なぞらえ屋 舞録

2012年09月

『なぞらえ屋 〜開闢九重千曳〜』DVD好評発売中!http://www.lamoonbatake.net/shop/bando グッズもあるよ!
予告PV http://youtu.be/tMmDgdy2r3g 舞台ダイジェスト http://www.engeki-d.com/unit_info/etc/pg605.html

舞台写真 PART10

本日発売になりました、『なぞらえ屋〜開闢九重千曳〜』DVD!!
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キャスト・スタッフで行った上映会でも、思わずジャケットで盛り上がりましたので(笑)、夢来鳥ねむ渾身の美麗ジャケットでお届けしますDVDをよろしくお願いいたします。
本日の予約まで、ライナーノート(B6版 20ページ)が付属です。

裏話や、不思議体験など満載ですので、どうぞお楽しみに!!

そして、物語は続きます。

nazoraeya_gene001635nazoraeya_gene000418nazoraeya_gene001639姿を隠していた真沙美としほりは、なすすべもなく、永世九龍の蛮行をやり過ごします。
その場に残された、クミハたちの元に駆け寄り涙する真沙美。
「久遠、可哀想に……」
真沙美は何もできなかった自分が悔しくて銃を握り締め悔恨の涙を流します。
すると、苦しい息の下からクミハが話しかけてきます。
nazoraeya_gene000428nazoraeya_gene000421「お前……久遠のために泣いてくれるのか?」
真沙美は思わずクミハを抱き起こします。
「クミハさん!!」「もし、お前が本当に久遠のために泣くのなら……久遠を憑かせろ」nazoraeya_gene001647
「どうすればいいの? 何でもするわ!」
「命を半分分けてやるんだ。これからずっと。それでも……いいのか?」
クミハの申し出に、真沙美は僅かに考えて大きく首を縦に振ります。
nazoraeya_gene000422「いいわ! だからクミハさんも死なないで!」
そんな真沙美を、クミハはかすかに微笑みながら見上げます。
「母は、きっとお前のような娘だったろう……。父は、母を愛したから人間に殺されたが、母は私を守って山に逃げた……」
nazoraeya_gene001651nazoraeya_gene001654nazoraeya_gene001655伴閃はあの程度では死なない、何か考えがあるのだと真沙美に告げ、最後の力を振り絞ってクミハは、久遠を真沙美に託すのでした。
「久遠! 生きろー!!!」
「きゃーっ!」楔が打ち込まれるような苦痛に叫ぶ真沙美。そのまま舞台は真っ暗に。


nazoraeya_gene000431nazoraeya_gene001662nazoraeya_gene000432「真沙美、真沙美、無茶な真似を! うんっ!? 誰だ」
暗闇の中で、真沙美を抱きしめてくれたのは、入院中のはずの松宮弦也こと黒竜でした。
「遅くなった。真沙美ちゃん、大丈夫か?」「弦也さん、弦也さんなの?」
懐かしい胸にすがって泣く真沙美。
「知り合いだってわかっただろう? そいつの引き金を引いて穴だらけにするのは勘弁してくれ」
銃を構えていたしほりは、弦也の登場を驚きと呆れをもって受け入れます。
それもそのはず、弦也は、雪螢を咲姫に会わせるために、nazoraeya_gene000434瀕死の重傷を負って入院中のはずだったからです。
「人手不足に寝ているほど、神経は太くないんでね」
弦也は、そう言うと二人にしっかり掴まるように促します。
「時間が勿体無い。二人ともしっかり俺に掴まれ、このまま北まで飛ぶぞ」
「飛ぶぞって、あんた……何もつけてないじゃない」
「羽は自前なんでね。落ちるなよ」
弦也は二人を抱えて、大空へジャンプするのでした。

nazoraeya_gene001668nazoraeya_gene000436nazoraeya_gene000757一方、御山。
廟を守る比丘尼たちと、なぞらえや一行です。
考え事をして眠れない亮輔に、光剣が絡みます。
「亮〜ちゃん。眠れないの?」
「朔月もでしょ?」
亮輔は、赤い靴の話をします。
それは、亮輔が初めて死尼神を抜いた時の話でした。
光剣も、叶慈も、その時の思い出を言葉少なに語ります。
(九重手引き『緋剣』にショートショートとして掲載されているのでぜひ読んでみてください)

