2012年02月04日
毛布の使い方 その2
毛布を使っていて、最初は暖かくて良かったのだけど、暖まるにつれ蒸れた感じになってきて、毛布を蹴飛ばしてしまうということ。
快適な寝床内(しんしょうない)の温湿度は温度33℃、湿度50%といわれる。(湿度は55%±5%といわれる場合もあるが、ほとんどかわらない)
寝る前の寝床内つまり布団の中の温度を10℃としよう。昨日今日だと5℃ぐらいになる場合もある。特に湿気の多い布団はそうなりやすい。布団に入ると、布団はヒトの体温(深部体温は36℃ぐらい、体表面体温は32℃ぐらい)で暖められる。最終的には33℃ぐらいになるわけだ。一般的に暖かいというのは、素早く暖まるかということと、暖まるまでの接触温感が高いという2種類が合わさったものだと考えて良い。毛布は接触温感を高めるのに役に立つのである。湿気が多い布団は暖めるのに時間がかかってしまう。−干していない木綿布団の欠点である。
さて、寝床内の温度が33℃に上がってくのだけど、最初のノンレム睡眠時には多くの発汗があるので、寝床内の湿度も上昇する。そうすると、布団の中が蒸れた状態になって寝苦しくなる。そこで、足で毛布や布団をはねのけて、寝床内の温度を下げるということが無意識に行われるというわけ。
アクリルやフリースなどポリエステル素材は、接触温感も高いのだが、一番の難点は吸湿発散性が無い、あっても時間がかかる。木綿わたの布団が大半だった少し昔は、木綿わたを暖めるのに時間がかかったので、接触温感が高く、吸湿性が無い故に水分の少ないアクリル素材が多く使われたのである。
ところが布団が軽くて、吸湿発散性に優れた羽毛布団の場合は、基本的に暖まるのが早い。アクリル毛布を使うと、羽毛の持つ吸湿発散性が損なわれるため、羽毛布団にはアクリルやフリースの毛布はおすすめできない。発汗の少ない、寒がりの女性ならいいかもしれないが・・・。
綿毛布も広く使われている。吸湿性はいいのだが、発散性(放湿性)が良くないので湿気を含むとかえって暖まりにくくなる。これも今ひとつ。

ドイツから輸入しているIBENAの毛布は綿60%アクリル40%なので、吸湿性のある綿と接触温感のあるアクリルの良さのコラボである。1,100g〜1,200gぐらいという軽さもあって、使いやすい。価格もお手頃だ。
一番おすすめはウールの毛布だ。汗を吸って発熱するという特性、放湿性の良さなど、羽毛布団には一番相性が良い。一般的なウールは毛刈りといってあまり嵩がないが、ウールでアクリルのようにボアタイプになったものが良い。自然な暖かさを感じることができる。

ウール毛布の他にも、キャメル・アルパカ・ビギューナ・カシミヤなどの高級獣毛毛布は風合いもいいので、さらにおすすめ。なかでもカシミヤは一番だろう。イタリア・マラゾット社のカシミヤ毛布が絶品である。たしかに毛玉は出るが、使用感の官能性はなんともいえない。
肌が敏感なアトピーなどの場合は、保湿効果と肌にやさしいシルク毛布もおすすめである。
2012年02月03日
毛布の使い方
ヨーロッパでも寒波だそうで、来週出発する娘が「どうしよ〜」と喚いていたけど、向こうは部屋の中が暖かい。
北海道でもそうらしい。ところが、我が家は築80年近くになる日本家屋。部屋は冷え切っている。
さて、寒いときには毛布をということになるのだが、今日はその使い方について。

その前に、保温力とはなにかを考えてみよう。
保温力とは字の通り、保温する=熱を逃がさない力である。これには2種類あるのをご存じだろうか?
まずは断熱性だ。断熱性が良いのは空気なので、空気を多く含んだ=嵩の高い布団は断熱性が高い。昨今、アルミシートの敷が通販などで販売されているが、これもアルミの断熱性を利用したものである。
もう一つは、空気を閉じ込めておく能力。身体の周りがすかすかだと、体熱で暖まった空気が逃げてしまうので、身体の周りの空気を逃さないようにするチカラ。これは寝具のフィット性が重要になる。
毛布はこの身体へのフィット性を高めるために使うものである。だから、しばしば羽毛布団を販売するときに使われたトーク「羽毛布団の場合は毛布は上に掛けて下さい」は本当は正しくない。もちろん、布団の上からかけるのであれば重ね着の理屈によって保温性は向上するが、この場合は別に毛布である必要はなく、肌ふとんでもキルトの上掛けでもいいのだ。
ファーやボアなど毛足の長い素材は暖かいが、これは接触温感が高いからだ。毛足の中に暖められた空気が閉じ込められるからである。毛足の長さはいろいろだが、毛布の表面にはこのような起毛や植毛がなされていて接触温感を高めるようになっている。一番最初に生まれたウールの毛布はウールの糸で織り上げた生地の表面をひっかいて起毛しているのである。

