生物速報

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    サンショウウオ

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    まるで真珠のネックレスのよう、数珠つなぎになったオオサンショウウオの卵が、広島市安佐北区安佐町の市安佐動物公園で公開されている。

    元記事 

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    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%A6%E3%82%AA 
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    1: いちごパンツちゃん ★ 2015/09/22(火) 22:17:33.85 ID:???*.net
    世界最大の両生類といわれ、大きなものでは全長150センチにもなる、国の特別天然記念物オオサンショウウオ。
    2015年7月には京都市の鴨川沿岸を悠々と歩く姿がツイッターに投稿され、話題となった。
    実はこのオオサンショウウオ、近年では、日本の在来種と中国種との交雑が大きな問題となっている。

     在来種の存続を危ぶんだ京都市が2011年度から鴨川水系や桂川水系で生息調査を行ったところ、
    14年度までに440匹を捕獲。このうち約7割が交雑種で、特に鴨川水系では、在来種の割合は約2%にとどまった。
    つかまえた個体が交雑種や中国種と判明した場合は、これ以上の交雑が進まないよう、隔離策を取っている。

     隔離された個体の約8割を預かっているのが、兵庫県中部の山あい、朝来市生野町にあるオオサンショウウオの調査施設、
    NPO法人「日本ハンザキ研究所」だ。オオサンショウウオを約40年にわたって追い続けてきた元姫路市立水族館館長、
    栃本武良さん(74)が、05年の水族館退職後、調査地、市川上流にある廃校となった小・中学校の校舎を利用して設立した。

     京都市から預かった個体約220体は、研究所内にあるプールで飼育されている。
    逃亡防止のため、板の返しなどの措置が取られたプールの中をのぞき込むと、
    在来種と中国種「チュウゴクオオサンショウウオ」の交雑種が、底で折り重なっていた。
    大きさごとに区画分けされ、中には全長140センチの大きな個体もいる。

     栃本さんによると、おっとりとした性格の在来種と比べて、交雑種は攻撃的で活発だという。
    えさの冷凍アジを与える時は仲間同士で奪い合い、腕やしっぽが切れることもあるそうだ。

     交雑種は、茶褐色に黒い斑紋がある在来種に近いものから、全体的に黒紫色っぽい中国種に近いものまで、体の模様はさまざまだ。
    近年は交雑が進み、見た目では交雑種かどうかが分からなくなっているため、DNA鑑定を行い判定しているのだという。
    同研究所以外では、京都水族館で57匹(15年2月時点)が飼育されている。

     どうして交雑種が増えてしまったのか。
    京都市によると、70年代、日中国交正常化を受け、中国の動物などが日本に入ってくるようになった。
    食用とされている中国種を輸入した業者もいたが、文化庁が料亭などに購入禁止を呼びかけたため売れ残ってしまい、
    「何らかのルートで京都の川に持ち込まれ繁殖してしまったのではないか」(市の担当者)とみられている。

     栃本さんによると、オオサンショウウオは、中国では姿煮や刺し身、みそ汁などの材料として重宝されるという。
    そのため、乱獲により生息数が大幅に減少し、現在は養殖が行われているほどだ。
    研究所がある地域でも、1952年に特別天然記念物に指定される以前の昭和初期には、
    「山村の貴重なタンパク源として食べられていた」そうだ。

    「交雑種なら、家で飼える」と考える人もいるかもしれない。
    だが、絶滅の恐れがある野生動植物の保存について定めた種の保存法では、中国種も国際希少野生動植物種に指定されている。
    京都市は「DNA鑑定を行うまではすべてを特別天然記念物として扱う」とし、見つけた場合は、市や警察に連絡をするよう呼びかけている。

     京都市の調査は来年度には終了予定で、同時に、捕獲した交雑種の扱いについても決まるという。
    殺処分の可能性もあり、かつて水族館で働いていた栃本さんは、「できるだけ良い状態で預かりたいが……」と複雑な心境だ。
    生態について謎が多いことから、例えば安楽死させるとしても、その方法から議論しなければいけないという。

     国内では、三重県名張市でも交雑種が見つかり、本年度から市内の廃校プールに隔離する取り組みが始まっている。
    栃本さんは「外国の生き物を持ち込むということは、その土地その土地固有の遺伝子が失われ、
    生物の多様性をだめにするということだ」と話し、日中国交正常化の“落とし子”が引き起こした事態を憂える。

     なお、同研究所は、月2回、公開見学会が開かれ、保護プールの交雑種にエサやり体験をすることもできる。
    10月は17、25日に開催予定だ。交雑種の行く末は不透明だが、生物の多様性について思いを巡らす機会としてもらいたい。

    http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150922-00000007-sasahi-soci

    プールの底で折り重なっているオオサンショウウオの交雑種
    http://amd.c.yimg.jp/amd/20150922-00000007-sasahi-000-13-view.jpg

    元記事
    【【生物】廃校のプールにオオサンショウウオが220匹!交雑種を隔離・・・殺処分の可能性も】の続きを読む

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