2017年11月12日

友の会秋祭り「見つけよう!好きなドングリ」

2017年11月12日、本年度の友の会秋祭りは「見つけよう!好きなドングリ」を開催しました。

生スダジイ

まずは講堂で注意事項等の説明を受けた後、紅葉の始まった植物園へ。

植物園へ

秋らしい天気の中、「どんぐり博士」に扮した横川学芸員と8種のドングリ巡りをしました。(ちなみに、博士のどんぐり服とどんぐり帽子は友の会評議員Kさん・自然史センターUさんのお手製です。)

ドングリ解説

午後の「重さくらべ」用のドングリ集めも兼ねているので、説明の途中から参加者のみなさんの目線は足元。どんぐり博士の解説をBGMに、とにかく重そうなドングリを拾います。

ドングリ拾い

5箇所目の頃には、ドングリ探知機と化したお子さんたちと真剣な大人によるドングリ集め競争が繰り広げられていました。どんどん口数が少なくなり、歩く→しゃがむ→拾う→立つの動きがとてもスムーズになり、しゃがみっぱなしの方はほとんどいなくなっていました。

ドングリ拾い

横川学芸員の推しドングリ「イチイガシ」の可愛さにみんなでワイワイ。

イチイガシ

子どもたちも人見知りをしている場合では無くなってきたので、どんぐり博士も大人気です。

どんぐり博士に質問

博士「殻斗(ドングリの帽子)は重さに含みません。」
子 「根はドングリに含みますか?」
博士「ドングリから出てきたものなので含みましょう!でも、根が出ているから重いとは限りません〜。」
初めて聞きました、こんな会話。日常ではまず耳にする機会はありませんが、そんなやり取りがいくつも真剣に行われていました。

◆◇◆◇◆

ドングリごはん

お待ち兼ねの「ドングリごはん」と「炒りドングリ」の試食には、博物館内の展示でも「おいしい」と表記されているスダジイを。本当においしかったです。

ドングリごはんアップ

特に炒りスダジイは子どもたちにも大人気でした!

炒りドングリ

どんぐり博士のどんぐりトークも子どもたちに大人気でした!

どんぐりトーク

子どもたちの疑問は尽きることがなく、次々と質問の手が挙がりました。

どんぐりトーク_質問コーナー

◆◇◆◇◆

午後一番盛り上がったかもしれない「渋さくらべ」のプログラムは、タンニンの渋みを身を以て感じ、どれが一番渋いかをみんなの投票で決めようという苦行。

渋さくらべ

エントリーしたのはシラカシ・アラカシ・クヌギ・マテバシイ・イチイガシ・スダジイ・シリブカガシ・コナラ・ナラガシワで、産地違いを含む11種のドングリです。

子どもたちは「渋い!!」を楽しんでいたようですが、大人は静かに切ない表情になります。

渋さくらべ

「渋いとは何か?」を再確認するため、渋柿も用意されました。私はこの日、生まれて初めて渋柿を食べました。

渋柿

ドングリは渋柿よりも後を引かない渋さですが、それでもシラカシはぶっちぎりの1位でした!

渋さくらべ_投票

満を持して開催された「重さくらべ」は、45.5gの同率4位を退け、なんと1位が55.0g、2位が50.0g、3位が46.5gでした!いずれも真剣勝負の結果だそうで、サイズに惑わされず重さで選んだこと、重量級のクヌギを見つけれたこと、全体的に重めのドングリを集めたこと…などが勝因だったようです。

重さ比べ

今回「重さくらべ」に使ったのは、シラカシ・アラカシ・シリブカガシ・スダジイ・イチイガシ・マテバシイ・ナラガシワ・クヌギの8種。クヌギ3個以下を含む10個の合計重量を競いました。

オキナワウラジロガシ

「重さくらべ」のトップ3に贈られた景品は、日本最大のドングリ「オキナワウラジロガシ」でした。横川学芸員が沖縄で採集されたものです。

事前にミュージアムショップで購入していたどんぐりバンダナのイラストがほぼ実物大だと聞いたので、ドングリだけでなく葉も集めてみました!常緑種が多かったので状態の良い落ち葉を探すのは大変でしたが、ほぼぴったりです。

どんぐりバンダナ

ちなみに、ドングリに穴が開いているのは虫が入っているからだと思っていましたが、「虫が出た穴」だそうです。

虫喰いスダジイ

「だから子どもの頃、穴が開いていないドングリを選んだはずなのに幼虫が出てきて叱られたのか!」と25年来の謎が解けました。工作用のドングリは2週間ほど冷凍庫に入れてから使うと安心だそうですよ!

