這い上がれ!!

一念発起!!
音楽に目覚めちゃったよぉ
いっちょやったるか!!!
人生イロイロあるから面白いと
心から言えるようになりたいものだ・・

病気

精神的に疲れが・・・

 

だいぶ気持が疲れてきた。

年末だからというわけではない。

子どもの病気で心配することほど精神的に疲れることはない

と思うほどに疲れてきた。

先週の土曜日にまたおちびが熱を出した。

急な発熱は本当におたおたしてしまう。

熱性痙攣の恐怖から解放されたい。

 

目がとろんとし始めたと思ったら、

熱性痙攣の予兆めいた動作をした。

少しだけ意識がなくなったような表情と手がつっぱった感じに見えた。

慌ててダイアップを入れすぐに横にして様子を見ていた。

その時、熱は37.5℃だった。

これはすぐに熱が上昇するだろうと、

背中・脇の下・脚の付け根を冷やし始めると

少しうとうとと眠った。

それでも心配でずっと観察を続けていると、

今度は全身が震え出した。

目は開いていて、意識も普通にあり、

返事もする。

しかし体がガクガクと震えているのだ。

またもやパニックになってしまったわたしは

いつもお世話になっているERへ電話をかけた。

一応受診した方がいいかもしれませんと言われたので

夜中タクシーで向かうことにした。

 

待ち時間なくすぐに診てくれて、

血液検査をし、念のための点滴を入れしばらく様子を診ることになった。

その約二時間後、

検査の結果は特に心配することもなく、

熱が急に上昇するときの震えだとの事だった。

熱が上がり始めの時には大人だって寒くてガタガタするということを

はっと思いだした。

その時に体中を冷やしてしまったのがかえっていけなかったのかもしれない。

毎回の発熱で色々なことを体験する。

夜中の二時過ぎに帰宅し、

あとは家で観察ということになった。

少し安心したとはいえ、

やっぱり怖くて朝まで起きていた。

 

今回は寒気で震えていたということで

少しは安心したけれど、

やはり発熱に怯えてしまう自分がいる。

これは精神的に辛い。

かなりのダメージが今あるらしい。

いつでも心配で仕方がない。

何かいい方法はないだろうか?

結構しんどい・・・

 

●今日のことば「心配ばかりじゃいけないんだけどね」

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小さいけれど痛いやつ

 

先週深酒をした時のこと。

酔っ払って口も回らないくらいになり、

口の中を三回立て続けに噛んだ。

口の中と言っても、

下唇の裏側あたりだ。

その時は酔っ払っているために、

噛んだこともあまり気にせず、いつものように

アルコール消毒だとか思いながらもう一杯飲んだのだと思う。

さすがにその日からはあまり飲まないように心掛けている・・・

 

そのつけが四日前ぐらいから現れた。

唇の裏側あたりを自分の歯で噛んだあとは必ずと言っていいほど

その場所が口内炎に発展するのだ。

泥酔していた時はそれすらも忘れていた。

しかし、口内炎は通常通りにやってきてわたしを苦しめるのだった。

三回噛んだ分がしっかりと反映され、三か所の口内炎になった。

そしてその口内炎は今日までわたしを苦しめ続ける。

口内炎の痛さと煩わしさは誰もが経験済みだと思うが、

あえて自分を反省するためと、この煩わしさをここへ書いて

少しでも忘れられたらと思い書いている。

 

それにしてもだんご三兄弟のように縦に並んだ口内炎は

実に痛い。

食事中はもちろんのこと、会話すらままならなくなり、

挙句の果てに会話中によだれを垂らすという粗相までもが起こる。

よだれを垂らしたところで、よだれを口の中に吸い戻すという

行為すら痛くてできない、すなわちよだれは垂れっぱなしという事態になる。

仕方なく、そのよだれはティッシュでそうっとふき取られ、

何事もなかったように取り繕えるはずもなく、

口内炎が酷くってさぁ〜と言い訳をするはめになる。

 

