ものすごーく久しぶりにポストエディットの依頼がありました。
(※ポストエディット:機械翻訳で翻訳された訳文を修正して人手による翻訳に近付ける作業。通常、人手による翻訳ほどの高品質は求められず、翻訳コストを抑えたい場合や納期を短縮したい場合などに用いられる)

スケジュールも条件もいい感じ。レートもポストエディットにしてはお高め。が、しかし、悩んだ末にお断りすることにしました。

なぜなら、内容が「契約書」だったから。

ao はポストエディットに対してそれほど抵抗があるわけではないので内容によってはお引き受けしてもよかったのですが、今回は専門外の(しかも大の苦手の)契約書。無理をすればやってやれないことはないけれど、品質を担保できるか自信がない。おまけに一度引き受けることで類似の案件の依頼が続く可能性もあり、「う〜ん」と悩んだ末にお断りすることにしました。

翻訳の仕事を始めた頃は、分野が何であろうが来るもの拒まず。根性があれば何でも乗り切れると信じてしゃにむに引き受けていました。

だけど徐々に「果たしてこれはいいことなんだろうか?」と疑問が沸き始めます。

専門分野でない仕事は、どうしたって品質が落ちます。どれだけ丁寧に調べ物をしても、かけられる時間が限られている以上、素地となる知識がないためどうしても上っ面な翻訳になってしまいます。

目先の利益だけを考えればもちろん仕事を入れた方がいいのだけれど、品質に自信が持てないものを納品することで自分の評価を下げるかもしれない。それに、私より適任の翻訳者に依頼した方が先方にとってもよいのではないか。依頼を断ることでスケジュールに空きが出るかもしれないけれど、その時間を専門分野や翻訳力向上の勉強に充て、次に来る仕事に備えるために有意義に使えばいいのではないか。

最近はそんな風に考えて、専門分野以外の仕事は断るようになりました。

今のところ、それで依頼が減るということもなく、逆に専門分野以外の依頼があまりこなくなりいい感じに回っているような気がします。

新人翻訳者のときはどんな内容でも引き受ける、というのも勇気ですが、進みたい方向性が定まっているのなら断るのもまた勇気。

その時々で自分にとって何が最良なのかをよく考え、勇気を持ってそれを実行に移すこと。それもまた、フリーランス翻訳者を長く続けていくために必要な心構えではないかと思います。

* * *
おまけ。

今日のお家ごはん。日頃は「何でもいい〜」が口癖の母がめずらしく「ほっけが食べたい」というので今日はほっけ定食。
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先日お友達がくれたオーガニックの「すりおろしにんじんドレッシング」がかなりおいしくて幸せな気持ちになりました (๑´◡`๑)
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