2016年12月31日

2016年ベストアルバム

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ニャーン・・・ニャーン・・・



えっ、ロクに更新もしてないのに、もうアレか?!アレなのか????!!!?!
ということで、恒例の年間ベストです。50枚選出。

タイトルのリンクは試聴用サイトへ。
ジャケットのリンクは主にamazonの商品ページへ。

コメント的なやつは上半期と被ってるものはほぼ使い回しです(っ'ヮ'c)


1. Deathspell Omega [The Synarchy of Molten Bones]
SYNARCHY OF MOLTEN BON
DsO新作全然出ないじゃん!とこんなまとめを書いた矢先にリリースされ、
EPかと思いきや、いつの間にかフルアルバム扱いになっていた
フランスのカオティック・ブラックメタルバンドの6年振りの新作。
4曲で約30分とコンパクトながらも、4作目「Fas」のアップデート版とでも言えそうな
暴虐且つ不穏すぎるコード進行が敷き詰まれた濃密な禍災サウンドの応酬を前に、
人間がたくさん死ぬ映画を見終わった後のように満面の笑みを浮かべるしかない。

2. Pain Of Salvation [Remedy Lane Re:Visited]
REMEDY LANE RE:VISITED
スウェーデンのプログレッシブ・ロック/メタルバンドによる過去作のリミックス&ライブ盤。
音の分離や圧を再調整し、より生まれ変わった名曲の数々と、
激ウマな演奏をフルで堪能できるライブ音源がセットで楽しめる、
2016年これを聞かずして何を聞くのか、と偉そうなことを言いたくなるほどの一枚。
新作にリマスターをくっ付けてくるような売り方じゃなくて本当に良かった。
とりあえず「The Perfect Element pt,1」のリミックスも実施して欲しさがあります(ファンの総意)。

3. BABYMETAL [Metal Resistance]
【早期購入特典あり】METAL RESISTANCE(初回生産限定盤)(DVD付)(BABYMETAL 防水クリア・ロゴステッカー付)
世界へと羽ばたき、今やガンズより人気がありそうな説明不要のベビメタちゃんの新作。
バラエティ豊かなメタルオマージュにアイドルらしい可憐さを絶妙に噛み合わせた楽曲に脱帽。
「かわいいは正義」だし、美少女3人組とセイヤソイヤしながらシステム開発したい以外の感情を失います。
インターネットパーソンによるベビメタはメタル非メタル論争は面白いのでもっと殺伐と殴り合ってやってくれてええんやで…!

4. Radiohead [A Moon Shaped Pool]
ア・ムーン・シェイプト・プール
イギリスのロックバンドの5年振りのフルアルバム。
ヤク中か何人か殺してそうな指名手配犯みたいなメンツの風貌に反して
落ち着きのある美麗で繊細なストリングスアレンジを組み込んだ楽曲がしんみりと心に響きます。
サマソニで見た補正もあるけど、よく聞きました。

5. Dark Tranquillity [Atoma]
アトマ
スウェーデンのメロディック・デスメタルバンドの11作目。
メロデスベースでありながら一貫したゴシックなアトモスを絡ませるバッキングと、
ミカエルの艶い歌唱力とか絶妙にマッチしており、孤高の存在を確たるものにしております。

6. Meshuggah [The Violent Sleep Of Reason]
VIOLENT SLEEP OF REASO
スウェーデンのプログレッシヴ・デスメタルバンドの8作目。
リピートの度に味わいが増していくんですが、そんな咀嚼を凌駕するスピードで
待った無しに次々と耳に押し迫る無機質で重厚なリフの雪崩にはひたすら土下座するしかありませぬ。

7. Oathbreaker [Rheia]
RHEIA
タイトルを見る度に先日亡くなったキャリー・フィッシャーさんを思い出してしまいそうになる
ベルギーのハードコア・ポストブラックメタルバンドの3枚目。
一回り以上に進化を遂げたDeafheavenによろしくなアクセル全開のブラッケンドパートと、
不安定さが逆に癖になる嬢のクリーン歌唱との絡みの妙が味わい深く、
バブみを感じたら即刻バラされてビニール詰めにされそうな殺傷力を保ったアルバムでした。

