2008年11月25日

地獄少女 三鼎 第八話 「隣」3

 本来はこのマンションではペットは禁止されている
 けれど私がももちゃんを連れていても、騒いだりする人はいない
 ずっとお隣さんともうまく行っている

 …と思っていた

 急に嫌がらせを受けるようになった
 理由が何なのか、私にはわからない
 私が悪いのなら、何が悪いのか教えて欲しい

 でも、うちの子が傷付くことになるのなら――



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地獄配信
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新谷みちる

 角地を贅沢に使ったL字型のマンションの204号室、そこに新谷みちるは住んでいる。
 鼻歌交じりに包装を剥がし、箱から出てきた高級ブレスを眺める。

「やっぱ素敵! ちょっと高かったけど、無理して買って良かったわぁ♪
 ふふふ、しばらくはお買い物は我慢ね。
 ふふふ…♪」


 最高に上機嫌なまま、左手首に巻いた。
 少し太った手首にはきついサイズだったけれど、それでも嬉しさは変わらない。
 下げられている、小さな骨のような石がきらりと光った。



※ 骨女の絆創膏を見たときは彼女のオリジナルかと思いましたが、この世界では骨型が流行っているのでしょうか。

 ちなみにこういう品は、だいたい軽く数万円はします。
 みちるの反応を見るに、ぷちセレブな気分を味わえるアイテムとして機能している様子。※



初見みおい

「こら〜、待て〜、犬〜!」
「待ってください、媛(ひめ)!」


 中学からの下校中、御景ゆずきが地蔵が並ぶバス停に通りがかると、そんな声が後ろから聞こえてきた。
 振り返ると、和装の童女が三輪車で服を着たチワワを追い回している。
 さらに後ろから、そんな童女を制止しようと追っていた。

 チワワはあんあん吠えながら、ゆずきの足を楯代わりに、後ろに隠れている。
 ゆずきがそっと抱き上げると、首に巻かれた鎖から下げられたドッグタグに 『もも』 という名前と、電話番号が記されていた。

「 『もも』 ?」
きくり「わたせー! わーたーせー!」
「ダメよ、いじめちゃ」
「追い込み猟だ! 少し泳がせた方が美味しいんだ!
「え!?」
山童「食べるんですか、媛!?」


 この言葉にはゆずきだけではなくて、付き人らしい少年も驚いている。
 童女は 「ぶるーん、ぶるーん!」 とバイクの音を真似ながら、三輪車のハンドルでエンジンをふかすようなポーズをしている。

「早く! 逃げてください!」
「え!?」
「早く!!」


 少年が慌てたように三輪車とゆずきの間に割り込み、両手を広げてゆずきを庇う。
 彼の真剣な様子に、ゆずきはももを抱いたまま駆け出す。
 その後ろからは、邪魔をしている少年に童女が怒っている声が聞こえていた。



※ 0123-456-789 。
 タグには適当すぎる番号が……(笑)。
 個人的には、こういうのは持っている指でうまく数字が隠れるような角度で描くなど、具体的に描かずに誤魔化す方が好きです。



 でも、いつも好戦的なきくりには、狩猟というのは合ってる感がありますね。
 食べるかはともかく、猟というのはきくり的には結構本気だったのかもしれません。

 ぶるーんぶるーん。
 三輪車で全速力のパワーショベルの前を走れる(※第一話)きくりなら、人にぶつかれば危険という速度は出せそう。
 山童の心配ももっともです。

 あとこの場所って第一話で出た、右端だけ頭がない六体の地蔵が並ぶ坂道ですよね。
 ゆずきが逃げた右、坂の下の方向に、きくりが憑依した玩具があった雑貨屋があるのでしょう。※



「本当にありがとう」
「いえ、たまたま見つけただけですから」


 L字型のマンション、 LEGEND VIEW SAIGAWARA 。
 ゆずきはそこのロビーでももを、飼い主に返した。
 どこかおっとりと天然そうな初見みおいは、ももは散歩の途中で急に走り出してしまったのだと言った。
 そんなやり取りをしていると、中年の女性が外からロビーに入ってきた。

「こんにちは、初見さん」
「こんにちは。
 ……あら新谷さん、そのブレスレット素敵」


 中年女性は、わざわざブレスをした左手で髪を弄るポーズをしていて、ご機嫌そうだった。

「あ、これ? これね♪」
ももとお揃いだわ♪」
「え? ももって……」
「ほら」


 きょとんとして聞き返すみちるに、みおいはももの顔を上げさせて首元を見せた。
 そこに、みちるのと同じブレスがあった。

「自分用に買ったんですけど、私にはオーバーサイズで、ももの首輪にしちゃったんです。
 ドッグタグを特注しちゃいました♪」
「……そう」


 みちるの上機嫌は一瞬で吹っ飛んでいた。
 みおいは嬉しそうに話し続ける。

「あ、でもももじゃなく、新谷さんにプレゼントすれば良かったですね。
 ねえ、ももー♪」
「…………」
「そうだゆずきちゃん、お礼に少しうちでお茶していかない?
 お取り寄せしたクッキーがさっき届いたのよ」


 断ろうかと迷っているゆずきに、みおいに抱かれたももが嬉しそうに吠えている。
 ゆずきは結局厚意を受けることにして、急に不機嫌になった女性に目礼しつつ、みおいに付いていった。

 入れ替わるように、ロビーに隣接している管理人室の窓に、初老男性が現れた。

「おや? 新谷さん、お出かけですか? いつもお綺麗で……。
 おや、どうしたんです? お顔の色が、」
「管理人さん、このマンション、ペットはダメなはずでしょ!?
 ちゃんと注意してくれなきゃ困ります!




※ 前話の記事で、心理がわからずに言ってしまうとしても、最低限 「地雷踏んだか!?」 という感覚は必要だと書いたのですが、これはそのままみおいにも当てはまりますね。

 天然が他の人の癒しになることもあれば、無神経さが苛立ちを誘うこともあります。
 彼女、お嬢さま育ちっぽい感じですし、その辺が全然ダメなのでしょう。
 まあ 『みちるにはちょっときつかったブレスが、みおいにはオーバーサイズだった』 (笑)とか、確かに本人にしかわからない怒り成分も多いんですけど。

 でもペットを大事にしたい人にこそ、 『ペット=家族』 と考えない人もいるという認識は必要ですよね。



 ちゃんと注意してくれなきゃ困る。
 これは全くその通りだと思います。
 明文化されているルールにルーズなのは良くありません。

 最終的に許可するとしても、あくまでルール違反を咎めてから許すという過程を経なければならないと思います。
 この場合で言えば、他の住民の意見も聞いた上で特例として許可したという形が必要だったのでしょう。※



