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翻訳ミステリー福島読書会AtoZ公式ブログ

翻訳ミステリー大賞シンジケートhttp://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/のご協力を得て開催する「翻訳ミステリー福島読書会AtoZアルファベットシリーズ」と、日本ミステリーを課題図書にとりあげる「読書会特別篇」の二本立てで活動しています。2014年から新シリーズ「福島読書会EXTRA」 2017年からは読書会OFFもスタート! ご連絡はnazotoki2013@mail.goo.ne.jpまで。

「私の2017ベスト本&壁本」をお題に開催した福島読書会OFF2017望年会http://blog.livedoor.jp/nazotoki2012/archives/51158118.html。非参加者のみなさまにも挙げていただいた書名を公開します。

【Best本】
我孫子武丸
『0の殺人』
https://honto.jp/netstore/pd-book_00613207.html
辻村深月『かがみの孤城』https://honto.jp/netstore/pd-book_28255134.html
R・ゼラズニィ『虚ろなる十月の夜に』https://honto.jp/netstore/pd-book_28665786.html
M・ヨート『犯罪心理捜査官セバスチャン』シリーズhttps://honto.jp/netstore/pd-book_26192249.html
A・クリスティ『二十四羽の黒ツグミ 』https://honto.jp/netstore/pd-book_00983981.html 
『管理人の老婆』がいちばんとのこと


【壁本】
ルビンの壺が割れた(2名)
https://honto.jp/netstore/pd-book_28594570.html
清涼院流水の『コズミック・ジョーカー』の4作https://honto.jp/netstore/pd-book_00015635.html
今村昌弘『屍人荘の殺人』https://honto.jp/netstore/pd-book_28667988.html

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12月16日(土)仙台で開催される高木彬光『刺青殺人事件』読書会PRのページです。

ただいま参加者熱烈募集中とのこと。神津恭介ファンはもちろん、高木彬光は読んだことがないというかたも、この機会に課題書を読了のうえ、ぜひご参加してみてはいかがでしょうか。
詳細はせんだい探偵小説お茶会のサイトで! 
http://sendai-mystery.com/

仙台での開催にあわせて『刺青殺人事件』並びに読書会へのコメントを募集したところ、多くのみなさまにご協力いただきました。今回のコメントのためだけに再読していただいたかたもいる由、感謝に堪えません。ありがとうございます。感涙にむせんでおります。
では、今回も到着順に紹介させていただきます。


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Jさん
刺青殺人事件、再読しました。
研三のあまりの狂言まわし的役割に涙(笑)そして初登場なのに神津はやはり神津で、完全無欠のイヤらしさだなあ…と思ったりして
トリックについては、ああそうだったね、と再確認。密室もXXXXとまたまた再確認。
こう考えると、名作といわれてはいるものの、自分の好みには合わなかったのだとわかります。神津と言うより作者の女性に対する蔑視(当時は当たり前の感覚でしょうが)が気になるということもあるみたいです。
戦後間もない、混乱と退廃の時期に生まれるべくして生まれた設定の話なんだと感じました。

Kさん
光文社新装版(新稿版)で再読しました。
三竦みの刺青・双児・バラバラ死体・密室と、この作品はキーワードを見るといかにも耽美で怪奇なのですが(そして記憶に残っていたのもそこなのですが)、今回はなんて理知的な作品かと驚きました。刺青etc のグロテスクな要素と理知的なトリックが、一体になって事件の構図をなしているところにクラクラします。読者に錯誤を重ねさせる手際もすごい。
なお、『刺青殺人事件』は』「探偵小説というものは、誰でも理解できるような、簡単なトリックで、読者をだますのが理想である。小むずかしい機械トリック(中略)は、直接のきめ手としては、弱くてどうしても力がない。(光文社新装版P464)」というポリシーのもとに書かれています。「日本家屋における密室」などと聞くと腰が引ける方にもおすすめ。

福島読書会ご用達、郡山市澤上商店(メインはトム・ヤム・クン)にて11月26日に開催した福島読書会OFF2017望年会。お題は「私の2017ベスト本&壁本」でした。参加者のみなさまに挙げていただいた書名を公開します。

◎ベスト本
女王陛下のユリシーズ号
https://honto.jp/netstore/pd-book_26325909.html
巷談本牧亭https://honto.jp/netstore/pd-book_03058720.html
キリスト最後のこころみhttps://honto.jp/netstore/pd-book_00039427.html
巨大幽霊マンモス事件https://honto.jp/netstore/pd-book_28608813.html
巨人https://honto.jp/netstore/pd-book_01448517.html

未成年https://honto.jp/netstore/pd-book_27509758.html
夜歩くhttps://honto.jp/netstore/pd-book_01601123.html
黒猫の三角https://honto.jp/netstore/pd-book_02198516.html
帝都大捜査網https://honto.jp/netstore/pd-book_28517965.html
闇の中の男https://honto.jp/netstore/pd-book_26177267.html

◎壁本
彩紋家事件1~3https://honto.jp/netstore/pd-book_02994624.html
眼球堂の殺人〜The Book〜https://honto.jp/netstore/pd-book_28024476.html

2017年の福島読書会はこれにておひらき。来年もどうぞ御贔屓に。

【再掲】Asukaの図書室拡大版日本ミステリーBEST99

福島読書会参加メンバーによるオススメ本紹介、今回はAsukaの図書室拡大版 日本ミステリーBEST99をお届けします。
Asukaさんには、海外ミステリーBEST99もセレクトいただいておりますので、ぜひ併せてご覧ください。 http://blog.livedoor.jp/nazotoki2012/archives/34976110.html
(2014年1月2日公開)

1 列車消失  阿井渉介
抜いて隠して大忙し
2 船富家の惨劇  蒼井雄
元祖鉄ミス
3 三毛猫ホームズの推理  赤川次郎
三毛猫ホームズシリーズ唯一無二の傑作
4 犯罪の場  飛鳥高
本職の建築家さんの密室ミステリ。ペンネームの由来は「明日、書こう」なんだって
5 殉教カテリナ車輪  飛鳥部勝則
ホラーもいいけど、初期の本格ミステリもいい作品が多いのですよ
6 殺戮にいたる病  我孫子武丸
♪あなたの夢をあきらめないで~♪
7 ペトロフ事件  鮎川哲也
華麗なるデビュー作
8 孤島パズル  有栖川有栖
学生アリスシリーズはこれが一番だと思う
9 生者と死者  泡坂妻夫
取り扱い注意
10 機動警察パトレイバー 風速40メートル  伊藤和典
パトレイバーって色々と時代を先取りしてます

11 竹馬男の犯罪  井上雅彦
新本格ホラーミステリっていわれてました
12 少女Aの殺人  今邑彩
安定の今邑彩。再評価バンザイ
13 探偵の夏あるいは悪魔の子守唄  岩崎正吾
パスティーシュではなくパロディだよね
14 神宿る手  宇神幸男
音楽ミステリの傑作
15 何者  江戸川乱歩 乱歩にしては珍しい本格ミステリ。明智くんもやれば出来る子なんです
16 とむらい機関車  大阪圭吉
日本のユーモアミステリの元祖なんではなかろうか。復刊したし読んでみて
17 虚像  大下宇陀児
戦前作家のわりに読みやすい文章だと思うのです
18 首挽村の殺人  大村友貴美
横溝正史ミステリ大賞受賞作
19 眩暈を愛して夢を見よ  小川勝己
タイトル通り眩暈がしてくるよ
20 黒死館殺人事件  小栗虫太郎 奇書その1

