2016年10月15日

周防の呟き 10/14





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2016年10月10日

周防の呟き 10/10









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2016年10月09日

周防の呟き 10/08







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2015年07月17日

Writer's Note「鬼が棲む島から奴等がやって来た!」その1 世界観編

2時間50分弱の物語にこれだけの情報や思惑を盛り込んでいたという落書きです。
役者本人には聞かれれば答えたこと、先に言ってしまうと行動を宣言してしまうと思い敢えて言わなかったこと、ごちゃまぜになってます。元ネタなどに多少オタクなアニメやゲームのタイトルが出てきますが、ここでは説明しないので聞くなり検索するなりして下さい。
● 何故SFだったのか?(世界観の元ネタなども)
「桃太郎の鬼側の話、浦島金太出して、ラスボスはかぐや姫」というのがプロデューサーからのオーダーでした。その時点で、鬼のレジスタンスの話という構想はあったのですが、折しもAUのCMで「物語の世界で現実に生活している主人公」ってのが出てしまい、また二年前の作品「白馬で奴等がやって来た!」の設定(「お伽話が現実である」というパラレルワールドが舞台)にも重なるので「物語の登場人物」としての鬼の物語ではなくなりました。そこからとある作家の作品世界とか、バーチャルスペースでのオンラインゲームでの出来事など、色々設定をいじった結果、今の形に落ち着いたのです。
お伽話というか、寓話は今のように情報が広がっていない時代において、人々に教訓を与える手段でした。「正義は勝つ」「身の程を超えて欲をかいてはいけない」「タブーにはちゃんと理由がある」それらを悪用して民衆を操る存在がいるとしたら、その手段のためには「悪役」が必要となる、つまり鬼が求められる……といったわけです。価値観をリセットするために文明に一度滅んで貰うことにした結果、「実は超未来の話」になりました。ま、SFという得意分野にいかせてもらったというのもありますが。
倫理ではなく社会を維持するための価値観で民衆をコントロールするという設定は、昔のSF作品とくにサイバーパンク系でよく使われていた手法です。古い映画で言えば「未来世紀ブラジル」「ブレードランナー(本当は原作小説がオススメ)」「2300年未来への旅」、比較的新しいものでは「リベリオン」とかでしょうか。「リベリオン」は単純にアクション映画としても面白いのでオススメです。
現在の人類が「管理人」として造られたものという設定は、実は「風の谷のナウシカ」の原作コミック版の設定そのままです。原作は戦争で汚染された地球で生きれるように、そして元通りの環境では生きられないように造られたナウシカ達の話だったりします(つまり腐海の毒というのは実はきれいな空気や水のこと。地球環境が完全に回復したら彼女らは死ぬ)。ナウシカの世界では古代人は彼女らを作るだけ作って実質放ったらかしなので、作られた人類同士で戦争したり古代兵器をレストアしてえらいことになる展開でした。そこに「鬼」という人類が協力して立ち向かわないといけない必要悪を作ったのが『鬼が棲む…』の世界観です。
ラスボス=カグヤということで、ナウシカでは遺跡で眠り時を待つ古代人を月にあげました。そして、地球に帰る日を待っている。そこら辺は∀ガンダムやGのレコンギスタです。すみませんガンダム好きなんです。
本屋=知識の封印場所=軌道エレベーターというのは、バベルの塔(横山光輝ではなく聖書の方)のイメージもあります。天に届く塔に滅んだ文明の残滓が封印されている。滅んでもなおこの星が自分達のものであるという傲慢さの象徴でもあったりするのです。もしこの作品が映像作品なら、最後絶対崩れる感じです。


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Writer's Note「鬼が棲む島から奴等がやって来た!」その2 登場人物鬼側編