人生初の口内炎3個の快挙にさすがに耐えられなくなり

昨日薬局で口内炎の塗り薬を買ってみた。

小さなチューブで800円には驚いたが、

効果があるのなら惜しくはない。

早速どんなもんか塗ってみた。

口の中の唾がなくなってしまうほどにその薬は口の中にへばりつき

周りからの攻撃をかなり防御してくれるらしい。

そのため、下の歯の圧力からも、食事の時の攻撃からも

口内炎に衝撃がないようにしっかりとガードしてくれる。

なかなかの優れものだ。

それでも効果はすぐに薄れてきて、また攻撃にさらされることになる。

それの繰り返しで未だに治ってはいないのだが・・・

 

深酒は口内炎のもとだと、反省しきりである・・・

 

とにかく早く治ってくれー

 

●今日のことば「辛いものとトマトが恐ろしい」

 

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分析の結果

 

救急車沙汰から数日が経ち、

その時の様子を恐々と振り返る。

あんな怖い思いはもう二度としたくない、

と思いながらも、万が一に備えて自分の行動を

チェックしてみるのも悪くはないと、振り返ってみたのだ。

 

怖くて怖くて慌てふためいてパニックになっていた割に、

その時の様子を鮮明に覚えている、ということがとても不思議だ。

しかし、時間に対する感覚はまったくもって違う。

救急車が来るまで何分あったのかと思い返してみて

15分以上は待ったような気がした。

まだ来ない、まだ来ない、

とおちびを抱きかかえて待っていた時間がとても長く感じた。

 

果たしてそんなに何分も待ったのだろうかと

携帯のダイアル履歴を見てみた。

すると驚くべき結果が待っていた。

まず、痙攣が起こったのが12:33ぐらい。

その後、12:35に誤って110番へダイヤルしている。

勝手にGPS機能が働き、119番にかけたくてもかけられなくて

3分ぐらいイライラして携帯の電源をオフにしようしようと

思っていたのだが、

実際に119番にかけたのは同じく12:35だった。

ということはイライラしていたのはほんの何秒かだったということがまずわかる。

 

そして、119番通報したあと、救急車到着まで15分以上かかったと

思い込んでいた所、

実際は、

救急隊員からのコールバックがあったのが12:39

119番してからわずか4分後にはもう救急車が出動しているということがわかる。

そのコールバックの時の会話はこうだった。

「住所をもう一度教えて下さい。

今もうそちらへ向かっています。

ローソンが一階にあるマンションですね」

この会話をよくよく見なおすと、

ものの数分でうちのマンションの前まで来ているということがわかる。

その電話を切った何分後かにはもう家の中まで救急隊員が

入ってきたということだ、ようするに。

110番への誤通報からざっと計算して

約8分ほどで到着しているというわけだ。

 

痙攣発生からおよそ10分で救急車が到着しているという事実が

明らかになったのだ。

非常に感謝するとともに、

時間の感覚というのが麻痺してしまうことに驚いた。

長いと思っていた時間がこんなにも短かったのだという事実。

 

そして家でダラダラとお酒を飲んでいる時間が

あっという間と思っても、実はどれだけ長いのかという事実もまた然り・・・

 

時間の感覚というのはシチュエーションによってこれほどまでに違うのか

ということがよくよくわかった。

 

分析結果は以上。

教訓は、当然ながら慌てず冷静に。

実際は如何に?

 

●今日のことば「慌ててとった行動は何一つとして有意義ではない」

 

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ちょっと違う???

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一夜明けて

 

さすがに昨夜は熟睡できなかった。

また痙攣が起きたらどうしようと

あの恐怖の体験を何度も思い出しては

はっと隣で寝ているおちびの体に何度も触れる。

そして、高熱が出ている間は必死でおでこ・脇の下・背中・股関節

と自分がタコのように手がたくさんあったら良かったのに

と思うほどありとあらゆる場所を交互に冷やしていた。

 

看病の甲斐あってか、朝には熱はすっかり下がり、

バナナ1本、ご飯2膳、牛乳2杯

と食欲モリモリにまで回復してくれたおちび。

笑顔で何度も「おかんたん、おかんたん、おかんたん」

と嬉しそうにわたしを呼ぶ姿は

涙が出るほどに癒される。

 

その思いはねぇねぇも同じだったようだ。

昨日、学童から帰ってくるなり、救急車沙汰の一部始終を

語って聞かせたら、物凄い心配顔で

「だいじょうぶ?だいじょうぶ?」

と何度もおちびの顔を覗き込んでは聞く。

そして冷えピタ貼ってあげるとか、

体冷やしてあげるとか、

本気で心配してくれていたねぇねぇ。

普段、「あぁ〜あ、うるさいからたまにはいなくってもいいのに」

とか言ってるくせに、

昨日の夕飯時におちびが寝ていて

一緒に食事ができないことにぶつぶつ文句を言う。

「やっぱ、いないと超寂しいよね、おかちゃんもそう思うでしょ?