亮輔nazoraeya_gene001681nazoraeya_gene001678nazoraeya_gene001677は、鳴鈴にも死んで欲しくないと死神を抱えて訴えます。
死尼神で赤い靴を切っても運命は変わらない?
王龍の元に戻っていった、鳴鈴の運命を案じる亮輔。
男と女は、年をとると複雑になっていくものと光剣は苦く笑います。
「きっと、その子は、王龍に惚れてるんだと思うわ」
「話を聞く限り、プロの暗殺者とは思えねぇから、戦闘には連れてこないんじゃねぇか?」
つぶやくような叶慈の言葉を否定したのは咲姫でした。
nazoraeya_gene001674nazoraeya_gene001683nazoraeya_gene001675「そうはいかなかったみたいよ」
永世九龍が、まさに御山の門を破って進撃してきたというのです。
「そうはいかないってどういうこと?」
「門を破ってくるのは、UZUMEと呼ばれる強力な思念体。それを操っているのが……」
「まさか?」
「そのまさかよ!」

衝突は必至。一同に緊張が走るのでした。


舞台写真 PART9

お待たせいたしました。
『なぞらえ屋〜開闢九重千曳〜』のDVDが9月30日に発売になります。
舞録をご覧になって、本編に興味をもたれました方は、http://www.lamoonbatake.net/shop/bando まで。
今月中に予約を頂いた方のみ、特典にライナーノートが付きます。
特典映像もたっぷりご用意いたしました。
7月に舞台を観られなかった方も、あの興奮をもう一度味わいたい方も、DVDをお求めください!!


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DSC_0385霧ヶ峰高原の山奥に案内されて、真沙美としほりは、山仕事をするクミハに会います。

おじいさんの話を聞くと半分は人間だといいますが、クミハは大の人間嫌い。
nazoraeya_gene001584nazoraeya_gene000374nazoraeya_gene000372物怖じせず、真沙美は一生懸命対話を試みますが、クミハは取り付く島もありません。
それでも、真沙美は、なんとかしようと果敢に会話を続けます。
「あたしたち、この山の龍神様に、久遠と呼ばれる狐さんを貸してもらいに来たんです」
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「はっ? 久遠を? 誰だそんな寝ぼけたことを言った奴は!」
クミハはすっかり呆れて吐き捨てるように聞き返します。
しほりが、なぞらえ屋岩姫こと左門咲姫と告げると、クミハは余計に激昂するのでした。
nazoraeya_gene001593nazoraeya_gene000371その原因は、咲姫と雪螢の別れにありました。
クミハにとって、雪螢は尊敬する兄のような存在だったからです。
クミハは、雪螢の死と、山に降り積もる毒について、人間を糾弾します。
「神落ちがどんなものかお前は知っているか? 知るはずもないだろう人間! お前たちが撒き散らす毒で、どれだけの者が苦しみ、歪み、死んでいったか!」
海も山もそれを守る守部たちにも、F1の毒は容赦なく降り積もっているのです。
霧が峰を守る霧降仙嶽銀月聾伴閃も毒に犯されているとクミハは訴えます。

「全くその通りだね。許されるべきことじゃない」
しほりは素直に認めますが、咲姫と雪螢の最後については、最後の望みを守れたことを認めてやってもいいんじゃないかと切り返します。

nazoraeya_gene000385nazoraeya_gene000387咲姫を認めるクミハは、僅かに言葉を緩めますが、だからといって人間に協力するいわれはないと言い放ちます。
そこを曲げてと真沙美はクミハに久遠に会わせてくれと必死に頼み込みます。
DSC_0393「お前狐と喋る気かい?」
「言葉は通じないかもしれないけれど、気持ちはわかってもらえるように努力します!」
「正気か?」
「はい!」
DSC_0389だけどそこに、永世九龍のメンバーが山を登ってくるのです。
クミハは真沙美としほりに山を降りるように言いますが、二人は近くで息を殺しながら様子を見守ることに。
nazoraeya_gene001607王龍は、クミハに向かって尋ねます。
「霧降仙嶽銀月聾伴閃はどこだ?」
「知らぬ。知っていたところで、お前たちに教える口は持たぬ」
クミハの態度に、木跳は自慢の二股剣を抜いて脅します。
「生意気だな、少し弄って従順にしてやろう。人の姿をしているが、どうせ人ではあるまい」
「賛成だ、どんな声で鳴くか聞いてやろう(土塊)」
その時クミハは叫びます。



