2004年03月12日

『国語教師のパソコン』(エデュカ)

 パソコンがようやく市民権を得だした80年代後半に執筆された、国語教師向けパソコン活用書。当時、日本語関係者を対象としたパソコン関連書はほとんどなく、この分野でのパイオニアであるといえる。脱稿から出版までやや時間がかかってしまったが、出版された時点でも、まったく古さを感じさせなかった。ハード・ソフト・ネットワーク環境が飛躍的に進歩した現在では、さすがにその面での古さは蔽いようもないが、この本で述べられた基本的な発想や理念は、今もその輝きを失っていない。
伊井春樹編 松本英太郎・大谷晋也・伊藤鉄也・浅茅原竹毘古・関本正則 共同執筆

目次紹介

パソコンへの招待 ―はじめにかえて―

第一章 教育とコンピュータ
 一.教育現場でのコンピュータの位置づけ
 二.情報処理教育 ―情報整理を通しての知的生産の教育―
 三.コンピュータを活用した国語教育の理念
 四.国語教師のためのパソコン
 五.生徒指導のためのパソコン

第二章 国語教師のワープロ
 一.ワープロ利用の意義
 二.ワープロ専用機とパソコンワープロ
 三.ワープロの辞書
 四.漢字問題
 五.ワープロの日本語処理
 六.ワープロをどう使うか(本章の結びにかえて)

第三章 データベースを活用した国語教育」
 一.学校で望まれるデータベース
 二.『サラダ記念日』のデータベース
 三.データベースの応用と言語
 四.パソコン通信のすすめ

第四章 奥の細道とプログラミング
 一.プログラミング言語
 二.さまざまな言語
 三.プログラミング言語の読解をする前に
 四.奥の細道でゲームを作れないだろうか

第五章 学習指導のためのコンピュータ
 一.成績処理への利用
 二.教材作成への利用
 三.CMI入門
 四.学校事務への利用
 五.CAI入門

第六章 国語教師と電子文具

あとがき
参考文献
索引

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この記事へのコメント
NDKのカテゴリー「刊行」のうちいくつかは、ネット公開したほうが良いと思います。すでに20年に近く復刻もないのはもったいないです。
Posted by MuBlog at 2004年03月12日 07:31