21 黒祠の島  小野不由美
小野不由美っぽくない、横溝チックなミステリ
22 異人達の館  折原一
折原一は読み終わるとドッと疲れがでるんだけど、やめられません
23 双月城の惨劇  加賀美雅之
カー好きにはたまらない作品。設定とトリックだけでワクワクものです
24 哲学者の密室  笠井潔
ナディアってほんとに嫌な女なんですよ。駆シリーズはココが頂点だったよね
25 葉山宝石館の惨劇  梶龍雄
梶龍雄は希少過ぎてあまり読めていないのです
26 魔婦の足跡  香山滋
ゴジラの原作者と言うだけではないのだよ
27 よろずのことに気をつけよ  川瀬七緒
呪術がテーマの作品。文化人類学者が探偵っていうのが斬新で面白い
28 魍魎の匣  京極夏彦 もうすべてが匣なのさ
29 修道女マリコ  久美沙織
マリコの脳内キャスティングは麻里子さまでいいと思うのよ
30 星降り山荘の殺人  倉知淳
最後まで読んでみておくれ

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31 鬼面の研究  栗本薫
伊集院シリーズの中では本格ミステリとして最も良く出来ているのではないだろうかと思うのですよ
32 火蛾  小泉迦十
メフィスト賞、究極の一発屋にして最高の異色作。イスラム教とミステリの融合
33 弁護側の証人  小泉喜美子
長編5作出してるけど、これは別格
34 綺譚の島  小島正樹
やりすぎコージー
35 アリス殺し  小林泰三
メルヘンチックだけどエグさ小林泰三そのまま
36 ローウェル城の密室  小森健太朗
乱歩賞って「あげ逃し」が多いよね
37 殺人の棋譜  斎藤栄
乱歩賞受賞作。『新・殺人の棋譜』ってのもあります
38 この子の七つのお祝いに  斎藤澪
岸田今日子が鮮烈すぎて、セーラー服姿も岸田今日子だと思ってたんだけど、岩下志麻だったよ。。。
39 能面の秘密  坂口安吾 安吾は短編の方が上手いと思うのよ
40 真景累ケ淵  三遊亭円朝 ミステリじゃないけど、因果応報、輪廻転生、人の業ほど怖いものはないね

41 名探偵チビー 首なし雪だるまの謎  新庄節美
児童書とあなどるなかれ。読者への挑戦があるぞ!
42 鉄道回文殺人事件 関口甫四郎
「たけやぶやけた」
43 写楽殺人事件  高橋克彦
島荘先生の写楽を読む前に読んどいて。きっと島荘先生の凄さがわかるよ
44 「禿鷲城」の惨劇  高柳芳夫
作者一世一代の大トリック
45 匣の中の失楽  竹本健治
奇書その2
46 黒百合  多島斗志之
無事に帰ってきて、また傑作を書いてくれることを祈っております
47 日本国有鉄道最後の事件  種村直樹
タイトルだけで満足しちゃいそう
48 さかさ髑髏は三度唄う  司凍季
小説の上手さは置いといて、謎解きを楽しみましょう
49 密室キングダム  柄刀一
密室オンパレード
50 日本海・豪雪列車殺人号  辻真先
雪、トンネル、鉄道、密室

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51 ロートレック荘事件  筒井康隆
ふだんあまりミステリを読まない人にお薦めしてます
52 猫の舌に釘をうて  都筑道夫
乱丁ではありませぬ
53 高木家の惨劇  角田喜久雄
横溝正史とか高木彬光とかに隠れてしまっている印象があるけど、この作品は名作です
54 團十郎切腹事件  戸板康二
中村雅楽シリーズは本当に面白いから、本作に限らず読んでみてくだされ
55 虚無への供物  中井英夫 奇書その3
56 遠海事件 佐藤誠はなぜ首を切断したのか?  詠坂雄二
フィクションなのがノンフィクションなのか。不思議な新感覚ミステリ。
57 Wの悲劇  夏樹静子
武井咲よりも薬師丸ひろ子派です。映像で見る機会が多いけど、本も読んでみて。後半の怒涛のサスペンスっていったら、もう。。。
58 人狼城の恐怖  二階堂黎人
ぶっ飛び二階堂!
59 猫は知っていた  仁木悦子
凄惨な殺人事件も二木兄妹にかかっては、爽やかに見えてくる不思議
60 収穫祭  西澤保彦
現代版のエログロもの。西澤保彦のしつこさがたまらない

61 雪密室  法月綸太郎
のりりんの初期名作。今読むとちょっと粗さが目立つかな
62 殺人鬼  浜尾四郎
双葉山の方ではなくて、グリーン家の方です
63 ある閉ざされた雪の山荘で  東野圭吾
東野は初期の頃が好き
64 顎十郎捕物帳  久生十蘭
源内よりも顎十郎でしょ
65 黙秘  深谷忠記
法廷ミステリの隠れた傑作
66 地図にない谷  藤本泉
これも乱歩賞もらいそこねた傑作。扱ってる題材が毒々しいから仕方ないか
67 獅子座  藤雪夫・藤桂子
ミステリ界の親子鷹
68 彼は残業だったので  松尾詩朗
残業してると呪い殺されます
69 点と線  松本清張
もう、コメントいらないよね
70 蛍  麻耶雄嵩
摩耶なので一筋縄ではいかない嵐の山荘

71 衣更月の一族  深木章子
見事な着地で言うことなし
72 海底密室  三雲岳斗
SFなんだけど、ミステリ以外なにものでもない。森博嗣好きは読んで損なし
73 飢餓海峡  水上勉
刑事モノのお手本のような作品。こういう昭和な刑事モノはたまりません
74 倒立する塔の殺人  皆川博子
耽美~な皆川ワールド
75 殺意の風景  宮脇俊三 全国鉄道ミステリ連作
76 封印再度  森博嗣 S&Mシリーズが好き。壺のトリックがツボなのです
77 モーツァルトは子守唄を歌わない  森雅裕
モーツァルトの死の謎はベートーヴェンが掛け合い漫才で解いてくれます
78 新幹線殺人事件  森村誠一
鉄ミスのなかでも最高傑作といって過言ではないよ
79 屍の命題  門前典之
カブトムシっす!バカミスっす!
80 離れた家  山沢晴雄
本格の鬼とまで呼ばれた人の作品集だもの

夕陽-T~1


81 太陽黒点  山田風太郎
風太郎は色々ありすぎて困るけど、とりあえず未読の人にはこれを薦めてる
82 ミステリ・オペラ  山田正紀
オペラ三部作、ここに開幕
83 霊界予告殺人  山村正夫
霊界で大御所ミステリ作家を救おう
84 ドグラ・マグラ  夢野久作
奇書その4
85 時の森殺人事件  吉村達也
ツインピークス以外なにものでもないけどね
86 戻り川心中  連城三紀彦
日本のミステリ史上、この作品ほど耽美で情緒を感じさせるものはない
87 新本陣殺人事件  若桜木虔・矢島誠
現代版本陣殺人事件
88 堕ちたる天女  横溝正史
磯川警部と等々力警部のコラボ(ニアミス)はこれだけ
89 呪いの塔  横溝正史
金田一耕助でもなく由利先生でもない、横溝の傑作
90 破戒裁判  高木彬光
「逆転裁判」の源流はこの作品だと思うんだよね
91 呪縛の家  高木彬光
犯人当て懸賞小説。この謎を解けるか
92 時計館の殺人  綾辻行人
館シリーズの最高峰
93 霧越邸殺人事件  綾辻行人
夫婦のチカラは偉大なり
94 奇想、天を動かす  島田荘司
島荘先生の頂点はこの作品だと信じて疑いません。もう、神の領域
95 異邦の騎士  島田荘司
御手洗潔の最初の事件。この話なくして御手洗の今はない
96 寝台特急殺人事件  西村京太郎
西村京太郎を西村京太郎たらしめた記念すべき作品
97 名探偵が多すぎる  西村京太郎
まだ海の男だった西村京太郎が書いた、異色の海洋密室もの。本格ミステリとしての水準も高いです
98 堕天使殺人事件  リレー小説
角川が出したリレー小説。今も昔も日本のリレー小説って珍しいのでは?
99 吹雪の山荘  リレー小説
こちらは東京創元社が出したリレー小説。国内外問わずリレー小説は難しいようだ