 203号室、初見みおいの自宅で、ゆずきは紅茶をご馳走になっている。
 ももは、ゆずきの膝の上で寝ている。

「ももすっかり馴れちゃったね♪
 ゆずきちゃんはワンちゃん好きなの?」
「はい、でもうちじゃ飼えなくて」
「あら、ペットダメなトコ?
 平気よ、黙って飼ってても、案外ばれないものよ?」
「いえ、うち、私一人だから……」
「そうなんだ。
 そうよね、血統書付きのワンちゃんだと高いし
 ねえ、ももー?」


 あまりに感覚がずれているみおいに、ゆずきもどう答えていいかわからず、困った笑顔を向けている。

「だったら、明日もももに会いに来ない?
 ちょうど日曜日だし、三人でお茶しましょうよ」
「は、はい」




※ 真性お嬢さま育ちっぽいですね。
 中学生一人だから飼えないというのを、 『そこまでのお金がない』 という方向に解釈する感覚が……。庶民は血統書付きなんて、最初から考えません。

 黙って飼ってても案外ばれない。
 ルールに対して、ばれるばれないというのが基準ではいけませんよね。
 文句を言われるかどうかというのもダメ。そういうのを基準にしていると、傍若無人に生きないと損をするといった思考になっていく気がします。※



報復

 翌日。

 バスの中、みちるは少し太めの左手首に食い込んでいるブレスをどうにか外そうと、悪戦苦闘している。
 荒い息をついているみちるを、同じバスに乗り合わせた青年や女性が不思議そうに見ているが、みちるに睨まれて目線を逸らした。
 ブレスはなかなか外れない。



「待って! 待ってちょうだい!」

 マンションに帰ってきたみちるは、先客が二人いるエレベータ上に駆け込んだ。
 駆け込んだ拍子に、ややきついパンプスに収まった足が痛んで、少し声が漏れてしまった。
 駆け込んで、扉が閉まってしまってから、それが昨日の二人だと気付いて憮然とした表情になる。

「やだ、大丈夫ですか? 変な声出ましたよ?」
「え!? ええ、ええ大丈夫」
「あらその靴♪ イタリアのブランド品の! 去年のシリーズですよね?」
「ええ、よくわかったわね」
「先週ももと行ってきたんです、イタリア。
 シーズン過ぎたやつってセールになるじゃないですか。私も買おうかどうか迷ったんですよ、それ」
「…………そう」
「でも、日本で未発表のデザインのもあったから、ついそっちに。ダメですよね、無駄遣い。
 ふふ、新谷さんって、買い物上手なんですね」


 どうにも感覚がずれているみおいの会話に、心配そうな顔のゆずきも迂闊に口を挟めない。

「そ、そう? 先月なんてカードの上限一杯まで行きそうだったのよ?
 ほほほ……」
ええ!? カードの全額ってどうやってわかるんですか?
「は?」
「私、カードでいくら使ったか知らないかもー」
「はあッ!?」
ゆずき「みおいさん、あの、」
「あら、やだ! おしっこ!」


 たまらず注意しようとしたゆずきだったが、ももがおしっこを漏らしていて、みおいはそちらに気を取られてしまった。
 水滴はみちるの足のすぐ傍に落ちていて、みちるは慌てて靴を遠ざけていた。

「あーあ、しょうのないももちゃん。
 ごめんなさい新谷さん、ちょっとエレベータ押さえておいてもらえます?」
「え?」
「ももをお願い。私、急いでタオル持って来ますね」


 みちるの返事も聞かず、ゆずきにももを預けて、テンションに付いていけない二人を残したまま、みおいはおっとりとした動きで走っていった。
 エレベータのドアに背を押し付けている不機嫌そうなみちるを見てゆずきは、自分がエレベータを押さえておくことを申し出た。

「そう、じゃあお願いね! ふんっ!」
「はあ……、ももちゃん、めっ!」


 一人になってようやくギスギスした空気から解放されたゆずきは優しくももを叱った。
 何もわかっていないももは、嬉しそうにゆずきの鼻を舐めて、そのくすぐったさにゆずきもようやく笑顔を浮かべた。



※ カードの上限額なしですか。
 そこまでお金持ちなら、最初から普通にペット可のマンションを探すべきだった気がしますね。
 ルールはルール、なあなあで済ませてくれるだろうと考えることが、そもそもの間違いですし。

 まあ、みおいのダンナは年収が凄い代わりにあまり家に帰れず、だから妻には口出しせずに自由にさせているのかもしれません。
 つまり、みおいが勝手に 『引っ越します』 と決められることではないのかもしれませんが……。

 みちるもみちるで、エセではないセレブ相手に見栄を張っても意味がないと早く気付く必要がありそうです。※



「もう! ちゃんと躾といてよ!
 ええ!? 嘘でしょう!?


 204号に帰ってきたみちるは愚痴を口にしながら靴を脱ごうとして、思わず声を上げていた。
 靴におしっこが掛かってしまっていたらしい。
 怒りにみちるの顔が歪む。
 隣から声が聞こえてくる。

「そう、おしっこ我慢してたのー。
 ごめんなさいね、ももちゃん」


 そして、あやし始めるみおいの声に、みちるの顔の歪みが一層酷くなった。



「これは……、犬のおしっこか?
 ったく、かなわないなあ……」


 階段に濡れている場所があるのを見つけた管理人が、憮然とした表情になっている。
 そこに、ゴミ出しのふりをして近くで待っていたみちるが偶然のふりをして出て行って、話しかけた。

「あら、管理人さん。
 私見たんですよ、初見さんとこのワンちゃんがそれ
「初見さんとこのワンちゃんですか……」


 管理人は困ったように頭を掻いた。



※ この手の、相手を嫌われ者にしようという策略は好きになれません。
 それで自分が幸せになれると思うのかもしれませんけど、誰かを憎んだり軽んじたりする空気がある状態自体が、そしてそれを嫌だと自分が感じないことそのものが、具合が悪いように思います。

 そしてこれもまた、 『ばれなければ嘘をついてOK』 というのが根底にありますしね。
 つまりは善悪の基準が自分の中になくなっている証拠でもあります。※



 みおいがマンションのゴミ集積所にゴミを捨てると、やってきた管理人に、犬の粗相は飼い主が始末するようにと注意された。
 不機嫌そうな管理人に、覚えがないみおいは目をぱちくりとさせ、よくわからないまま返事をした。