8. The Caretaker [Everywhere at the End of Time]
Everywhere at the End of Time [Analog]
V/VMやThe Strangerなど幾多のプロジェクトを抱えるUKの実験音響家James Kirbyによる
ユニットが手掛けるモダン・クラシカル/アンビエントの新作。
エレガントなクラシック・ワルツと古びたヒスノイズが尋常ならぬノスタルジーを呼び起こし、
長時間労働に疲れたビジネスパーソンのぷにぷにメンタルを解しつつ、寂寥の彼方へと追いやる虚無サウンド。

9. Anaal Nathrakh [Whole of the Law]
Whole of the Law
先の来日公演ではグラインドコア張りのハイテンションを見せつけてくれたUKのアナルの新作。
計算されたキャッチーな曲展開に裏打ちされた、おぞましく破壊的なアナル重低音の絨毯爆撃に逃げ道なし。
人は死ぬ。アナルは広がる。

10. Sophia [Unclean]
Unclean
ArcanaのリーダーであるP. Pattersson氏によるスウェーデンのダークアンビエントユニットの5作目。
そこらに蔓延るゴミマーシャルインダストリアル/アンビエントをワンパンで黙らせような
Peter Bjargoが13年間引き蘢って蓄積した怨嗟を遺憾なく発揮させた厭世音楽。

11. Nordjevel [Nordjevel]
Nordjevel -Digi-
寒々しいトレモロ&ブラストと勇壮なフレーズを併せるというありきたりなサウンドながら、
時代に流されることなく視界に入った人間全員殺す以外何も考えないような
技巧に裏打ちされた無骨で剛直な暴虐さが何よりも一番かっこいいですね。

12. James Blake [The Colour In Anything]
The Colour In Anything (CD)
UKのシンガーソングライターの3枚目のアルバム。
過去作の流れを継ぐ憂いを帯びた内省的な雰囲気は保持されていますが、
感情の移り変わりを表現しながらどこまでも透明感のある歌唱と、
それを引き立てるシンプルな合奏やエレクトロアレンジなどが更なる進化を遂げ、
安っぽい言葉では言い表せない浮世離れした音世界がここに。

13. Martyrdod [List]
List
スウェーデンのハードコアバンドの6作目。
個人的には前作はメロディアスであるが故に多少の温さを感じてしまったのですが、
本作は「In Extremis」〜「Sekt」に通ずるバキバキの焦燥感を帯びたメタリック・クラストが炸裂。
期待を裏切らない作品で誠に痛快であります。

14. 平沢進 [Ash Crow - 平沢進 ベルセルク サウンドトラック]
Ash Crow - 平沢進 ベルセルク サウンドトラック集
平沢御大の新曲を含めたベルセルク関連の音源を集めたアルバム。
微妙なアニメ風3Dで作られた今期のベルセルクはモズグス様が頂礼する辺りで見るのやめちゃいましたけど、
それと音楽はまた別の話で、無双感の溢れる滾る楽曲の数々は流石としか言いようがありません。
ファルネーゼよ、拷問はいいぞ!

15. Hyperion [Seraphical Euphony]
Seraphical Euphony
流星のごとく現れたスウェーデンのメロディック・ブラックメタルバンドのデビュー作。
基本は先人の良い所取りを見せびらかすスタンスなんだけど、
新人臭さを一切感じさせないスリリングで引き締まったサウンドにガッツポーズが止まらない。

16. Borknagar [Winter Thrice]
winter thrice
ノルウェーの重鎮が集結した山小屋メランコリック・ブラックメタルバンドの新作。
注目はやはりUlverのKristoffer Ryggがガッツリ歌ってる「Winter Thrice」なんですが、
Kristofferが巧すぎてアルバム全部でアンタが歌いなさいよと我が侭な注文を付けたくなったり。

