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ファンタジスタドール_感想_第9話「かがみかみかみ? まぎれる気持ち」

ファンタジスタドール 第9話「かがみかみかみ? まぎれる気持ち」 の感想です。

今回は今までと雰囲気もかなり変わって、真面目な感じでした。
しかし、雰囲気がシリアスであろうと、ギャグであろうと、狂った感じ(笑)であろうと、描かれていることは変わらず、ドールは友達であるということです。

この作品で一番ネガティブに描かれているのは、希望相互扶助委員会の存在。
希望相互扶助委員会では、希望を叶えるためには交換条件を満たさなければなりません。
なぜこれがネガティブかというと、委員会(というより委員長)と委員会のメンバーは友達のような心を通わせたつながりではないからです。
委員長はメンバーを道具として扱っているのです。
現に、ささら達が前のマスターから捨てられたように、かがみも委員長に簡単に除名を言い渡されます。
そこでは、各人にとって相手は希望を叶えるための道具でしかない。

しかし、うずめやかがみにとって、ドールは希望を叶えるための道具ではなく、友達である。
そんなうずめは、かがみのお兄さんを探すのを、手伝うと言う。

「一緒に探そう。私たち、友達じゃない」(鵜野うずめ)

お兄さんを探すという希望を叶えるために、うずめのカードを奪う(うずめを道具として扱う)のではなく、友達としてうずめと一緒に希望を叶える。
これは、うずめやかがみがドールは希望を叶えるための道具ではなく、一緒に希望を叶えていく友達だと思っていることと重なります。
また、ラフレシアの君が先生としてかがみのお兄さんを探すのを手伝うというのも、そういうこと。
心を通わせた生徒と先生のつながりによって、かがみの希望は叶えられると。
今まで完全にギャグだったラフレシアの君ですが、ここで先生だったということを(バレバレでしたが)明かすのは本当に上手いなあと思いました。

今回小町さんが、昔のうずめちゃんに戻った、友達と積極的に関わろうとしている、みたいなことを言ってましたが、苦手なホラー映画を素直に友達に苦手だと言えなかったのが言えるようになったように、うずめちゃんは成長しています。
第1話の始まりが、うずめちゃんがホラー映画に怖がっているシーンだったように、うずめちゃんっていうのはかなり怖がりなのです。
それが、成長して、怖がらずに人と関わっていけるようになった。
かがみちゃんのために悩んで、自分から行動を起こせるようになった。
このように成長しているうずめちゃんは、女児向けアニメの主人公っぽくてホント素敵です。
とりあえずこの作品のラストは、かがみやまない、小町さんやラフレシアの君、そしてドールたちがうずめの望みを友達として叶えてくれるっていう展開だと予想しときます。


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ブログ内リンク
→ファンタジスタドール_感想_第6話「小明かりかり 拘束と献身?」
→ファンタジスタドール_感想_第11話「小町まちまち? 約束の献身」
→ファンタジスタドール_感想_第12話「希望うきうき みんなきらきら」

七海nayap  at 20:26
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