 みおいがスーパーに買い物に来ている。
 冷凍食品を選ぶ間も、もものことばかり考えている。

 そのスーパーにやってきたみちるは、もうあのパンプスは履いていない

 電柱に繋がれているももを見てほくそ笑んだ。
 近付いて、すぐ前で足をゆらゆらと揺らし、吠えかかるももの声を携帯で録っている。

 そして、夜中。

 みちるは203号の前で、ももの吠え声を再生した。
 廊下にチワワの吠え声が反響しているのを確かめて、含み笑いを漏らした。



※ 陰湿というか、こういうことをしていると自分の品格が下がっていく気がして嫌、という感覚は失いたくないなあと感じます。
 ……誇りって大事ですよね。

 それに、あくまで飼い主のルール違反を叩くべきで、犬を悪者にするのは間違ってます。※



 ゆずきは高杉秋恵との帰り道、ももじゃないチワワを散歩している人を見掛けた。

秋恵「チワワって人気あるんでしょ?
 でもさあ、服着せるのとかってどうなの?」
「……ぇ? ううん、いいじゃない? 可愛いし……」


 仲良くなったみおいのももも服を着ている
 だからゆずきは、困ったように擁護した。

秋恵「可愛いって言うより、」

「びみょーに変な顔ー!」


 急に聞こえてきた声に振り返ると、あの時ももを追い回していた童女がまた三輪車に乗ってチワワと睨み合っていた。
 そして、ぶるーんぶるーんとまたエンジンをふかす真似を始めている。



 204号の前でじっと隣の様子を窺っていたみちるは、203号のドアが開く音を聞いて、204号のドアの前の窪みに隠れた。
 そして今出がけのふりをして、ももを抱いたみおいの前に出る。

「あら、今お出掛けですか?」
「ええ、ちょっと。
 ……ねえ初見さん、最近マンションに躾の悪いワンちゃんがいるみたいね」
「そうなんです!
 階段でおしっこしたり、夜中に廊下で鳴いたり、全くどこのワンちゃんなんですかねえ?
 ちゃんとしてもらわないと、ももが迷惑します
「……む……」
「でも何だか、頭の悪い悪戯だから、子どもの仕業かもしれませんね。
 ……? あれ? 新谷さん?」


 急に不機嫌になって204号に戻っていくみちるを、みおいは不思議そうに見送った。
 みちるはそのまま、ドアを乱暴に閉めて帰ってしまった。

「……急にどうしたのかしら。変な新谷さん。
 ねー」




※ エレベータでお漏らししたももを見て、みちるは自分が工作した階段の粗相も、みおいがもものせいかもしれないと考えると思ったというわけですね。
 でも、みおいは天然で他人の感情に疎いとは言え、もものしでかしたことや、しでかすだろうことに関しては、間違えないと思います。
 恐らく夜中に廊下に出したことも一度もなく、ならばみおいが、吠えていたのは別の犬と考えるのは当然のこと。
 さらには、躾られていないとみちるは思ったようですが、それもきっと違うと思います。

 みおいにとってももは、子どもの代わり。
 他人の心がわからないみおいですが、その分、もものことだけはわかっている気がします。※



 苛立つみちるはゴミ袋を持ち出すとそのままバルコニーに出て、生ゴミをぶちまけた。
 それを箒で、仕切り板の向こう側に押し込む。

「ふん! このっ、このッ!!
 へへ、へへへ、ひひ、いひひ! いひひひ!!」


 顔を歪めて笑った。



 初見様
 ベランダ掃除
  お願いします 

     管理人




 みちるは廊下へ戻ると、そんな紙を203号のドアに貼り付けて立ち去った。



 ドアホンが鳴らされ、みおいがももを抱いて開けると、紙を持ったゆずきが困った顔で立っていた。
 ドアに貼ってあったと渡された紙を見て、ベランダに出てみて驚いた。

 204号側の仕切り板近くに、生ゴミがある。
 悪臭がする。

「新谷さん!?」

 身を乗り出して隣に声を掛けると、窓を開けてこちらの様子を窺っていたみちると一瞬目が合った
 みちるはすぐに窓を閉め、引っ込んでしまう。

「新谷さん……、何? 何で?
 きゃあ!」


 ダン! ダン!

 音と共に壁が揺れ、壁際の棚に飾られていた写真立てや鉢植えが床に落ちる。
 怖がっているのか、ももが吠え始める。

 ダン! ダン!

 壁に掛けられた絵が傾いて揺れている。
 204号ではみちるが、顔を歪ませて壁を蹴っていた。

「もうやめて! もうやめて……!」

 みおいは、耳を押さえて目を閉じて悲鳴を上げた。



※ そろそろ通報。
 事を荒立てずに…と考える人も多いのですが、それが事態を悪化させることも少なくないのではないでしょうか。

 押し出された生ゴミと同じ成分は204号側にも残っているでしょうし、ドアの張り紙には指紋も残っていることでしょう。そして、管理人の指紋は検出されません。
 しらばっくれようとしても、そのことが逆にこの犯罪を証明する羽目になりかねません。

 しかも、都合がいいことに、壁を蹴られたことに関してはゆずきが証人になってくれます。

 怒りは人を馬鹿に変えます。
 警察が来て背筋が冷えると、このみちるのように頭に血が上っていた人も、やっていたことの愚かさに気付いて話し合える状態に変わる可能性もあります。※



 マンションの前で、みちるが主婦たち二人相手に話をしている。

「ええー!? そんなこと言ったんですの!?」
「はい、あんな虫も殺さないような可愛い顔してて、結構酷いこと言うでしょう?
 だからほら、あっちの方もそっちの方が大好きなんじゃないかしら」
「まあ、それじゃご主人とご主人様が入れ替わるのね」
「「「あっはっはっはっは!!」」」
「あ! ほら、初見さんよ」


 そこに、ももを散歩させようとみおいがマンションから出てきた。

「あ、どうもおはようございます」
「「どうもおはようございます」」


 他の二人は笑顔で挨拶を返したが、みちるは背を向けたまま、みおいを睨んでいた。

「まあ、ふてぶてしい!」
「可愛い顔してねえ!」


 去っていくみおいに、二人は表情を一変させて悪口を続けた。
 みちるはほくそ笑んでいる。



※ 私、この手の、本人がいないところで悪口っていうのも嫌いなんですよね……。
 悪口を言われている人より、言っている人の人格の方を疑います
 内容が真実に基づいているとしても、悪意を込めて尾ひれを付けているのは確実だと感じますし。

 人は失敗をするもの、人と人はトラブルを起こすもの。
 トラブルが起きたからと、他の人に喧嘩相手を嫌わせ、村八分に持っていこうとするような人をこそ、私は受け入れがたく感じます。
 トラブルの解決は、どうやって相手を締め出すかではなく、どうなればお互い受け入れられるかを考えるべきではないかとも思いますしね。※



一線

 夜、みちるはソファに転がり、菓子を食べながら、テレビのチャンネルを次々に替えている。
 クイズ番組だろうか、隣が飼っているのに似た犬が映っている番組があった。
 正解と告げられた後、解説の映像へと移る。

男声『特に気を付けたいことは食事。
 一部のワンちゃんにとっては、生死に関わることがあるので、十分気を付けましょう。』
女声『具体的には、どんなことに気を付けたらよろしいのでしょうか』
『いろいろありますが、ワンちゃんにとっては、』


 みちるはその説明をじっと聞いていた。



 翌日、みおいがももの散歩に行こうとドアを開け、靴を履いていると、待ちきれなくなったももが、先にドアの隙間から飛び出していってしまった。

「もも、ダメよ先に行っちゃ! もも、待っててね!?
 はあ……」


 ももは止まってくれず、みおいは溜息をついた。
 そのももは204号の前にいた。

「ほうら食べなー、美味しいお肉よー?
 ほら、ほら、ほら。
 ふっふふふふふ……」


 箸で差し出した肉団子の匂いをかぎ始めるももを見て、みちるから含み笑いが漏れた。



「ももー! ももー! ……ももちゃん?
 ……ももちゃん!!


