2005年03月21日

青かった春の日

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突き抜けた空の蒼さと春の匂い。
一筋の飛行機雲がこんなに愛しいなんて。
いつから空を見上げなくなったんだろう。

4年間を一生懸命に過ごした学び舎。
沢山の笑顔に包まれて溢れた想い出が、
また目の前で、目の前に居る沢山のトモダチの笑顔で、甦る。

3年間、ホンマにいつも誰かが居た、ガッコでの居場所のラウンジには、
今やもう、誰も足を運んでおらず、静かに汚れたソファが置いてあった。
一体何時間、あの場所に想い出を置いて行ったかな。

ガッコに着いたら必ず見渡してた、暑い夏も涼しい秋も春もずっと
そうホンマにずっと、ココに居た。そんな場所も今や姿を変えた。
授業がある時も、無い時も食堂の前のあの白いベンチから
足を外に向けるコトが、どれだけの葛藤を生んだか。

学食に入ると、いつもの笑顔はレジに無かった。
一足先に学食のレジを“卒業した”オバちゃん。
お腹が空いてなくても、オバちゃんと話したくて、うどんを何度食べたか。
でも、いつも竜田丼をオリジナルに仕上げてくれてた、ビッグマムは健在。
何一つ変わらない弾ける様な笑顔とファンキーな声で『オメデト』って。

うちのおかんを生協に置いたかの様な辛辣なコメントをいつもいつも
俺にプレゼントしてくれて、それが何よりの楽しみだった田中サン。
【3月末まで閉店】なんて看板下げてたケド、ドコかにいるはずだ、って
一人で裏口から学食の中まで探して回ったよ。最後に礼くらい言わせろよ。


卒業式って、こんなもんなんや、って、誰もがそんな印象を持ったと思う。
味気無い、誰の為の卒業式かわかりやしない、式次第。

学部に卒業証書を貰いに帰って、洋洋館を出ると、
ほとんどただ我武者羅に、沢山の想い出をくれた政策科学の仲間を
カメラの中に、あたかも孫悟空の瓢箪みたいに、吸い込ませてた。
この一枚の写真でアナタをいつでも想い出せる様にって。
現実には一枚の写真には抱えきれない時間を共に過ごしたアナタだケド、
それでも一片の想いだけでも、胸に刻みたくて、刻んで欲しくて…。

グランヴィアで催された学部の謝恩会までの時間を
オトコ8人でいつもの様にビリヤードをして潰した。
1回生の頃、ビリヤードの罰ゲームで色んなコトしたな、なんて想い出して。

謝恩会は取りとめも無く時間が過ぎてった。
1回生の頃、好きやったオンナをお姫様抱っこしたり、
ロゼを呑みまくって、少しフラフラになりながら、
学部生が50人も集まった木屋町へ移動した。


学生証を学部に返した時に、感じた。卒業したんやって。
あの他愛も無い無駄話ばっかりした時間から、
朝帰りのお日様の光で眼をシバシバさせて帰った、朝の匂いから、
寒空の中、何分も何分も待った嵯峨野線のダイヤから、
アルコール以上にアルコールを感じさせたスピリタスの香りから、
眠気眼で普段の倍以上ペンを動かした、テスト前の一夜漬けから、
すれ違って『おう!』って挨拶するだけの関係から、
何度も開いた合コンの後のいつも感じるあの虚無感から、
必死にサッカーボールを追い掛けた、汗のニオイから、
大きな呑み会の度にチューしてた、あの名古屋人から、
講義中にヒソヒソと話した、紙で回した、イタズラな時間から、
ホンマに負けず嫌いで誰も止めようとしなかったウィニングイレブンから、
どうしようもない話を長々と話した、ベランダでのケータイから、
もう、卒業するんやな。俺達は。

3次会のワタミの後、次々といつの間にか姿を消してく
もしかしたらもう逢えないかも知れないトモダチを見て、
少しずつ少しずつそんな想いが込み上げて、涙に変わった。
俺の涙は安くない。ココロ震えたら止まらないケド、止まらなかったケド。
大切過ぎたから。愛しすぎたから。好きだったから。

もう、2度と『立命館の学生です』って。そう言えなくなると思ったら、
みんなで過ごしたこの4年間が急に・・・。
同じ場所で、同じ時にまた逢おうな、生まれ変わっても。
でもきっと、今以上の関係を築いて行けるよな。
もう2度と逢えないなんて、俺は考えたくないから。
きっとまたいつか、今日みたいにスカっと晴れた日にドコかで…。
ホンマにみんなの存在が無ければ今の俺は“在り難い”よ。
だから、ココロから、アリガトな。沢山の感謝を!


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この記事へのコメント
卒業、おめでとう!!!
Posted by あっこ at 2005年03月25日 11:25
卒業、アリガト。
Posted by ナツオトコ@管理人 at 2005年03月27日 18:28