次になぞらえ屋のメンバーを待ち受けるのは、『傲慢』を司どる悪魔、時計兎です。
女性支持率ナンバーワンだったのが、この「ウサギのダンス」。
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ギャル系のお客様が帰り際に「マージ、プリンスなんですけどー」と興奮してらしたのが微笑ましかったです。

M1D52207以来、スタッフ内で「マジプリンス」と呼ばれていました(笑)。
いや、その位大輔君の時計兎はカッコ良かったです。惚れ惚れ。
閑話休題。

M1D52214時間と規律にこだわる時計兎が待っていたのは、なんと鬼王・厳斎でした。
おそらく、なぞらえ屋のメンバーの中で最も経験豊富で頼りになるはずのボスです。
ひとつ前のシーンで、一番戦闘力のありそうな人が捕まってますね(苦笑)。
え? ちょっと大丈夫なの? と、無意識にお客様が不安になっていたらしめしめですw
この順番はわざとなので。

M1D52216のんびりとやってきた厳斎に対して「遅い! 今何時だと思ってる?」とイライラする時計兎。
「時を浪費するもの、これすべて重罪なり!」と詰め寄ります。
それを、のらりくらりとかわす厳斎。
傲慢の悪魔は、その厳斎に対し「人間はもともと、その魂の行き場に迷える神の家畜だ」と言い放ちます。
_MG_2901_MG_2899「大したご託宣だ、ありがたくて涙が出るわい」と嫌悪を露にする厳斎ですが、時計兎は「感謝しろ」とたたみかけます。

そして、厳斎が過去において己の失態から時間を奪った相手の幻影を見せるのです。

_MG_2908厳斎の前に現れたのは、死んだはずの娘深幸。
深幸は携えた刀を抜き放ち、厳斎の懐深くに飛び込んできます。
成すすべなく、厳斎は暗い奈落に落ちていくのでした。

なぞらえ屋七歌本番舞台裏 063第一公演のこのシーンで、深幸の持っていた刀から鍔がすっぽ抜けて、一同真っ青になりましたが、働き者の殺陣師サブちゃんが、機転を利かせて回収してすぐ直してくれたので、次のシーンは事なきを得ました。
ありがとう、サブちゃん。グッジョブでした。
いや、舞台には魔物が棲んでいます。
本番何があるかわかりません。
走り去るときに履物おいてっちゃったりね、叶慈。(雪駄シンデレラと暫く言われてました)
内容以上にトラブルにドキドキするスタッフなのでした。