2017年04月01日

根性花見をしよう

この街でも桜がほころび始めた。

 

 

 

3月いっぱいで、ゼミの講師の奥田先生が
九州の大学に行くことになった。 
 
送別会をしよう。ついでに花見をしよう。
と言うことに当然なった。
 
 
神戸は花見の名所がないので苦労するが
花見だ。

 

 

 

 

 

 

今日は全国的に晴れだった。
ちょうど1日の 土曜日には満開になりそうだ。しかし、土曜日は天気が崩れるそうだ。

 

 

 

  

  
 
 
 
『でも、土曜日、雨らしいですよ。』
 
『うーん。』
 
『しかも、結構強く降るって。』
 
『ええよ。』 
 
『奥田さん。』 
 
『俺も引っ越しの日は決まってるし、』

 
『・・・なるほど。』
 
『教授なんかの偉い人は
最初の乾杯しかでないし』 

 
『・・・まあ、ねえ』 
 
 
 
 
 
『せっかくだから、根性花見ってのを
やらない?』
 

 
『なんですか?それ。』 
 

『むかし「雨の中、カッパを着て外で宴会」。

というのをやったんだ。』

 
『へー。』 

 

『若さ、でもあった。』
  
『もしもし?』 

 

『馬鹿』でもあった。

 
『なんでプロジェクトXみたいに
なってるんですか?』 

  
『な。やろう。』 

 
『まあ、おもしろそうだし。』 
 
 
 
 
 

  

 
 
 
 
 

当日の昼は すでに結構な雨だった。
乾杯だけして、 教授は逃げるように
建物に引き上げてしまう。
 
ゼミの女の子達も
きゃーきゃーいいながら 桜の下を
逃げていく。 

 
 
 
 
 
宴会に挑戦したのは、15人のゼミ生のうち
男ばかり10人。 
あとは奥田先生だ。
 
 
 
 
 


 

 

 

 

 

 

酒はいい、薄くても酒だ。

 
  

 

雨が降るのは わかりきっていたから

料理は必然的に鍋になった。

やっぱり鍋が欲しいし。

ということで3つの班が挑戦した。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カセットコンロに挑戦したのは
3人ずつの3組。
 
惨敗した。

雨より、風に弱かった。
 
火力が上がらなくて、
生煮えの白菜を食った。 

 

 

 

 

 

 

 

登山用のコッヘルは健闘した。
  

なかなか優れものだが1人用なので

すぐなくなるのが欠点だった。『「ダッチオーブン」を持ってきたら
よかったなあ』『あんな重たいもん持って来れるか。』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝利したのは奥田先生が持ってきた
七輪だった。

かんかんに炭を熾すと
なかなか消えなかった。

 
 
 
 
『しかし、すごい灰ですね。』
 
 

『常に息を吹き込まないと
いけないからな。』

 
 
灰が舞い落ちるので、
ちっとも落ち着けなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

料理はことごとく失敗したが
暖かい雨の中で 

みんなげらげら笑ってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若かった、

 

 

 

 

 

 

 

 

それ以上に馬鹿だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、雨は明日には上がる。

 

 

 

 


 

 

 
  

  

 

 

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natsu_0117 at 15:39│Comments(0)

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