ホメオパシー徒然日記

中村裕恵のホメオパシーに関するブログです。ホメオパシーを真剣に取り上げていきます。

震災に役立つホメオパシー・イグネシア

医師が教えるホメオパシーセルフケアバイブル--初めてでも、必要なレメディがすぐわかる!医師が教えるホメオパシーセルフケアバイブル--初めてでも、必要なレメディがすぐわかる!
著者:中村 裕恵
河出書房新社(2009-11-06)
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前回、震災(災害)時に役立つホメオパシーとして「アコナイト」を紹介しましたが、今回は「イグネシア」を紹介します。

イグネシア(学名 Ignatia amaraまたはStrychnos ignatii)はベトナム、中国、フィリピンなどに自生する美しい植物です。私は実物をみたことがないのですが、花はジャスミンのような芳香がするそうです。この植物の種子からレメディを作ります。種子にはアルカロイドが高濃度含まれており、この物質の中毒症状は中枢神経に作用して疲労困憊と麻痺を引き起こします。

ホメオパシーのレメディ・イグネシアは、勿論、この中毒症状を起こす物質は使わず、ポテンタイゼーションして波動として使うわけですが、「急性の悲しみのレメディ」というキャッチがあります。通常の平和な世界では「突然の失恋(もしくは死別)のレメディ」として活躍しますが、災害の際には、「突然の災害から、愛する身内を亡くしたショック(悲しみ)」を癒すレメディとして力を発揮するはずです。こうしたショックのトラウマの反応から、感情の停止状態が起こり、話すことがおかしくなったり、言うことに一貫性がなくなったり、トラウマからの身体不調もでます。このタイプのトラウマは、アコナイトのトラウマと同じく、現代医薬品でも著効する薬が少ないので、ホメオパシーのレメディが活躍できる場面かと、ホメオパスであり、医師である個人的立場から実感しています。

大震災に役立つホメオパシー・アコナイト

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著者:中村 裕恵
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更新がすっかり遅くなってしまいました。先週金曜日の震災は、東北地方を中心に甚大な被害が発生し、本当に心を痛めるばかりです。東京に住んでいる私としては、初めての震度5を体験し、ビックリしたのはありましたが、軽い余震の中、節電の対策やニュースでみる被災地跡を映像でみて、改めて、昨日くらいから、大きな地震の傷跡を実感しているような状況です。

ホメオパシーは、大きな災害の後にとても役立つレメディがいくつかあります。今回は災害時の必須レメディの「アコナイト」を。

アコナイトは原材料は西洋鳥兜で、毒を除けば、薬としても、大きな力を発揮する植物です。事実、東洋鳥兜は「附子」と呼ばれ、漢方医にとっては、患者さんの体調を改善するのに、頻用する生薬です。

ホメオパシーのアコナイトは、「死を目撃したことからの発症」というのが、重要なキーワードです。鳥兜を服用して中毒症状がでると、激しい動悸とともに、死の恐怖というものを体験するかたが多いようです。まるで、鳥兜を服用してしまったかのように、大参事を目の前にして、死の恐怖を味わい、その後から、咳が強い風邪、夜中になると悪化する発熱を伴った風邪、強い動悸が突然やってくるパニック発作など、こういった症状がでてしまっているとき、アコナイトは、自然治癒力を喚起して、元の健康な状態に心身を戻そうとする手助けをします。

災害のときの必携レメディを日本でも、上手に活用したいものです。

ホメオパシー療法入門

ホメオパシー療法入門―心と体を同時に癒す“同類の法則”ホメオパシー療法入門―心と体を同時に癒す“同類の法則”
著者:ミシェル ザラ
文園社(2000-01)
販売元:Amazon.co.jp
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この本は、私の大切な友人である高橋信子さんらが翻訳されたホメオパシー紹介本です。2000年に発行されたので、だいぶ古い時代の本になりました。高橋さんは、現役のオペラ歌手で、フランスに住み、フランス人のパトリックさんとご結婚され、パリ郊外に住み、教鞭もとられながらの歌手活動をされています。夫・パトリックさんの幼馴染が医者&ホメオパシー専門家(ユニシスト)として医療活動をしています。そのドクターの影響から、ご主人がホメオパシーに関心を持たれ、同時に妻である信子さんも影響を受けました。

著者であるミシェル・ザラ先生には、私も1-2度、お会いしていますが、フランス国立パリ・ホメオパシー学院の先生でもあります。フランスでは、ホメオパシーを国家が認めており、国民保険の適応が叶います。ホメオパシーまで国民保険が利く国は、他にはほとんどなく、そういった意味では、フランスの事情も特殊ですが、フランスではホメオパシーは医師が診断&処方&治療を行い、薬剤師がレメディを患者に渡すというスタイルが定着しています。

現代医療も実践する医者がホメオパシーを行っていますから、ホメオパシーの処方の仕方も、いかにもホメオパシーらしい「症状の全体像」をじっくり診て決めるクラシカル派(ユニシスト)と、現代医療の診断を優先して、病理学的診断から処方を決め病理の改善を目指す目的でホメオパシーを活用する複数派(プルラリスト)、また、適材適所、色々と活用する混合派(コンプレクシスト)がおり、正統派であるユニシストは3割弱しかいないそうです。

高橋さんは以前は疲れやすく、また、声や気管のトラブルが多かったようで、ご主人の勧めでコンプレクシストの医者に診てもらい、その都度、トラブルは改善していたそうですが、ご主人の幼馴染の勧めもあってユニシストの医者に診てもらったところから、体の活力の改善もあって、いわゆるクラシカル・ホメオパシーに興味を持たれたそうです。そこで、日本人にユニシストの活躍を知らせたいという思いで、ユニシストであるザラ先生の著作を翻訳され出版しました。

フランスも、他の欧米諸国同様、現代医療とホメオパシーの衝突が絶えず(医者同志は、ほとんど衝突していないのですが、団体同士の衝突がほとんど)、ホメオパシーに対する、国の保険適応が制限されてしまったことから、医療の中のホメオパシーの地位が狭められてしまったことが5年程前に起こりました。私のお世話になっていたホメオパシーの製薬会社が、この事態を慎重に受け止め、おそらく、製薬会社として経営困難に落ちいる可能性が高いと判断し、社長さんも高齢のため引退と同時に後継者を立てずに、製薬会社を閉鎖してしまった事態があり、フランスでは人気の製薬会社でしたから、レメディの配給に困り果てたユニシストのドクターの嘆きを、パリ現地で聞いたとき、「国の保険に守られて活動してきたホメオパシーも、一長一短だな…」と密かに思ったものでした。

ホメオパシー療法入門」は、やはりホメオパシーを知りたいかたによいと思います。ザラ先生の臨床経験も沢山ダイジェストされていますから、フランス・ユニシストのホメオパシーの現状を知るには、とても役立つ本ですので、ホメオパシーを真剣に勉強したいかたにも一読をお勧めします。
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