「西千葉子ども起業塾2011」の初日の報告をいたします。
 Twitterでの文字中継の様子は、Togetter(トゥギャッター)にまとめました。
ここでは、午前中の活動の様子を、上記のまとめに一部加筆訂正を加えた記事を作成しました。
(写真などは後ほどアップいたします)

【入塾式】
  参加した子どもたちは19人。初めに子どもたちの自己紹介がありました。「いい会社をつくりたい」、「これからがんばります」、「初めてだけど、がんばります」…などの抱負が述べられました。「1回目よりもいい会社をつくりたい」、「いいアイデアをたくさん出して、ゆりの木通りを盛り上げられるようにしたい」といった決意も出て来ました。
 昨年に小学6年生として参加し、今年は「中学校スタッフ」として参加している子も1人いました。「去年だけしかできないので、2回目の人はいいなと思います。『来年も来たい』とアドバイスできるようにしたい。」…と立派な自己紹介でした。

 次に、関係者の自己紹介です。千葉大学教育学部の藤川教授より、「学生ががんばって準備してきた。何となく見ているので、よろしくお願いします。」とのこと。また、千葉大学経済人倶楽部「絆」の協力も得ております。「期待しています」とご挨拶をいただきました。
 千葉大学を卒業して、西千葉の街で会社を起業している(株)プロシードジャパンの吉川さんからの自己紹介です。吉川さんから契約をもらえるように3日間の活動をします。
 (株)シナプテックの戸田さんからの自己紹介です。本日のみ、子どもたちのお手伝いとしてご協力いただきます。大事なこととして、「とにかく楽しむこと。友達を作ること。」とのことです。
 その他、様々な立場の社会人の方々から自己紹介を頂いています。千葉大学経済人倶楽部「絆」の方々、千葉市職員の方々、商店街の方々、公認会計士の方、千葉市インターンの学生などです。齋藤千葉大学長と子どもたちとの名刺交換もありました。


【オープニング・導入】
 保護者が退出した後に、アイスブレイクを行いました。緊張をほぐすために、子どもたち同士で共通点を探すゲーム・仮班で「朝には4本足、昼には2本足、夕方には3本足…これなーんだ?」 というなぞなぞを解きました。

 次に、導入のオープニングVTRです。笑いにも包まれながら、「去年も起業塾はあったけれど、何かが足りないんだよなぁ…」という商店街の人の声を下に、ゲームのプロローグのように編集しました。


 太田塾長より、3日間のスケジュールの説明があった後、吉川さんより「契約について」の説明が始まりました。 
 吉川さんの「契約について」の説明では、
 
 『鉛筆やご飯などの商品をもらって、代わりに会社にお金を払います。しかし、この起業塾ではそういう物を売ったりはしない。第三土曜市を運営している私の会社に、「困っていることをこう解決するよ!」というアイデアを教えてください。私の会社に提案してもらったことで、「これいいな!」と思ったときに契約をします。「西千葉子ども起業塾2011」では、「私の会社から皆さんの会社にお金を払う」という仕組みです。 「1.なにを 2.どうやって」土曜市をよくしますという事が大事。土曜市が何を困っているか・私たちの会社でやってほしいことをしてもらいたい。困ってることが解決するから、お金を払うことができます。』
 …とのことでした。


 次に、起業塾の3つのルールを話しました。
 
 「①けじめをつけよう。」-自分勝手に行動しない。残業したり家に帰って仕事はしない。
 「②健康・安全に気をつけよう。」-危険なことはしない。休憩と水分をこまめにとる。大人と一緒に外に出る。
 「③大人に相談しよう。」-困ったときには、社会人、学生の人に相談しよう。 


 以下のように「起業の説明」もしました。

 「A会社とB会社で別々の性能を持った車が売っている。速度・燃費・地球環境…などの様々な条件があるが、両方でお客さんのことを考えて作られている」と、具体的な例を使い、子どもたちに起業の仕組みを説明しました。
 西千葉子ども起業塾では、ゆりの木商店街で行われる第三土曜市が起業の舞台となります。地域で重ねられてきた活動が、子どもたちの学習の舞台となります。
 起業のポイントは、「自分たちがしたいことをするのではなく、まわりの人たちの役に立つことをしよう!」ということ。


 続いて、起業塾で利用するお金のルールと説明がありました。

 この起業塾では、お金は円ではなく「ベア」という仮想通貨を使います。
 3日間のお金に関する流れは、 「会社を考える」(事業計画書作成)
→「お金を借りる」(出資金・融資、午後説明)
→「準備」(買い物・バイト)
→「第三土曜市」(実践・契約金をもらう)
→「お金を精算」(融資・利子返済、給料)というもの。

 買い物での制度である「なんでも屋」の説明もしました。
 「なんでも屋」は、とにかく早いをモットーに。1日目の注文は手数料がかかるが、2日目からは手数料がかかる。自分で足を運んで買い物をすることもできる。自分たちの会社で、時間などの都合を考えてどのように買い物をするか考えてほしい、と店長から説明をしました。


 最後に、「西千葉第三土曜市」についての説明です。 

 2000年から続いていて今月が85回目。4年生の子たちはまだ生まれていない時から始まっている、昔からあるものでした。写真などを用い、説明をしました。様々な出店やパフォーマンスがあることを知りました。



【フィールドワーク】
 オープニングの後は、20日に第三土曜市が行われる「ふくろう広場」に実際に足を運ぶフィールドワークに行きました。ふくろう広場は、西千葉駅北口を出たですぐの歩道橋の下にある小さな広場です。
 フィールドワークでは、ワークシートを用います。ブレインストーミングのように、「とにかく暑い」でも何でもいいからたくさん書くように説明しています。

 商店街の海保さんから話をもらいました。
 「みんな来てくれてありがとう。嬉しい。人が少なくて寂しかったので、10年前からいろいろな活動を始めた。人のつながりがほしかった」という挨拶から、ふくろう広場や第三土曜市の歴史を聞きました。
 10年前、なんで日本人は元気がないんだろう等々と考えて、挨拶をしようと教わったそうです。アミーゴという挨拶を始めたそうです。



【会社決め】
 フィールドワークから会場の教室へ帰り、起業をするためにイメージを膨らませる作業に移りました。社会人アドバイザーや班付きの学生、千葉市インターン生から助言をもらいながら、考えを深めていきました。昨年度参加した中学生アドバイザーも大活躍しています。「暑いと言ったらさあ…?」などなど、参加している小学生の発想を膨らませるように、言葉掛けをしています。

 マインドマップ作成後は、「私のやりたい会社はこれだ!」というワークシートに取りかかるよう、塾長から指示が出ました。学生やメンターの方の手厚い指導を受けながら、子どもたちが第三土曜市の課題や第三土曜市でやってみたいことを考えています。

 ここで、午前中の活動が終わりました。子どもがお昼ご飯を食べている裏で、各個人のやりたい会社をふまえた上で、サポートでつく学生中心に同じジャンルの会社で分けていきました。
(午後に続く)



このエントリーをはてなブックマークに追加