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「久遠ーーーーーっ!」nazoraeya_gene001608


DSC_0402DSC_0409nazoraeya_gene000395nazoraeya_gene000403nazoraeya_gene000740クミハに呼ばれ、九尾の狐久遠が姿を現します。
その圧倒的な戦闘力に、永世九龍のメンバーもタジタジです。
久遠勝利かと思われたところで、王龍がクミハをその銃弾で打ち抜くのです。nazoraeya_gene000736
nazoraeya_gene000743「管狐か、こんな厄介なものがまだ生きているとはな」
久遠は、クミハと一心同体の管狐だったのです。
管狐とは、人間を宿主にする物の怪。クミハが死んでしまっては、戦うことができません。
王龍は冷静にクミハを攻撃したのでした。
そこに姿を現す、霧降仙嶽銀月聾伴閃。
nazoraeya_gene000405nazoraeya_gene001627nazoraeya_gene000749nazoraeya_gene000412幼き日、母に手を引かれてこの地にやってきたという王龍に、再びこの地に来た理由を聞く伴閃。
龍神を恐れる永世九龍のメンバーの前で、ためらわずに伴閃に銃口を向け引き金を引く宗輔。
「貴様の龍玉を貰い受ける!」
スノーホワイトボックスで回収された、呪われた魂を込めた弾丸は神の膝を折ります。
「木跳、胸を開いて竜玉を取り出せ」
「お、おお」
nazoraeya_gene000413nazoraeya_gene000415nazoraeya_gene000416「やったぞー! 王龍万歳! 王龍万歳!」
「神殺しなど、これから俺たちが作る国の始まりに過ぎん。行くぞ、鳴鈴」
鳴鈴は、伴閃に駆け寄って、泣きながら祈るのでした。「シーザイパオチェン……」目的を達成した王龍ら永世九龍は、その場を後にするのでした。
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舞台写真 PART8

さて、所は変わって、しほりと一緒に出かけた真沙美は……?

nazoraeya_gene001531nazoraeya_gene000338nazoraeya_gene000335しほりの案内で、長野の霧ヶ峰高原に来ていました。
しほりが咲姫に聞いた話では、この山にはなぞらえ屋に力を貸してくれる龍神が棲んでいるというのです。
「神様に会いにいくんですか? お供えも何も持ってきてないのに会ってくれるのかしら?」
「どうかなー? あたしも会ったことないしね」
能天気なしほりに、真沙美は困惑します。
「会ったことないけど、絵ではいっぱい見たことあるしね。ほら、まんがの日本昔話のOPにも出てきたじゃん。坊や〜良い子だ金貸しな〜
「そんな歌でしたっけ?」
DSC_0364nazoraeya_gene000342二人の会話につられるように、人の良さそうなおじいさんが姿を現します。
「はっはっはっは、面白いお嬢ちゃんたちじゃな、どうした、道に迷ったか?」
「はーい、絶賛迷子でーす(しほり)」
ハイキングコースを外れたらしい二人を麓まで案内してくれるといいます。

そこで、真沙美は、亮輔を助けたい一心から、老人にありのままの質問をするのです。
「おじいさん、この山に龍神様が棲んでるらしいんですが、どっちに行けば会えますか?」


nazoraeya_gene000345nazoraeya_gene000719nazoraeya_gene000721「龍神? 龍の神様か?神社なら麓にいかんとないぞ」
「いえ、神社とかじゃなくて、なんて言うの? 生で生きてる神様に会いたいんです!!」
真沙美の言葉に、老人もしほりも大爆笑です。
でも、真沙美は、真面目に続けます。
「だって、会えないとなぞらえ屋さんたちが大変なことになるんでしょう? じゃあ、どうしても会わなくちゃ!」