 ようやく203号から出てきたみおいは、204号の前で倒れているももを見て悲痛な声を上げた。
 口から何か吐き、苦しそうに小さな身体を痙攣させている。
 抱き上げて必死に名前を呼ぶが、ももは苦しそうにしたままで答えられないでいる。

 するとすぐ前のドアが開き、みちるが出てきた。

「あら何の騒ぎ? 初見さん、廊下で何騒いでらっしゃるの?
 静かにしてもらわないと困りますわ。
 ……あら、ももちゃんどうなさったの? ぐったりして。どっか具合でも悪いんじゃないかしら。
 早く病院連れて行ってあげないと! とにかく、…」


 205号室が開き、自分が見られているとわかったみちるがそちらを睨むと、205号の人はまた中に戻ってしまった。

「ペットの躾は、ちゃんとしていただかないと、他の方が迷惑しますわよ!」

 言いたいことをまくし立ててドアを閉めてしまったみちる。
 とうとうみおいもドアの前に行って、文句を言い始めた。

「新谷さん!? 新谷さん! これ、新谷さんでしょう!?
 ベランダのゴミも、壁を蹴ったのも新谷さんですよね! 何で、何でこんなことをするんですか!?
 どうして、どうして……、私たち、仲良しだったじゃないですか……。
 私、私、何か悪いことしましたか!? だったら言ってください! 何も言わずにこんな酷いことをするなんて、悲しいです! 新谷さん!」


 みちるはドアの魚眼レンズから、外のみおいが泣きながら崩れる様子を見ていたが、自分を責める言葉を聞いて、苛立ち始めた。
 外を覗くのをやめる。

「えいッ!!」
「ひゃ!?」


 ドアを蹴飛ばす衝撃が背中から来て、ももを抱いていたみおいは悲鳴を上げる。
 ドアは何度も何度も蹴飛ばされた。
 ももが苦しんでいる。みおいの悲痛な表情が怒りに変わった。

「……許さない……!」
「ん?」


 ドアを蹴っていたみちるは、突然みおいの口調が変わったことに疑問を感じて、再び魚眼レンズを覗いた。
 立ち上がったみおいの顔がレンズに映る。

ひっ……! ひいいぃぃ……」

 見たことがないほどの憤怒の表情がそこにあった。



※ みちる、とうとう越えてはならない一線を越えてしまいました。

 そもそもももに罪はないわけで……。
 飼い犬に迷惑を被ったとしても、あくまで責任は飼い主に取らせなければなりません。

 ちなみにこれは完全に犯罪の領域です。
 この時点でも、通報するべきだったと思うんですよね。

動物の愛護及び管理に関する法律
第44条 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。

刑法
(器物損壊等)第261条 前3条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料に処する。

 器物って何だよ!…と思われる方もおられそうですが、ペットは法的には持ち物扱いなので、連れ去れば窃盗罪、傷付けたり殺したりすれば損壊罪が適用されるはず。

 事ここに至ればもう、 『警察官が口頭で注意』 では済まなくなっていると思われます。
 みちるの性格からして最初はすっとぼけようとするでしょうが、所詮は素人犯罪、ももの吐瀉物とみちるが買ってきたものを照らし合わせるなどして、状況証拠はあっという間に揃う気がします。

 ……でもどうも、通報したがらない人も多いんですよね。
 その場をどうにか収めることより、犯罪者に犯罪を自覚させることの方が大事だと思うのですけど……。※



地獄通信

 ぐったりしたままのももを抱いて、しょげ返ったみおいが動物病院から出てきた。
 そのまま徒歩で帰途に就く。

 その後ろにいつしか、三輪車に乗った和装の童女がついていた。

「ぶるーん、ぶるーん!
 待てー、その犬置いてけー! 渡せー!」
「…………」
「きししし♪ どうする? 流す? 地獄少女呼ぶ?
「…………! 地獄…少女……!」


 元気なく聞き流していたみおいだったが、思わず足を止めていた。
 上げた顔に、再び怒りが宿る。
 見下ろすと自分の腕の中では、ももが苦しそうに喘いでいる。



 午前零時。

 もらった薬を飲ませたももは、小屋で眠りに就いている。
 みおいはノートパソコンを操作しながら語りかけた。

「もも苦しい? 待っててね、今ママが仇を取ってあげるから」

 新谷みちる。
 名前を打ち込んで、タッチパネルの左ボタンを押した。
 窓の外が朱(あけ)に染まり、部屋を朱で満たして――。



「来たよ」
「……!」


 古風なセーラー服の少女がバルコニーに腰掛けている、と見えた次の瞬間には、少女は永遠の黄昏の世界、湖畔の大樹の傍に立っていた。
 いつの間にかももは地獄少女に抱かれていて、優しく撫でられている。

「地獄…少女……、もも!」
「一目連」
「ふう…、OK、お嬢」
「……受け取りなさい」


 大樹にもたれていた青年が消え、地獄少女の手に青い藁人形が現れる。
 差し出されたそれを、みおいが受け取る。

 静かに地獄少女が説明し始める。
 藁人形の首に巻かれた赤い糸を解けば正式に契約は交わされ、怨みの相手は速やかに地獄へ流される。
 ただし自らも代償を支払うことになる。

 人を呪わば穴二つ。
 依頼者の死後の地獄行きも確定してしまう。

「地獄……」
「死んだ後の話だけどね」


 みおいは震える手で藁人形を持ち、右手をかざしてはいるが、赤い糸には触れるにいる。
 そんなみおいを、地獄少女の腕の中のももがじっと見ていた。

「後はあなたが決めることよ」



「……っ! みおい…さん……」


 藁人形を手に迷うみおいをゆずきが夢に見る。
 夢に見て、驚いて目を覚ます。



※ 焚き付けるきくりですが、これも多分善意。
 まあ、それが善行かは微妙ですけど。

 代償を聞く前から、糸を引きたいけど引けない様子だったみおい。
 本当に地獄流しにすると聞いて、そこまでの決定権が自分に渡されていることに恐れを抱いたのでしょう。
 『あんなやつ死んでしまえ!』 と思うのと、実際に自分で手に掛けるのとの間には、決して小さくない壁がある気がします。※



