natsukOrange

綺麗な花をたくさん咲かせるよりも、どんな雨風にも負けない強い根っこと種を育てたい。

これまでと、いまと、これからと。

  • 2012年01月23日
先月、能登での約5ヶ月間にわたるインターンシップを終えました。


5ヶ月間といっても、現地にいたのは10月から12月の実質2ヶ月ほど。
大学の卒論やgreen school Tokyo「コミュニティデザイン&場づくり学科」、
ワークショップ等に通いながら、 何度か東京と能登を行ったり来たりする日々を送りました。


本当はもうちょっと前にブログを書いていましたが、
途中いろんな人の立場を目の当たりにするなかで
私にとっての「じぶんごと」があまりにも身勝手に思えてしまって

誰かを不快にしてしまうんじゃないかって、表に出すことを躊躇していました。



でも、インターンシップを終えてから1ヶ月が過ぎた今
ようやくアウトプットしようと思えたのは、


「能登で何してたの?」と気にかけてくれる人の存在がいて、
グリーンズの『ソーシャルデザイン』を読んで、

「じぶんごと」を伝える勇気をもらったからです。





とっても長いですが
いまのわたしにつながってることなので、もしよかったら読んでください**






◇◆わたしが能登に行った理由◆◇

わたしは生まれてから高校卒業まで富山で育って、
「何もない(と思っていた)富山」から早く抜け出したい一心で
大学で上京しました。


わたしが大学に入ってすぐ、両親は離婚。

突然「帰る場所」がなくなった気がして、人の頼り方が分からなくて、
不安をかき消すように必死に予定を埋める毎日。
ずっと憧れてた場所にいるはずなのに、ときどき襲ってくる虚無感

ちょっと大袈裟に思われるかもしれませんが、
この頃のわたしは「このままだと孤独死するんだろうな」と、結構まじめに考えていました。




それから、就職活動や震災を通してその虚無感に向き合う機会が増えて。

その自分の虚無感の根源は
「心のつながりを大切にできていないこと」
「自分のたどってきたルーツに誇りを持てていないこと」

にあると思いはじめました。


でもそれって、孤独死や自殺者数が増えている今
もしかしたら自分だけの問題じゃないんじゃないかなって。




「自分が住む土地・生まれ育った土地への誇りって、どうやって生まれるんだろう」
「心のつながりってどうやって生まれて、育まれていくんだろう」



そんな、自分から湧き出た問い。
ちゃんと向き合って、いずれ自分なりの形にしてみたい。


そう思って動いているうちに、昨年の春
ETIC.の「地域ベンチャー留学」や能登でのインターンシップ「能登留学」に出逢い、
実践の場をいただけることになりました。

このとき、迷っている自分に何度も何度も面談を繰り返して向き合ってくださった
ETIC.や能登のコーディネーターさんには、本当に感謝しています。





◇◆わたしが能登でやってきたこと◆◇ 

①70cafe

能登(七尾)でのインターンの課題は
・まちづくり会社が経営する能登の食材を使った料理屋さん「いしり亭」の赤字経営脱却
・七尾にいままでにない「」の提案
というものでした。

それに加えて、
・わたしが将来実現したい場を実践
ということで、

「人のつながり」「誇り」が生まれる場づくりをテーマに活動していました。



それを踏まえて行ったのが、
いしり亭の定休日を使った「まちの人とつくる、まちの人たちが集うカフェ」です。



まちの人と一緒に「あったらいいな」という想いをカタチにするカフェ。

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お店のロゴやメニュー、内装などつくるところから参加してもらい

次第にその場所を使って、自分がやってみたいことを実現していく場に成長していきます。

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詳しい内容は、70cafeのHPをご覧いただけると嬉しいです*



70cafeの女子会がスタートしてからは、

「久しぶりに自分で意見を言った」という子育て中のママがいたり。

「転勤してから行く場所もなくて、こんな場所を求めていた」と言ってくださる方がいたり。

当初、七尾に「ない」ものに目を向けていた若い子たちが、
次第に七尾に「ある」もの「自分たちだからこそできるもの」
視点が変わっていくの目の当たりにしたり。



参加する場を通して、人のつながりや気付きのきっかけが生まれ
ちょっとずつ、まちの人にとっての「じぶんたちごと」になっていくのを感じました。






もともとは経営者側の「アイドルタイムを使ってカフェをやりたい」という言葉が発端でした。

でも進めるうちに、普段いしり亭を運営しているお母さんたちが
思った以上に70cafeに対して「他人事」であることに気付いて。



「あれ、これって誰のためにやってるんだろう?」
「何のためのカフェなの?」

という疑問を抱きはじめました。



だから、経営者側運営者側まちの人たちのそれぞれの想いを知るために、
最初からターゲットは絞らずに色んな人に会って話を聞いて
何度も何度も企画書を書き直しては共有するというサイクルを繰り返す日々。