このような毛布はかつて多く見られた。
さて、毛布は身体をくるみ、身体の周りの空気を逃がさないように使うのが重要な役割なので、身体に近いところで使うのが一番良いのである。
ところが・・・
素材を選ばないと、今度は湿度調整の問題が出てくる。それでは最適な毛布とは何なのか?
次へ続く
2012年01月28日
羽毛布団に新キルティング登場
まず最初は変形5×5キルトである。私の店にはお客様の体質にあわせて布団の厚さを変えるために、何種類かのキルティングパターンをご用意させてもらっている。
その保温力は ● から ●●●●● まで、●の多さで表すことにしているである。
その中で ●4.5 の厚さは、従来4×5マスのキルティングであった。
こんな具合だ。

現在市販品でももっともポピュラーなキルティングパターンである。ところがこの4×5は中央部にキルティングが入っているために、どうしても身体の中央部分の保温性が若干犠牲になっている。
例えば●4つの 5×6マスキルティングだと

このように中央部に縫い目が来ないので保温力上有利だ。
そいで、このシーズンからは4×5マスキルト を 変形5×5マスキルトに仕様変更することにした。
これは4×5マスを基本に横の1マスは半分ずつにして、両側につけるという方法である。

これだと、身体に当たる部分は厚さは4×5キルトと同じで、中央部に縫い目が来ない。より保温性とフィット性が向上することが期待できるのだ。このキルティングのアイディア自体は新しいものではないが、縫製も、充填製造もちょっと面倒だったので、あまり用いられてこなかったが、内容的に良いので今年から採用だ。
価格は頑張って据え置き。
ちなみに ●5つの最も保温性が高いものはツインキルトと呼ばれる二層構造キルトだ。

中央部にもう一枚布を挟んで、上部と下部とでキルティングパターン(通常 上3×4、下4×5)を変える方法で、厚みが一定で最も保温性が高い。
さらに昨年末からCONキルトという、より厚みを一定にして偏りにくくしたパターンが加わった。

羽毛布団は厚いだけが取り柄ではない、体質にあったもの、身体にフットするものを選ぶことが肝要である。
2011年11月12日
使ってはいけない−ミクロガード
ハウスダストやダニなどのアレルギーにおすすめです。というふれこみでミクロガードというカバーが販売されている。開発したのは帝人で、ポリエステルの糸を超高密度で織り、熱加工で目つぶしをしたというものだ。
効果はというと、ふとんをビニールでくるんだ状況に近い、と考えればいいのではないか?だから、布団から出るホコリやダニ、ダニのふんなどは出てこない。その反面、ビニールまでとはいかないが、非常に通気性が悪いので、吸湿発散という寝具本来の役割を果たさない。表面がポリエステルで汗を吸わないのと、生地の通気性が悪いという二重苦で、実際に使うとものすごく蒸れる。
実際に私どものお客様で、ハウスダストに弱いお子様がいらっしゃって、一人はミクロガードを使い、もう一人は普通のカバーを使っていたところ、朝になると二人とも普通のカバーのふとんに移動してしまうとおっしゃた。
当たり前である。
ミクロガードの対象になるユーザーは、比較的アレルギーの多い幼児〜小児が多いのだが、子どもは基礎代謝量が高い。30〜49歳の成人の平均代謝量が20〜23Kcal/kgに対し、乳児は60K、幼児で40〜55Kと2〜3倍もある。子どもが寝ると汗びっしょりというが、当然なのだ。
つまり、眠って−汗をかいて−成長ホルモンを分泌させて大きくなるのである。だから、子どもは特に蒸れをきらう。
睡眠科学的にいえば、最初のノンレム睡眠で最も多い成長ホルモンが分泌される、これはノンレム睡眠の深さにほぼ比例する。実は、その前に多量の発汗があるのだが、この汗を素早く吸湿発散しないと、寝具は蒸れる。蒸れると不快感が高まり、深いノンレム睡眠が妨げられ、成長ホルモンの分泌が十分でなくなる、という仮説があるわけだ。
この仮説は、まだ実験等でのエビデンスはとれていない。しかしながら、上の例からも経験的に認められるのである。
もちろん、重度のハウスダストアレルギー子どもには、このようなタイプのカバーが必要だろう。しかし、その場合でも皮膚に触れる部分にはミクロガードそのままはお勧めできない。最低、その上にガーゼカバーを2重にかけるか、パシーマのような吸湿性の高いガーゼケット、綿毛布との併用が必要だ。
軽度の場合は、ホコリの少ない手摘み系のダウンを使った熱融着キルトの羽毛布団に代表されるような、吸湿性とホコリを両立する寝具を選び、オーガニックコットンなどの安全なカバーやケットを使い、部屋や布団をこまめに掃除するという基本に立ち返るのがベストだと思う。
ましてや、乳児の段階からアレルギーに対しての隔離策をとるべきではないと私は思うのだが・・・。
同様の理由で、洗えるが吸湿性の悪いポリエステルわたの布団、アクリルやポリエステルの毛布もおすすめできない。できる限り、子どもたちには自然素材のふとんで寝かせてあげたいと思う。
2011年10月06日
大創業祭6日より 創業121年
ホームページからもご覧いただけるので・・・こちらを