12月16日(土)仙台で開催される高木彬光『刺青殺人事件』読書会PRのページです。

ただいま参加者熱烈募集中とのこと。神津恭介ファンはもちろん、高木彬光は読んだことがないというかたも、この機会に課題書を読了のうえ、ぜひご参加してみてはいかがでしょうか。
詳細はせんだい探偵小説お茶会のサイトで! 
http://sendai-mystery.com/

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仙台での開催にあわせて『刺青殺人事件』並びに読書会へのコメントを募集したところ、多くのみなさまにご協力いただきました。今回のコメントのためだけに再読していただいたかたもいる由、感謝に堪えません。ありがとうございます。
では、到着順に紹介させていただきます。

◎Fさん
『刺青殺人事件』を読んだのはもう40年ほど前になりますか。この作品を一言で評するなら「やり過ぎ」でしょう。あらゆる面がやりすぎで過剰です。その点がこの作品の大きな欠点であり、同時に類い希な魅力でもあります。
そして、あらゆる過剰さの中で最も過剰な物が「作者の情熱」です。この作品に満ち溢れる情熱が終戦直後の日本ミステリ界を突き動かして行った事は間違いないと思います。

◎Gさん
――世に刺青の美を知る人は少ない。  
本書冒頭のこの一文が、いまや別の感慨を抱かせる。  
読まれていない。
『刺青殺人事件』は本格ミステリ史上に燦然と輝く必読の傑作だが、信じられないほど、読まれていないのだ。  
新刊が飽和する一方、新本格黎明期の作品ですら容易に入手できない昨今の逼迫した出版状況において、特に若い読者が海外古典や昭和本格を手に取る余裕がないことを責めるつもりなどないが、『刺青殺人事件』は「犯人は何故、犯行現場を密室にしたのか」「犯人は何故、被害者の死体
を切断したのか」の二大ホワイダニットを配した傑作中の傑作である。シンプルな盲点をつくこれらの真相は、複雑・多様化した現代の国内本格になれた読者にほど、鮮烈にアピールするにちがいない。  
小説としても、刺青の禁忌である「蛇(大蛇丸)・蛙(地雷也)・蛞蝓(綱手姫)」の三つ巴が醸しだす怪奇・幻想・耽美な雰囲気が魅力だが、これらの古色蒼然なモチーフは漫画『NARUTO‐ナルト‐』に親しんだ若者にとってはむしろポップかつキャッチーかもしれず、その点でもおすすめしたい。  強く、強く、推薦したい。  
まずは第一章、刺青に対するモノマニアックな愛情だけでも読んでいただきたい。 冒頭二〇頁が終わるころには、貴方も、刺青の世界から逃れられなくなっているはずである。  
――昭和二十一年八月――悲劇の幕、ここに開く。

◎Hさん
高木彬光『刺青殺人事件』を十数年振りに再読中。書き出しといい内容といいパーフェクトな第一章、『「……」と○○は言った』式の安直な記述の排除、第三章の刺青会の描写でイベントがクライマックスに達した瞬間にさっと筆を置いてしまう等、小説の上手さに感嘆してしまって、なかなか先に進めない。

◎Iさん
『刺青殺人事件』は、入れ墨目当てのバラバラ殺人の印象が強く残っている読者が多いと思うが、決して読み逃してならないのは、日本家屋における密室殺人のトリックであると断言したい。横溝正史の『本陣殺人事件』でも日本家屋での密室が書かれているが、例の機会的なトリックが手品のタネ明かしのようで、密室殺人の魅力とはちょっと違う気がしてならない。本作の密室トリックは、物理トリックだけでなく心理トリックの融合があってこそ成り立つ緻密なものであり、この見事な密室トリックは芸術的でもある。
扶桑社から昭和ミステリ秘宝のシリーズで『初稿・刺青殺人事件』が出版されていた。雑誌初出時のオリジナルが収録されている。改稿を加える前でも、小説としての出来は遜色なく、逆にスッキリとしていて高木彬光の勢いと情熱を感じられるので改稿をする必要はなかったのではないかと思うくらいだ。
すっかり古典となってしまった作品ではあるが、現代でも十分に通用する本格ミステリの傑作である。

12月16日(土)仙台で開催される高木彬光『刺青殺人事件』読書会PRのページです。

ただいま参加者熱烈募集中とのこと。神津恭介ファンはもちろん、高木彬光は読んだことがないというかたも、この機会に課題書を読了のうえ、ぜひご参加してみてはいかがでしょうか。
詳細はせんだい探偵小説お茶会サイトにて! 
http://sendai-mystery.com/

今回は『刺青殺人事件』の装丁集をお送りします。

帯(文字通りの腰巻)と縦の「高木彬光」部分の絶妙なバランス(スレスレ感)が素晴らしいです 『刺青殺人事件』光文社文庫旧版

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ハルキ文庫版はなんというか、もう。
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現行光文社文庫版はいかにも今風。
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我々世代にはいちばん馴染みのある角川文庫版 眼鏡の男性は高木彬光本人という認識でよろしいのでしょうね(ずっとそう思ってきましたが)
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復刊がまたれる初稿版 
改稿版より好きという福島読書会参加者も複数名おりました

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福島読書会『刺青&占星術』W読書会フライヤー

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12月16日(土)仙台で開催される高木彬光『刺青殺人事件』読書会PRのページです。

ただいま参加者熱烈募集中とのこと。神津恭介ファンはもちろん、高木彬光は読んだことがないというかたも、この機会に課題書を読了のうえ、ぜひご参加してみてはいかがでしょうか。
詳細はせんだい探偵小説お茶会サイトにて! http://sendai-mystery.com/


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仙台での開催にあわせて『刺青殺人事件』並びに読書会へのコメントを募集したところ、多くのみなさまにご協力いただきました。
今回紹介するのはEさん、というより文章をごらんいただけば福島読書会ブログ執筆陣の誰なのかは一目瞭然(笑)
では、さっそく……



昭和21年の8月?