17. Ştiu Nu Ştiu [Fake End]
Fake End
スウェーデンはストックホルムの女性ヴォーカル率いるサイケ・ロックバンドの2枚目。
崩壊寸前な輪郭を紡ぐノイジーなギターと、ダウナーながら時折狂気を向けてくるヴォーカルが強烈。
Katatoniaと同時に聞くとスウェーデンという国に対して陰鬱なイメージしか抱けなくなる事態に。

18. Katatonia [Fall of Hearts]
The Fall of Hearts
スウェーデンはストックホルムのゴシックメタルバンドの11作目。
「Night Is the New Day」以降のアルバムはちゃんと聞いていませんでしたが、
沈鬱で内省的な暗黒プログレな装いを携えつつも、重厚でメランコリックなメロディ構成と
落ち着きのある曇り無い歌唱を前に、「良さみが深い…」と言語中枢が麻痺していく結果に。

19. Dark Funeral [Where Shadows Forever Reign]
ホエア・シャドウズ・フォーエヴァー・レイン【日本盤限定ボーナストラック収録/日本語解説書封入/歌詞対訳付き】
あっ!!あっあっ!!ネクロロードさんだ!!!(^ヮ^)
ネクロロードさんがお絵描きをしているよ!!(^ヮ^)
ネクロロードさんのビューティフルな青いジャケットだよ!!(^ヮ^)
ネクロロードさあああああああん!!!(^ヮ^)(^ヮ^)(^ヮ^)

20. downy [無題]
第六作品集『無題』
日本のポストロックバンドの6作目にして復活後2作目。
鋭利でスリリングなフレージングの押し引きを駆使しながら独自のムードを構築するインテリな楽曲の数々に
出張で11月頭ら辺にあったリリースライブに行けなかったことがただただ悔やまれます。

21. Vektor [Terminal Redux]
Terminal Redux
速い/テクい/長いの三拍子でリリース毎に定型をぶち破ってくれるヒューチャースラッシュ。
前回の来日は行けなかったので再度お願いしたいと切実に思うところ。
って上半期に書いてたら、ヴォーカル以外が脱退してしまったようで、いやはや…。

22. Insomnium [Winter's Gate]
WINTER'S GATE
フィンランドのメロディック・デスメタルバンドの1曲40分の7枚目のアルバム。
モダナイズに靡くことなく、正統なフィニッシュブラックを体現し続けた集大成にして、
フォークロアなアレンジなど過去最高級の北欧特有の郷愁が滲み出る珠玉の逸品。
なお、iTunesで買ったら1曲が7分割されておりました。

23. Johann Johannsson [Orphee]
Orphee
映画「メッセージ」を始め、「ブレードランナー 2049」のサントラ担当にも決まり、
SFと相性が良い雰囲気を醸し出ているヨハン・ヨハンソンさんの新作。
Ulverの新作とジャケットのスピリチュアル加減が微妙にかぶっておりますが、
こちらもフラットで澱みない安定感抜群のポスト・クラシカルで、うっとりでござます。

24. Ulver [Atgclvlsscap]
Atgclvlsscap
ノルウェーの現在はサントラなども手掛ける元ブラックメタルバンドの13作目。
アンビエントな静謐感を漂わせながら音楽性の高さも保持したプログラミングセンスは勿論、
ラストの大作「Ecclesiastes (A Vernal Catnap)」の素晴らしさときたら、
死事で疲れた耳にスーッと効いてくれる…これは…ありがたい…。
来年末辺りに奇跡的に来日してくれたらなお有り難し……。

25. Grimner [Frost Mot Eld]
Frost Mot Eld
スウェーデンのフォーク・ヴァイキングメタルバンドの3枚目。
トールハンマーを振り回すような脳筋なペイガニズムさは程々に、
陽気でキャッチーな笛の音、勇壮でむさ苦しくメロいギターフレーズ、フォークロアな叙情性、
さらに小汚いおっさん集団と、この手のメタルに必要な物が全て整った血湧き肉踊るメジャーサウンド。