エンキはオーダーの時点で出ることが決まっていた主人公1です。オーソドックスに復讐を胸に秘めながらも仲間の中心となるだけの度量とカリスマを持っている人物として設定しました。最初の時点では彼が全ての障害をぶちぬいていく物語だったのですが、後述のトウヤの登場やSF展開にするにあたってのカグヤ最後の目的の絡みから、単純に彼が悪を貫いて敵を倒す話にできなくなりました。世界の「鬼が悪である」という認識が誤りであるように、彼の「人間は絶対悪である」という認識も誤りであったと知り、その事実と呪文の怨みや怒りに折り合いをつけていく、迷う主人公となったわけです。
キサナはプロデューサーは綾波レイで例えてましたが、作家的には進撃の巨人のミカサでした。あそこまでスパルタンではないですが、無抑揚無表情だけどブレがなく自分の伝えたいことはストレートにぶつけてくるみたいな。彼女がトウヤに対して第一印象に嫌悪がなかったのも、遺伝子的な問題じゃね?としてます。つまり「鬼は滅ばないようにたくさん増える→世代交代が激しい→人間より狭い世界での交配故に遺伝子異常が出やすいorカグヤの書いた遺伝子情報が経年劣化している」ということです。となると、エンキより下の世代にはカグヤの「安全装置」は効かない可能性もあって、負けるべくして負けたという考え方も出来ます。ちなみに執筆時にトウヤとキサナの関係を知人に話したら「『ダンス・ウィズ・ウルブズ』か?」と言われました。まあ、それや「ラストサムライ」にもよくある構図では有りますが。
ランキは「最初に過去のシーンを入れたいから、子供時代の役を作ろう。でもそれで出番終わりじゃもったいないな」がスタートの役でした。初期はエンキの息子という設定もありましたが「嫁誰だよ?」とかあって年の離れた弟になりました。幼くて鬼退治の記憶がなく、前述の遺伝子異常の隠し設定もあって、偏見のない人物となっています。最終的にエンキが父の背中を見て復讐に燃えたのに対し、ランキはエンキの背中を見て新しい世界をつくろうと誓うという世代交代を担うキャラとなりました。そういう意味では世界を変えるのはその前を知っているエンキ、変わった世界を作っていくのはしがらみのないランキという形で良かったと想います。
ジャカンは会話のテンポを作るバイプレイヤーとして作ったキャラです。また、鬼ヶ島に棲む一般的な鬼の反応を演じて貰う役目も担ってました。悪く言えば単純で複雑なことが考えられない、良く言えばだからこそ本質さえ理解できれば思考の寄り道がなくブレない人物です。最初は人間だということで誰よりもトウヤを嫌っていたのに、自分の惚れている女が認めた男だという理由でエンキからトウヤを守ろうとする。彼がブレない男であるからこそ、トウヤへの態度が一番変わったわけです。台本において周防が一番こだわる部分は、「人物の言動を矛盾させない。矛盾させる場合はちゃんとその理由を書く」というのが有ります。ジャカンの言動からそれがわかって貰えたら幸いです。
アクラは「何でも水準以上にこなせるけど、これだけは絶対に負けない部分というのがない。だからこそ、一歩下がって物事を冷静に見ている」というジャカンと対になるバイプレイヤーとして設定してました。ちなみにモデルは「ベルセルク」のジュドーでした。エンキ一行が思ったより大所帯になってしまったので、中々そういうところが出せませんでしたが、ポイントポイントで状況判断に優れる描写を入れてみました。弓の達人や、鳥を操れる設定(鬼は程度の差はあれど自然の生き物と意思疎通が出来、アクラはそれが一番うまい)などを上手く物語に織り込めたら良かったんですが、尺と演劇的な表現上難しかったです、ごめんなさい。実は初期設定では月への門を開けるのはアクラの予定でした。カグヤからアクラにだけ「月の軍勢は地上を制圧するつもりだが、お前が開ければ鬼達の安全は保証しよう」というメッセージが「かくかくしかじか」の際に届く。誰よりも客観的に事態を見ていたアクラは月の軍勢がなければ絶対桃太郎には勝てないことをわかっている。だからこそ、エンキ達の反対を振りきって門を開く……となる予定でした。まあ、仲間内だけで物語進めるのも良くないなということで、門を開けるのは金時の役目となったわけですが。
鬼全体はネイティブ・アメリカンやアイヌ民族のイメージです。彼らの名前に鬼や邪、悪がつくのは彼らが差別をされている存在という記号であり、また表示で血筋を表しています。つまりエンキの父の名前にも「鬼」がついてるわけです。


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Writer's Note「鬼が棲む島から奴等がやって来た!」その3 登場人物人類側編