「なぞらえ屋?」

老人の様子が少し変わります。
nazoraeya_gene000722nazoraeya_gene000349龍神に会ったら、何を聞くつもりだnazoraeya_gene001542という質問に、真沙美はしほりが咲姫から聞いた通りの言葉を紡ぎます。
「久遠を貸してくださいと」
老人は、それは大変な願い事だと言います。
なぜなら、久遠は、この山に棲む九つの鍵を自在に操る九尾の狐で、絶対に人には懐かないのだと言います。
それでも真沙美は、「私、動物大好きです! きっと仲良くなります!」と食い下がります。
真沙美の決意を見て取った老人は、「いいじゃろう、物は試しだ付いてきなさい」と二人を山の奥へと案内するのでした。

nazoraeya_gene000723nazoraeya_gene001538真沙美たちと入れ替わるように、山を登ってきたのはなんnazoraeya_gene000356と、永世九龍のメンバーでした。
王龍に導かれるままに、登山を余儀なくされているメンバーは不機嫌そのもの。
それでも、王龍の自信は全く揺るがずに仲間を引っ張っていきます。
nazoraeya_gene001572nazoraeya_gene001558

幼い頃一度だけ来たことがあるという場所。
そこには、なぞらえ屋に与する龍神が棲むというのです。
半信半疑の一同ですが、王龍の最終的な目的を聞いて、今度は驚愕します。
「俺は、龍神を殺して、その竜玉を手に入れる」
王龍は、葎の郷で手に入れた竜骨文字を読むために、本物の王龍になろうとしているのでした。


DSC_0378nazoraeya_gene001560nazoraeya_gene000365それを聞いた鳴鈴は、必死にその行いを止めようとします。
「やめて宗輔! 神様を殺すなんて! 絶対に禍が降りかかるわ! お願い考えなおして!」
自分ならとうの昔に呪われていると言う王龍。
涙を浮かべる鳴鈴に、厳しく「王龍と呼べ」と告げると、その腕をとって、再び目的地に出発するのでした。

舞台写真 PART7

「夏笛! 夏笛!急がぬかこの怠け者め!」
御山の一角に、冬鼓の声が響き渡ります。
nazoraeya_gene001486nazoraeya_gene001484二人は、今は亡き蔵王権現伯露斎雪螢の遣い女でした。
雪螢の死後、完全になぞらえ屋の御山に帰属するようになりますが、それは、雪螢の伴侶となるはずだった咲姫がいたからでした。
DSC_0330DSC_0332DSC_0339nazoraeya_gene000710
元々のんびり屋の夏笛でしたが、最近は、雪螢を失った悲しみを埋めるように、ゲームに没頭するようになったようです。
nazoraeya_gene000306そんな夏笛を、冬鼓は歯がゆく思います。
「冬鼓の冷血ギツネ!」
「ええ、ええ、何とでも呼ぶがいいさ、姉様が泣くのを我慢しておるのに、泣くものか!nazoraeya_gene000305DSC_0344 そこに咲姫が姿を現します。
「冬鼓、夏笛」
「姉様ーーっ!」
咲姫は、二人に、優しく微笑みかけます。
「悲しいときはちゃんと泣きましょう。そして楽しいことを大事に探して生きてゆきましょう。雪螢様は、ちゃんと二人のことも私のことも見守ってくれているはず。二人ともいい子ね。ありがとう」
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*三人のこのエピソードは、なぞらえ屋スピンオフ、ザンショウ三部作の『雪中紅螢』に描かれていますので、咲姫と雪螢様の悲しい物語はDVDでご確認ください。


nazoraeya_gene000315nazoraeya_gene000715nazoraeya_gene000317
咲姫は、やっとの思いで坂東の一同が、御山に登ってくるのを、二人に告げます。
御山は中にいる者の招きがなければはいれません。
九つの大きな扉があり、実はそれを管理しているのは小狐の二人なのでした。
nazoraeya_gene000713nazoraeya_gene001503nazoraeya_gene001501冬狐が宝寿で迷いの部屋を作り、夏笛がそれぞれの部屋に鍵をかけます。
この連携があるので、御山への道は、堅固な守りで侵入者を拒んでいるのでした。