裏面が

例によって、ぎりぎりに原稿を仕上げるものだから、色校正をしている間がなかった。少し色味が強くて、それも赤味にかけるなぁ。娘はこれを見て、「ごちゃごちゃしてるなぁ」と勝手なことを言っているが、まぁだいたいこんなもん、と理解いただければありがたし。
今年のメインは、敷(マットレス)と敷の保温。体を支える屋台骨として、背骨を自然な状態で支えることはとっても重要だ。自然素材の寝具で、自然な眠りのリズムを、というのが私どものコンセプトなのである。
また、今年の冬も節電がテーマになろうとしているが、布団の保温は敷からというのが基本。寒いと直ぐ掛ふとんや毛布に意識が行きやすいが、熱の多くは下から逃げている。ということで、電気毛布に頼らない自然な暖かさを実現するグッズを取りそろえ。
毎年は5日間なのだけど、博覧会で混んだりすることもあり、快眠カウンセリングをじっくり対応させていただくためにも、6日〜17日のロングランでの開催。店主の私に快眠カウンセリングをご希望される方は、事前にご予約を。
もう一つはこたつ。綿生地の高騰で、今年のこたつ布団は高いか、価格が変わらなければ生地が薄いかのどちらかになっている。専門店クオリティを確保するために、こたつ布団メーカーの倉庫に眠っている旧柄の側を見つけて新たに加工してもらった。3年前ぐらいに15000円以上で販売していたものが1万円切りなど、数量限定だが、かなりお値打ち品を揃えさせていただいた。
江・浅井三姉妹博覧会場もお隣、ついでに、ぜひおいでやす。
2011年09月10日
今こそリネン
こんな状態だから麻の寝具はまだまだ手放せない。
特にリネン麻は風合いがソフトで優しいので10月に入ってもまだまだ使えるし、カバーやピロケースに至っては年中さわやかである。