トウヤはプロデューサーのオーダーにない、作家が書きたかった主人公2です。具体的には親子桃太郎対決が書きたかったのです。こちらも主人公なので、エンキとは対の存在にしました。ゲームなら開始時に「どっちの主人公を選ぶ?」という感じです。世界より自分の想いのエンキ(後に変わるが)と世界を変えたいがそのために自分(人間)の罪と向かい合わないといけないトウヤの対比となってます。トウヤが鬼退治に疑問を持った理由も実は設定してありまして、「環境に強い新人類、その最強格設定の桃太郎の血族が病弱→つまり、遺伝子にバグ?→本来遺伝子に書き込まれているはずの鬼への恐怖にもエラーが生じてる→本屋での治療法で病弱は直ったが、鬼への恐怖についてはそのまま」となってます。これを説明して踏まえて演じてというのもややこしい話(劇中に説明するのも演劇的じゃないし)なんで、あくまで作家の脳内設定ですが。
桃太郎は孤独な人物です。妻の死以来、対等に話し悩みを共有する相手を失っています。だから、彼だけが知っている世界の秘密は誰とも共有できずに現在に至ったのです。また息子に対しても厳しく接することは出来ても優しくはできずにいました。それは母親の役目だからというのも有りますが、心の何処かにトウヤが妻の死の原因であるという思いがあることを否定出来ないからでもあります。そういった息子への愛憎も誰にも打ち明けられないほど孤独なのです。息子が真実を知った時、桃太郎は自分が悪役になることを選びます。彼の知っている世界は責められる「悪役」がいて初めて安定する世界だからです。もし自分が負けて死ねば息子が正義となるし、もし自分が勝ってエンキを皆殺しにしたとしてもトウヤは自分を恨んでトウヤ自身の無力を責めはしないだろう、桃太郎はそう考えたのです。そして、その考えを誰にも語ることが出来ないほど、彼は孤独だったのです。親子桃太郎対決のシーンはそんな彼らの最初で最後の「普通の父子の会話」であり、冒頭の「境遇を諦めつつも身を挺して息子を生かそうするエンキの父」と対比にもなっているのです。
三家来は自身の境遇に対する姿勢の違いが結末を象徴する役どころです。
犬公は決してブレることのない主君への忠誠を誓っていますが、それは裏返せば主の間違いを正すということのない盲信でもあり、それが彼自身を死に追いやる結果となります。また、その姿勢こそが桃太郎の孤独を進めていることに犬公自身が気づいてないのです。何しろ彼にとって御館様は至高のお方、父や男として悩んでいるなど思いもよらないのですから。
猿皇は「朝三暮四」をそのまま行く、目先の損得を選んだ結果非業の死を遂げる人物です。十二年前森まで深追いをしなかったら、金時の誘いに乗らなかったら、犬公を個人的な感情で殺すことをしなかったら……彼にとってのターニングポイントはいくらでもあったのに、結果的に最悪な選択をしてしまったわけです。まあ、「さるかに合戦」などでもわかるように猿は頭は回るが結果を考えることをしないという扱いで、ダンジョンズ&ドラゴンズにおけるIntelligence(知性)は高いけどwisdom(聡明)は低いタイプです。
雉将は……演出サイドによるオネエ設定によって色んなモノが変わってしまったキャラです。何しろ、生死すら変わってしまいましたから。本来はトウヤ同様に世界の真実に翻弄されつつも、その身を挺してトウヤに世界を変える決意をさせる予定でした。それが最終的には、トウヤの代わりに世界を変える人間側の代表になってしまうのだから人生何が起こるかわかりません。まあ結果として、ジェンダーマイノリティでありどっちの立場もわかる雉将が色んな架け橋になるのは、ある意味妥当で、いい形になったんじゃないでしょうか?
三家来はローフル・ニュートラル(犬公)、ローフル・イービル(猿皇)、ニュートラル・グッド(雉将)と綺麗に性格が別れており、書いてて楽しかったです。
金時は初期プロットから大出世しました。「世界の真実を知っても何も変わらず、月の軍勢に対して初の実戦に歓喜の声を上げながら戦い死んでいく」というのが最初に決めていた金時の結末でしたが、月へのゲートを開けるというキーキャラとなりました。一応金時には先のビジョンがあって、「恐らくカグヤは地上を手に入れた場合、自分はただの傀儡に成り果てるだろう」ということはわかっていました。だからこそカグヤに銃を向けたのですが、彼の唯一の失敗はその銃口をザンゲツに向けなかったことです。野心と力、そして計画性と実行力全てが揃っていても、一瞬の判断ミスが命を落とすというわけです。


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Writer's Note「鬼が棲む島から奴等がやって来た!」その4 登場人物旧人類編