お気に入りのドングリと出会えましたでしょうか?
  

Posted by nature1955 at 23:13

2017年10月20日

友の会合宿「紀伊半島南部:南紀白浜から潮岬」へ行ってきました。

10月7〜9日にかけて、紀伊半島南部へ行ってきました。

1日目は京大白浜水族館に到着後、番所崎周辺で磯観察です。
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この場所は石田学芸員が学生の頃、フィールドにしていた思い出の地だそうです。
奥に見えるのが円月島です。

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皆で採集したものでセルフ水族館。
シマレイシガイダマシなどの貝類や、タワシウニなどがたくさん観察できました。

午後からは京大水族館を見学しました。

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子供たちは特別にバックヤードツアーへ。
普段は見られない裏方の様子を見て興奮している様子でした。

この日の夜、何やら外が騒がしく・・・
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和歌山県では果樹カメムシの注意報が出るほど発生量が多く、集団で自販機に集っていました。

2日目午前中は串本町のオゴクダの浜でビーチコーミングをしました。
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午後は橋杭岩と日米修好記念館周辺の自然観察。
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ミーティングでは、海浜性植物について勉強しました。
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最終日は白浜町椿の見草崎で地層の観察。
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あり得ない方向に褶曲している地層は圧巻。目がくらみました。

そして最後の目的地、古座川の一枚岩へ。
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破局的噴火によってできたカルデラの外周部分に当たるとのこと。
岩盤には固有種のキイジョウロウホトトギスも見られました。

3日間天候にも恵まれ、紀伊半島南部の自然観察を満喫できました。  
Posted by nature1955 at 00:32友の会合宿情報

2017年08月31日

8月月例ハイク 「箕面で川の生き物を探そう」

8月27日(日)、今月の月例ハイクは箕面公園。
川の生き物をみんなで見つけて観察しました。

10時に箕面駅集合。
参加者なんと170名!!

歩くこと約30分。観察場所到着。
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川岸は、人でいっぱい。少し狭そうですね。

注意事項を説明後、いよいよ川へ!!
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子どもも大人も、網ですくったり、石をひっくり返したりしながら、次々に生き物を見つけます。

石の裏にはこんな風に、カゲロウ、トビケラ、カワゲラなどの幼虫がたくさん住んでいます。
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↑カワゲラ
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↑ニンギョウトビケラ

他にも、
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↑サワガニ

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↑カワニナ、コバントビケラ(←小判型に落ち葉をくりぬく)

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↑ナミウズムシ(プラナリア)

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↑ドンコ(ハゼの仲間)

などなど・・・・
たくさんの人が探してくれたので、種類もたくさん見つかりました。

捕まえた生き物は、集めてみんなで観察します。
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最後に、まとめ。
ドンコの下顎について語る松井学芸員。
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なお、生き物の持ち帰りは禁止のため、
見つけた生き物たちは、終了後川に返しました。

岩の上は滑りやすく、転んで濡れてしまった子もいましたが、
大きなけがはなく、無事終了。
暑い日が続いていますので、涼しい川での観察会は気持ちよかったです。
夏休み最後の日曜日、楽しんでくれましたか?

来月の月例ハイクは、「武庫川沿いの廃線跡を歩く」です。
9月17日(日)午前10時JR武田尾駅集合です。
ぜひ、ご参加下さい!!

(評議員:吉田晴彦)











  
Posted by nature1955 at 23:15月例ハイキング

2017年08月23日

友の会合宿「紀伊半島南部:南紀白浜から潮岬」のご案内

 毎年夏に行う友の会合宿がなかったなあと思っているみなさん、今年の合宿は10月の10月7日(土)〜9日(月・祝)の連休に2泊3日で行います。場所は南紀白浜から潮岬、紀伊半島南部の自然を堪能します。