なんで熱なんか出すんだよ、もう!

やっぱり大事な存在なんだね。うん、そうだよ」

と一人で完結してしまったようだが、

わたしは心の中で爆笑しながらも嬉しい気持ちになっていたのである。

 

そんなねぇねぇも

今日はおちびと揃って一緒に食事ができて本当に嬉しそうだった。

調子に乗ったおちびはありとあらゆるネタを披露する。

「おっぱっぴー」

「ぐーぐぐーぐぐー」

「てをよこにーあらあぶなーいあたまをさげればだいじょーぶ」

「このごろはやりのめたぼです」

それを見て大笑いするねぇねぇ。

 

一生懸命冷えピタを貼ってくれたり、

本気で心配してくれたり、

本心は、いないと寂しいと言ってくれたり、

何か起こらないとそういう本音が見えなかったりするのかな

ととしみじみと感じるのであった。

 

大事には至らなくて本当に良かったという気持ちと、

家族の気持ちが一つになったような心地のよさと、

波乱の中にも安堵があってなんだかちょっと救われた。

 

そして、

いつも心配してくれるみなさんからもらった勇気と元気は

計り知れないものだってまた再認識しました。

ブログやってて本当に良かった〜

ありがとう〜〜〜〜〜

 

●今日のことば「波乱の中にも安堵あり」

 

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波乱波乱波乱

 

みなさんのお陰で心が軽くなり、

また新たな気持ちで頑張るぞ〜

という気持ちの切り替えができました。

本当にありがとうの気持ちでいっぱいと同時に

ぼかぁー幸せもんだなぁー

と加山雄三ばりに言ってみたくもなり・・・

 

とまた再びおちゃらけて邁進しようと思った矢先の出来事が

今日の恐ろしい体験談となるのであった・・・

皆さんを心配ばかりさせてしまい申し訳ないと思いつつも

こうやって書いて今日を清算しないとどうもドキドキが治まらなくて。

 

波乱波乱波乱の日々は続いて欲しくはない。

しかしどうしてこうも続くのか?

いっそお払いにでも行った方がいいのだろうか?

と真剣に考えたくもなる。

一生に一度でいいと思っていた救急車に

間髪開けず3回も乗ることになろうとは、

厄除け大師にでも行った方がいいんじゃないかと

会社で言われるのもわからなくもない。

 

去年あんな怖い思いは二度としたくないと

重々気をつけていたのだが、

またもや起きてしまったのだ。

突然やってくる熱性痙攣が・・・

 

朝いつものように登園前の検温として熱を測ったところ、

37.5℃

ちょっと熱っぽいなとたまたま今日は役所へ行ったりするために

有給休暇を取っていたので幸いにもちびを休ませることにした。

早いうちに小児科へ連れて行って受診した方がいいと

雨降る中おちびを連れてかかりつけの小児科へ行き、

喉からくる風邪だねと薬をもらって帰ってきた。

当然処方された薬を飲ませ、寝かせることに。

脇の下を冷やしながらぐっすり眠っていたおちびが

突然痙攣し始めたのは正午過ぎのことだった。

一度経験していてもものすごい恐怖感に襲われる。

そして今回は痙攣し、息が止まってしまった時間が

前回の倍、約30秒ほどもあったのだから

恐怖はピークに達してしまった。

そして意識が戻らずそのままぐったりとしてしまったおちびを

かかえやはり救急車を呼んでしまったのだ。

 

救急車はすぐにかけつけてくれ、

ほっと安心はしてみたが意識が戻らない。

狼狽しつつも一緒に救急車に乗り込み病院へ搬送された。

小さな手に点滴が差し込まれ、

痙攣止めの座薬を入れられ、

ようやく手足の小さな痙攣が治まってきて

「おかんたん」と目を見て言ってくれた時には涙が出た。

わたしの手足の震えもようやく止まった。

その四時間後には、

家で様子を見ていいですよと医者に言われ、

無事に家に帰ることができたので本当に何よりだったが、

またもや怖い体験をしてしまい、落ち着かない日々だ・・・

 

思わず救急車を呼ぶのが三回目だったのにも関わらず、

110番を押してしまったのはこのわたしです。

 

それにしても今日は感謝の気持ちをこめて

感謝祭をしようと考えあぐねていた矢先に

これだからなぁ・・・

やっぱり厄除けに行った方がいいと思う?