松下研三こと私は医大の先輩に誘われ………



松下研三「わぁー素敵なTシャツですね(*´∀`)」


野村絹枝さん?「 ええ そうでしょ 私のお気に入りなのよ」




松下「 あっ 汗 ごめんなさい! 大事なTシャツを汚してしまった!」


野村さん「大丈夫。ササッと着替えれば……((( ̄へ ̄井)」



松下「あっ 背中に 素敵な大きな蛇のモンモンが浮き出てる!!!貴女は…魔法が使えるのですね」

野村 そう ここは夢と魔法と 刺青の世界…江戸彫友会主催の竸艶会



松下「ええ?ここは郡山市駅前1丁目陣屋メトロビルの?階じゃ?」



野村さん「welcome to irezumi world~♪♪♪♪」



(
野村さんの歌声で)


背中に施すだけで 綺麗な模様が自己主張。 まるで魔法みたいね。


刺青we LOVE ireyzumi 魔法にかかる


和彫り 洋彫り トライバル


それが刺青irezumi。 irezumi world




松下「 僕には 刺青は 向いてないよ。体も貧弱だし恥ずかしいよ」


野村さん「そんな事ないわよ。ほら貴方も背中に彫るのよ。すぐにireyzumi worldの一員よ」


刺青 we love irezumi 誰もが皆 背中にモンモン彫れば ほらすぐ ここは irezumi world♪



松下「すごい 皆さん 背中にモンモンが……ナメクジにガマガエル♪」


野村さん「 もちろんよ だって ここはirezumi world 竸艶会 貴方も背中に今すぐ彫るのよ」




松下「はい!」



irezumi
irezumi~ world~♪


人が背中に刺青を彫る理由は数多あると思いますが、

背中にはその人の生き様や本当の気持ちが出ているから。とも申します。


前から見ると顔の表情やしぐさなどで、

ごまかされてしまうことでも、

背中はウソつけない。
元気にふるまっていても、さびしい背中。

明るく笑っていても、緊張した背中。

背中を見ていると、ひとりひとりの健気な生き様が見えてきて

どんな人でも本当に頑張って生きているのがわかります。



背中を観るとみんな愛おしくなります。



そんな背中の刺青がもたらした本格推理の傑作。トリックやら探偵の鮮やかな推理…云々以上に、

大切にしたい気持ちが強くなります。



そんな課題書「刺青殺人事件」へのオマージュとして。ファッションとしての刺青に対し 私(松下)は この詩を送ります。












てゆーか 刺青してる人 そんなに見かけへん。 隣に居たら 近寄らへん。



貧弱やから似合わへん。



似合う体にゃなりたい go to RIZAP!


(go to RIZAP!) 医師法違反?

(go to RIZAP!)入場規制?

(go to RIZAP!)三すくみ?



別に 似合わなくて 良いわぁー



痛いの嫌やわ。


we are irezumi
アウトローな

俺を見てくれ irezumi for yourself☆

12月16日(土)仙台で開催される高木彬光『刺青殺人事件』読書会PRのページです。

ただいま参加者熱烈募集中とのこと。神津恭介ファンはもちろん、高木彬光は読んだことがないというかたも、この機会に課題書を読了のうえ、ぜひご参加してみてはいかがでしょうか。
詳細はせんだい探偵小説お茶会のサイトで!
 
http://sendai-mystery.com/

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仙台での開催にあわせて『刺青殺人事件』並びに読書会へのコメントを募集したところ、多くのみなさまにご協力いただきました
到着順に紹介させていただきます。

◎Aさん
私が一番好きな高木彬光の作品『刺青殺人事件』をテーマにあれこれ話すなんて羨ましいです。高木彬光は天才なので、デビュー作が最上の作品というわけではないとは思うのですが、作者本人にとってもおそらくこの作品が一番思い入れがあったのだと思います。初稿版を改稿したり、「逆密室」というアイデアを他の短編にも使ったり、本作をきっかけとしてプライベートで刺青研究にいれあげたことからも思い入れを感じます。『人形がなぜ殺される』がいかに傑作だったとしても高木彬光が鉄道マニアになったとは聞いたことがないですからね。
私がこの作品で好きなところは神津恭介と松下研三が久しぶりに邂逅するところとか(このあたりの描写は精神的上下関係のある男の友情たっぷりで、精神的に依存できる相手がいる松下研三をちょっと羨ましかったりもします)、冒頭の刺青競艶会の扇情的描写とか(なにせ初読が中学生だったもので)、そういう本筋とはちょっと離れたところです。初稿版でいえば、過去の欧米の名作への言及も内輪受けを喜ぶ稚気がほほえましくて好きです。 でも、作品に対する好き嫌いは、案外そういうどうでもいいところが重要だったりして。


◎Bさん
欧米にまったく劣らない探偵小説を書こうという、高木彬光の意欲がひりひりと感じられるところが好き。

◎Cさん
「刺青殺人事件」は高校生の時に角川文庫で読みました。
私の国内ベスト2です。ベスト1はもちろん「獄門島」
三すくみがそそられる内容ですが、大蛇丸と綱手姫を彫った女体を想像するだけでもたまりません。
何故、胴体を隠したかの謎が秀逸です。

土曜ワイド劇場で近藤正臣が神津恭介を演じていたのが思い出されますが(絹子は高田美和だったかな)、こちらも素晴らしい作品でした。(最近テレビでやっている片岡愛之助の神津は最悪です。)

今回は、初稿版を読んでみて、改めてこの作品の凄さが分かりました。初稿版は改行が少ないのですが、余分なところが少なくスッキリしています。
また、改稿版を読んでみたくなりました。

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◎Dさん
『刺青殺人事件』は江戸川乱歩『二銭銅貨』、小栗虫太郎『完全犯罪』、京極夏彦『姑獲鳥の夏』と並ぶ「四大伝説のデビュー作」です。そのココロは全作持ち込み原稿であること。
仙台神津会の盛会と、『呪縛の家』『魔弾の射手』と続くシリーズ化をお祈り致します。


【再掲】Asukaの図書室拡大版 海外ミステリーBEST99

■文春の東西ミステリーベスト100に投票したときのもの。若干のブレはあるものの、現時点でのオールタイムベスト。
1 オリエント急行の殺人 アガサ・クリスティ
これは鉄板。愛してやまない1冊。
2 薔薇の名前 ウンベルト・エーコ
中世イタリアのカトリック修道院にタイムトリップ。
3 ジェゼベルの死 クリスチアナ・ブランド
怒涛のラスト。問答無用の大傑作。
4 死者たちの礼拝 コリン・デクスター
モース警部シリーズの到達点。
5 英仏海峡の謎 F・W・クロフツ
私を海外ミステリファンにさせた罪深い1冊。
6 火刑法廷 ジョン・ディクスン・カー
推理小説と怪奇小説の結婚。
7 試行錯誤 アントニー・バークリー
命尽きるまでの短い時間の有意義な使い方。
8 わが職業は死 P.D.ジェイムズ
ダルグリッシュが挑む密室殺人。
9 フランドルの呪い絵 アルトゥーロ・ペレス=レベルテ
盤上の敵とチェスの行き詰まる攻防。
10 髑髏島の惨劇 マイケル・スレイド
カナダ発、パンクでサイケなミステリ。

2013年本格ミステリベスト■毎年投票している『本格ミステリベスト』の2013年選定作品。
11 列車に御用心 エドマンド・クリスピン
手放しで褒められる100点満点の短編集。
12 警官の騎士道 ルーパート・ペニー
タイムテーブルに館の見取り図、そして読者への挑戦。
13 百年祭の殺人 マックス・アフォード
オーストラリアの華麗なる密室殺人。
14 ソープヘイズルの事件簿 V.L.ホワイトチャーチ
イギリス鉄ミスを読め!
15 悪魔と警視庁  E・C・R・ロラック
「3冊に1冊は必ず面白い」作者が放つ、3冊に1冊。

