急遽、思いつきで熊本へ行く事に。

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▲容赦ない日差しの中、古墳の現状を確認してきました。

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▲御船町にて。
いざ現地に着いてみると思いの外進んでいない復興状況に違和感。
隣県、それもごく最近の出来事なのに少し忘れかけていた自分がいました・・・。反省。
地震との戦いはまだまだ続いています。
⚫️今城大塚古墳(御船町)
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▲石室の入り口が崩壊・埋没したようです。

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▲墳丘現状。

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▲石室入り口付近。

⚫️塚原古墳群(熊本市南区城南町)
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▲歴史民俗資料館前の復元建物。

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▲倒壊寸前の高床式倉庫。

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▲歪んだ竪穴住居。

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▲りゅうがん塚古墳。(見学後、立ち入り禁止の札に気がつきました)

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▲展示されている石室基部。

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▲接合されていた屍床仕切石にズレが生じています。

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▲くぬぎ塚古墳。元々説明板が設置されていなかった古墳ですが、どのような被害があったのか気になります。

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▲三段塚古墳。

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▲説明板が崩壊。

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▲丸山2号墳。

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▲復元された家形石棺の蓋が割れています。

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▲琵琶塚古墳。

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▲後円部に被害。

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▲花見塚古墳。

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▲後円部墳頂に亀裂。

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▲石之室古墳。装飾を有する横口式家形石棺は今回の地震で甚大な被害を受けました。

※石之室古墳現状はこの様になっています。
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▲崩壊した横口式家形石棺。

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▲蓋の石製表飾も破損。

⚫️熊本県立美術館
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▲熊本城内に位置し、装飾古墳室(無料)には実物を含む貴重な文化財が展示されています。

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▲不幸中の幸いと言うべきか、展示品は無事でした。

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▲千金甲1号墳石室レプリカ。

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▲井寺古墳石室レプリカ。嘉島町にある実物は多大な被害を受けた模様で、このレプリカ自体が貴重な文化財となってしまった言えそうです。

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▲熊本県立美術館の石室レプリカはライディングが素晴らしく、個人的には装飾古墳館のものより本物に近い雰囲気を感じます。

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▲弁慶ヶ穴古墳前室レプリカ。

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▲装飾古墳界の至宝の一つ、鴨籠古墳家形石棺。

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▲広浦古墳装飾石棺材。

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▲大刀の浮彫。

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▲刀子が付属する。

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▲野津古墳群の石製表飾。

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 暫くは文化財関連の復興は熊本城優先となるのは致し方のない事でしょう。ただ、装飾古墳の重要性と現状は少しでも多くの方に知って頂きたいと考えています。
 
 千数百年も残ってきた遺構がここまで壊れるとは本当にショックですが、これからも出来る限り記録を続けたいと肝に銘じております。