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ファンタジスタドール_感想_第12話「希望うきうき みんなきらきら」

ファンタジスタドール 第12話(最終話) 「希望うきうき みんなきらきら」 の感想です。
最高でした。



「個人の希望はね、他者の希望とちがっているものなのよ」
「つまり、みんなにとっての絶対正義は存在しないの」
「人はね、自らの希望のみを追い求めるの」 (清正小町)

ラスボスである小町の考えは、友達と一緒に希望を叶えるといううずめの考えとはまるで真逆なもの。
人の希望はそれぞれ違っていて、人は自分の希望のみを追い求めるものだと。
これは、友達の希望が自分の希望になるうずめとは相容れない。
だから、うずめは言います。

「ねえ、小町さん」
「大事なことは一つじゃないよ」
「だって、私には友達がたくさんいるもの」
「一人だけじゃないの」 (鵜野うずめ)

そして、うずめの元にはかがみとまないが助けに来る。うずめの希望を叶えるためにやってくる。
自分の希望のみに全てをかける小町VS友達の希望を一緒に叶えるうずめ達という構図。
プロトゼロ1人VS18人のドールという数の差が象徴的です。
「数は力じゃない。たった一つでも強く願う思いこそが力なの」という小町に対して、18人による協力攻撃。
このバトル最高に熱かったです。

結局、協力攻撃はプロトゼロには通用しませんが、その後プロトゼロも小町も、かがみのように自分の感情を押し殺してきたことが語られます。
小町はソネットのみを見て、情が移らないようにプロトゼロやほかのドールを見ていなかった。
主従関係でなく友達である、ドールの希望を押さえ込んでいた。
だから、押さえ込まれていたプロトゼロは泣きだし、戦いたくない、死にたくないと言ってしまう。

そんな中、アンヌさんがソネットは生き返らせることができると教えに来てくれるのがまた熱いです。
アンヌさんは明らかに、希望相互扶助委員会でやっていたような自分の希望のみを大事にした取引ではなく、自ら小町の希望を叶えたいと動いていた。
またかがみの兄さんも、委員会のように「私と希望の交換をしましょう」と言われて手伝ったが、「優しいんだね」と言ってるあたりからも自分の意志でやっているように感じられる。
そんな2人が、ソネットを生き返らせる方法を教えに来てくれるという。

それは、ネット上のソネットのデータをみんなで集めるという方法。
前回の感想で予想した通り、小町の希望をみんなで叶えるというもの。
ここで、以前出てきた委員会のメンバーまでもが出てくるのは涙腺がヤバかった。
これに対して小町は「でも私には、それに応えられるだけの希望を用意できない」と言うが、

「違うよ、小町さん」
「見返りはいらないんだよ、小町さんは友達だから」 (鵜野うずめ)

という最高のアンサー。
そしてプロトゼロも含めてドールみんなで、「希望」という名の空のカードを満たしに行く。
もうここらで涙腺崩壊しましたよ。
ここで男二人が「うらやましいな」って言ってましたが、マジでそんな気持ちになりましたよ。
彼女たち眩しすぎますわ。

ラスト、夜明けと同時に観覧車にみんなが現れ、ソネットは生き返る。
ここで観覧車が出てきたのは、1人でなくみんなの力で希望が叶うっていうのを、廻るイメージで表現したからでしょうか。
そしてうずめは、夜明けとともに、「うん、今日も良い一日だ」と言う。
友達みんなが同じことを希望して、そして叶えてくれる。
だから今日も良い一日が送れるのです。

「みんなと見つけた景色に感謝をしてday by day」(エンディング)

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ブログ内リンク
→ファンタジスタドール_感想_第6話「小明かりかり 拘束と献身?」
→ファンタジスタドール_感想_第9話「かがみかみかみ? まぎれる気持ち」
→ファンタジスタドール_感想_第11話「小町まちまち? 約束の献身」

七海nayap  at 22:45
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