 

●今日のことば「110番に回すと居場所がすぐにばれるらしい」

 

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あれ?あれれ?

 

本日あれれ?と思ったこと二点。

 

とうとうこの日がやってきた。

わたしにとって運命の日とも言える今日この日。

切腹からおよそ2週間が経過し、

いよいよ傷とのご対面、そして抜糸の日だ・・・

 

前の晩から実はドキドキしてちょっと眠れなかった。

小心者だなと思いながらも抜糸は初めてなので

どんなもんか全くわからないからだった。

 

そして

今の医療の進歩をたった一枚の絆創膏から知ってしまったほど

わたしの傷口にずっと張り付いていた絆創膏は、

毎日のシャワーにも負けず、

咳にも負けず、

くしゃみにも負けず、

2週間もびくともしなかった。

昔の絆創膏だったらシャワー1回程度で

すぐに剝がれてしまっただろう。

その医療の進歩ともいえる絆創膏のお陰で

わたしは自分の傷痕とずっと対面しなかった。

まさか、強力に張り付いている絆創膏を剝してまで

見る勇気はなかった・・・

というのは言い訳でただ単純に見る勇気がなかったのだ・・・

その傷痕と面と向かってご対面し、

抜糸と呼ばれる文字通り糸を抜く処置をする。

ドキドキしないわけはない。

 

病院へ着いた。

予約をしているせいか待ち時間は異常に少なかった。

そのため、あっという間に診察室へ呼ばれることになる。

中に入ると

まず一つ目のあれ?だ。

手術をしてくれた外科医ではない。

手術後にその外科医について来た若手の方だった。

手術をしてくれた外科医に

せっかくお礼とギャグの一つでも言っておきたかったのに

残念でならなかった。

でも仕方ない。

あの先生じゃなきゃ嫌です。

とだだをこねたかったが、我慢した。

 

そしていよいよだ。

「そちらに横になって下さい」

若手は頑強な絆創膏をびりりとはがし、

そして「抜糸しますね」と何かを取り出した。

何かは覚えていない。

すでにわたしは目をつぶっていたらしい・・・

その何か、でパチンパチンと糸らしいものを切り、

あっと言う間に処置は終わった。

それが2つ目のあれ?である。

ちっとも痛くない。

若手にあれ?

そして抜糸にあれ?

だ。

 

しかし3つ目のあれ?

はない。

むしろ

あーーーーーーれーーーーーーー!!!

の方だ。

傷痕がフランケンシュタインのようになっている。

横に一本線があり、

その上に縫ったような跡がある。

 

これは治るのでしょうか?

若手に聞いた。

「今よりは少しわかりづらくはなりますよ」

 

普通に答えが返ってきて、

用意していたセリフを言うのも止めておいた。

担当医の外科医にだったら言いたかったのに・・・

 

仕方ない。

心の中で言っておこう。

「いや〜ん、可愛いビキニが着れな〜い。

ヒモパンも履けな〜い。

って、妊娠線の方がひどいからあまり関係ないか〜

 

若手に言ったらドン引きだったから言わなくて正解だな・・・

 

●今日のことば「言いたいけどTPOをわきまえようっと」

 

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緊急入院レポート 5

 

長くひっぱってとうとう今日で最終回を迎える

緊急入院レポート。

さて、下半身麻酔がどういうわけか全く効かず、

とうとう全身麻酔に切り替えられたわたしの運命はいかに?!

