[9/6]いいにおいのするEnslaved One Man LiveKATAXU [HUNGER OF ELEMENTS]

2018年09月10日

GNAW THEIR TONGUES [TSUTOMU MIYAZAKI]

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GNAW THEIR TONGUES [TSUTOMU MIYAZAKI]
(2010)

分類:ノイズ

………満足度:70点



トラックリスト

1. Erika. Cold. Cough. Throat. Rest. Death.
2. Mari. Cremated. Bones. Investigate. Prove.
3. Tsutomu Miyazaki

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オランダのMoriesによるノイズ・アヴァンギャルドブラックメタルバンドのによるEP。
Hell Lies in Othersというところから限定150枚でカセットリリースされた。

アルバムタイトルの通り、宮崎勤による 「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」をテーマにした作品。

#1のイントロから嫌な空気のようなものを感じるドロっとしたノイズが響き渡るわけですが、
本作はグリッヂ交じりのインダストリアルノイズ・パワーエレクトロニクス色が強い作風で、
ブラックメタルを彷彿とさせるような演奏は皆無で、ヴォーカルパートも一切無し。
ガチャガチャしたノイズの背後からは辛うじてボコボコとドラムのような音が鳴っているのがわかるが、
リズムは不安定というか即興のような叩き方をしており、こちらもメタル色は感じられないですね。
「Reeking Pained and Shuddering」辺りから十八番としてきた破滅的なクラシカルアレンジも控えめとなっています。
続く#2もズゴゴゴゴ…と歪んだ音をひり出す圧迫感のある低音ドローンみたいな音響を土台に、
ビキビキ空間を切り裂くような高音の電子ノイズが走るロクでもない放送事故パワエレナンバー。
最後の#3は15分に及ぶ地獄をお届けする大作。モゴモゴした持続音がしばらく続いた後、
鉄板やら何やらを手当たり次第にぶっ叩いてるような廃工場ノイズの嵐が炸裂。
大抵の人はこの前半部だけでドロップアウトしそうな感じなんですが、後半部では凄惨度がアップし、
男の嗚咽や呻き声なんかも聞こえてきて、タイトルも相まってなおさら気色が悪い。

というわけで、日本のシリアルキラーを題材にしたアルバムですが、モロにそれとわかる演出は無く、
ひたすら鉄くずが土石流の如く耳の中に押し寄せてくるような上級者向けの一枚ですね。
ネタで聞いてみてもいいかもしれないけどブラックメタルファンにはまったくオススメしません。

過去の2007年には「佐川一政」というタイトルのEPもリリースしていることから、
日本の負の側面に興味がおありのようなので、一度くらいは日本でライブとかやって欲しいですね。
選曲は勿論最近のアルバムからが望ましいですけど。

・Bandcamp

//MY FAVORITE//
#1 Erika. Cold. Cough. Throat. Rest. Death.
当時、レーベルの通販では「宮崎勤」とデカデカと書かれたTシャツも売られていたようですが、
少なくとも日本人で買う人間はいないよなぁ…。

needled_2407 at 23:48│Comments(0)CD review | G

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