2017年07月19日

特別展の展示物「つぼ網づくり」その3(最終回)

特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ」の展示物「つぼ網」づくりも第3回目となりました。来週の土曜はしないんですか?と聞いてきた人がいますが、次の金曜が内覧会、土曜日オープンですから、どうあがいても今日が最後です。

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まず、前回作っておいた袋網の取り付けにかかります。まず匠は慎重に位置合わせ。

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袋網に入れる魚を追加するため、魚のプリントアウトを切り抜いてラミネートします。ラミネーターが詰まって魚がしわしわの干物のようになるトラブルもありましたが、どうにかなったようです。

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今日は匠がたくさんいますので、並行して別の作業もして頂きました。5月の海べのしぜんに参加した人が撮った生き物の写真コーナーで、写真の掲出作業です。

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袋網を取り付け、入口を切り抜きました。匠みずから出来栄えをチェック。

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たくさんの魚が詰まった袋網が完成しました。なんということでしょう。袋網は膨らんだ形を保っています。匠は中に針金の輪を入れたのです。

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結局、4時すぎまでかかりましたが、無事に完成。匠のみなさん、どうもお疲れさまでした。完成したつぼ網は、特別展でぜひご覧ください。
(石田)  

Posted by nature1955 at 23:47

7月月例ハイクへ行ってきました

吹田市にある紫金山公園に行ってきました。
雨を喜ぶ生き物たちを観察する予定でしたが、
朝から快晴のちょっと残念な(⁉︎) お天気の中、
岸部駅から紫金山公園へ向けて出発しました。

まだ梅雨は明けてないらしいのですが、しばらく雨が降っていません。
どんな生き物が見つかるのでしょうか?

公園入口にある吉志部神社よりスタートして鎮守の森ゾーンへ。
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大きなヤマナメクジ、木の割れ目でじっとしているキセルガイ
残念ながらカタツムリは見つかりませんでした。
ヤマナメクジとキセルガイ
















ティラミステングタケ、名前の通りココアパウダーがかかったようなカサです
コテングタケモドキ、外被膜が卵のようで面白いですね
落ち葉についていた粘菌 キフシススホコリ。
キノコと粘菌











樹液を舐めるススメバチやベッコウハゴロモなど
昆虫














途中、吹田市博物館にて昼食をとり、午後からはピンク火山灰層を見て
里山ゾーンを回りました。

ピンク火山灰層
100万年前に九州から飛んできた火山灰で50cmほどの層を見ることができます。
みがき砂として使えるそうで、10円玉を磨いて見るとすぐにピカピカに!
ピンク火山灰層






















最後に吹田の里ゾーンでは水田の周りにいる生き物を観察、
アカハネオンブバッタ、大きなコガネグモ、ヌマガエルも捕まえたよ。
吹田の里ゾーン



















最後に吉志部神社に戻ってきてまとめをしました。

市街地のなかにある公園ですが、様々なゾーンに分かれていて変化を楽しめます。
晴天が数日続いていた割にはキノコがたくさん見られ、
その他にもじっくり観察をするといろんな生き物に出会えました。
暑いなか皆さんお疲れ様でした!
IMGP0361終わりのまとめの話


















余談ですが、さすが吹田市、太陽の塔のマンホール発見!
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Posted by nature1955 at 13:13

2017年07月07日

7月の月例ハイキングのご案内

7月の月例ハイクは「梅雨明け間近の雨の日に静かな自然観察」です。
文字通り下見の日は小雨が降る良い(?)お天気、
吹田市にある紫金山公園へ下見に行ってきました。
IMGP9887今日の参加者
















前日の台風の影響なのか、生き物の動きは少なかったのですが
それでも雨の中でいろんな生き物を見つけました。
雨の日のカタツムリキセルガイなど














雨の日の昆虫














IMGP9885キヒダタケ表裏

















キセルガイやヤスデ類、シャクガ類、セマダラコガネ、キヒダタケなどが見つかりました。
今回は見つけられませんでしたが、コウガイビルが以前見られたそうなので
本番では見つかるでしょうか?

雨の場合のお昼は、吹田市立博物館の軒先をお借りしますのでご安心を。
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行事の後で興味のある方は吹田市博物館へどうぞ!
吹田市の歴史や民族・工芸などの展示がみられますよ。

今回は小雨決行の行事なので雨具の準備と、
蚊が多いので虫よけ対策をしてきてくださいね。
さて本番のお天気はどうなるでしょうか?


「梅雨明け間近の雨の日に静かな自然観察」
7月16日(日)午前10時 JR京都線「岸辺」駅北口に集合です。
小雨実施。大雨注意報が出ていなければ雨でも原則実施。晴天の場合は内容を変えます。
天候のあやしいときには午前7時以降に06-6694-0500(留守電)で確認してください。

都市の公園なので、未就学のお子様も参加しやすいと思いますが、
園内の里山ゾーンでは、林の中を散策する細い道や
階段状になってるところがあり、ベビーカーでは通りにくい道が少しあります。  
Posted by nature1955 at 15:37

2017年07月01日

特別展の展示物「つぼ網づくり」その2

特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ」の展示物「つぼ網」づくりの第2回目です。まず、前回の続きで、つぼ網に吊り下げる魚づくりからです。先週切り抜いた魚の写真をラミネートします。
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ラミネートを切り抜いて、網にぶら下げていきます。

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さすが手際のよい匠たち、1時間ほどですべて完成です。並行して袋網の部分の製作も進みます。

さて、網が倒れないようにするための方法をいろいろと考えました。そこで、床に合板を敷き、網の支柱を立てているベースをネジ止めすることにしました。その合板に色を塗ります。
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ペンキ塗りは匠も楽しそうです。

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ところが、ここでピンチ。ペンキが足りなくなってきました。残り1枚というところで、ペンキ缶の底が見えてきたのです。迫る納期。どうする匠!?