浦島&乙姫は世界観が出来た時点でも扱いに悩んだキャラです。何しろ、鬼退治に全く関係ありませんからw でもオーダーがあった以上書かねばなりません。最初はエンキが旅で立ち寄る土地の領主だった(最初期は塔に向かってエンキが各地を旅して回るというプロットでした)んですが、それだとエンキが立ち去った後出番がない。鬼退治にかかわらない以上、敵にも味方にもなれない。……じゃあ、とことん傍観者にしてしまおう。世界の真実を知っているというか当事者でありながら世の流れをただ見ているだけ、でも世界がいいように向かって欲しいという希望はどこかにある。それでやっと、亀による鬼ヶ島脱出や玉手箱のギミックが浮かびました。ちなみに乙姫は浦島が自身の孤独を埋めるために作った存在です。今の世界になった最初期に作られているので全てを知っています。……というのは、物語における浦島の扱いが確定してからきまったことですが。なので、扱いによっては只の人間(一般の人間から見た鬼への偏見描写担当)だった可能性もあります。
亀は……登場どころか演者そのものが確定して書いてたので、ある意味頭を抱えたキャラです。何しろ出るのは決まってるのに浦島の扱いがまず決まらないと亀の設定も決まらないわけですから。とはいえ、浦島とエンキの接点を作るためにオープニングで少年エンキに助けて貰うことにしました。あれも長寿である亀だから出来る事です。亀はこの世界が生まれた後に作られた存在で世界の真実を知りません。だからこそ、知ったことで変化・成長を遂げることが出来ました。浦島と乙姫が世界を見守りつつも彼ら自身は何も変化しないのに対して、亀は再会を誓う友人が出来ました。「一つの大きな真実を知った時、人は何を選ぶか」という今回の話においては、一つの対比となっています。なお、上陸後も亀がついてきたのは演者に「この後も出番欲しい?」と聞いたら「欲しいです!」と返ってきたからであって、それがなかったら玉手箱も亀の成長もなかったかも知れないので、何が起こるかわかったもんじゃないです。
カグヤ&ザンゲツは前述の通り、プロデューサーのオーダーの時点で決定していたキャラです。
とはいえ、黒幕って何するんだよ? と頭を抱えたのですが、ここはやはりオーソドックスに「味方のふりして漁夫の利を得る」路線にしようかとなりました。
カグヤは初期プロットより悪人になってしまいました。最初は、あくまで故郷に戻りたいという想いをこじらせたor戻りたいという月の民を押さえることが出来ずに仕方なく……という予定だったのですが。保険で金時に門を開かせたり、新人類や鬼を創りだしたのはカグヤ(に属する人間)だったり……そのせいでカグヤの持つ悲哀は弱くなってしまった感もありますが、その分カグヤの目的意識がはっきりしたので物語としては良かったんじゃないかと思います。彼女は頭の良い人物でしたが、頭の良い人物ほど「人間は損得で動く」と考えがちです。エンキのように自分の存在を踏みにじられた者の怒りが彼女の最高傑作を打ち破ることや、身を挺してでも彼女を止めようとした(でもちゃっかり生きてましたが)店長の行動は最後まで理解できませんでした。知性とカリスマはあるように設定して書いているので、そこだけが彼女の足りなかった部分だと思います。
ザンゲツはカグヤを守る武人とだけ設定してスタートしました。彼女を想いつつも今は彼女の悲願を支えるのみ……という滅私キャラだったのです。それが、ザンゲツも造られた存在と決めた時点で180度変わってしまいました。月の兵士がクローン兵なら、その大将のザンゲツはカスタムタイプのクローン兵じゃね?という感じで。結果、逆らったり諫めないのは「そういう風に造られたから」ということになったのです。その点では役者さんにはちょっと苦労かけてしまいました。しかし、そのことで「お世辞が上手くなった」などの台詞が変化し、カグヤ単体では弱くなってた、「至高の位置にいながら、自分が作った人形に囲まれているだけの女王」という彼女の悲哀が出てきたのではないでしょうか? ちなみに、金時を瞬殺したようにカタログスペック的にはエンキすら敵わぬ力を持っているはずでした。勝てたのは「たったひとつの単純な答えだ……『てめーはおれを怒らせた』」ってやつです。エンキの「運命を切り開こうとする力」が、カグヤやザンゲツの計算を超えたのです。
ちなみにカグヤ以外の「月に上がった人類」は、長すぎる日々に絶望して命を絶ったり「帰れる日」をただ待つために冷凍睡眠しています。カグヤ一人だけが時を止めて地球を見張っています。塔の管理者が月に上がるための代償的なものでしょうか。逆に言えば、彼女が起こさなければ誰も起きないわけですから、実質の管理・支配者でもあるのですが。さてそのカグヤが死んでしまった今、月の旧人類は永遠に眠ったままなのでしょうか? それとも新しい管理者が生まれるのでしょうか? それは主を弔うザンゲツだけが知ることです。
店長&店員は、かなり自分の趣味に走って設定しています。
店長がカグヤのかつてのパートナーで、カグヤに最終的にとどめを刺す役目なのはSF設定になった時点で決めていました。ただし、それに玉手箱を使うというアイデアは前述の亀の件がないと思いつかなかったかもです。店長は浦島と同様傍観者でありながら、いつか人類が新しい世界を作ってくれることを期待しています。しかし、過ちを繰り返させないために、等価交換でしか知識を与えないという枷を付けられています。だから鬼についてもその存在が(いわゆる古代人である)自分達の罪とわかっていつつも自分からは手を指しのばすことが出来ないのです。桃太郎に世界の真実を聞くように仕向けたのもどうにか出来ないかという気持ちが多少あったからです。それは皮肉な結果に終わりましたが。ちなみに浦島は玉手箱を店長がカグヤを止めるために使うだろうと予測して渡していますし、店長も理解してます。あと、息を止めて助かったのではなく、店長の生命維持装置が塔だというのが生存理由です。塔から店長が出られないのもそれが理由です。まあ、それがもし上手く行かなかったら、一緒に死んでもいいとは思ってはいたでしょうが。
店員のアイデアはパソコンの外付けハードディスクでした。「そういえば、パソコンの圧縮されたデータをアーカイブ(書庫)と呼ぶよな、世界中の歴史や知識を集めている場所があったとしたら、そこは無限のスペースに置かれた書架か膨大なデジタルデータだよな……なら、その二つを一緒にしてしまおう」ってやつです。実はアクセス→検索の流れで歴代店員をモブ役者で演じさせるという案もあったのですが、店員さん一人で頑張ってもらいました。店員は自分がデータバンクだということを知りませんでしたが、アクセスの際に自身も世界を理解し受け入れてます。また、彼女の代でほぼ旧人類のデータは集め終わったので彼女自身が書架に収まることはおそらくはないです。それこそ、新人類が旧人類以上に急速な進歩をしない限り。ちなみに店長が「このフロアは君に任せたい」と言ってるのは「このフロアのデータは全部君の中に保存する」という意味で、実は意味がわかればちょっと怖い台詞だったりするのです。