26. Coldworld [Autumn]
AUTUMN
新作出す出す詐欺から遂に脱却したドイツのアトモスフェリック・ブラックメタルバンドの2枚目。
摩訶鉢特摩に放り込まれるかの如きお肌がバキバキになる極寒死サウンドだった前作から、
小屋で泣き漏らしながら孤独死するようなデプレッシヴサウンドへと様変わりしましたが、
悲壮感に満ち溢れた極上のメロディセンスは健在でした。

27. First Fragment [Dasein]
Dasein
カナダの5人組によるテクニカル・デスメタルバンドのデビューアルバム。
魂斗羅のラストステージBOSSラッシュの如く奇形の怪物のような楽曲が否応無しに
押し寄せてくる伏魔殿ブルデスサウンドで、脳漿を耳から垂れ出しながら唖然としてしまうこと間違いなし。

28. Shxcxchcxsh [SsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSs]
SsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSs
SsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSs
SsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSs
SsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSs
SsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSsSs

29. Myrath [Legacy]
Legacy
チュニジアのプログレッシヴ・メタルバンドの3枚目。
エスニックな情緒とフック満載のメタリックさとのバランスが絶妙な一枚。
ライブも絶対に日本でウケると思うので、ラウドパークなんてどうでしょうかって言ってたら
本当に出演しちゃいましたね。出張で行けなかったのが悔やまれ(ry

30. Altarage [Nihl]
Nihl
スペインの謎の4人組によるブラックメタル・デスメタルバンドのデビューアルバム。
Portalと同様に啓蒙がガン上がりするような異形が這いずり回る
神聖も不浄も全部まとめて飲み込んで砕いて肉塊に帰すような伏魔殿サウンド
ジャケのような人智を超えた未確認クリーチャーに職場破壊して欲しすぎる…。

31. Blood Incantation [Starspawn]
Starspawn
Dark Descentからお届けのアメリカのアヴァンギャルド・デスメタルバンドのデビュー作。
上のAltarageと同じく、宇宙規模の地獄の釜が開きっ放しみたいなドス黒い音塊の洪水で、
ぬちゃっとしたデスメタル老害ホイホイ的なところがありますが、見事に私も引っかかりました。
Blood Incantation最高!一番好きなカーネーションです!

32. touche amore [Stage Four]
STAGE FOUR
アメリカのポストハードコア・バンドの3年振りの4作目。
衝動だけではない大人びた激情と共に淡いエモーションが駆け巡る胸キュンハードコア。
今作もコンパクトに仕上がっておりお手軽にサクっと聞けるのも大変よろしい。

33. Shokran [Exodus]
Exodus
ロシアの4人組によるテクニカル・デスメタルバンドの2枚目。
Djent系はそこまで詳しくディグってるわけじゃなく数も聞いてないですが、
Born Of Osirisが紀元前エジプトにタイムリープしたようなオリエンタルなアレンジと
モダンなDjentるメンなリフ回しとの絡みが絶妙で、随分とお世話になりました。

34. world’s end girlfriend [LAST WALTZ]
LAST WALTZ
我らが日本が誇る世界の終焉の彼女さんによる6年ぶりの新作。
静寂と轟音を錯綜させながら一定の緊張感を常に纏いながら先鋭的で多彩な色使いで描かれる
イカした独自の世界観に惹き込まれっぱなしでした。

35. Megadeth [Dystopia]
ディストピア
説明不要のDave Mustaine率いるスラッシュ四天王のニューアルバム。
Kiko Loureiroが加入した本作は、勿論全盛期ほどスラッシュ然としているわけでもないんですが、
Endgame以降のアルバムの中では随一のリフのキレと簡潔さが備わっていて格好良かったかと。

36. Aluk Todolo [Voix]
Voix
インドネシアの高地に住むトラジャ族に古くから伝わる精霊崇拝「アルクトドロ教」をバンド名にしている
エクスペリメンタル・ブラックメタルバンドの新作。
初期作なんかと比べるとかなり音楽的なことをやるようになりましたが、
本作も重油系ドロドロブラックと陶酔感のあるクラウトロックの融合という、
キワモノ音楽嗜好家をエンチャントする底無し沼のようなズブズブした中毒性があります。

