てれびとえいがのはなし

その日、心に残ったテレビ番組や映画についての感想を書いていきます。オールドメディアになりつつある、テレビと映画を応援していきます。

過去をなつかしむということ

時代の気分は今、なつかしモードにシフトしている!

この「なつかしや」を開店して、1ヶ月とちょっとが経った。

始める前は、「なつかしい」をキーワードに日々の生活の中から、そんなにネタを拾えるかと思っていたが、そんな心配は全く無用だった。

テレビを見ていても、ラジオを聴いていても、これも「なつかしい」、あれも「なつかしい」と思うことばかりで、書きたいと思ったネタがたまっていくばかりだ。

いわゆる1947年(昭和22年)〜1949年(昭和24年)生まれの「団塊の世代」が今年から定年を迎える。

そのため、この前後の世代に向けた回顧番組やリバイバル商品が大量に企画され、売りだされているのも、なつかしいモノが目に触れる大きな理由だと思うが、それだけではないと思う。

この世代のような、自分の半生を振り返り、若かりし時代をなつかしむというだけでなく、男女年齢を問わず、過ぎ去りし日を「なつかしむ」という気分に、時代全体がシフトしているような気がする。

これは、先日も触れたが、インターネットの急速な普及によって、データ的にも、ネットワーク的にも、同じ世代が、同世代感覚を共有することが気軽にできるようになったことも大きいだろう。

これからも、「なつかしい」というキーワードを軸に時代の気分を切り取っていけたらと思う。

できるだけ、ネタが新鮮なうちにアップしていくために、詳しいデータや考察はあとで書き加えていったり、書き換えていくので、バックナンバーもたまには覗いてほしい。

団塊サードウェーブ―新しい大人文化が生まれる

dankai (団塊) パンチ 2007年 10月号 [雑誌]

団塊マーケティング (電通選書)

団塊・シニアビジネス「7つの発想転換」

過去を振り返り、なつかしむことは、新たにスタートすること!

自分の人生を今、振り返ると、失敗の多い寄り道ばかりの人生で、まっとうな人生を歩んでいる人から見たら、どうして、そっちの道を選ぶのかという道のほうを何度も選んで歩いてきた。

といっても、自ら選んだといういうよりも、ただ考えが浅いというか、後先を考えていないというか、いいかげんというか、あとでなんとかなるだろうと、ある意味人生をなめて生きてきた。

だから、この歳まで、昔をなつかしむという余裕もなく、過去の人生から目をそむけ、振り返るということをあえて避けてきた気がする。

でも、自分が生きてきた人生を冷静に、そして客観的に振り返ることで、新たに気づくことも多いし、なつかしいという気持ちだけでは終わらないことがわかった。

自分が生きてきた人生をたどり、その当時、どんなことに夢中になり、どんなことを考え、どんな生活をしていたかを「なつかしいもの」を通して、振り返ることで、自分の人生には、辛い出来事や忘れてしまいたいような過去も多かったけど、けっこう楽しいことも、けっこう幸せなこともあったということを思い出すこともできた。

今までは、運が悪かったとか、あそこでこんなことがなかったらとか、自分で選びたくて選んだ道ではないと、言い訳をしてきたが、すべて自分が選んできた道で、その道を選んだことには意味があったのだということにも気がついた。

そして、自分が選んできた道がすべて悪い方向だったとは限らないし、寄り道のように見えた道も、私にとっては、逆に通らなければいけない順路だったのかもしれないと思えるようになった。

こんな私が、もう一度、自分の人生を振り返り、この歳からもう一度人生をスタートしてみようと思ったのは、來夢さんというアストロロジャーが書かれた「運は変えられる!」(大和書房)という本を読んだのがきっかけだった。

運は変えられる!―「自分を好きになること」から始めよう


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