2017年03月28日

人材育成とロンドンパンダと冗談だからね。

北村です。年度末ですね。生存報告をかねて近況を。

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年が明けてから年度末にかけて、なぜか人材育成の仕事が重なっていろいろな出会いがありました。育成といっても演劇そのものを教えるわけではなくて。演劇をつかったワークショップのやりかたや、使いかたについて伝えたり考えたりする機会が多かったのです。そんなお仕事の一環で、先日は仙台に。

私の隣ではしゃいでいるおっさんが発起人。いま仙台で注目株の劇作家・演出家、大河原準介氏です。東京の小劇場で10年活動したのち唐突にロンドン遊学。帰国したと思ったら仙台で劇場をオープンしつつ怒涛の勢いで公演やワークショップを手がけて宮城県から演劇界を挑発し続ける男。そんな彼が主宰する、コミュヒントという企画にお招き頂きました。

http://londonpanda.net/

初日は、受講者にファシリテーターとしてのあり方とスキルをお伝えしました。2日目は実習として、子供たち相手にワークショップ。

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こどもたちを帰して振り返りをしていくうち、ワークショップの内容よりも、いまの社会ってどうなんだとか、より多くのこどもたちにこういった機会を届けるにはとか、なんだかおおきな話にひろがっていました。だけど誇張でもなんでもなく、いま私たちがしていることもこの先の展望も、この社会がどこから来てまたどこへ向かっているのかということに大きく関係しています。

いい出張だったなあー。私自身、ここしばらくこの仕事について気づいたり考えたりしたことをまとめるいい機会にもなりました。感謝。

大河原氏と私は同世代で、劇団も同じようなプロデュース形式で、旗揚げの年も一緒(2007年)でいわば同期。「バズらないふたり」と自虐して笑ってましたけど、ここ数年で大きく状況が変わりました。

大河原氏はいま仙台に拠点を移し、仙台の演劇界を変えたいと日々戦っています。実演家としても「バズる」ために努力を続けて、先日は若手演出家コンクールの最終選考まで残りました。

私は埼玉のすみっこで、家族を守るためにこの先どうやって演劇と関わっていこうか考えています。なにかを変えたいわけではないし、公演だってしばらく出来なさそうだ。

そういえば子供が生まれてみてね、公演のお知らせをもらうたび「わ、演劇やってるひとってすごいな」て思うようになりました。公演を打つことにつきまとう、リスクをとれることに敬意をおぼえてしまうのです。

そんな私が仙台から戻って観た芝居がこれ。



冗談だからね。の「青春の延長戦」。主宰ふくめ数名の劇団員はつい先日まで高校生だったという超若手劇団。

不思議な劇でした。高校演劇っぽさと、それとは一線を画する何かのまだら模様。正直、もっとがんばろうよと思うところもたくさんあったけれど。彼らが抱えている鬱屈と希望が強烈で、ギラギラしていてまぶしくて。私にはもう持ちえない何かがあふれてた。

ロンドンパンダにしても冗談だからね。にしても、熱いよなー。そりゃ熱い劇団や演劇人なんてそこいらにいくらでもいるわけですけど。なんかたて続けにそういう人たちを見て、もやもやして。

何日もそのもやもやについて考えてて、あーそうか。私はいま、自分の「温度の低さ」をもてあましてるのかなあと思い当たりました。温度の低さって、むしろウリじゃないかぐらいに考え生きてきたフシがあるけれど。もうそういうのいいよって、どこかで思っているのかもしれない。

閑話休題。

こんな調子で、なんかいろいろやって生きています。わりと元気です。私が暮らしている街も、もうすぐにでも桜が咲くはずで。そしたら家族でお花見にいくのです。

ではでは、またいずれ。

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