37. Downfall Of Gaia [Atrophy]
ATROPHY
狼さんのアートワークが素晴らしいドイツのネオクラスト・ハードコアバンドの4作目。
ブラッケンドな要素を多分に含みながら前作よりシンプルに、且つドラマチックに攻める作風は、
カスカディアン系とも共鳴する部分が多く、楽しめました。
が、ごく最近のように感じていたこのバンドの来日公演がもう一年以上前の話だと認識して、
年月の流れる速さにゲボが出ました。

38. Makkenz [土葬水葬火葬風葬空想]
土葬水葬火葬風葬空想
いつの間にかTwitterアカウントも存在した未だに謎に包まれたMC、マッケンジーによる6作目。
葬儀をテーマに死を身近なものとしてこれまでのMakkenz式を引き継ぐ形で綴ったリリックと、
arai tasukugaの幻想的で朧げなノスタルジー溢れる作曲とが合わさった、
一般的なヒップホップとして一括りにできない、してはいけない唯一無二なアルバム。

39. Heaven Shall Burn [Wanderer]
Wanderer
ドイツのもはや大御所と言えるメタルコアバンドの新作。
優雅に御山がそびえるジャケットとは対照的に曲の方はまったくブレることのない
爽快な北欧メロデスリフに乗せてビャーギャー喚き散らすクールなエクストリームメタル。
つーか、このバンドとUnearthくらいしかメタルコアバンド追ってないのでもう他と比較できませんが…。

40. Twilight Force [Heroes Of Mighty Magic]
HEROES OF MIGHTY MAGIC
イタリアのコスプレ・メロディックパワーメタルバンドの2枚目。
全体的な曲の出来/メロディ面では、ぶっちゃけ前作の方が好きなんですけども、
剣と魔法と妖精と暑苦しいおっさんが入り乱れる煌びやかなRPGサウンドのみならず、
ファンタジックなコスチュームやパラメーター設定までここまで徹底されたら、お手上げです。
なお、私はLPは買ってません。

41. D.A.N. [D.A.N.]
D.A.N.
東京出身の若干21歳の3人組によるミニマル・インディーポップの1stアルバム。
センスの塊みたいなアダルティーなダンサンブルサウンドが心地良い虚脱感を誘い心地よい。
どの曲もいいですが、個人的にはやっぱり「Ghana」かな。

42. Gevurah [Hallelujah!]
Hallelujah
Profound Loreからお送りされるカナダのブラッケンドデスメタルバンドの1作目。
「Dies Irae」とかいう曲名を付けちゃう男の人って…みたいな女子みたいなこと言ってる連中を
まとめて業火に放り込んで灰燼にするくらい煮えた滾った暗黒が滲み出てる強烈なデビューでした。

43. Cobalt [Slow Forever]
Slow Forever
アメリカはコロラド州のブラックメタルバンドの4枚目。
スラッヂっぽいサウンドを経由しているバンドで、過去作は前作を軽く聞いた程度なんですけど、
FF15のホーリー餅つきを余裕で凌駕するソリッドなビーツと共に叩き出される強靭なリフ捌きに
積年の悪意とエネルギーが込められているのをひしひしと感じます。

44. Sorcier des Glaces [North]
North
いくらリリースしても海外メディアで一切話題にならないカナダの冬将軍による6作目。
引き付けを起こすレベルの凍えるトレモロリフに寂寥感を内包したメロディを封じ込めた
前衛化に一切歩み寄らない荒涼としたプリミティヴブラックメタルで大変すばらでした。

45. Gnaw Their Tongues [Hymns for the Broken, Swollen and Silent]
Hymns for the Broken, Swollen and S [Analog]
富樫の666倍は仕事してるMoriesおじさんによるノイズ・ブラックメタルバンドの新作。
「君の名は?」と問いかけても「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!! )」
としか返ってこないような気色悪いインダスノイズに塗れていて、ここ数作の中ではブラックメタル度は低め。オススメしません。

