2月22日
ただの定期健診で行った沖縄の産婦人科で、妊娠が発覚!
尿検査で薄く陽性反応が出て、血液検査で確定。
まだ赤ちゃんの袋(胎嚢)も見えていませんでした。

予想外、予定外の妊娠だったので、最初はただただびっくり!!
あまりに動揺する私に、
「大丈夫ですよ、産むのは10ヶ月後ですから。」
「あなたの場合は施設が整った病院がいいですね」
と、肯定的、かつ冷静なことだけをお医者さんから言われました。
それが本当に良かったです。

この病院は、私がとても信頼している病院なのですが、妊娠がわかったのも、この病院で本当によかったです。
だって、病院によっては「あなたは診察台に乗れません」と、診察自体を拒否するところもいくつかあったからです。


妊娠はびっくりだったけど、本当に嬉しくて嬉しくて。
安全、安心して産めるように、いろいろ考えました。
私の障がいの人は、30週前後で生んでいるので、周産期の設備が整った病院で産まなきゃいけないのです。
どこの病院で産むのがベストなのか、色々調べました。
サポートもたくさん必要だし、ヘルパーの時間数も増やさなきゃいけない。
大学も辞退するか、前期だけ通うか、悩みまくりの日々が始まりました。

でも本当に嬉しかったな。


2月28日
同じ沖縄の病院で、胎嚢を確認。
成長しているのが本当に嬉しかった。
食べ物や、寝る姿勢などなど、いろいろなことが気になり始め、これまた悩む日々。
でもすごく楽しかったな。

妊娠出産の経験のある友だちに話を聞いたり、本でも調べたり。
ただ11週までの流産の確立が、二割もあることを初めて知りました。
でも赤ちゃんの力を信じよう、って決めたのです。


3月7日
東京の周産期が整った病院を受診。
前々から、産むならこの病院がいいと思っていて、3年前にも受診したのです。
設備だけでなく、お医者さんが素晴らしい方なのです。
私と同じ障がい者の出産経験もあり、素敵な女医さんです。

不安で、ネガティブな質問ばかりをするパートナー君。
でも先生は
「体がどこまでたえきれるか、一人一人違うから、やってみないとわかならい。赤ちゃん、お母さん、それぞれ。」
「苦しくなったら、帝王切開で出せばいいだけ。」
という、これまた肯定的なことを言われました。
二人とも、とても安心しました。

ただ胎嚢は2.5cmになっていたのですが、心拍がない。
このとき、流産の可能性もある、と言われました。

とても心配だったけど、赤ちゃんの力を信じるしかない、と思っていました。

そして、運よく、香川のいいお医者さんを紹介してもらいました。


3月14日
紹介された香川のお医者さん。
本当にいい人で、安心しました。
でも、まだ心拍が確認されないので、流産の可能性が高いと言われました。
赤ちゃんの力を信じたいのだけど、覚悟も必要になってきたのです。


3月17日
心拍がないため、けいりゅう流産が確定。
けいりゅう流産は、6人に1人の確率で起こるそうです。
そして、卵の問題なので、母体に何か問題がある、お母さんが○○したからこうなった、というわけでない、と何回も説明してくださいました。

私は自然に出血で流れることを望んでいたので、3月いっぱいは様子を見て待つことに。
でも、あまりに長い間、赤ちゃんを入れたままにしておくと、子宮が変形したり、次の出産にも影響がでてきたりと、問題なのです。
タイムリミットを3月いっぱいに決めました。

そして3月いっぱいに出血が起きなければ、全身麻酔で手術をすることに。
海藻を子宮に入れ、子宮を開き、胎嚢を取り出すのです。
昔、保健の時間に習った、中絶手術と同じものです。

手術が本当に嫌で嫌で、早く自然に出血がおきることを願いました。
今まで、愛おしいと思っていたものを、一転して、早く出てほしい、って思うようになってしまって。
流産も悲しいけど、早く出てほしいと思ってしまう自分も責めてしまいました。

そんな中、胎嚢だけは成長し、3cmに。
どんどん成長していく胎嚢が、腫瘍のように感じられて、それも苦しかったです。


3月24日
心拍も確認されないし、出血がおこりそうな兆候もない。
手術の日を、30日に決めました。
それまで、不安でたまらなかったのですが、いざ手術の日程が決まると、意外にも精神的に落ち着いてきました。


3月30日
手術。
海藻を入れるのが本当に痛かった。
もう診察台には乗りたくないくらい。
でも、お医者さんのケアが本当に丁寧で、一つ一つの声掛けに救われました。
手術直前まで、エコーで赤ちゃんの心拍がないかを確認してくれ、最後の最後まで希望をもたせてくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
胎嚢も、今までは楕円形だったのが、少し並々くねくねになり、変形していました。

一泊入院し、退院後、やっといっぱい泣きました。
びっくりだったり、嬉しかったり、悲しかったり…
次から次にいろんなことがおきて、感情を感じる余裕すらなかった1ヶ月でした
不安だらけで、泣くことすらできなかった。
でもようやく、一区切りがついてきました。

心も体も元気になるには、まだまだ時間が必要だけど、この一カ月のことを、何もなかったことにはしたくないのです。
本当に濃い一ヶ月だったので。
もっともっと流産のことを考えたり、感じたり、話したりしていきたいと思います。