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Writer's Note「鬼が棲む島から奴等がやって来た!」その5 総括編

●芝居で書きたかったこと
これについてはU・WA・SAの奴等では徹底して共通したことを書いてきました。それは「自分が望まぬ環境に落とされた時に何を思い、何を選び、どう戦うか」です。死んで地獄に落とされようが、宇宙人が我が家を侵略しようが、魔法で猫になろうが、平安時代に飛ばされようが、おとぎの世界でタイツ履かされようが、泥棒一味に参加させられようが、そこで自分らしく生きるためには戦うしかないのです。その戦い方は変われど、その目的は「胸を晴れる自分になるため」でした。
今回は「虐げられるために生まれた」者と「誰かを虐げてきたことで世界を守ってきた」者のお互いの戦いの物語でした。彼らがそれぞれ自分のために戦った結果、争うこと自体が過ちだと知り、その上でどう生きるかというのを描いたつもりだったのですが、いかがだったでしょうか?
●尺の関係などで入れたかったけど入らなかったことやif展開
・ 序盤から負け戦が決まってたジャカンに救済策。でも相手が亀か雉しかいない。
・ 塔まで世界各地を巡るエンキ一行。モブが忙しくって死んじゃう。
・ 今回は今までになく死者の多い話となったけど、一応和解の道も模索してました。まあ、無理でしたが。
・ アクラが門を開けた場合、アクラが唯一の味方側の死者になった可能性も……。
・ 玉手箱を使わない展開の場合は、店長は塔を自壊させてた可能性。
・ 雉将が死んでた場合でも、トウヤは旅に出てたのでその場合は人間側の代表はどうしよう?
・ エンキにもヒロインを……相手がカグヤくらいしかいなかったのと話がぶれるので却下。
・ などなど……登場人物が多いのでどのキャラの結末が変わっても大きく変わる物語でした。
●最後に
プロデューサーからオーダーされた題材をどうやって周防夏目の話にするかが、毎回の課題でした。結果、盛り込み過ぎたりも多々あったのですが、書いてる以上に書き手の思惑が物語には込められてたんだよということを読み取って貰えたら幸いです。ありがとうございました。