地獄流し

「さあもも、お医者さまに行こうね」

 翌日、家を出ようとしたみおいがドアを開けると、ドアに挟まれていた紙が廊下に落ちた。
 不思議に思って手に取ると、それは不在者通知票だった。

 不在も何も、みおいはずっと家にいた。
 疑問に思ってよく見ると、備考欄に何か書いてある。

『不在の為、204号室の
 新谷さんに預かっていただいて
 おります。』


 途端に察しが付いた。
 みおいの表情が怒りに歪む。



「ふふ、よくここにいるってわかったわね」

 夜、みおいは、屋上で本を読んでいたみちるに詰め寄っている。
 階段室の傍のベンチに座ったみちるの隣には、段ボールが置いてあった。
 既に開封されている。

「それ! ももの荷物!」
「ふふ…、ああ、これ」
「返してください!」
「返してって何を?」
「トイレシート!」
「なぁに? よく聞こえなーい」
「トイレシートよ! トイレシート!」
「へー、これがそんなに欲しいんだー」
「欲しいとか欲しくないとかじゃなくて、それ、うちに来た荷物でしょう!? なぜ新谷さんが!」
「もういらないでしょう? 犬死んだんだし」
「ももは死んでないッ!!」
「……犬には危険な食べ物があるってテレビで言ってたから、それを混ぜて特製メニューを作ったのに……、失敗ね、ふふ……」
「酷い……、ももがどれだけ苦しんで……」


 涙が出て、声にならない。

「へー! あんたって人の気持ちは全然わかんない癖に、犬のことはわかるんだ!」
「……!」
「何?」


 噛み付き掛けるみおいだが、みちるに逆に睨まれて、泣き出してしまう。



「じゃ、これ、片付けといて。
 取ってこーい!!


 トイレシートが屋上にばらまかれる。

「ほら、早く拾わないと飛んでっちゃうよー?」

 みおいが睨み付けると背を向けて知らんぷり。
 仕方なくみおいは、泣きながら散らばったトイレシートを拾い始めた。

「酷い……、酷い……」
「ほらほらそこにも! こっちにも! 早く取っといでー!
 はっはっはっは!


 一枚が屋上の柵の向こうに落ちていて、柵の間から手を伸ばしても、あと少し届かない。

「はっはっは! 取れない取れないねー。
 柵乗り越えればー?」


 悔し涙を流しながら、柵を乗り越えようとする。
 普段鍛えていない身体にタイトスカートということもあって、腹を柵に乗せて身体を前に傾けるのが精一杯で、なかなか向こうに行けない。

「あっはっは! そんなこともできないのー。
 あんたって犬以下ね。ふっふっふ、あっはっはっは!
「何よ……、何なのよ……!」


 そのままみちるは階段室へ行ってしまった。

 意地だった。
 勢いを付けてもう一度柵を乗り越えようとする。
 勢いが付きすぎた身体は、柵の向こうに行っても止まらなかった。
 慌てて柵に伸ばした手が空振りする。

 みおいは屋上の端に両手で何とかしがみついたが、身体を持ち上げることができない。



「誰か! 誰か助けて!」

 声が近付いてくる。
 ももだった。
 みおいは喜ぶが、この小型犬は主の危機に気付いているのだろうか。

「もも! 来てくれたのね、もも!
 もも、もも!」


 ももは青い藁人形をくわえていた。
 みおいの体力が限界に近付いている。屋上が肩の高さだった身体がずり下がり始める。
 視界から消えそうなももに必死に伸ばした手が―― 、



 赤い糸だけを掴んだ



 そのまま、地面へと落ちていく。
 赤い糸がみおいの手を離れ、中空へと消える。

一目連『怨み、聞き届けたり……』

 御景ゆずきが水面を抜け、幻想の水底で蛹となる。
 地獄の蝶が羽化を果たし、地獄少女が現世に受肉する。



※ これは予想外。
 怨みは十分ではあったので、それで引くかと思ったのですが、一種事故ですね。

 それにしても、仕返しで上機嫌になっている人間の、何と醜いことか……。
 みおいは確かに鈍すぎですが、悪い性格ではないので、何が悪いのか言えば直そうと頑張ったのではと思います。
 ……ももを捨てろとか言い出さない限りは。



 この段階もまた、通報のチャンスでした。
 配達人を騙して荷物を 『盗んだ』 わけですし、返そうとせずに 『捨てた』 のですから、みおいは自分で拾うのではなく、この罪を明らかにした上で弁償させるべきだったのでしょう。

 ……ですが天然お嬢さまなみおい、そういったことは全く思いつきもしないのでしょうね。
 そもそも、こういったあからさまな悪意を向けられた経験さえも、持っていない予感がします。



 あと、どうして203号のドアホンが鳴らされないまま、不在者通知が挟まっていたのか一瞬疑問に思ったりもしたのですが、このマンションは住民にエントランスを開けてもらう形式ではないので、要は配達員が203号と204号の両方の荷物を持って上がってきたのでしょうね。
 そして、先に204号へ行ってしまい、そこでこんな風に言われたのでしょう。

『203の初見さんへの荷物はあるの?
 初見さん、出掛けてらっしゃるわよ?
 私が預かることになってるから、渡してちょうだい』

 ……まあ基本、あまりこうしたことはするべきではない―― 事業所に持ちかえるべき―― だと思いますが、仲が良かった頃にもそうしたことがあったなら、そしてその時と同じ配達員だったなら、何の疑問も感じずに預けてしまうことはあるかもしれない、とも思います。※



地獄コント 〜地獄の川流れ

「え!? 何? ここはどこ!?」

 ふと気が付くと、みちるは趣味の悪いパイロットスーツを着て、マンション型ロボットのコクピットにいた。
 近くには直立したチワワ型ロボットがいて、鍵のような形の武器を持っている。

骨女「必殺! ゴミ袋ボンバー!!」

 チワワ型の中には骨女が乗っていた。
 次々に吐き出されるゴミ袋が爆発し、マンション型のコクピットが半壊して、みちるが晒け出される。
 二体のチワワ型が水鉄砲のようなものをマンション型に向けていた。

「何よ! 何よあんたたち!」

山童「貯水槽のお水、」
輪入道「アターック!」


 緑に濁った水が浴びせられる。
 悪臭にみちるは咳き込み、マンション型は足元にできた貯水槽の池に倒れた。
 文句を言おうと叫ぶが――。



あう! わうわう! ……わう?
 くうん? わん、わーん……

 何を言っても犬の鳴き声になってしまう。

連「だってさ、お嬢?」


 もう一機のチワワ型を操縦していた一目連がそう言うと、その頭上に乗っていた地獄少女が口上を述べ始めた。



「闇に惑いし哀れな影よ、
 人を傷付け貶めて、
 罪に溺れし業の魂―― 、

 イッペン、死ンデミル?」




 地獄少女の漕ぐ舟が、地獄へと向かう。
 舟の上のみちるは懸命に抗議―― しているのだろうが、犬の鳴き声しか出ていない。
 ふと手に違和感を感じて見下ろすと、みちるの右手がトイレシートに呑み込まれていた