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もともと積み重ねてきたものが大きいのに
何も知らないよそ者が「これをやったらうまくいく!」だなんて言いたくなくて。

そこにいる人とこれまで関わってきた人の想いと向きあって
それぞれの立場や価値観を認め合った上で
一緒につくっていけるように心掛けていました。



そうやって進めていくうちに、最初は他人事だったお母さんたちやまちの人にとって
70cafeが次第に「じぶんごと」になっていくのを感じることができて、

カタチだけではなく、そこにいる人の意識や価値観にしっかりと目を向けていくことの
重要性に気付くことができました。




現在わたしが抜けたあとも、「これからはわたしたち地元民でつくっていくからね」
70cafeを「じぶんごと」としてつくってくれる頼もしい存在がたくさんいます。


だからわたしはこれからも遠くから、たまに口を挟みながら、
たまに「ただいまー」といって帰ってきて、
そっと応援していきたいなと思っています。




②映画「幸せの経済学」上映会

自分自身が、この映画を見て気付かされることが多かったので
「一緒に見る人たちが身近にある幸せに気付くきっかけになれば…」と思い、行いました。

幸せの経済学」を上映後、他のインターン生が作った「日々のと人」を上映して
そこにいる人たちが「幸せ」について対話する時間をつくりました。


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参加者の中には、
「改めて自分が能登に移住してきた原点を立ち返ることができた」
「能登にいると見れないと諦めていたから、見れて嬉しかった」


などの意見もいただいたり、
いままでは出逢えていなかった意識の近い人たちのつながりが生まれ、

「場」をつくることで生まれるものを肌で感じることができました。




地方のまちでは、東京ほど新しい動きのきっかけになったり、
いままであるものに気付いたりする「場」が多くありません。

でも、個々のエネルギーは変わらないくらい大きい

そこを「地方だから」とわけてしまうのは、本当にもったいないと思いました。




◇◆能登を経て変わってきた、自分の「あり方」と「関わり方」◆◇

①人との関わり方
価値観の違いを以前よりもきちんと受け止めることができるようになった気がします。
中でも一番の変化は、「家族との関わり方」でした。
いままで一番近くにあって、一番大切にできていなかった家族の存在。

でも今では以前までは信じられないくらいに
家族と一緒に過ごす時間や対話する時間が格段に増えて、
「一緒にこんなことをやっていけたらいいね」と
応援し合えるような関係になりました。
これからもちゃんと、向き合っていきたい。


②「ある」ものに目を向ける
わたしは目の前にあるものの良さに気付いて、それを活かせる人間になりたい。
小さなことかもしれないけど、自分がそうやって目の前のことにきちんと目を向けることが
きっと社会につながっていくと信じているから。

そうやってまわりにいる人たちと楽しくしていけたらいいなって思います。


③目的に重点を置く
いろんなものを見ていると、どうしても表に見えている手段や方法に目がいってしまうことがありました。
でも目的を見つめながら進んでいくことが
後にぶれない手段につながっていくことを学びました。


④根源に気付く
「つながり」の根源には、その人を思いやる気持ちがあることに気付きました。
でもそれって意外と気付かなかったり、恥ずかしくてなかなか表現しづらい。

常に持ち続けることは大変だけど、それに向き合うきっかけに出逢ったとき
自然と心が豊かになっているから、
そのきっかけをちゃんとつなげていける人でいたいと思います。


⑤帰る場所は、自分でつくるもの
「帰る場所なんてない」と思っていた3年前。
でもいま振り返ってみたとき、わたしが真剣に向き合ってきた場所は
ちゃんと帰る場所になっていることに気付きました。
要は、「自分がそこをちゃんと大切にしているかどうか」なんだと。

これまでたくさん帰る場所をもらってきているので、
いずれわたし自身が大切な人たちを安心させられるような
帰ってこれる場所をつくれる人になりたいと思います。



◇◆「じぶんごと」になれる場所◆◇

この半年ほどで、今まで遠ざけていた地元富山との関わり方も変わりました。
地元の友人と頻繁に会うようになり、近い意識を持った人たちとも出逢い、
いつの間にか富山にも愛着が湧いてきています。

そして父とよく話をするようになってから、
自分が生まれ育ってきた土地への父の想いを知り、守るものを知り
その土地で、じぶんだからできることがある気がしてならないのです。