 

 

全身麻酔に切り替えられ、ようやく周りにいた医師チームが

安堵の表情を浮かべる中(といっても見てないので想像のみ)

わたしは深い深い眠りについたのであった。

そしておそらく

「メス!」

「脱脂綿!」

「脈拍は?」

と真面目な会話と

「下半身麻酔効かなかったなんて・・ねぇ」

「焼酎好きらしいよ」

「毎日飲むらしいよ」

と意識のない人の噂話と

行われながら、わたしの急性虫垂炎の手術は

行われたのだろう。

意識がない分、手術の内容がまったく記述できないのが

今となっては悔やまれる・・・

 

そして手術室に入室してからおよそ4時間後、

遠くの方でこんな声が聞こえてきたらしい。

「おかあちゃん!おかあちゃん!

目が覚めないと死ぬからね!」

そして朦朧としたわたしは無意識のうちに

オーケーサインやら

エドはるみ風グーサインやらを

上の子に送っていたらしい。

なぜ

”らしい”という表現を使っているのかというと、

まったく覚えていないのである。

上の子が、必死になって呼び掛け、

それにサインで応えているわりにまったく覚えていないのである。

ようやく自分を取り戻したのは

それからまた一時間後ぐらいだったようだ。

子どもや父が帰ってしまったあと、

夜中にようやく病室の中を一望し、

そしてその次に激痛が襲ってきて

さらに意識が回復してきたのは言うまでもない。

 

それからというもの

痛みと看護師さんのだいじょうぶですか攻撃で

さらに眠れない夜は続いていたにもかかわらず

なぜかお腹だけは妙味空いている自分に情けなくも

ちょっと嬉しくもあった。

そしてとうとう迎えた日の出。

痛み止めの点滴が少し効いてきたのもあって、

お腹はますます空いてきた。

そりゃそうだ。

ずいぶん前から何も食べていない。

もちろん朝ごはんも昼御飯もその日の夕飯すらお預けなのだろうと

思っていた。

ところが・・・

朝の検温と血圧といくつかの質問の際に

こんな言葉が看護師さんの口から出てきたのだ。

「おなら出たら教えてくださいね。

あと、お昼からご飯食べていいですよ。」

どちらの発言にも驚いた。

噂には聞いていたおならの話と

噂とはまったく逆の、もうご飯食べていい

という発言に・・・

それに対し、またもや素直に「はい」

とだけ答える。

そして昼御飯にいきなりチャーハンが出てきてまたもやびっくりし、

外科の世界の尋常じゃない様子がよくわかった。

そしてその尋常じゃない世界はお昼後

すぐに歩けという指示にも表れていた。

そして更に更に明日退院ですという驚きの事実に

またもや尋常じゃない世界を心に刻み込まれることになるのであった。

チャーハンを食べ

無事にお腹のガスを放出し

そして激痛の中歩かされ

そして痛み止めたったの4個だけ渡されて退院という

なんともスピード退院に嬉しいやら不安やらの気持ちで

長かったような短かったような緊急入院生活に

ピリオドを打った。

かくしてわたしの内臓から虫垂というものは消え去り

あの不気味な右腹の痛みも消え去り

あとは抜糸を待つ身となった。

急性虫垂炎は誰にでも起こりうる病気なのだということ

酒の飲みすぎは麻酔を効かなくさせること

そしておならの確認は何度も何度もされること

そして痛くても歩けという常識

色々学んだ入院生活であった。

今後、健康という素晴らしい宝物を

もうちょっと大事にすべきだということも

真剣に考えるきっかけとなったようだ・・・

 

緊急入院レポート終わり

 

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緊急入院レポート 4

 

骨髄に痛み止めの注射を打たれ、

その後、

痛み止めの注射を打たれた骨髄の周辺あたりに

下半身麻酔用の麻酔を打たれ、

そしてその5分後・・・

麻酔が効いたかどうかの確認が麻酔医たちによって行われた。

 

湿らせた脱脂綿を左腕に当てられ

「冷たいですか?」

そりゃ当然冷たいだろ・・

と思いながら

「はい。冷たいです。」

そしてその次に右の太ももに同じく脱脂綿を当てられ

「冷たいですか?」

そりゃ冷たいだろ・・

とまた思いながら

「はい。冷たいです。」

 

そこから地獄が始まったのだった。

普通の人は太ももに脱脂綿を当てられた時点で

「あれ〜?冷たく感じないなぁ〜」

というものらしい。

ところがわたしは左腕に感じた感覚とまったく同じ感覚で

冷たいと感じていた。

 