盛夏は近江縮みに代表される日本古来からの麻、ラミー(苧麻)がさらっとして気持ち良いのだが、リネンはフラックスというリネン草の茎を使った、ヨーロッパにルーツを持つ麻だ。
熱伝導率が高く熱をこもらせない麻の特徴はそのままに、吸収力がよく汚れに強い。もともと、テーブルクロスやナプキンはリネンを使うのが本来で、その理由は丈夫で汚れにくいからなのだ。今日では綿のシーツを含め(というか綿のシーツがほとんどだが)ベッドリネンと呼ぶのは、こちらも本来はリネンを使うからである。
さすがに、ホテルでもリネンを出すホテルというと非常に数少ない(そうである。そんなところ泊まったことない。リッツカールトンでも綿だったが、安い部屋だったからか?)
今なら、まだ暑さが残るのでリネンと麻わたを使ったパッドを、もう少ししたらリネンのシーツがおすすめだ。特に枕カバーは頭寒足熱+汚れにくいので年中いいだろう。
そんなリネンの欠点は高いこと。
最高級である帝国繊維のクラブハードマンのリネンのカバーはシングルで3万円以上する。中国製でも9,000円〜12,000円ぐらい。
そこで、地元近江の麻生地メーカーと地元のカバー加工工場とコラボレーションした企画が人気だ。
麻生地メーカーからロール単位で生地を購入(これが一番安い)、その生地をカバー加工工場に預けてセミオーダー方式で加工しお届けするシステムを作った。国産だが、価格も通常の30%ぐらい安くなる。
軽量で気持ちが良い60リネンはハードマンの半分以下の14,700円は自信作でもある。もちろん、ご希望のサイズでの別注も可能。
詳しくは楽天ページをご覧頂きたい。
今だからこそ、ちょっとゼイタクに気持ちの良い リネンのカバーシーツはいかがかな?

2011年09月04日
新製品 IBENAの毛布
こちらは3,990円〜とお手頃なので、約300枚。
特徴は 軽くて暖かいことだ。
国内で1万円以下で販売されている毛布は アクリル100%か、綿100%か、フリース(ポリエステル100%)のいずれかだろう。アクリルやフリースは暖かいが、吸湿性がほとんど無い。綿は吸湿性は良いが、保温力が弱い。
IBENAの毛布は 多くが綿60%アクリル40%(上級品は乾式アクリル)。保温力と吸湿性のバランスが良い。1200gぐらいと軽いのも特徴で、羽毛布団などに合う。
欠点は、起毛による仕上げなので、使い方によって毛玉や抜け毛がでることがある。
デザインもヨーロッパらしい色合いだ。
こちらはs.Oliverのシリーズで9,800円

今年のシリーズで初お目見えは羽織るタイプがでてきたこと。価格も6,900円とお手頃

鮮やかな紫がきれいなこのタイプは7,900円

ジャガード織りで質感も高いSolareのシリーズは12,800円

国産の毛布と一番違うところは、インテリアとして使えるデザインであるということだろう。
新製品 Steinerの毛布と湯たんぽが入荷
まずは オーストリア Steiner社の毛布と湯たんぽ。こちらは日本初登場。
一昨年、ウィーンのヒュスラーネストのお店で見つけて買ってきた毛布。昨年はどうしようかな、と思っていたのだけれど、今年1月のHeimtextilでオーダー。

アルパカ素材が得意のメーカーなのだけど、おそらく小さな会社。創業1888年というから、うちより2年古い。地図を調べてみたらオーストリア・チロルのいなか町。
アルパカは軽くて暖かい。直毛系なので、ちょっとちくちくするのが愛嬌だが、ソフトなメリノウールと50%ずつミックスをした毛布は1000gちょっとと相当軽い。
湯たんぽを作っているのがユニークで、カラー無地だけで15色以上のバリエーションがある。
楽天でも販売中
人気が出そうなのは、このチェックの毛布 29,800円

