「岩角テスト」と登山用ロープ強度規格11/3,4レスキュー特訓@古賀志

2007年10月29日

10/28 飽きもせずレスキュープレトレ@秋も来ぬ藤坂

 昨夜のサンカルに続き、レスキューシナリオ検討のため、今日も今日とて飽くことなきレスキューオタク外岩へ出張ることに。
 台風がらみで夜半まで存分に降った雨、上部に草付きのない藤坂の方が古賀志より乾きが早かろうと、運動公園で合流した01、00、9時半過ぎに藤坂に到着すると既に数パーティーのクライマーが首都圏方面よりお越しの模様。

 宇都宮を出るときに遠望した日光連山は雪化粧だったのに、岩場に着いた時から夏と見まがような強烈な陽射し。爽やかな台風一過の秋晴れなんてもんじゃない暑さで、用意をしているだけで汗がしたたる始末。
 00の8mm Phoenixを01の9mmとのハイブリッドで使ってみたかったので、まずはクラックアラカルトを登る。濡れと滑りで限定が加わり、なんだか以前とは違うルート取りになった感じ。それでもここ、V級はないわな。01ももしかして1年くらいぶりの外岩で、いきなり35mだから結構疲れるんじゃないかとおもいつつ上で確保するが、さほどゼーハーしてないのはさすが。なんだかここ半年で4キロ減量してむしろ体調良好なのかも。01を上で確保する際、7.5mmから10.5mm対応のGhostを使ったが、オートストップのロックは、9mmも8mmも問題なし。そして懸垂。ここもサイズ違うので2本まとめたオーバーハンドノットで、更にそれぞれの末端を個別にオーバーハンドノットでバックアップ。サイズ違う2本がデセンダーを一緒に流れるかどうかも確認したかったポイントだが、これも問題なし。結論:とりあえず9mmと8mmのダブルでも大丈夫。8mmの使用はここまでで、以後はオーソドックスに9mmのダブル。
 その後続々クライマーやって来てメインエリアは混雑なので、レスキュートレで邪魔にならないよう、そして暑いこともこのうえないので日陰と涼を求めて移動。
 オーナー斉藤さんもやってきていて、沢山のクライマーが登っているのをみて嬉しそうである。
 パピヨン岩稜あたりじゃまだ陽が当たって暑い。しかしローズロックスあたりはびしょびしょ。結局「残照」ルートとりつきまでゆく。いくら何でも10月末、日陰は流石に文句なく涼しい。00、ダブルで濡れた残照を登って終了点でフィックスし、一方のロープで懸垂下降。登攀中ビレーしている01から、「ロープにヒルが2匹くっついてたよ」と恐怖のコールあり、うわ藤坂もついに山蛭に侵略されたかと、おののきながらおりるが、普通のヒルだったようで、地面に座って辺りを用心深く見回しても以後の襲撃の気配なし。しかし幸いザックに虫除けスプレーがあったので辺り一帯の地面に散布。
 そしてこのフィックスロープを使い、タイブロックで2人それぞれのロープで「残照」約20mの登り返し練習。先週の谷川2ルンゼでの40m登り返し経験から、タイブロックをセットするカラビナは肉厚のオーバルあるいはHMSタイプとし、クイックフィックスに1つ、もう一つはビレーループに環付きビナで直接つける。2つとも体に密着してセットすると、ハングやトラバース等ロープから体を離して登らねばならないようなルートの場合に困るだろうから、そういうセクションは、ビレーループ側のタイブロックを解除して、クイックフィクス側だけで通過するほうがいいだろう。
 ロープ下部はザックを吊るして重しとする。もしトップが墜落で重傷〜失神などで動けなければザックの重しではダメで、下端をフィックスしなければならないが、トップがテラスに立てる、あるいは、セルフビレーがとれる状況なら、ザックの重し程度のほうが、上に登り上がった後必要に応じてザックごとロープを曵き上げられるので、その後の行動の選択肢が広がり、融通がきくだろう。
 まあ濡れていても易しいルート(かつてお買い得10aとして名を馳せたが、やっぱこれせいぜいIV-くらいじゃなかろうか?)なので、特にトラブルなく00、01前後して終了点にのぼり着く。
 もしもっと難しいところが続くと片手をはなしてクイックフィックス側のタイブロックを引き上げる余裕は無いだろうが、下側のビレーループにセットしたタイブロックは体と一緒に上がってくるのでフォールの時は止めてくれるだろうし、この下のタイブロックが上がってくるときに一緒に上のタイブロックも押し上げてくれるので、難しいところはそのまま登攀継続し、余裕があるところでクイックフィックス側のタイブロックを引き上げれば良いだろう。
 このような登り返しの弱点があるとすると、ロープに墜落者のテンションが強く掛かったまま(当然、ロープ下部もフィックスして登ってきていることになる)だと、ロープが岩角あるいは大きなチョックストーンなどに強く押し付けられていることもあるだろう。そういう部分では、タイブロックにせよフリクションヒッチにせよ通過させることが困難だろうなあ。アブミでもつくって、立ち上がってそのセクションの上にあらためてタイブロックをセットするのだろうか?
 さて終了点で01側のロープをザックごと引き上げる。流石に2人で10キロ弱のザックだから、1/3など組む必要もなし。ただし01のザックは藤坂の鋭利な岩でこすれて雨蓋がちょっと裂けてしまった。これが動けない人間だったらやはり荷物のように引き上げる訳には行くまい。
 ついで引き上げたロープをムンターヒッチでセットし、00がザックを背負った01を引き下ろす。そして00は通常のダブルの懸垂でおりる。
 ロープを抜く前に、残照10aよりずっと難しい、その左横の凹角をぬける一般ルートV級をTRでリハーサル。抜けることはできるがやっぱ難しい。ひしゃげたリングボルト1本でこの核心をリードするのは、これこそ本ちゃん気分。初見の本ちゃんルートでこんな核心がでてきたら、まあよくてA0だな。
 最後、ムンター、クローブの片手でのセットを復習して2時アップ。ちょっと登っただけなのに暑さのせいか、妙に疲れた感じ。大体、レスキュートレってのは、安全だけど実践的で、各自のレベルやクライミング形態に応じて良く身に付くような、いいシナリオをいくつも考えるのは結構大変。

 オーナー斉藤さんに挨拶し、早退。10台近い車でにぎわう駐車場を出て、葛生でラーメンをたべて帰宇。ちなみにこの店、オンサイトトライで入ったが、ラーメンは葛生の極平凡レベル(ってことはまずくはないということ)だが、一緒に頼んだ野菜炒めが家庭料理を含めた全国平均レベル(ってことはたいしておいしくないってこと)で、且つ精進料理系盛りつけ(ちょびっと)なのに600円と高級料亭並みだったのが痛かったので、結果として久々オンサイト失敗ってところ。

nccnet1 at 19:36│Comments(0)TrackBack(0) 技術・知識 | 古賀志以外の外岩フリクラ

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