そして脱脂綿の次に行われた確認はこうだった。

「足首を曲げることできますか〜?」

余裕で曲げられるよと思いながら

「はい、曲がりますが」

次に

「では膝は曲げられますか〜?」

こりゃまた余裕で曲げられるよと思いながら

「はい、普通に曲がります」

そうこうしているうちに麻酔後10分が経過したらしい。

手術台の背後で何やらざわついている様子が感じ取れた。

ちょっと声が上ずった麻酔医がこう言う。

「効きずらい人もいるのでね、あと5分待ってみましょう。

15分ぐらいしてようやく効いてくる人もいますからね」

もう心の中がみえみえである。

慌てている様子が手に取るようにわかる。

この際下半身麻酔が効いていない足にも取るようにわかるというものだ。

 

そしてそこからさらに5分後、

わたしは人体実験中の人のように

ほぼ丸裸で手術台にいる。

丸裸で手術を受けるということも知らなかったが、

もうこの際どうでもいいという気になってきた。

どうにでもしてくれ、

そして早いとこ切腹してくれ〜

こんなにもネタになることはないとも思うようにもなってきた。

いっそのこと足をあげておっぱっぴーとでもやればよかった。

と今となっては思う。

 

とうとうタイムリミットが来たようだ。

外科医は執刀を今か今かと待ちわびている。

手術台のわたしは一言こういった。

「お酒の飲みすぎで麻酔効かないんですかね」

手術室にいた○○医師チームはそこでようやく意見がまとまったようだ。

「そうですねぇ〜」

 

というわけで

酒の飲みすぎで下半身麻酔すら効かなくなったわたしの運命は

全身麻酔にゆだねられることになったのだった。

 

麻酔医は諦めたように

「では全身麻酔に切り替えます

はい、だんだん意識がなくなりますからね」

と言ってからまたしばらく意識があったわたしは

麻酔医の顔が早く眠れ〜

と言っているようにしか見えなかった、

そう、麻酔が効き始める1秒前まで。

 

そして

そして

そして

ふか〜い眠りにようやくついた。

酒の飲みすぎはいかん。

と思って眠ったかどうかは思い出せない。

しかし、○○医師チームは手術の間

酒の飲みすぎはいかん。

おそらく言っていたのだろう。

 

こうしてようやく痛みの根源を取り除く作業を開始した医師チーム。

わたしは意識のないままお腹を切られ

内臓を切り取られ

そして縫い合わせられたのだった。

 

意識が戻ったのはようやく深い眠りについてから

その後約3時間後だった・・・

 

またまた続く・・・

次回は最終回。

 

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緊急入院レポート 3

 

経験豊富な医師の登場で

瞬く間に入院→切腹という判断に到り、

点滴を刺され病室へ運ばれた。

 

そしてすでに予約でいっぱいの手術スケジュールの中から

合い間をぬって手術をすることになっていた。

 

何時になるかはちょっとわからないと言われながら

切腹を待つのもなかなかしんどいものだ。

 

病室へ運ばれたのはすでに明け方の4時ごろ。

それから手術までの間抗生剤を打つ。

心の中では、その抗生剤が効いて虫垂炎の症状が治まり

いわゆる”薬で散らす”というラッキーに巡り合え

すぐに退院できることを期待していた・・・

そんなことを思っていたら

窓の外はうっすらと明るくなり日の出の時刻になっていた。

看護師さんがやってきた。

検温と血圧を測りますね。

って、さっき計ったばかりだが、素直にはいと言って腕を差し出した。

微熱と高めの血圧が確認され、

症状はすぐに治まりはしないことがわかった。

もちろん朝食もなし。

痛くてもお腹は減る。

虫垂炎の疑いはあっても腸自体は元気なようだ。

 

しかしやるべきことはやっておかねばと

会社・ねぇねぇの学校・学童・おちびの保育園・実家

へと連絡をしまくり一仕事終えほっとしていたら

うとうとと眠くなってきた

そこへまた看護師さんが・・・

「具合はいかがですか?」

眠気まなこで

「はい・・痛いです・・」

そしてまたうつらうつら

そこへ今度はお掃除のおばちゃんが・・・

「ゴミありますか?」

眠気まなこで

「ありません」

そしてまたうつらうつら

そこへ今度は実家の父と子どもが・・・

という具合にほとんど眠れないままの時間を過ごしていたのであった。

痛みは徐々に引いてきた気がしてきたが

右側の慢性的な鈍痛がぴたりとなくなることはなかった。

 