独断と偏見5作家複数チョイス■いいじゃないか、好きなんだもの
16 邪悪の家 アガサ・クリスティ
なぜ若い女主人は何度も狙われるのか?驚愕の結末。
17 葬儀を終えて アガサ・クリスティ
口は災いのもと。葬儀の前の発言は慎重に。
18 シタフォードの謎 アガサ・クリスティ
クリスティの仕掛ける吹雪の山荘。
19 製材所の秘密 F・W・クロフツ
フレンチ警部誕生のきっかけ。
20 チョールフォント荘の恐怖 F・W・クロフツ
捜査が進むにつれ容疑者はみんな白。どうするフレンチ警部。
21 二つの密室 F・W・クロフツ
アリバイトリックだけではないよ、密室トリックもあるよ。
22 こわされた少年 D・M・ディヴァイン
家出した少年に、いったい何が起こっていたのか?
23 ロイストン事件 D・M・ディヴァイン
先が読めないめまぐるしいストーリー展開に翻弄必至。
24 ウォリス家の殺人 D・M・ディヴァイン
伏線の回収は忘れずに。素晴らしき本格ミステリの王道。
25 疑惑の霧 クリスチアナ・ブランド
二大名探偵の推理がぶつかり合う。霧が晴れたその先に見る結末は?
26 はなれわざ クリスチアナ・ブランド
名探偵に休みはないのだ。芸術的なまでのミスディレクション。
27 緑は危険 クリスチアナ・ブランドWho、How、Whyが綺麗にはまる正統派本格
28 妖魔の森の家 ディクスン・カー
短編でもカーの存在は唯一無二。
29 弓弦城殺人事件 カーター・ディクスン
甲冑幽霊の謎を解け。
30 時計の中の骸骨 カーター・ディクスン
ヘンリー・メルヴェール卿最強のライバル現る。

短編集部門■切れ味抜群の至極の短篇集たち
31 最後の一壜 スタンリー・エリン
読み終えるのが惜しい!
32 アデスタを吹く冷たい風 トマス・フラナガン
この短篇集が読めるしあわせ。
33 招かざる客たちのビュッフェ クリスチアナ・ブランド
海外ミステリ初心者は読んではいけません。
34 九マイルは遠すぎる ハリー・ケメルマン
海外ミステリ初心者はぜひ読みましょう。
35 誰でもない男の裁判  A・H・Z・カー
犯人がわかっているのに、それが誰だかわからない?
36 隠し部屋を査察して エリック・マコーマック幻想、幻惑の短篇集。
37 迷宮課事件簿 ロイ・ヴィカーズ
倒叙ミステリの醍醐味。
38 メルトン先生の犯罪学演習 ヘンリ・セシル
大学教授が教える、いかにして完全犯罪を遂行するか。
39 プリンス・ザレスキーの事件簿  M・P・シール
安楽椅子探偵の元祖。
40 ストラング先生の謎解き講義 ウィリアム・ブリテン
ユーモアミステリのたまて箱。

SF部門■枠を超えて謎を解こう!
41 宇宙消失 グレッグ・イーガン
宇宙レベルのバカミス決定版。
42 星を継ぐもの ジェイムズ・P・ホーガン
読み継がれるSFミステリの傑作。
43 アンドロメダ病原体 マイクル・クライトン
未知の微生物「アンドロメダ菌株」の謎を追え。
44 輝くもの天より墜ち ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
SF的「嵐の山荘」。
45 捜査 スタニスワフ・レム
よろしければ『枯草熱』もどうぞ。

ニュー・ワールド部門■イギリス、アメリカ、フランスに負けず劣らず、各国のミステリは傑作揃い
46 ゴーリキー・パーク マーティン・クルーズ・スミス
ロシアミステリの最高峰。
47 ツンドラの殺意 スチュアート・M・カミンスキー
雪に閉ざされたシベリアで何が起きているのか。
48 リヴァイアサン号殺人事件 ボリス・アクーニン
大富豪の変死と消えた秘宝。
49 誕生パーティの17人 ヤーン・エクストレム
スウェーデンのカーの実力を知れ!
50 終止符 ホーカン・ネッセル
スウェーデンミステリの底力。
51 白い沈黙 シャスティン・エークマン
スウェーデンはミステリの質が高い。
52 極限捜査 オレン・スタインハウアー
東欧の架空都市の捜査官の苦悩。
53 血まみれの鷲 クレイグ・ラッセル
お願い、続きを読ませて!
54 プラハの深い夜 パヴェル・コホウト
チェコで起きた殺人事件を通して知る、チェコの悲哀。
55 ペンション殺人事件 イェジィ・エディゲイ
ポーランドミステリを体感しろ!
56 イデアの洞窟 ホセ・カルロス・ソモザ
スペイン産、ハイテク+歴史サスペンスのハイブリッド・ミステリ
57 オックスフォード連続殺人 ジェルモ・マルティネス
アルゼンチンの本格ミステリを侮ってはいけない。
58 ボニーと砂に消えた男 アーサー・アップフィールド
オーストラリアなのにナポレオン・ボナパルト。
59 ラファエロ贋作事件 イアン・ペアズ
「イタリア警察盗難美術品特捜部」が活躍、美術ミステリ。
60 判事と死刑執行人 Fr.デュレンマット
スイスの戯曲家が描く、老刑事の哀愁。

オールジャンル部門■「多読を誇らず、少読を恥じず」
61 盗聴 ローレンス・サンダースこれを小説と呼ぶべきなのか?衝撃の問題作。
62 私がアリスを殺した理由 A・M・ホームズ
「わたし」の狂気に酔いしれろ。扶桑社G.J!
63 ロウフィールド館の惨劇 ルース・レンデル
衝撃の開始第1行目!
64 パリ、殺人区 カーラ・ブラック犯人探して、パリ散策。
65 機械探偵クリク・ロボット カミ
〈推理バルブ〉〈仮説コック〉〈思考推進プロペラ〉を備えた探偵ロボットの誕生。
66 殺人者なき六つの殺人 P・ボアロー
フランス流新本格ミステリ。時代が早すぎたのか、遅すぎたのか?
67 マネキン人形殺人事件 S・A・ステーマン
人形はなぜ殺される?
68 警察署長 スチュアート・ウッズ
言わずと知れた、警察大河ドラマ。
69 白雪と赤バラ エド・マクべイン
自分史上、マクベインはこの作品がイチバン。
70 血まみれの月 ジェイムズ・エルロイ
エルロイ初期の大傑作。アブノーマル x アブノーマル
71 ダーティ・サリー マイケル・サイモン
隠れたノワールの傑作。
72 確信犯 スティーヴン・ホーン
グリシャム、パターソンだけがリーガルの巨匠ではない。
73 切り裂く男 ウィリアム・J・コグリン
精神異常者の理不尽な復讐劇。
74 開かれた瞳孔 カリン・スローター
作者渾身のデビュー作。強烈無比のサイコスリラー。
75 フリッカー、あるいは映画の魔 セオドア・ローザック
映画の薀蓄よりも、あの隠された陰謀が忘れられない。
76 ジョン・ランプリエールの辞書 ローレンス・ノーフォーク
「エーコ+ピンチョン+ディケンズ+007」この煽りに偽りはない。
77 ダンテクラブ マシュー・パール
ダンテ「神曲」の見立て殺人、ここに極まれり。
78 バッキンガム宮殿の殺人 C・C・ベニスン
本物のメイド探偵登場!
79 殺意の団欒 ジェームズ・アンダースン
殺るか殺られるか。でも二人はお似合い夫婦。
80 死を啼く鳥 モー・ヘイダー
”maestro of the sinister”が仕掛けるイヤミスの極み。
81 インモラル ブライアン・フリーマン
行方不明になった女子高生役は壇蜜さんで。
82 女優志願 デイヴィッド・ハンドラー
探偵はゴーストライター、その相棒はバセットハウンド。
83 見知らぬ乗客 パトリシア・ハイスミス
サスペンスのお手本級の傑作。
84 スカイジャック トニー・ケンリック
このユーモアっぷりは世界最強。
85 凍える遊び ロシェル・メジャー クリッヒゲーム性あふれる、盤上の敵との対決。
86 ねらった椅子 ジュリアン・シモンズ
着せられた濡れ衣は自分で晴らせ。
87 悪魔に食われろ青尾蠅 ジョン・F・バーデン
サイコサスペンスの最上級品。
88 霧の殺人鬼 スコット・トロー
ホームズよ、レストレード警部を敬うべし。
89 ライノクス殺人事件 フィリップ・マクドナルド
終わりは始まり、始まりは終わり
90 看護婦への墓銘碑 アン・ホッキング
負け犬看護婦が打って出た逆転の奇策。
91 暗い鏡の中に ヘレン・マクロイ
鏡に秘められた、幻のように美しく不可解な謎。
92 ベヴァリー・クラブ ピーター・アントニイ
『衣装戸棚の女』のアントニイが仕掛ける、本格ミステリ正攻法?
93 スリープ村の殺人者 ミルワード・ケネディ
古き良き時代の、謎解き探偵小説。
94 ミスター・ディアボロ アントニー・レジューン
ディアボロ様の新春不可能犯罪ショー!
95 ケンブリッジ大学の殺人 グリン・ダニエル
退屈なんて言わせない、捜査と推理の面白さ。
96 鉄路のオベリスト C・デイリー・キング
鮎哲訳、アメリカ版オリエント急行殺人事件。完全版の出版求む。
97 殺人者はまだ来ない イザベル・B・マイヤーズ
クイーンに勝った、クイーンに勝った(ハイジ風に)
98 間違いの悲劇 エラリー・クイーン
有栖川有栖による小説化は夢で終わる。
99 ロジャー・マーガトロイドのしわざ
ギルバート・アデアキタ、キタ、キタ、みんな大好き「新本格」