 季節は秋ですが、楽しむ自然はいろいろ。
01白浜磯
 白浜では磯観察を予定。大阪の磯とは違った生きものが見られることでしょう。

03潮岬ビーチコーミング
 潮岬周辺ではビーチコーミング。黒潮に乗って流れ着いたものが採集できます。写真の右上に小さく見えているのは潮岬灯台。

04橋杭岩
05一枚岩
 橋杭岩や古座川の一枚岩(写真に収まりきれない!)など、紀伊半島を作った岩石も観察します。

02宿舎近くの浜
 宿舎から歩いて10分ほどできれいな海岸にもでることができます。

 他にも植物や昆虫など、紀伊半島の自然を堪能できる合宿です。申込締切が近づいています(9月1日締切)。参加希望の方は忘れずにお申し込み下さい。合宿の詳細や申込はこちらをご覧下さい。  
Posted by nature1955 at 11:52友の会合宿情報

2017年08月05日

「夜の博物館・植物園を探検しよう!」

平成29年7月29日(土)、「夜の博物館・植物園を探検しよう!」を実施しました!
今年は、より気軽に参加していただけるよう、日帰りでの実施です。



午後6時半、いよいよ開始です。

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いつもの通り、中条学芸員によるお話から。


まずは、夜の博物館へGO
4つの班に分かれて、それぞれ展示室や特別展を探検!

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「大阪の自然史」コーナーでは、薄暗い部屋の中、突然「朝早く、石桁網漁の漁船が大阪湾に…」という展示の説明ビデオが流れ始てビックリ!
「ホントの漁師さんも、朝早うに、こんな暗い中でお仕事してるんやでぇ」という保護者の方のコメントに、「へぇー、そっか〜」と頷くお子さんたち。


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現在、好評開催中の特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ」も、見学しました。

スナメリやウミガメの骨格や、つり下げられたドタブカはなかなか人気のようです。
昼間にもぜひ来てくださいね〜


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第3展示室の世界の昆虫の展示、昼間はあまり分かりませんが、モルフォチョウの仲間にライトを当てると、びっくりするぐらいキラキラと反射するんですね!

普段は見れない夜の展示室、暗いからこそ「展示をじっくり見る」きっかけになったのではないでしょうか??



休憩をはさんで後半戦は、植物園の探検です。
それにしても暑い…湿気を含んだ空気が、まるで壁のようです…

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夜の植物園は、街灯もほとんどないので、思ったよりも暗いです。
うっかりすると、迷子になってしまいそう!


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夜の植物園…といえば、やはりセミの羽化でしょう!
昼間は、鳴き声のあまりのけたたましさに、「うるさいなぁ…」と愚痴をこぼしたくなりますが、夜の姿はまさに神秘的ですらあります。


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白でもなく緑でも青でもない、何とも言えない色合い…
あちらこちらで、「ここにもおったで!」と歓声が響きます。


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ぐるりと植物園を一周して帰ってくると、ナガスケとマッコがお出迎え。
ライトアップされると、なおのことカッコいいですね!

なんやかんやで夜の9時半を回ったところで解散となりました。
夏休みも後半になりますが、いつでも遊びに来てくださいね!!

事業WG:井上 竜馬
  
Posted by nature1955 at 10:46活動報告

2017年07月19日

特別展の展示物「つぼ網づくり」その3(最終回)

特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ」の展示物「つぼ網」づくりも第3回目となりました。来週の土曜はしないんですか?と聞いてきた人がいますが、次の金曜が内覧会、土曜日オープンですから、どうあがいても今日が最後です。

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まず、前回作っておいた袋網の取り付けにかかります。まず匠は慎重に位置合わせ。

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袋網に入れる魚を追加するため、魚のプリントアウトを切り抜いてラミネートします。ラミネーターが詰まって魚がしわしわの干物のようになるトラブルもありましたが、どうにかなったようです。

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今日は匠がたくさんいますので、並行して別の作業もして頂きました。5月の海べのしぜんに参加した人が撮った生き物の写真コーナーで、写真の掲出作業です。

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袋網を取り付け、入口を切り抜きました。匠みずから出来栄えをチェック。

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たくさんの魚が詰まった袋網が完成しました。なんということでしょう。袋網は膨らんだ形を保っています。匠は中に針金の輪を入れたのです。

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結局、4時すぎまでかかりましたが、無事に完成。匠のみなさん、どうもお疲れさまでした。完成したつぼ網は、特別展でぜひご覧ください。
(石田)  
Posted by nature1955 at 23:47