捨てられてしまった犬には名前がありません。以前なんと呼ばれ、どんな生活を送り、どんな躾をされていたのか…
「お座り」と言われ座っていたのか、英語で教えられたか、はたまたなにも教えられてないか…。とりあえず我が家で保護されたその子は、これでもかという程、たらふくフードと缶詰めを食べ、毛布にくるまり、ゲージごとあたたかい家の中で寝ました。 私達が通ると、なんとか腰を上げて尻尾をふり、ゲージから出たがります。
とても人なつこく、すぐすり寄って膝に乗るのですが、細く骨と皮の足が今にも折れてしまいそうでこわかったほどです。一休みしたら、元気がでたのか、鳴き出し、誰かを呼びます
ついでに体を洗ってあげ、薬をあげまたご飯、トイレシーツを変え、外に出るというので外に連れて行き、そとで用をたすので外でするように教えられてるようだなと知ります。
まだ感染してしまう菌がいるのでうちのワンコ達と一緒にするわけにもいかず、とりあえずカウンターの後ろで一週間…1日5回程散歩に連れだされ、ゲージから出せとがしゃがしゃ飛び回り、夜も人がいなくなるとなき続け… その間来て頂いたお客様にはご迷惑をおかけしました
いろいろあたってはみましたが、飼い主が探してる気配もなく、もし欲しいという人がいなければうちで飼うしかないかなと、うすうす思ってはいたものの、我が家は仕事しながら、年子の子供プラス 我が家の女の子5ワンズ
去勢もしなければ一緒にできないし、だからといって、まだこんなやせっぽっちを去勢をすぐするのもかわいそうだし、なんたって毎日、仕事に育児、ワンズの世話と…手ぇ一杯で、はちきれそうな我が家なのに、大丈夫だろうか…拾ってしまった宿命とはいえ、ちゃんと可愛がって飼ってくださる方がいればそれが一番ベストだと思い、とりあえず旦那の実家に電話…
旦那の実家にはやんちゃなお姫様、ダックスのななこがいます。
なんせ成犬だし、飼いたいひとはなかなかいないだろうなと、聞いてみるだけとおもったのですが、即答で、「こっちに連れておいで!」
「ななこと気が合えばうちで飼ってもいいし、だめでも、お友達が飼ってるわんちゃんが死んじゃって欲しいっていってたわ。すぐ連れておいで」と。
ということでだんなが、ひとりで子供達が寝た夜中に、その子用に買った新しい首輪をつけて、いざ横浜へ…! 仕事があるのでトンボ帰りです。 我が家では、仮名 こげぱん と呼ばれていたワンコはうちで3キロ太り、我が家、花闊歩をあとにしました。
幸せになれよ〜