総評:ベストと名を打っているものの、世間的に選ばれそうなベストとはちょっと外れた選出にしてみました。今回のチョイスは 「ニッチでサッチな海外ミステリ」 といったところでしょうか。賛否両論あるかと思いますが、独断と偏見にあふれるチョイスだと思って、大目に見てやってください。現役本と絶版、版元品切れ本と半々くらいかと思います。絶版、版元品切れ本については、古書店めぐりをした際に、この作品群のなかのものがポツリと棚にあったら、連れて帰って上げてください。2014/01/02 @asuka_sitsucho

【再掲】福島読書会の豹頭王国内探偵小説best200

best99はこちらから
http://blog.livedoor.jp/nazotoki2012/archives/50985928.html

今回は100作目から200作目までを一気にご紹介します

100.11枚のトランプ 泡坂妻夫 幻影城ノベルス
101.仮題中学殺人事件 辻真先 朝日ソノラマ文庫
102.真夜中の詩人 笹沢左保 中公文庫
103.美濃牛 殊能将之 講談社ノベルス
104.死の命題 門前典之 新風社
105.双月城の惨劇 加賀美雅之 カッパノベルス
106.祟り火の一族 小島正樹 角川書店
107.厭魅の如き憑くもの 三津田信三 原書房
108.燃えつきる日々 海渡英祐 講談社
109.女相続人 草野唯雄 カッパノベルス
110.孤島の鬼 江戸川乱歩 角川文庫

111.安達が原の鬼密室 歌野晶午 講談社ノベルス
112.孤島パズル 有栖川有栖 東京創元社
113.ふたたび赤い悪夢 法月綸太郎 講談社ノベルス
114.水車館の殺人 綾辻行人 講談社ノベルス
115.監獄島 加賀美雅之 カッパノベルス
116.黒い白鳥 鮎川哲也 立風書房
117.七十五羽の烏 都筑道夫 角川文庫 
118.骸の爪 道尾秀介 新潮社
119.浮遊封館 門前典之 原書房
120.病院坂の首縊りの家 横溝正史 角川書店

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121.成吉思汗の秘密 高木彬光 角川文庫
122.囲碁殺人事件 竹本健治 CBSソニー出版
123.暗黒館の殺人 綾辻行人 講談社ノベルス
124.ぼくらの時代 栗本薫 講談社
125.針の誘い 土屋隆夫 角川文庫
126.一本の鉛 佐野洋 角川文庫
127.求婚の密室 笹沢左保 カッパノベルス
128.錆びた炎 小林久三 角川書店
129.陰の告発者 草野唯雄 文藝春秋
130.化身 愛川晶 東京創元社

131.影の座標 海渡英祐 講談社
132.黒いヒマラヤ 陳舜臣 中公文庫
133.憎悪の化石 鮎川哲也 立風書房
134.枯草の根 陳舜臣 講談社文庫
135.殺意の演奏 大谷羊太郎 講談社文庫
136.殺人喜劇の13人 芦辺拓 東京創元社
137.卍の殺人 今邑彩 東京創元社
138.透明な季節 梶龍雄 講談社文庫
139.鬼面の研究 栗本薫 講談社 
140.慟哭 貫井徳郎 東京創元社

141.レベル7 宮部みゆき 新潮社
142.天使が消えていく 夏樹静子 講談社
143.真夜中の意匠 斎藤栄 講談社文庫
144.陽はメコンに沈む 伴野朗 講談社文庫
145.裂けた背景 山村正夫 講談社文庫
146.高層の死角 森村誠一 講談社文庫
147.細い赤い糸 飛鳥高 講談社文庫
148.名探偵なんか怖くない 西村京太郎 講談社文庫
149.仮面法廷 和久俊三 講談社文庫
150.時をきざむ潮 藤本泉 講談社文庫

151.複合誘拐 大谷羊太郎 カッパノベルス
152.瀬戸内海殺人事件 草野唯雄 徳間文庫
153.死体を買う男 歌野晶午 カッパノベルス
154.横溝正史殺人事件あるいは悪魔の子守唄 岩崎正吾 山梨ふるさと文庫 
155.姿なき怪盗 甲賀三郎 春陽文庫
156.妖鳥 山田正紀 幻冬舎ノベルス
157.生ける屍の死 山口雅也 東京創元社
158.盤上の敵 北村薫 講談社
159.白昼の死角 高木彬光 角川文庫
160.聖アウスラ修道院の惨劇 二階堂黎人 講談社ノベルス

161.龍臥亭事件 島田荘司 カッパノベルス
162.そして夜は甦る 原尞 早川書房
163.生者と死者 泡坂妻夫 新潮文庫
164.裂けた箱舟 小林久三 角川書店
165.アリスの国の殺人 辻真先 大和書房
166.上を見るな 島田一男 春陽文庫
167.私という名の変奏曲 連城三紀彦 双葉社
168.一の悲劇 法月綸太郎 ノンノベル
169.あした天気にしておくれ 岡嶋二人 講談社ノベルス
170.リア王密室に死す 梶龍雄 講談社ノベルス

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171.天啓の器 笠井潔 双葉社
172.四万人の目撃者 有馬頼義 中公文庫
173.皆殺しパーティ 天藤真 角川文庫
174.十角館の殺人 綾辻行人 講談社ノベルス
175.夏と冬の奏鳴曲 麻耶雄嵩 講談社ノベルス
176.誘拐者 折原一 東京創元社
177.殺戮にいたる病 我孫子武丸 集英社 
178.裏切りの日々 逢坂剛 講談社
179.赤の組曲 土屋隆夫 角川文庫
180.空白の起点 笹沢左保 講談社文庫