「抜群の吸収力」

 あいの言葉を証明するように、みちるの周りだけ置かれたトイレシートに、みちるはみるみる吸収されていく。
 ふと前を見ると、和装の童女がいて、みちるを見て笑った。

「きひひひ、くさーい!」

「この怨み、地獄へ流します……」


 そう言う閻魔あいの頭上には、一対の犬耳が生えていた。



※ あい、ノリノリです(笑)。
 コントが終わったのに、しかも 「吸収力」 とか言ってるときには付けてないのに、 「地獄へ流します」 のときには犬耳付き。

 もしかしてコントに参加したかったのでしょうか。
 お仕置きするのは手下の役目、ということで、ボスは最後に出る決まり(?)なのでしょうけど。

 ……それにしてもこのチワワ型ロボ、何だかメタボ体型なこともあってか、なぜかピーポくん(♯警視庁のマスコットキャラクター)を連想しました(笑)。
 耳の形とか、全然違うんですけどね。※



人の世界

 初見みおいの病室。

 みおいは、両腕や頭蓋など骨折の重傷ながら何とか生き延びていた。
 ゆずきがお見舞いに来ている。

「ねえ、聞いてよゆずきちゃん……。
 この病室、犬ダメなんだって……。酷いね」
「……そう…ですね」
「もも、今頃どうしてるかな……、さみしがってるよねえ……、もも……」




※ うん、これは心配して当然だと思います。
 何せ、世話する人がみおいしかいなかったわけですし。

 成り行き上、トイレの始末とかエサの交換とかをゆずきが託されるのでしょうけど……。

 でも、いくら 『うちの子』 状態でも、病院にはペット持ち込み不可なんて常識も備わっていないのは、さすがに大問題。
 みちるを苛立たせたのも、 『この人には話が通じない』 という感覚だったのは間違いありません。
 もちろん、 『話が通じないから実力行使だ』 というのでは論外なのも確かなのですけど。



 前話の予告を見たときには、みおいがもっと一方的に悪いのかと思っていましたが、あまりに天然な上にうちの子至上主義なだけで、決して悪人ではありませんでした。
 ただ、 『ばれなきゃOK』 理論とか出てますし、決して善人とも言えませんけど。

 一方のみちるは確かに悪。
 犬を苦しめて、死ななかったことを残念がっている時点で、かなりダメな人。
 こういうときに 『人間と犬とどっちが大事』 みたいなことを言い出す人もおられるのですが、比較になんか意味はないと思います。
 苦しんでいい心も、失われていい命もありはしません。

 ……何にせよ、心が貧しいというのは醜いものですよね。※



次回予告

骨女「名前は?」
「イナオカエデ」
「ねえあんた、気持ちはわかるけどさ、」
「もう、こうするしかないんです。
 こうしないと、全部無くなっちゃう……。
 やっとあたしを見てもらえたのに、友達ができたのに、もう、独りぼっちは嫌ッ!
「だからって……」
「お願いです! あの人を地獄へ流してください!」
「怨み、聞き届けたり」

 次回、 「はぐれ稲荷」




 ちょっとウェーブが掛かった子が友達でしょうか?

 神頼み。
 そして呪詛。

 オカルトマニアみたいですね。
 私はオカルト好きだけど、信じるとか信じないじゃなくて、オカルトは面白いっていう人。
 実際にそうしたモノがあって、自分に行使できるとしても、使いたくないと思います。

 ちなみに本格的な理論ではほぼ例外なく、大きな力には大きな代償が必要とされています。
 例えば人をあっさりばらばらにできるほど強力な魔物を召喚する魔法があったとして、もしその魔物が撃退でもされようものなら、術者がばらばらになって死ぬ、というわけです。
 ……アニメとかだとほとんどが、 『MP消費して召喚』 レベルのゲーム魔法になってしまってますけど。

 他のパターンでは、人外の理論を理解するために、人外の思考が必要、なんてのもあります。
 つまり、 『狂人にしか魔術は使えない』 という形ですね。



 戻って、この子、下手したら友達ごと地獄へ行こうとか考えそうで危険な気も……。
 二籠の 『乙女のアルバム』 で、そういう流れもあったので、避けるかもしれませんけど。

 次回の地獄少女にも、期待しています。


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20. 命令されたこともできないようじゃ、犬にもなれない  [ Je pense, donc je suis. ]   2008年11月30日 04:02
>>地獄少女 三鼎 第8話「隣」 今日のテーマ:こんにちわわ
21. いくらなんでも、今回ばかりはターゲットに同情の余地なし! 地獄少女三鼎 第8話『隣』  [ シュージローのマイルーム2号店 ]   2008年12月20日 23:11
 下校中のゆずきは、キクリが追い回して食おうとしていた迷い犬『モモ』を拾います。が、首輪のドッグタグには連絡先が書かれており、早速??..

この記事へのコメント

1. Posted by Mr.T   2008年11月25日 01:26
4 なっきーさん、こんばんは。
一日遅れで“来ちゃいました”(違

>みちる
額がてかり過ぎて「うおっ、まぶしっ」

>黙って飼ってても、案外ばれないものよ?
思いっきりばれてますね・・・

>ダン! ダン!
ラジカセを大音量でかけ、蒲団たたきで騒音を出して裁判沙汰になったおばちゃんを思い出しました・・・。

>人は失敗をするもの、〜
仰るとおりです。

>口から何か吐き、〜
この時のももちゃんの声が犬でなく中の人の声に聞こえちゃいました(笑)動物の声当てるのは技術が要りそうです。

>初見みおいの病室。
転落時はみおいの蝋燭の火は消えて出てくると予想してましたが地上の緑に救われたみたいですね。
2. Posted by 月詠   2008年11月25日 12:13
こんにちは、なっきーさん!