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そこで匠が見せた技は「シャビシャビ作戦」。水を足して、ハケもしごいて、なんと塗り終えたのです(ちょっと薄いけど)。

今日はここで時間となり、来週、袋網の部分を完成させることにしました。他にも作業があると思います。7月8日(土)は予定どおり午後1時から行います。集合場所は集会室です。ご参加をお待ちしております。
















が、なんと!!!!

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友の会の皆さんが帰った後、合板が乾いたのでつぼ網の下に敷いてみると、なんということでしょう。最後に渾身の力を振り絞って塗ったのは、裏側だったのです!!!

なんということでしょう。。。。

そういうわけで、来週はこのペンキ塗りの作業もあります。(石田)
  
Posted by nature1955 at 23:32

2017年06月24日

特別展の展示物「つぼ網づくり」その1

7月15日から特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ」が始まります。その展示物の一つとして、「つぼ網」の縮小模型を作ります。つぼ網は岡山県日生の漁師さんが考案した小型定置網の一種です。
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つぼ網笠岡市IMGP6851s
(写真は岡山県笠岡市のもの)

このつぼ網模型を、友の会のみなさんと一緒に作ることにしました。今日が第1回目です。

まず、網を立てる竹の棒を切りそろえます。匠の技が光ります。
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つづいて、網を張っていきます。ここで匠は、防球ネットを使います。奮発して新品を買いました。
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なんということでしょう。会員のみなさんの手際よさもあって、あっという間に形ができてしまいました。
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つぼ網側の作業が一段落したので、網に飾る魚を作り始めました。あらかじめプリントアウトしたものをハサミで切り抜き、ラミネートして吊り下げるという流れです。
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今日の作業は切り抜きまでで終了しました。次回7月1日(土)はラミネートして吊り下げる作業と、つぼ網に魚が入り込む袋網の部分を作る予定です。お時間のある方はぜひお手伝いください。集合は午後1時集会室です。途中参加・退出OKです。お待ちしております。(石田)
  
Posted by nature1955 at 17:24

6月月例ハイキング

6月の月例ハイキングは、高槻市の摂津峡に行きました。
バスを下りた上の口は標高130mくらいの高さにあります。この近くからはカキやタカツキワニ、サメの化石が見つかったことから、上の口の辺りは実は110万年も昔には海の底だったことが分かっています。その後長い時間を掛けて山の上になったことを簡単に紹介したあと、ハイキングに出発しました。
摂津峡に入る前に通った道の側溝には、トノサマガエルが沢山いたので、観察の時間を取りました。ラミーカミキリなどの昆虫も見られました。

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もう少し歩いて摂津峡大橋から下流側を眺めると、河岸段丘が見えました。道路から川底までの間に、高さ2mくらいのブロックで覆われた崖が少なくとも2段ありました。大阪平野と北摂山地の境目には、有馬高槻構造線という断層がありますが、その断層が何千年か何百年かに一度動いて断層の北側の北摂山地側が高くなると、芥川による浸食が進んで段丘崖ができるのではないか、ということでした。田んぼにはカイミジンコの仲間がいることを、鍋島会長が教えて下さいました。

摂津峡に入ると芥川は渓流になり、川の両岸は険しい崖になっていました。この崖は古い時代にたまった、固い砂岩や泥岩でできていました。涼しい渓流沿いをゆっくり歩き、白滝で早めのお昼を食べました。この日は暑かったため、ハイキングの最後での川遊びまで我慢できずに水に入った子もいました。カワニナやヨコエビ類が観察できました。タマムシもいました。

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お昼休みの後は引き続き摂津峡を下流に向かって歩きました。
平地に出たあとは芥川の川沿いにあくあぴあ芥川の近くまで行って川に下り、待望の川の生き物探し、川原の石ころ探しをしました。川底の石ころをひっくり返して注意深く探すと、色んな生き物を見つけることができ、谷田館長と一緒に種類を調べて容器に分けて入れて観察をしました。ムギツク、ドンコ、ミナミメダカ、カワムツなどの魚に加え、スジエビ、カワリヌマエビ、サワガニ、カワニナ、モノアラガイ、イシビル類、ナミアメンボ、シマアメンボがいました。さらには、ヒゲナガカワトビケラ、シロタニガワカゲロウ、キイロカワカゲロウ、コオニヤンマ、ハグロトンボ、オニヤンマ、ガガンボ、ヒラタドロムシ、サナエトンボ類などの水の中で暮らす幼虫たちもいました。コオニヤンマについては、飛んでいた成虫を弘岡評議員が捕まえて見せてくれました。
川原の石ころも種類が多く、花こう岩、閃緑岩、流紋岩、安山岩などの火成岩、砂岩、泥岩、チャートなどの堆積岩、緑色岩やホルンフェルスなどのちょっと変わった種類の石が見つかりました。大阪周辺では珍しい石灰岩も見つかりました。

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あくあぴあ芥川の前で解散し、各自展示を見て帰途に就きました。芥川の生き物や川原の石ころ、上の口で見つかったカキの化石やタカツキワニ化石のレプリカも展示されていたので、ハイキングで見たもののおさらいができたのではないでしょうか。
  
Posted by nature1955 at 15:45月例ハイキング