り出して異常部位を特定することに。さらにトミンでの実走テストも行うという徹底的な分析を行うことになりました。快くご協力を申し出てくれたK野さん、本当にありがとうございます。

なんとか早くスタンダードな運動性を取り戻せるようにしたいと思います。

またこれと同時進行で行っているのが………

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号外ニュース【 塾長S1000RR HP4 + ディアブロコルサV2 タイムアタック 】 フルストックで25秒台快挙達成。インプレは!?

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マシン BMW  2013 S1000RR HP4

タイヤ ディアブロコルサV2 SC2

タイム 25秒911


外気温27.1℃ 湿度 54%

2013年6月6日 トミンモーターランドにて。

HP4詳報、インプレッション並びにV2のSC2インプレは次号月刊モーターサイクリスト誌上にて。

ちなみに一言でいうと

「クッソ速い」



だそうです。



つづく。

トミンレコード更新なるか。【リッターSS普及委員会最新情報】筑波&トミンアタック D212 インプレッション

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【リッターSS普及委員会】

一部コアなファンから絶大な支持を受けているらしい、というこの秘密結社的サークル。

しかし定期的な集会や目に見える具体的なつながりは一切なく、あるのは

「………実はオレも千のクチ、なんです」

といった、ちょっとしたプライドと多分な自虐感とを織り交ぜた自意識による精神的構成組織。

そもそもいまどきのサーキットを手っ取り早く速く走るのは、600ccが最適だ。溝つきのハイグリップは当然これをベースに開発されており、1000cc用はいわばオマケ感が強い。ここ数年、リッター専用開発しているタイヤは皆無に等しかった。著しくタイムアップしていった600ccクラスと、対極的な現象である。

これは何も梨本塾やトミンといった特定環境だけによるものではなく、日本全国マクロ的に考えてもそうだろう。全日本選手権でさえ、プライベーターJSBとST600のタイム差は、ほとんどないどころか逆転していることもある。つまり、アマチュア、或いはチューニングレベルがそれほどでもないバイクの場合、

「全世界的に、大体どこでも600のが全然楽に速く走れちゃう」


のが現状なのだ。

しかし「好きなバイク」と「速いバイク」は別物。レースシーンのみに縛られた価値観ではバイクの存在意義を見失う。個人的にも、リッターSSの面白さ、楽しさは、600の面白さよりも広義であると思っている。二年前にひとりマスターバイクを展開して自分で購入するバイクを検討したときにも、これを痛感した。

ツーリングや普段のチョイ乗り(といってもSS1000に乗って家を飛び出した以上はチョイにはならないが)などで使用することも踏まえたうえでのSSマシンとしてこのK6を選んだわけだが、もちろんトミンモーターランドや筑波サーキットにおけるラップタイムも良くなければ意味がない。ホイールやブレーキシステムは変更したが、足回りやエンジンは完全なるストック。これで行き着けのサーキットで及第点タイムをマークしなければ、話は完結しない。

「鼻歌交じりでトミン25秒台アベレージ、筑波59秒台」

これが及第点イメージそのものである。

仕事では相当な時間をバイクとともにしているが、プライベートでのタイムアタックは年に一度あるかないかといった程度。昨年梨本塾篠塚選手のCBR600RR(市販車ベース)でトミンレコードを更新して以降は、なかなかチャンスもなく決行出来ていなかった。しかしサシ塾や筑波のスクールで走らせることでマシンの微調整は繰り返しており、その中で少しずつマシンバランスはよくなっていった。

問題は、タイヤだ。アベレージタイムという意味では色々な選択肢があるが、タイムアタックという意味での候補はディアブロコルサSC1、もしくはレーステックしかない状態だった。そんなときD211(昨年度モデル)を履く機会があり、筑波では先導しながらの走行でも好感触(1秒台)を得た。但しアブレーションが出てしまい、そのままお蔵入り、結局このタイヤを暖かくなってからのトミンに導入したところ、非常に感触がよかった。

左右逆履きを繰り返して、都合20時間以上使用しただろうか。その主な時間はレッスンの先導や後追いだが、サシ塾の場合には通常レッスンよりも遥かに速いペースであることも多い。その中でこんなに持つのか、ということと、そして及第点に近いタイムを連発することに驚かされた。

あくまでサシ塾中でのチョイアタックに過ぎないが、この第7回のとき、そしてこの第8回のときも、続けて26秒0をマークしている。この流れの中で

「今年中に本気でアタックして、1000ccのタイムを大幅に塗り替えてやろう」

と思うのは、自然なことだった。

そこへ来て、11月終わりの筑波サーキットのスクールにおいて、このD211の後継であるD212を履く機会を得た。アマチュアライダーの中では「D211ほどのグリップは得られないがライフは伸びた」という意見が大半を占めているようだが、果たして。

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11月27日、快晴の空に恵まれた筑波サーキットだったが、当日はかなりの強風、そして低温という厳しいコンディションだった。さすがに季節的なものもあるのだろうか、普段は人気のこのスクールもこの日は参加台数は少なかった。しかしその中で篠塚選手や皆藤選手、古溝選手や樽井選手、富永選手や元木選手など、多くの梨本塾生が参加した。

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塾生の参加者たち。この筑波のスクールは、来年も4月以降開催される予定だ。

この中で先導や引っ張りなどを繰り返し、空き時間を狙って軽くプッシュする。するとやはり路面温度が極端に低いせいだろう、まったくといっていいほど接地感がなく、左コーナーでは膝をするのも躊躇われるような感触だった。

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タイヤを揉むようにしばらく走って、ちょっとだけ感触がよくなった頃に1秒8をマーク。初冬の路面状況と強風を考えればけして悪くない数字だが、欲を言えばあと1秒くらい速ければ、とも思った。

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但しけして感触は悪くないので、これを再度確認するために、2日後はトミンへ行くことにする。タイヤもそれほど減っているようには見えなかった。




次回12月23日()第12回梨本塾は【チャンピオンズカップ】併催。

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