この色もある

これで作った、湯たんぽが5,900円

早速ご注文いただいたのは、パッチワークの毛布 34,800円

カラー無地の毛布は 24,800円で10色

湯たんぽも同様に10色
毛布はサイズが150×190cmと少し小さいので、布団の中につかうというよりは、軽いのでベッドスプレッドのような使い方がいいだろうね。
直に買ったから中間マージンは入っていないし、円高だから比較的安くなったといっても、獣毛100%の毛布は決して安くはないが、デザインや色は良いので、ソファに使うのもおすすめだ。
最初なので非常に控えめな仕入。1種類あたり1〜3枚、湯たんぽも全部で50ヶしかない。湯たんぽはギフトなんかに使ったら面白いとおもうのだけど。
2011年08月02日
河田フェザー訪問記 羽毛原料最新事情
河田フェザーは日本の羽毛原料の草分け的存在だ。現在JIS規格などで定められている羽毛の性能評価についても、その評価方法に大きなかかわりを持ってきた会社であり、日本の羽毛業界でも「河田さんなら間違いない」といわれるほど、安定した高品質の羽毛を提供されている会社である。
今日はスタッフ全員を連れて工場見学。新しいスタッフにとっては初めての経験だし、私にとっては、最新の情報を得る場でもある。
工場設備は日本でもトップ。原料の確保から、輸入、洗浄、乾燥、除塵、選別工程に至るまで、一貫して高品質の羽毛を提供するというポリシーに支えられている。長年のお付き合いだが、正直な会社なので安心して仕入れができる。
ただ、今日聞いた情報はかなりショックだった。
一昨年来から、羽毛のプラッキングに関して動物愛護団体がやり玉にあげて、やらせのようなTV番組も含めヨーロッパ中でバッシングを行っている。
プラッキングとは、生え替わり寸前の鳥から手で羽毛を採取することをいう。ハンドピックとも呼ばれる。機械で採るのに比べ、ホコリや未成熟ダウンが少なく良質の羽毛が採取できる。ところが、反捕鯨団体と構図は同じなのだが、これが動物虐待だといって反プラッキングのキャンペーンがヨーロッパを席巻した。
その結果どうなったかというと、ハンドプラッキングが行われないようになってしまったのである。さらに、良質のものは、25週間ほど飼育して、3回目の秋摘みと呼ばれるものから得られるのだが、飼育日数が15週間程度まで短くなってしまった。さらに、これらのキャンペーンの影響もあって、農家のモチベーションが低下し飼育数が激減しているとのことである。ハンガリーといえば羽毛大国であるが、ハンガリーの飼育数は1/10まで激減したという。しかも良質のものが非常に得られにくくなっている状況だ。羽毛原料の崩壊と云ってもいいかもしれない。
今年の一月にドイツで羽毛の産地偽装が話題になっていたが、これもハンガリーなどから原料の手当ができないために、ルーマニアやウクライナ産の原料をハンガリーに輸入して、ハンガリー産と表示したということなのだろう。
はっきりしたのは、良い原料が非常にタイトになってきている、ということと、当然価格が上がっているということだ。さらに最大の産出国中国での羽毛ふとん需要が非常に増えていて、毎年倍々ほど増えているという。原料確保はさらにタイトになってしまう。
また、現地での原料確保が難しくなっているために、従来は区別がしっかりしていた、グース羽毛へのダック羽毛の混入が増えている。ヨーロッパでグース表示はダック30%まで、ピュアグースはダック10%の混入までが認められているために、ダック混入率の高い羽毛が増えているそうだ。(ちなみに河田さんは5%混入まで、上質のものは混入なし(=微少)である)
我が社とすれば、原料の品質確保は生命線なので、「とにかく、良いレベルの原料を確保してください。」とお願いした。ただ現在、河田さんの原料買い付けレベルでハンガリー産などは50%近くもアップしているということなので、今たちまちの値上げ云々は別にしても、中長期的にみれば原料高騰は覚悟しなければならない状況だ。
頭痛いよなぁ・・・。
2011年07月14日
新登場、近江縮みの丸洗いOK掛ふとん
いままで、いろいろな本麻ふとんを販売してきたが、最も軽く、涼しく、しかも丸洗いできてしまう。性能的には一番でないかと思っている。

お買い物はこちらで
それまで国産本麻ふとんは安いので3万円、小千谷縮の高いものだと8万円を超えてしまうが、これは29,800円。なので、とたんに従来の麻ふとんの存在価値がなくなってしまったという、逸品でもある。
それと同じ生地を使い、コストの高いウォッシャブルの麻わたでなく、通常の麻わたを使い、キルティングを小さくすることで丸洗い対応した廉価版の本麻クール掛ふとんが仕上がってきた。

生地は同じだが、価格は24,800円と5,000円安い。中わた重量が600gだから、29,800円の300gに比べると、少し重い(というほどでもない)が、風合いは軽く、近江縮み特有のシャリ感によって涼感あふれた仕上がりになっている。色はグリーンとグレーベージュ 50m生地をそれぞれ使ったので、22枚限定だ。(シングルのみ)
午前中に仕上がってきたので、本日から店頭に。
ネットは明後日ぐらいかな・・・
店頭では、昨年バージョンの60リネンを使った本麻クールケット24,800円を19,800円にプライスダウン。こちらは、肌に優しいリネンの柔らかさと涼しさが同居している。在庫限り。
よろけ織のクールケットは売り切れだが、10枚弱24日頃に仕上がってくる予定である。
暑さも本番。自然な涼感があって、汗を吸う麻が一番だと思う。

