会社を休んで病院へ行った本日、ぬくぬくとしていて見つけたこの本を、ついポチってしまった。

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以下、面白かったので勝手に宣伝の引用。

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おい、お前!『機動戦士ガンダム』を観たことあるか!?

「常見さん、オレ、平成生まれっす。『ガンダム』、観たことないっす。マンダムの洗顔フォームとヘアワックスは使ってますけど」

おい、お前! ギャッツビーも使ってやれ。オレは両方使ってるぞ。そういや、『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)の古市憲寿さんからも「『ガンダム』を一度も観たことない」ってコメントをもらったぞ。

だけどな、お前がもしサラリーマンだったら、『ガンダム』は観ておくべきなのだ。ずばり、『ガンダム』は社会の、いや、会社の縮図なのだ! この作品を観ることによって、社会と会社をよりよく理解することができるんだ。

「常見さん、気持ちは分かるんっすけど、オレ、忙しいっす。1年分、52回も見る時間、ないっす!」

バカヤロー!『機動戦士ガンダム』は、当初は視聴率が低迷して43回で打ち切りになったんだよ。だから、お前の負担は9回分、減ったと思え。あとよ、忙しいお前には、映画版3部作がオススメだ。これなら7時間くらいで楽しめるぞ。まあ、これを観たら、TV版の43回、全部観たくなるけどな。

いいか、ガンダムが社会の、会社の縮図である点を話すと三日三晩あっても足りないけどな、ポイントをお伝えするぜ。

1、世の中には正義も悪もない
会議なんかに出ていると、意見の対立なんかがよくある。どちらも正しそうなことを言っていて、若手社員のお前はブレたりするよな。あと、競合企業との対立もそうだよな。互いの立場ではそれぞれが正しいからな。

これは『ガンダム』でもまったく同じだ。地球連邦軍とジオン公国軍は、まあ、どちらかというと後者の方が悪の軍団であるかのように描かれてはいるものの、地球から独立する、地球にしがみつかないというジオン公国軍の主張は、彼らの立場から言うと、それが正しいわけだ。

世の中、いろいろある。そんな事情を『ガンダム』は俺たちに教えてくれていたんだ。

2、やらされた仕事をやりきる
主人公のアムロを始め、みんなは戦争に巻き込まれる。彼だってガンダムのパイロットになったのは偶然が重なったわけであり(運命とも言えるが)、別に自分から好き好んでやったわけではない。やらされた仕事で成長する。まさに日本の企業社会そのものじゃないか。

3、会社は理不尽である
アムロがブライトに殴られるシーンはあまりに有名だが……パワハラは決して礼賛しないし、なくなればいいと思っているのだが、とはいえ、世の中は理不尽なことで動いている。アムロのライバル、シャアも、最終決戦では未完成のモビルスーツ、ジオングで出撃しなければならなくなったりする。理不尽なことだらけだ。いや、パワハラ、セクハラなど、法や倫理に触れる理不尽はどうかと思うが、それ以外のやらざるを得ないこととどう付き合うか、どう乗り越えるかが、これが社会人の課題だよね。

この手の話をすると、学生や、大学の先生方から「これだから企業社会は」という話になるのだが……いやいや、君たちがいる大学だって相当理不尽な世界だぞ。構造的にアカハラがあり得るわけだし、言っちゃいけないことや、やらなければならないことの連続だからな。

まだまだあるが、今日はここまで。オレはサラリーマンを辞めた直後に『機動戦士ガンダム』を全部観直したのだが、いや、これはまさにオレが歩んできた15年間の縮図だと思ったよ。でも、なんか元気が出たぜ。

ここでお知らせだ。こんなことを描いた新作、労働問題×処世術×『機動戦士ガンダム』という異色作、『僕たちはガンダムのジムである』(ヴィレッジブックス 税込:1000円 http://www.amazon.co.jp/dp/486491012X/)を9月28日にリリースするぜ。まさに、日々、会社で戦っている量産型人材の俺たちにぴったりの本だ。みんな、読んでくれよな!

「常見さん、思い切りステマじゃないですか!」バカヤロー! なんでもステマって言うんじゃねえ! 普通に案内だ。せいぜい、宣伝って言え。分かったな!

「君は生き延びることができるか?」

この名セリフに対しての回答を提示するぜ! 夜露死苦!
(常見陽平)

引用もとは↓

http://hardwork.nifty.com/cs/catalog/hardwork_topics/catalog_120927000554_1.htm