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2013年09月15日

覚え書き

公演が終わって一週間。
荷物や部屋片付けたり、
5月以来放おってた髪を切ったり、
ネットの劇評に一喜一憂したり。
基本的にぼーっとしてます。

終わって数日間の燃え尽き具合はいくつになってもどうにもなりませんな。
いや、年々ひどくなってるのかも。
以前は年二回+UWASAだったんで、ぼーっとする時間もなかったし。
UWASAはともかくRandomは年一回、しかも番外なしの本公演のみ。
かけるエネルギーも自身にかけた課題も大きくて、
箱を開けて客観的に見た時の成功部分失敗部分がすごく大きくのしかかります。

は〜。

無気力になってる場合じゃないですな。
とりあえず、

・後日の合評会(演出の先生&芝居同期による俺を囲んでの劇評会。個人的にはフルボッコ会)行く。
・劇団HPの更新。DVD通販の話がお客様からあったんで、そのページ作ろうかな。
・UWASA、次回の「こういうのやりたいんだけど」案が友鳩から来てるから旅公演終わるまでに構想練る。
・Randomも次に何がしたいか考えないとな。次こそは男性向けの恋愛モノがしたい(去年もそう思ってた結果がこれだよ!)。

他にもいろいろ待ってる。
でも……ちょっと癒やしもほしい今日このごろ。

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2013年09月07日

本番前夜

帰ってきてから、二年前の公演の映像を見る。
目的は自画自賛。
ネットでの劇評でも好評かを得た作品だからだ。

「なんだ、俺ってすげーじゃん」
とか言いながら見る。
明日本番なのにね。

うん、大丈夫。
きっといいものになってる。

夜が明けたら本番です。
皆さんのご来場をお待ちしております。

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2013年09月05日

稽古終了!

明日よりホール入り。

毎度前夜は「何かやる残したことがあるんじゃないか」感が激しい。
前回の公演が自身の思いれと反比例した結果もあって、不安も募る。
(勿論評価してくれた人は沢山いたけど、予想外の反応もあったわけで)
ある意味自分の原点回帰になった今回の公演、本当にどうなるのやら。

ま、ホール入りしてゲネ終わったら演出の仕事なんて何もないんだし、
あとは役者とスタッフ、そして天に全てを任せますか。

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こんなこともしてます。

こっちはサボってますが、劇団Blogを更新してました。

「非運命的遭遇記録」

フェイスブックもやったり、一応リアルタイム活動もやってるのです。

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2013年09月04日

なんやかんやで、今週末

本番が迫ってまいりました。

RandomEncount vol.18th
「Garden」
作/演出:周防夏目

彼女に初めて逢ったのは月明かりの下。
不眠症に悩む僕の前に現れた、彼女。
次に出会ったのは花の中。
色鮮やかに咲き乱れる花の中で、彼女は言った。
「わたし、ひとを、ころしたのよ」

出演
藤田愛子 光永陽子
若木志帆 小嶋カオリ
小林浩司(劇団黒豚農場)  森山瑛美子(好きこそMonono.Q)      
花田圭 宮城ゆうじ
小出太一

2013/09/07(土)15:00/19:00 08(日)12:00/16:00
TORIIHALL
前売り2000円 当日2500円
HP http://www9.ocn.ne.jp/~random/