>ねえ初見さん、最近マンションに躾の悪いワンちゃんがいるみたいね
どうやらすでに特例でペット禁止のマンションに、みおい以外にペット保有者がいるような気配です(汗 そうなると、そもそもマンションの管理人や住人たちにルール遵守の意識が緩過ぎるのかもしれません。

>真性お嬢さま育ちっぽいですね。
そうですね。発想の行きつく先もそうですが、「言葉」は発した人の意思ではなく受け取った人の受け取り方なのだということを理解していない時点で、真性っぽい。

(続きます)
3. Posted by 月詠   2008年11月25日 12:14
(続き)
>……でもどうも、通報したがらない人も多いんですよね。
ですね。昨今の警察に対する信頼度の低下もあるでしょうが、何よりみちる自身に本来のルール(ペット禁止)を違反している感情が無意識にはあるのかもしれません。「黙って飼っている」という認識はあるようですし。

ただ、通報した結果ルール違反がばれてマンションを追い出されてもあそこまで溺愛しているなら、それでもいいような気もしますね。
なっきーさんが考察した通り、自分の意思で転居出来ない理由があるのかもしれません。

では!
4. Posted by なっきー   2008年11月25日 20:32
4  Mr.Tさん、月詠さん、こんばんは!
 コメントありがとうございます。



>Mr.Tさん

>みちる
>額がてかり過ぎて「うおっ、まぶしっ」
 ヒートアップし過ぎて、砂漠化が進行中なのかもしれません。(ぉぃ

>>黙って飼ってても、案外ばれないものよ?
>思いっきりばれてますね・・・
 まあ、 『飼い始めてからしばらくばれなかった』 ―― と、みおいだけは思っていた(笑)ということなのだと思ってます。

>ダン! ダン!
>ラジカセを大音量でかけ、蒲団たたきで騒音を出して裁判沙汰
>になったおばちゃんを思い出しました・・・。
 あれもトラブってから始まったんでしたっけ…、怖い話ですよね。↓

>>人は失敗をするもの、〜
>仰るとおりです。
 『赦さない』 人は、この辺の認識が違う気がするんですよね。

>>口から何か吐き、〜
>この時のももちゃんの声が犬でなく中の人の声に聞こえちゃい
>ました(笑)
 そもそもこういうとき、どんな声が出るのか知っている人も少なそうですよね。
 視聴者側もそうですが、制作側にもあまりおられないかも。

>>初見みおいの病室。
>転落時はみおいの蝋燭の火は消えて出てくると予想してまし
>たが地上の緑に救われたみたいですね。
 うまくほどほど太い枝に引っかかれば、かなり衝撃を減らせそうですよね。
 あと、両腕骨折分でもいくらか減らして、それで致死ダメージを何とか下回った感じです。



(続きます)
5. Posted by なっきー   2008年11月25日 20:34
>月詠さん

>>ねえ初見さん、最近マンションに躾の悪いワンちゃんが〜
>どうやらすでに特例でペット禁止のマンションに、みおい以外
>にペット保有者がいるような気配です(汗
 なるほど…、そのときに見て見ぬふり的に済ませていれば、後から別の犬が見付かっても今更問題にできないわけですか。

>そもそもマンションの管理人や住人たちにルール遵守の意識が
>緩過ぎるのかもしれません。
 少なくとも、管理人はそれではダメですよね。
 最終的に許可するにしても、ルール違反を指摘し、余所に迷惑を掛けない誓約を済ませる必要があると思います。

>>真性お嬢さま育ちっぽいですね。
>〜「言葉」は発した人の意思ではなく受け取った人の受け取り
>方なのだということを理解していない時点で、真性っぽい。
 なるほど、仰る通りですね。

>>……でもどうも、通報したがらない人も多いんですよね。
>〜自身に本来のルール(ペット禁止)を違反している感情が
>無意識にはあるのかもしれません。
 あちらを問題視すれば、こちらにも跳ね返ってくるというわけですか(汗)。

>「黙って飼っている」という認識はあるようですし。
 結局それが、最後に足枷になったのかもしれませんね。

>〜ルール違反がばれてマンションを追い出されてもあそこまで
>溺愛しているなら、それでもいいような気もしますね。
 私もそう思います。
 なのでやはり、 『追い出された』 となるとダンナとの仲が壊れかねない、という恐怖が逃げ道を塞いでいたと見ていいのかもしれません。



6. Posted by 鳳龍   2008年11月30日 05:50
こんばんは。
>天然お嬢さまなみおい
>天然が他の人の癒しになることもあれば、無神経さが苛立ちを誘うことも
後藤さんの喋りには私もイライラさせられました。(褒め言葉)
仰る通り、悪人ではないのですけど…、こうして見ていると、みちるが苛立つのも無理はないと思ってしまいます。
>一方のみちるは確かに悪
人として肯定はできませんけど、少なくとも序盤の展開に私は同情的です。その意味では、流されて清々したと流した人に好意的にはなれません。ただ、↓
>越えてはならない一線
特にウチの妹が怒り心頭でしたが、これはいけませんね。それ以前の各種嫌がらせもダメですけど。犬殺害は論外です。
>明文化されているルール
私の見落としかもしれませんが、みちるの発言以外で、このマンションのペット禁止を明示する描写はありましたっけ。みおいはバレなきゃ云々とは言ってましたけど、管理人はみおいに粗相を始末するようにとか黙認するようなことを言ってますし。「一応禁止ってことになってるのだから」とか婉曲に言うのではないかと。ちょっと分かりにくかったです。
>焚き付けるきくり
まだまだ控えめのあいに対して、結構前面に出てくるようになりましたね。3期は下僕(?)まで出来て、彼に呼ばれる通りの「媛」って感じです。(続きます)
7. Posted by 鳳龍   2008年11月30日 06:15
>中学生一人だから飼えないというのを
根っからのセレブも似非セレブ気取りもどっちもどっち。この人致命的にズレてるな、とこの時感じました。お嬢様過ぎて、警察に関わらせるという発想すらなかったのかも。
>靴におしっこが掛かってしまっていた
う〜ん、みおいの「ごめんなさい新谷さん」はエレベーターを止めておくことに掛けているのであって謝罪の意味ではないように思えますし、あんな態度をされては、私も平然と流せるかは微妙です(汗)。
>他人の心がわからないみおいですが、その分、もものことだけは〜
人の気持ちは分からないくせに犬の気持ちは、というみちるの暴言は、ある意味的を射ているのかもしれません。
とまぁ、みちる寄りな事を書きましたが…。↓
>ももは青い藁人形をくわえていた
結局、みちる最大の罪、犬殺し未遂の報いを因果応報で受けたということなのでしょう。
心なしか、地獄コントもみおいの怨みというより、殺されかけた(ある意味みおいもみちるに殺されかけたわけですが)ももの怨みを反映した内容だった気も。まぁももとみおいは一心同体なのかもしれませんが。
>病院にはペット持ち込み不可なんて常識も
これで、本当に(悪人ではないのですけど)どうしようもない人なんだな、と。第二のみちるのようなトラブルをこの先も起こしそうな…。(続きます)
8. Posted by 鳳龍   2008年11月30日 06:34
>報復
撃っていいのは撃たれる覚悟が…なんて言葉がまた脳裏を過ぎりますが、傷つける行為に打って出た以上はその怨みが自分の身にも跳ね返ってくることは覚悟しないといけませんね。いや、そもそも人を呪わば穴二つって言葉がありますか。
>何が悪いのか言えば直そうと
厳密に言うと、もものことに関してだけは、ちょっとやそっとじゃ聞く耳を持てない気もしなくもなく。
>地獄コント
見たら、空に穴があってそこに照明器具が。あいが犬耳をしていたのはささやかな視聴者さー(ry
>心が貧しいというのは醜いものですよね
こうしてみちる寄りなことを書いていると、正直、私の心が貧しくないのか自信がなくなります。自分で器が小さいなとは思ってますが(汗)