181.暗闇坂の人喰いの木 島田荘司 講談社
182.殺人の棋譜 斎藤栄 講談社文庫
183.死のある風景 鮎川哲也 立風書房
184.未明の悪夢 谺健二 東京創元社
185.サタンの僧院 柄刀一 原書房 
186.六色金神殺人事件 藤岡真 徳間文庫
187.鉄鼠の檻 京極夏彦 講談社ノベルス
188.造花の蜜 連城三紀彦 角川春樹事務所
189.妖異金瓶梅 山田風太郎 廣済堂文庫
190.異邦の騎士 島田荘司 講談社 

191.七回死んだ男 西澤保彦 講談社ノベルス
192.星降り山荘の殺人 倉知淳 講談社ノベルス
193.月光ゲーム 有栖川有栖 東京創元社
194.十三人目の探偵士 山口雅也 東京創元社
195.人喰い 笹沢左保 中公文庫
196.林の中の家 仁木悦子 別冊幻影城
197.建築屍材 門前典之 東京創元社
198.写楽殺人事件 高橋克彦 講談社
199.「心の旅路」連続殺人事件 中町信 徳間文庫
200.焦茶色のパステル 岡嶋二人 講談社

福島読書会の豹頭王よりのコメント 
ベスト99で漏れた作品を選ぶのに苦労しました。 ベスト99より劣るわけではなく、それぞれに味わいのある作品です。好きな作家の作品を1作は入れるようにしましたが、島田荘司は大量に入っています。忘れた作家がいないか心配です。 新旧取り混ぜたなかなかないベスト200だと思うので、手に入りにくくなってしまった作品もありますが、探してみてください。

【再載】福島読書会の豹頭王 国内探偵小説ベスト99

1.
獄門島 横溝正史 角川文庫
 日本探偵小説史上最高の作品。「きちがいじゃがしかたがない」いいですね。
2.
刺青殺人事件 高木彬光 角川文庫
 「三竦み」はそそられますね。首切りの理由が秀逸。
3.
殺人鬼 浜尾四郎 桃源社
 「グリーン家殺人事件」「黄色い部屋の謎」の融合、大好きな逸品。
4.
黒死館殺人事件 小栗虫太郎 現代教養文庫
 三大奇書、いまだに良くわかりません。再読必至。三読必須。
5.
ドグラ・マグラ 夢野久作 現代教養文庫
 三大奇書 読んでいて、頭が狂いそう。いや、もう狂っています。気違いじゃがしかたがない。
6.
虚無への供物 中井英夫 講談社文庫
 三大奇書、もう一回読みます。よくわからない。
7.
占星術殺人事件 島田荘司 講談社
 江戸川乱歩賞候補作。この作品が受賞できないなんて、乱歩賞は終わりました。
8.
人狼城の恐怖 二階堂黎人 講談社ノベルス
 4部作の本格推理。二つの城の真相には度肝を抜かれます。
9.
猛き箱舟 船戸与一 徳間書店
 モンテクリスト伯に匹敵する復讐ものの傑作。主人公に同化できます。
10.
薫大将と匂の宮 岡田鯱彦 別冊幻影城
 源氏物語殺人事件では最高作です。
11.
不連続殺人事件 坂口安吾 角川文庫
 連続殺人ではない意味は…….
12.
船富家の惨劇 蒼井雄 別冊幻影城
 戦前の本格推理の白眉、アリバイ崩し+赤毛のレドメイン。
13.
本陣殺人事件 横溝正史 角川文庫
 日本でしかありえない美しい密室。再読すると評価が更に上がります。
14.
人形はなぜ殺される 高木彬光 角川文庫
 題名そのままに、題名と内容の最高のマッチング。
15.
乱れからくり 泡坂妻夫 幻影城ノベルス
 「涸れ井戸」に注意せよ。からくり人形がいいですね。
16.
伯林-一八八八年 海渡英祐 講談社文庫
 乱歩賞最高の作品。ベルリンで森鴎外が活躍します。
17.殺しへの招待 天藤真 サンポウノベルス
 高水準でユーモアのある作品がほとんどですが、味のある傑作です。
18.りら荘事件 鮎川哲也 立風書房 
 星影龍三ものの最高作品。
19.
悪魔の手毬唄 横溝正史 角川文庫
 「おりんでございます」 自作の手毬唄で、血の因縁が冴えわたります。
20.
誘拐作戦 都筑道夫 中公文庫
 初期作品は、色々な本格に挑戦した怪作が目白押し。