観に来ていただけるのでしたら、劇団HPの予約フォーム、
もしくは周防までメール下さい。
お待ちしております。

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2013年08月09日

カニに怨まれる@夢日記

久しぶりに筋書きのある夢を見たので記録。

夢の中で自分が今の姿のままで学生の設定。
今日は遠足に来ている、目的地はとあるショッピングモールの奥にある水族館。
ショッピングモールについたら自由行動になってるのだが、俺だけ先日転校してきた大人びた転校生(夢の中では「誰か芸能人に似てる」と思っているが憶えていない)をエスコートすることに。
理由は、「俺がそこの水族館に詳しい」から、あくまで「設定」として。
で、その転校生を連れてショッピングモールを案内するのだが、いたるところに知り合い(クラスメイト設定、当然年齢差無視)がいる。
やがて水族館に着くのだが、そこに二つの入り口がある。
「正面入り口」と「深海にすむ生き物」。
周防的に後者は後回しがいいなとか思っていたら、転校生はさっさと「深海……」の方に。
慌てて追いかけた俺の前に立ちはだかったのは……胴体がバスケットボール大の、カニ。
しかも、こっちを睨みながらハサミをチャキチャキ鳴らしてる。
ああ夢とはいえ、カニにガン飛ばされるとは……と思ってる場合じゃないと、とりあえず逃げると後から何匹も追ってくる。
近くにあったやたら高い脚立の上に逃げるとさすがに上れないのか追ってこない……と思ったら、隣のビルの屋上まで上ってきた。
(夢のお約束でいつの間にか脚立がビルの高さまで伸びてた)
ビルの屋上から、カニ達は脚立上の俺に飛び掛ってる来るのだが、わずかに届かず地面へと落下……グシャリ。
それでも次々とカニは飛んでくる。見る見る間に地面に出来るカニの死骸の山。
やがてこの自殺行為すら俺のせいみたいな雰囲気に……というところで目覚まし。

前半に意味ありげに現れた転校生ガン無視の後半クライマックス。
そして、一族の仇かのように憎しみをぶつけてくるカニ。
いつものように意味はないんだろうけど、ちょっと気味の悪い目覚めでしたとさ。

ちなみにこの夢の内容を相方さんに話したところ、
「カニに怨まれるようなことしたんじゃない?」
とそのまんまの返答を頂いた。
いや、それはないと思う。少なくとも怨まれるほどたくさんは今のところ食べてない。

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2013年07月22日

周防式百物語(昨日の話)

先日の日記で書いた怪談話の会、日曜日にやってきました。

場所は近所の自治会会場。
昼間は書道教室の生徒達による大書き大会。
「手本に忠実に」ではなく「気持ちのままダイナミックに」というコンセプトなので、みんな楽しくやっとりました。
去年の俺の所業を知っている子供達は、
「カメさんカメさん(カメラマンさんの略らしい)、今夜どんなことするの?」
と聞いてくる。
「心霊写真見てももらいながら話するよ」と答えると、
「え、撮ってきたの?」「そんなん作り物やわ」
などのリアクション。

そして五時に一度解散して二時間後に再集合。

ノートパソコンにプロジェクター繫いでスクリーンに投影。
youtubeから探してきた動画がちゃんと写るか確認。
(画質的に拡大しても見えるかわからなかったので)
うむ、OKOK。ちょっと早めに来た子達も興味深々で見ている。

八時、もう寝るくらいの小さい子は来ないけど、その代わりに昼間来なかった中学生の生徒とか来て総勢二十人弱。
怖い怖い言いながら、みんな好きだよね。

まずは明かりを消して挨拶と掴みの話題。
俺らの世代には比較的有名な「紫の鏡」の話をする。
最前列にいてる男の子(去年俺のせいでしばらく一人で風呂に入れなかったらしい)が、
「忘れなきゃ、忘れなきゃ……」といってる。掴みはOK

そしてネットで集めてきた心霊写真二十枚ほどをスライドショウで見せながら即興で解説。
キャアキャアいいながらも食い入るように見ている一同。
解説の内容は場の雰囲気に合わせて即興なんだけどね。

心霊写真が終わったところで一度明かりをつけてトイレ休憩。
みんな釣れションらしい。一人は怖いよね。

そして再開の話題。ネットで読んだ話を耳で聞きやすいようにアレンジしたものを。
急遽参加してくれたミュージシャンの人が合いの手のように音を入れてくれるので効果アップ。

そして心配していた動画のコーナーに。
あ、「途中でこの先見たいかどうか多数決とるよ」って言ってたのに忘れてた。
まあ、「もういやー!」もなかったしいいか。
八本ほど用意してたけど、時間の関係上厳選された二本で。
二重に落ちの効いた動画のお陰で悲鳴が上がる。
一人は興奮で鼻血が出るくらい。
見せたのはこれこれ
(見るのは自己責任で)

最後に地元で遭遇した俺の体験談を。
具体的な場所も説明したので絶望の声をあげる子供達。
「まあ、夜中過ぎたときに通らない限りは大丈夫だから」と言っておいた。実際それくらいの時間での出来事だし。