ところで、後藤さんことみおいが流した相手が「新谷さん」というネーミングには穿ちすぎでしょうがちょっと微妙な気分になりました(汗)。脚本を書いた方(ED作曲の人でもあります。しかも声優の新谷さんと昔一緒に深夜番組に出ていたのを見たことがあったり)はまぁ他意はないのでしょうけど。
9. Posted by なっきー   2008年11月30日 08:17
4  鳳龍さん、こんにちは!
 コメントありがとうございます。


>>天然が〜、無神経さが苛立ちを誘うことも
>後藤さんの喋りには私もイライラさせられました。(褒め言葉)
 さすがというか、上手ですよね。

>〜こうして見ていると、みちるが苛立つのも無理はないと思っ
>てしまいます。
 しかも、言っても全く効果がない上に、さらにカウンターが来て、かえってみちるのダメージが増えるという…(苦笑)。

>>一方のみちるは確かに悪
>人として肯定はできませんけど、少なくとも序盤の展開に私は
>同情的です。
 みおいがあんな風では、腹が立つのは当然だと思います。

>>越えてはならない一線
>〜それ以前の各種嫌がらせもダメですけど。犬殺害は論外です。
 仕返し(のつもり)となると、たがが外れてしまう人もいるんですよね…。
 私をここまで怒らせたのだから 『これくらいはしていいのだ』 と、免罪符を持ったつもりになってしまうのでしょう。

>〜みちるの発言以外で、このマンションのペット禁止を明示す
>る描写はありましたっけ。
 マンションに限らず、これがどちらかは不動産の賃貸にあたっては必ず示されます。曖昧ということは有り得ません。

 つまり仰るのは多分逆で、 『ペットは禁止されていない』 と明示されない以上は明確に禁止されていると見るべきでしょう。
 まして、みちる発言がそれを肯定しているわけですし。

>〜管理人はみおいに粗相を始末するようにとか黙認〜
>「一応禁止ってことになってるのだから」とか婉曲に言うので
>はないかと。
 そうやって管理人が言わないが故に、既に有って無いようなルールになっているのでしょうね。
 住人はともかく、管理人がこれというのが現状を招いた潜在的な要因の一つ、とも思います。

(続きます)
10. Posted by なっきー   2008年11月30日 08:19
>>焚き付けるきくり
>まだまだ控えめのあいに対して、結構前面に出てくるようにな
>りましたね。
 恐らくあいの場合は、依頼人に干渉するのはルール違反なのでしょう。
 この辺は第二期にも、それを思わせる三藁の言葉があったように思います。

 しかしきくりはあいの僕(しもべ)ではなくて自発的に参加している上、しかも妖怪ではなく神社に祀られている 『神』 であるために、 『地獄通信のルール』 如きには縛られない存在なのだと思います。

>>中学生一人だから飼えないというのを
>〜この人致命的にズレてるな、とこの時感じました。
 根本的に感覚が違ってますよね。

>お嬢様過ぎて、警察に関わらせるという発想すらなかったのかも
 これも仰る通りかもしれません。

>>靴におしっこが掛かってしまっていた
>う〜ん、みおいの「ごめんなさい新谷さん」はエレベーターを
>止めておくことに掛けているのであって謝罪の意味ではない
 そうでしょうね。
 靴に掛かってしまっていた、と知ればまた別に謝罪があるとは思いますが、

「はい、ももちゃん、ちゃんとごめんなさいして」

…とペット好きにしか通じないことをして、かえってみちるの怒りを増幅させるかもしれません。

>人の気持ちは分からないくせに犬の気持ちは、というみちるの
>暴言は、ある意味的を射ているのかもしれません。
 もちろん、人と人が100%わかりあえないように、いかに犬好きでもわからない領域は残ったまま、とも思います。

>>ももは青い藁人形をくわえていた
>結局、みちる最大の罪、犬殺し未遂の報いを因果応報で受けた〜
 だからこそみちるはチワワ型ロボに成敗され、舟の船頭も犬耳を付けているのでしょうね。
 もちろん、藁人形をくわえてきたももにその意思があったかはわからないのですが…。

(続きます)
11. Posted by なっきー   2008年11月30日 08:21
>心なしか、地獄コントもみおいの怨みというより、殺されかけ
>た〜ももの怨みを反映した内容だった気も。
 あ、同じようなことを書かれてましたね。
 そもそもみおい自身 「地獄に堕ちろ!」 と思って引いた糸じゃないわけですし、あの瞬間に限れば、みおいは復讐どころの精神状態ではない気がします。

>>病院にはペット持ち込み不可なんて常識も
>これで、本当に(悪人ではないのですけど)どうしようもない人
>なんだな、と。
 言って聞く相手なら、遅まきながらゆずきが説教する手もあるのかもしれませんが、効果ゼロとしか思えないんですよね(苦笑)。↓

>第二のみちるのようなトラブルをこの先も起こしそうな…。
 今回のようなきっかけがなければ誰とも仲良しでいられるでしょうが…、何か、いつでも爆発し得る爆弾を抱えているかのような危うさですよね。

>>報復
>〜傷つける行為に打って出た以上はその怨みが自分の身にも跳
>ね返ってくることは覚悟しないといけませんね。
 その通りだと思います。

>>何が悪いのか言えば直そうと
>厳密に言うと、もものことに関してだけは、ちょっとやそっと
>じゃ聞く耳を持てない気もしなくもなく。
 あと、直そうとして直るとも限りませんね。
 ただ、こうして何も言わないと何も変わりはしないのも、確かだと思うのです。

>地獄コント
>見たら、空に穴があってそこに照明器具が。
 ミニチュアでの特撮、という見立てでしょうか。

>あいが犬耳をしていたのはささやかな視聴者さー(ry
 これも一応、この地獄流しがもも殺し未遂の復讐だという形の一部なのだと思います。

(続きます)
12. Posted by なっきー   2008年11月30日 08:24
>こうしてみちる寄りなことを書いていると、正直、私の心が貧し
>くないのか自信がなくなります。
 大丈夫、というかそもそも地獄少女の場合、怨まれる側の描写が丁寧なのが常です。

『悪い奴は……、うんその何だ、悪い奴だから悪い奴なんだ』

…的な誤魔化し(笑)をしないのがいいところだと思うのです。
 基本的に依頼人もターゲットも 『理解できない』 形にしていないのですから、結果的に行動を間違えるのだとしても、その前段階の心情がわかるのはむしろ制作側の意図するところではないでしょうか。

>ところで、後藤さんことみおいが流した相手が「新谷さん」とい
>うネーミングには〜
 むう…、その辺は声優さん事情とかに疎い私にはよくわからない領域です。
 でも 『わかる人にはわかるネタ』 もこの作品の定番なのですし、もしかしたらそれも意図してのことかもしれません。



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