21.八つ墓村 横溝正史 角川文庫

 面白さ抜群の徹夜本、「屏風から人が出てくる」眠れません。

22.斜め屋敷の犯罪 島田荘司 講談社ノベルス

 屋敷を斜めに作る必然性が素晴らしい。長編第2作目

23.匣の中の失楽 竹本健治 幻影城連載

 「幻影城」連載の処女作。新人に連載させた「幻影城」は素晴らしい。

24.迷路館の殺人 綾辻行人 講談社ノベルス

 綾辻最高傑作。作中作がみごと。

25.大いなる幻影 戸川昌子 新潮文庫

 乱歩賞受賞作の中で大好きな作品。

26.危険な童話 土屋隆夫 角川文庫

 著者の最高傑作にして、怖い話。「この子の七つのお祝いに」(斎藤澪)も影響を受けています。

27.スティームタイガーの死走 霞流一 ケイブンシャノベルス

 電車消失の謎が秀逸です。バカミスを定着させたのはすばらしい。

28.悪魔が来たりて笛を吹く 横溝正史 角川文庫

 「悪魔ここに誕生す」金田一耕助の帽子の使い方が秀逸。

29.散歩する死者 中町信 トクマノベルス

 最近やっと評価されました。初期の作品は傑作揃い。

30.蝶々殺人事件 横溝正史 角川文庫

 本陣と同時期に書かれた傑作。「樽」「黒いトランク」を再読せよ。

31.帝国の死角 高木彬光 角川文庫

 2部構成の凄い作品。

32. 霧越邸殺人事件 綾辻行人 新潮社

 館シリーズでも通用する作品。登場人物の名前が良く分からないのが難点。

33.鉄鎖殺人事件 浜尾四郎 桃源社
戦前本格推理の白眉。浜尾四郎にはもっと書いて欲しかった。

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34.黒いトランク 鮎川哲也 別冊幻影城

 アリバイ崩しの傑作。クロフツ「樽」を読んでからどうぞ。

35.肖像画 依井貴裕 東京創元社

 4作で終わってしまった著者の最高傑作。多重解決に瞠目せよ。

36.やぶにらみの時計 都筑道夫 中公文庫

 処女作にして怪作。

37.ぼくの好色天使たち 梶龍雄 講談社

 著者は、何を選んでもよいのですが、好みでこの作品にしました。題名がそそられますね。

38.猫の舌に釘をうて 都筑道夫 講談社文庫

 初期の三大傑作。

39.陽気な容疑者たち 天藤真 角川文庫

 江戸川乱歩賞候補作。乱歩賞は候補作が面白い。

40.サマーアカポリプス 笠井潔 角川書店

 矢吹駆シリーズ2作目にして最高傑作。

41.大誘拐 天藤真 カイガイ出版社

 映画でもお馴染ですが、よくもこんなホラ話考えるなあ……脱帽。

42.善人たちの夜 天藤真 トクマノベルス

 人が死なないでここまで読ませる本格推理はすごい。

43.翼ある闇 麻耶雄嵩 講談社

 処女作にしてメルカトル鮎最後の事件。

44.倒錯の死角 折原一 東京創元社

 倒錯の原点。鮎川哲也と十三の謎第一回配本作品。

45.海を見ないで陸を見よう 梶龍雄 講談社

 著者は、特に傑出したものはありませんが、駄作がなく高水準を維持した作家です。

46.吸血の家 二階堂黎人 立風書房

 鮎川哲也賞候補作。なんで候補作の方が面白いのだ。

47.自動車教習所殺人事件 中町信 トクマノベルス

 再評価されている著者ですが、初期の作品は佳作ぞろいです。中でもこの作品は大好きです。

48.奇想天を動かす カッパノベルス

 乱歩を彷彿させる作風ですが、トリックは乱歩の比ではありません。

49.能面殺人事件 高木彬光 カッパノベルス

 この作品の構成は大好きです。「XXXXXXXX」「XXのXX」再読必至。

50.北の夕鶴2/3の殺人 島田荘司 カッパノベルス

 吉敷竹史最大の事件、加納通子はそそられますね

51.倒錯のロンド 折原一 講談社

 江戸川乱歩賞候補作、乱歩賞受賞によって完成するはずだったのに、選考委員は何を考えているのだ。

52.出雲伝説7/8の殺人 島田荘司 カッパノベルス

 八岐大蛇をモチーフにバラバラ死体、初期の快作。

53.殺しの双曲線 西村京太郎 講談社文庫

 トラベルミステリーで有名な西村京太郎ですが、初期の本格推理は素晴らしい。

54.ネジ式ザゼスキー 島田荘司 講談社ノベルス

 この構成は素晴らしい。読んでみないと題名の意味が分かりません。

55.悪霊の館 二階堂黎人 立風書房

 血の因縁、二階堂館の恐怖。

56.百舌の叫ぶ夜 逢坂剛 集英社

 百舌シリーズの1作目にして最高作。処女作「裏切りの日々」を超えました。

57.時計館の殺人 綾辻行人 講談社ノベルス

 一発の大トリック。推理作家協会賞受賞作。

58.隻眼の少女 麻耶雄嵩 

 何度ものどんでん返しが素晴らしい。

59.異人たちの館 折原一 新潮社

 館シリーズではありません。叙述トリックここに至れり。

60.絡新婦の理 京極夏彦 講談社ノベルス

 著者の最高傑作。「鉄鼠の檻」と同年に2作も傑作を書いていました。

61.首無の如き祟るもの 三津田信三 原書房

 首切りが沢山。ホラーと本格推理の素晴らしい融合。

62.私が殺した少女 原尞 早川書房

 本格ミステリとしても楽しめるハードボイルドの傑作。

63.天才は善人を殺す 梶龍雄 講談社

 再評価せよ。

64.暗黒告知 小林久三

 乱歩賞の中でも上位の作品。著者とは福島大学学園祭で対話しました

65.猿丸幻視行 井沢元彦 講談社

 「逆説の日本史」が好調ですが、乱歩賞でもかなり上位の作品。

66.影の告発 土屋隆夫 角川文庫

 丹念な本格推理を貫いた著者の傑作。

67.暗色コメディ 連城三紀彦 幻影城ノベルス

 幻影城ノベルスからでた処女作で、長編の最高傑作。

68.頼子のために 法月倫太郎 講談社ノベルス

 法月倫太郎シリーズの最高傑作。

69.99%の誘拐 岡嶋二人 徳間書店

 著者の誘拐ものの最高作。

70.カーラリー殺人事件 石沢英太郎 カッパノベルス

 「唐三彩の謎」とならんで著者の代表作。

71.バイバイエンジェル 笠井潔 角川書店

 処女作で「野生時代」に一挙掲載されました。首切りの理由が秀逸。

72.双頭の悪魔 有栖川有栖 東京創元社

 江神二郎シリーズの到達点。

73.誘拐 高木彬光 別冊幻影城

 題名の通り、誘拐ものの傑作。

74.すべてがFになる 森博司 講談社ノベルス

 第一回メフィスト賞受賞作で著者の最高作。

75.猫は知っていた 仁木悦子 別冊幻影城

 公募になってからの江戸川乱歩賞最初の受賞作。

76.絃の聖域 栗本薫 幻影城連載+講談社

 「グイン・サーガ」中途で亡くなってしまった栗本薫。「幻影城」連載で、廃刊により中絶、講談社から刊行されやっと完結しました。伊集院大介シリーズ第一作。

77.弥勒の掌 我孫子武丸 文藝春秋

 著者の最高傑作。

78.崖の館 佐々木丸美 講談社文庫

 館シリーズ3部作の1作目 情緒あふれる作風に感動です。

79.轢き逃げ 佐野洋 講談社文庫

 著者は佳作が多く、1作に絞れませんが、好みでこの作品かな。

80.陰獣 江戸川乱歩 角川文庫

 乱歩はなかなか選べませんが、これかな。

81.葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午 文藝春秋

 「死体を買う男」と双璧の傑作です。

82.弁護側の証人 小泉喜美子 集英社文庫

 最後のどんでん返しが強烈でした。

83.学生街の殺人 東野圭吾 講談社

 質の高い作品を連発していますが、初期の本格推理は素晴らしかった。

84.招かれざる客 笹沢佐保 角川文庫

 水準が高い作品が多い著者ですが、初期の傑作でこれかな。

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85.しあわせの書 泡坂妻夫 新潮文庫
 文庫で出たヨギガンジーシリーズの最高作。「生者と死者」もどうぞ。

86.五十万年の死角 伴野朗 講談社

 乱歩賞受賞の傑作。初期の冒険推理はワクワクします。

87 蒸発 夏樹静子 角川文庫

 初期の作品で、推理作家協会賞受賞作。

88.花の棺 山村美佐 カッパノベルス

 キャサリンシリーズの第一作で京都を舞台とした傑作。

89.追いつめる 生島治郎 講談社文庫

 ハードボイルドの傑作。

90.湯殿山麓呪い村 山村正夫 角川書店

 映画は気持ち悪かったですが、小説は素晴らしい。

91.もう一人の乗客 草野唯雄 カッパノベルス

 質の高い作品の多い著者ですが、これが一番好きです。

92.フランス革命殺人事件 磯部立彦 大和書房

 この1作しか知りません。ルイ16世が活躍します。

93.金雀枝荘の殺人 今邑彩 講談社ノベルス

 出版当時何の話題にもなりませんでしたが、素晴らしい作品です。

94.夜歩く 横溝正史 角川文庫

 この作風は、作家なら誰しもやりたいでしょう。せむし男の恐怖。

95.仮面山荘殺人事件 東野圭吾 トクマノベルス

 初期の本格推理で、嵐の山荘もの。

96.花嫁のさけび 泡坂妻夫 講談社

 初期の作品で、花嫁はさけぶのがあたりまえだが………

97 オクトパスキラー8号 霞流一

 隠れた名作。再刊せよ、なかなかのものです。

98.悪霊館の殺人 篠田秀幸 ハルキノベルス

 弥生原シリーズ1作目。もっと評価されてもいいのでは。

99.龍神池の小さな死体 梶龍雄 講談社

 またまた出ました梶龍雄。再評価せよ。


別.亜愛一郎の狼狽 泡坂妻夫 幻影城連載

 最高の短編集。傑作ぞろいです。


別.戻り川心中 連城三紀彦 幻影城連載+講談社

 花葬シリーズの白眉。


別.遠きに目ありて 天藤真 幻影城連載

 信一少年シリーズで全作傑作です。


【豹頭王のコメント】
なんとかベスト99を作成しましたが、かなり偏っていると思います。性格が偏っているのでしかたないかな。出版社は、私が読んだものにしました。
記憶があやふやなので、あまり詳しいコメントは書けませんでした。(いい加減なものもあります。)記憶違いがあったらご容赦を
どろどろの本格推理が好きな人には、役に立つものになったと自負しています


best200に続く……

6b_o

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