そしてとうとうその時間がやってきた

「18時55分になったら手術室へ向かいますね」

と。

「は・・・・・・・・・はい・・」

と時計を見ると手術室へ向かうまでにあと5分しかない。

慌ててトイレを済ませ覚悟を決める。

5分はあっという間だった。

入院した時から用意不十分でパジャマもなかったわたしは

その時からすでに手術着であったため着替えもなく

そのままストレッチャーに乗せられ手術室へ運ばれて行った。

 

手術室では虫垂炎のプロと麻酔医と看護師たちが

チームになって待ち構えていた。

下半身麻酔で手術を行うということは聞いていた。

そしてその麻酔の方法も聞いていた。

骨髄に痛み止めの注射を打ち

そのあと麻酔をしていくという風に。

麻酔医が声をかける。

「はい、腰を曲げて顔がひざにつくぐらいにして下さい」

そして骨髄の位置を確かめた上で

「では注射しますよ。危ないから絶対に動かないで」

うぐっ・・・・・・(わたしのうめき声)

いだっ・・・・・・(わたしのうめき声)

「はい。次に麻酔を入れていきますよ」

痛くない(わたしの心の声)

「5分ほどしたら麻酔が効いたかどうかチェックしますね」

 

5分後

 

そう。

ありえないことがこの後起こることになるとは

○○医師チームは予期していなかっただろう・・・

 

またまた次に続く・・・

 

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緊急入院レポート 2

 

決して決してそうではないのだが、

東幹久似の素敵なERの医師が出てくるの期待しては

決していなかったが・・・

夜の夜中に現れたのは怖そうなキャリアの長そうな

ERの医師だった・・・

心の中で

「ちっ・・東みっきーじゃない・・・」

とは決して決して思ってない・・・

 

そしてその怖そうなキャリアの長そうな医師に

症状をあれこれと聞かれ、車イスに乗せられ

そして診察まで小一時間待たされることとなった。

ようやく名前を呼ばれいざERの診察室へ車イスで向かおうと

思いきや車イスの動かし方がわからない。

四苦八苦していたところへ看護師さんが助けてくれて

ようやく診察室へ入ることができた。

 

そして中にいたのは

怖そうな

でもなく

東幹久

でもなく

また別のER医師だった。

そして再度症状を伝える。

『まずみぞおちの辺りに激痛が走り、

そしてしゃがみこんでしまったこと。

そしてその次には右のお腹が痛くなり

寒気がしてきた熱が出たこと。』

など。

 

なるほど・・

医師はパソコン画面のカルテにちゃかちゃかと入力しながら

うなずく。

そしてお腹を触診し、エコーでお腹の中の様子を探り始めた。

しかし何も映らない。

仕方がないのでCT、すなわちお腹の断面図を撮ることとなった。

夜中の病院は真っ暗だ。

CT室へ向かう道すがらちょっと怖かったが

痛みの方が勝っていたので助かった。

お腹の輪切り断面図を撮影され

そしてまた診察室へ戻る。

しかし

またもや何も映ってはいなかった。

アレルギー持ちのわたしに造影剤を使用することは

危険だと判断されたため、

良い写真、つまりベスト断面図は撮影することができなかったらしい。

 

担当ERの医師の判断は迷い

ついには外科医が呼ばれることになった。

出てきたのは

年の頃は38ぐらい。

虫垂炎のプロのようにも見えた。

それはわたしだけの勘違いだったのだろうが・・・

そして

そのプロにお腹を触診され

すぐに

「虫垂炎の疑いがありますね。

入院して、明日にでも手術しましょう」

そう宣告されたのだった。

手術=切腹

怖くなってきた。

しかし、

次の瞬間、わたしの右腕には点滴が差し込まれていた。

手術=切腹

がどんどん近付いている気がしてきた。

そしてそのまま病室へ連れて行かれ

切腹までの間を悶々と過ごすこととなる。

 

その3に続く・・・

 

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さくら

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