そして一時間ちょっとの怪談話の会は終了。
迎えに来た親御さんたちとに色々話しながら子供達は帰って行った。
書道教室の先生である友人には感謝されたけど、来年はどうしようかな。
去年に引き続き、また自分でハードルあげてしまったような気がする。

後日談



その一
「終わったから帰るよ」と姉に連絡した後、姉から届いたメール。
「今の電話、コール音もあんたの声もおかしかった。連れて帰ってくるな」
店の入り口で塩かけてもらって帰宅。

その二
布団に入ってアイピロー乗せて寝てたら、誰かが階段を上がる音。
(俺の寝所は夜は俺しかいない)
そして誰かが枝のようなもので首をつついてくる感触。
(その間ドアを開けた音はなし。アイピローで見えない)
……そんな夢を見たような、見なかったような……。

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2013年07月20日

明日の準備……

明日、友人がやっている書道教室(小学生メイン)にて怪談話の会。
去年実体験系映画上映+俺の経験談で、ちょっと本気出したら一人でお風呂に入れない子続出だったらしく、
(風呂に一人で入ると怖くなる話をしてみた)
「今年は加減して」と言われた。

だって「子供達が「こわくないわ〜」とかいうねん、悔しい」と言ったの貴女ですよ?
まあやりすぎたとは思うけど。

で、今回のメインは心霊写真特集。
昭和生まれには夏の風物詩である。
ある程度見せてこれ以上は……ってなったら切り上げて終わらせる予定。
で、今ネットで集めてるんだけど……やばい、これは怖いかも……。

お守りのブレスレット装備+ホワイトセージ(場の浄化の働きがある)を焚きながらブルブルと閲覧中……。

精神安定に猫動画


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2013年07月11日

稽古、始まりました

というわけで、今年のランダムの稽古開始です。
去年の「こどもをころすはなし」は自分のメッセージを伝えたいという気持ちが若干空回りした部分もあったんで、
(その気持ちを評価してくださるお客様も多かったんですがね)
今回は「こんな雰囲気の話がやりたいな」くらいの緩さを意識しつつやっとります。
まああらすじはそこそこハードなんですが。

稽古場はいつもの溜まり場である玉造のBarの裏。
土曜日は稽古上がりにそのまま飲みにいけるステキ仕様だったり。
空調が効かなくて役者はちょっと辛そうだけど、そこは気合で。

とりあえず、九月まで夏を乗り切るぞ。

おまけ
飼い主を追いかけるアヒルの子
モフりてえ


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2013年06月27日

少し現実逃避中

筆が止まってしまったんで、癒しを求めて……



なあ、猫もふりたい……。

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2013年06月22日

明日本番

U・WA・SAの奴等produce 11th
Dispatched Prince 「白馬でヤツらがやってきた」

がとうとう本番を明日に迎えました。

今年もランダムのことや自身の仕事のこととかで脚本以外は積極的に関わることが出来ずに、周りには迷惑をかけてしまっていますが、
当日は場内整理などで支えることが出来たらと思っております。
で、今日ゲネプロ(リハーサル)を見てたわけですが……。

あーちくしょう、役者してぇよぉ。

俺は決してうまい役者ではない(ってか大根ですよ、大根)し、そのことにそれなりにはコンプレックスもある。
でも舞台に立つことは好きで、演じる楽しさってのもそれなりにわかってると思う。
やっぱり舞台に立ちたい。
でもランダムでは恐らくこの先もその可能性はない。
(勿論作・演>出演だし、それを同時にこなせるほど器用でもない)
とはいえ、役者で呼ばれることなんて3.4年に一度……。
(去年呼んではいただけたんだけど、冬の出稼ぎと被って(涙))
ほんと、役者したいです。

と、当の作家が思ってしまうこのU・WA・SAの奴等、
詳しくはHPまで!
土日両日とも、夜の回はまだ席に余裕があります!

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2013年06月05日

Web的行方不明からの帰還

気持ち的にいろんなものに追われて……というか筆が進まないので、Blogほったらかしてました、ごめんなさい。

とりあえず幼稚園の卒アル撮影とか、結婚式撮影とか、知り合いの仕事の手伝いなど、
何となくカメラマンらしいことをしてる毎日でした。

で、その間にたまっていた報告。

その1
劇団HP引越し完了しました。
殆ど内容は変わってないけど、次回公演の情報を入れてます。
RandomEncountHP

その2
U・WA・SAの奴等、今月23.24日です!
今回も脚本担当です!
U・WA・SAの奴等




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