それはわりと使命感に近い。


煩わしいこともたくさんあるけど、向き合える場所があるって
すごく幸せなことだなって。

色々な理由で今はまだ帰るタイミングではないのですが、
いずれ、タイミングが来たときにきちんと持ち帰れるように
つながりを大切にしながら、力をつけていきたいなと思っています。


 
◇◆これからの生き方◆◇
もしかすると、この半年間で気付いたのはどれも
多くの人にとって当たり前のことかもしれません。

でもそんな「当たり前」になっているものを見落とさず、
目の前にあるものに向き合いながら「大切なものを、大切にできる人間」に。

そうやって、働いて、生きていきたいなって思います**



◇◆さいごに◆◇
こんな長く拙い文章を最後まで読んでいただいてありがとうございます。

わたしに場とチャンスをくださった御祓川の社員さん
粘り強く向き合ってきっかけをつくってくださったETIC.のコーディネーターさん
70cafeを一緒につくってくださった七尾の方々
いつも刺激をくれて背中を押してくれるgreen school Tokyoやグリーンズの方々
近況を気にかけて連絡をくださった内定先の社員さんや同期の人たち
これまでに出逢った素敵な背中を見せてくれる大人の方々
面倒なわたしにいつも付き合ってくれる友人たち

そして、いつも支えてくれる家族。

本当に感謝しています。



こんな偉そうなことを書いていても、
正直自分がやってきた「場づくり」の運営プロセスには反省点だらけで

これから勉強しなければならないことが山ほどあります。 


人付き合いが上手じゃなくて、欠点も多いわたしですが
これからもお付き合いいただけるととっても嬉しいです。

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。



高木奈津子
  • Posted by natsukOrange
  • 01:27 | Edit

結婚式

  • 2011年11月13日
11月6日

兄の結婚式。
 
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幸せそうにほほ笑み合う二人のまわりには、
ゆっくりと、とてもあたたかい空気が流れていました。

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今では大勢に祝福されながら立派に結婚を迎えた兄も、

小学校の頃は転校していった友達との約束を貫き、
なぜか毎日半袖半ズボンの体操服で学校に通い続けて
卒業式まで体操服。

(雪の日でも半袖で凍えながら登校している兄を後ろから見て、幼心に
「上着、着ればいいのに。」と思ったのを今でも鮮明に覚えています。)

それ以外にも、
じっと振り子を眺めていると思ったら表彰されてるし
なぜか小学生にして無線の免許持ってるし
日本舞踊では弟子入りさせられそうになるし
ピアノではいつも発表会のトリを任せられるし
バスケもレギュラーじゃないのに目立ってるし
当日までテストの時間割さえ知らないくせにちゃんといい大学に入って
大学で始めたフラメンコも、気付いたら新人賞とってスペインに留学行っちゃうし…


ちょっと…いや、ものすごく変わり者だけど
まっすぐで、陰で努力してて、気付いたら遠いところにいる兄。


悔しいけど、そんな兄をわたしはすごく尊敬していて


兄なら、素敵な家庭をつくってくれる気がします。



こんなに幸せそうに笑う兄を見たのは初めてで、
なんだかとっても幸せな気持ちになりました。






そんな喜びの一方で

いてほしい人たちの姿がそこになかったこともまた、
わたしにとってはちゃんと受け止めなければならない事実なのです。

嬉しい分、すごく悲しかった。




「結婚って、家族って、いったい何だろう。」



わたしにとって「家族」は一番大切にしたい存在でありながら
一番向き合えていなかった存在かもしれません。


「大切なものを、大切にできる人間」に。


わたしの一生かけてのテーマ。




この結婚式で、また向き合うことができた気がします。




お兄ちゃん、結婚おめでとう。
まりちゃん、家族になってくれてありがとう。

いつまでも、お幸せに。
  • Posted by natsukOrange
  • 17:49 | Edit

運動会

  • 2011年10月25日
10月23日

姉と2人でNICE TO MEET YOUが主催する大人の運動会
「REPLAY」に参加してきました。
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ラジオ体操に始まり、
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大縄跳びや二人三脚、
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タッチ相撲 
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靴飛ばし
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リレー
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綱引き など
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みんな子供の頃にかえったように、本気で遊んでいました。 



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このイベントに参加してみて、
「年を重ねていくことって楽しいな」って。



子供も大人も、いつだって本気で遊んで、夢に向かってきらきら輝いていて…

そんな光景が広がっていたら、素敵ですよね?





実は姉と2人で「こんなことしたいねー」って計画していることがあって
今はいろんなところに行っていろんな人に出会い、空想を広げています。 


それを実現したとき、まわりがたくさんの笑顔で溢れていたらいいな。



だからいまは動いて動いて、動き回って、点と点をつないでいきたい。
  • Posted by natsukOrange
  • 01:45 | Edit
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