なので、もちろんそれは、坂東のメンバーにも生きているわけで。。。

なかなか辿りつけない一同は、這う這うの体です。


nazoraeya_gene000319nazoraeya_gene000327DSC_0356ようやく入れてもらった一同は、小狐のキツイ歓迎にカンカンです。
「どうりで化かされてる感じがしたわけよね!」
二人が道案内じゃ仕方あるめェよ」
nazoraeya_gene000331nazoraeya_gene001510nazoraeya_gene001514久しぶりの再会に、亮輔は火月のもとに吹っ飛んでゆきます。
「大婆ちゃん!!」
中々辿りつけなかった理由を知った咲姫は、ちょっと複雑。
小狐たちはこんな時でも、やっぱりいたずらっ子なのです。

全滅した葎の郷nazoraeya_gene001521nazoraeya_gene001522、そして、関東連合として合流したはずの厳斎のこと。心配は数ありますが、今は迎え撃つための準備をと火月に促され、亮輔は「うん、分かっているよ大婆ちゃん。じいちゃんはしぶといから」と答えるのでした。


舞台写真 PART6

葎の郷の惨状は、なぞらえ屋総本山の御山にも届いていました。
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nazoraeya_gene001422nazoraeya_gene001423nazoraeya_gene001421nazoraeya_gene001424御山の『廟』と呼ばれる深淵の底には、古き開闢の昔から、開けてはいけない『岩戸』があります。
その扉を大巫女火月と共に守っているのは、嶽比丘尼と呼ばれる四人の巫女でした。
火月の後継者「真菰(まこも)」、星を読む巫女「七夕(なゆ)」、火月の影武者「各務(かがみ)」、毒を受け付けない「桃李(とおり)」。
嶽比丘尼は、みな、なぞらえ屋と契約をした人魚の肉を食べて、何百年も前に半不死になったものばかりです。
迫り来る驚異を「狂った龍」と呼び、胸を痛める四人。
nazoraeya_gene001427nazoraeya_gene000259「なぜここに来てこのような無謀を……?」
宗輔の心中を図りかねて、呟く七夕。



「轍です」
nazoraeya_gene000261nazoraeya_gene000262DSC_0326「大婆様!」
比丘尼たちの前に、火月が姿を現します。

「先年の災厄からこっち、この国はありえないことが形になるという恐ろしい轍に乗ってしまっているのです。
これまでの常識で、ものを考えてはいけません」

図らずも、王龍と同じ言葉を選ぶ大巫女。
何千、何億の止められない轍に抗うのがなぞらえ屋ならば、絶望はできないのです。


nazoraeya_gene001436nazoraeya_gene000268nazoraeya_gene000273各務もまた、火月の死の轍を回避するために修行をしてきた身、その務めを果たす時が来ました。
それでも、「決して早まった真似はしないでおくれ」と火月は言います。

ふっと、空を仰いで宗輔に思いを馳せる火月。
「あの子は優しすぎたのです……」
果たしてその言葉が示す意味は?


nazoraeya_gene000277nazoraeya_gene000279nazoraeya_gene000283一方、骨董屋坂東。

亮輔を訪ねていった真沙美は、なぞらえ屋のメンバーが御山に向かったことをしほりから知らされます。
nazoraeya_gene000703nazoraeya_gene000281nazoraeya_gene000286亮輔の足でまといになりたくなんかない。
自分も、何とかして、亮輔の役に立ちたいのだと涙をこぼす真沙美に、しほりは、「惚れた男を守りたいなら、泣くのはよしな」と言います。
ハッとして、真沙美は自分の頬を叩くと、無理やりの笑顔を作るのでした。
その様子に爆笑しながら、しほりは真沙美に、これからなぞらえ屋の役に立ちそうなアイテムを探しに行くけれど、一緒に行くかと聞きます。
一も二もなく、ついて行くと答える真沙美。
nazoraeya_gene000288nazoraeya_gene000294nazoraeya_gene000295そんな真沙美に、護身用の銃をわたすしほり。
「こ、これ、本物?」
「おもちゃじゃ身は守れないよ」

nazoraeya_gene001446nazoraeya_gene001469真沙美は、改めて、なぞらえ屋たちと一緒の裏の社会で生きていく決心をするのでした。

果たしてその行先は?!

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