46. Darkher [Realms]
REALMS / DIGIPAK
My Dying Brideの元ドラマーと女性ヴォーカリストを擁する
イギリスのゴシック・ドゥームメタルバンドのデビューアルバム。
ゆらゆら揺蕩うメンヘラに連れられてどんぞこを首輪付きで這うヅームサウンド。

47. BLACKHANDPATH [Egregore]
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ヴァージニア州の引き蘢りギャングスタ野郎によるおそらく2枚目のアルバム。
本作もドブみたいなビートにStefan Burnettのスタンドの様なサグいラップが響く良作でした。
また、ドリキャス起動や手打ちホームページ黎明期にような画像が垂れ流されるPVも、
VaporwaveやOPNからの毒電波に当てられたgeekなインターネッツ感がギトギト溢れており、おたくに優しいのも良。
解散撤回後も精力的にリリースし続けてるDeath Gripsのアルバムよりも印象に残っております。

48. The Body [No One Deserves Happiness]
NO ONE DESERVES HAPPINESS (ノー・ワン・ディザーヴズ・ハピネス)
未だに去年のライブの汗だくで叫ぶデブの姿が脳裏に残ってる死体さんの新作。
エクストリーム的な観点ではFull of Hellとのコラボ作の方に軍配が上がるんですが、
タールコールみたいなドス黒くて全然ハピネスじゃないズゥームサウンドへ浮遊感の漂う
女性Voを積極的に絡ませるなどの嫌がらせに新境地を見出していて良かったんじゃないかと。

49. Numenorean [Home]
HOME
カナダの5人組によるポスト・ブラックメタルバンドのデビューアルバム。
限定50枚のデモCDを封筒に入れて送ってきてくれた存在から見事にステップアップを遂げた
デッヘブンに近似した幼女の死骸も容赦なく晒す上級の悲哀ポストブラックを見せつけてくれて、
半ばシューゲブラックに飽きている私にもグッと来るモノが。

50. Johan Soderqvist [Battlefield 1]
Battlefield 1
第一次世界大戦をテーマにしたFPS「Battlefield1」のサウンドトラック。
FPSでちゃんと印象に残る音楽はHans Zimmerが手掛けたCoD:MW2Crysis2のサントラ以来です。
毎回実績のためだけにプレイすると言っても過言ではないDICE産のキャンペーンモードですが、本作は面白く、
それもこの異国のロマンと戦場の悲壮感が巧く表現されたBGMがあってだと思うんですよね。
今日もまた「この世界の片隅に」を見て感動した後、Mark Vに乗って人間を挽肉にする作業が始まるお。゚(゚´ω`゚)゚。

[番外] Freedom Call [Master Of Light]
マスター・オヴ・ライト
歌詞乗っけたら予想外にバズってしまったドイツのメロディックパワーメタルバンドの9作目。
本ブログではさほど高い点数は付けませんでしたが、見事ベストアルバム番外にランクイン。
というのも、メタルはみんなのものだからだ!


■ 上記のアルバム収録曲以外で良かった曲とか上半期で選んだもの以外)

Alcest [Je suis d'ailleurs]

Astralion [Black Adder]

上坂すみれ [恋する図形]

きのこ帝国 [愛のゆくえ]

℃-ute [夢幻クライマックス]

Forteresse [La ou Nous Allons ]

fourfolium [SAKURAスキップ]

Mantra [鼻男]

Metallica [Moth Into Flame]

Rostorchester [Moloch]

Sia [Alive]

Sum 41 [Goddamn I'm Dead Again]

Trap Them [Hellionaires]

Veiled in Scarlet [An Act Of God]

Void Omnia [Remnance of a Ghost Haunt]



というわけで、下半期は長時間労働健康法を実践していたため、
あまりディグる時間もないというか、音楽自体に触れる時間がガッツリ減り、
上坂すみれさんの自撮り画像を眺めることでしか自我を保てない状態になったりしてましたが、
こんな感じに仕上がりました。労働死ね。

こう振り返ってみると、例によって半分以上うるさい音楽ばかりなのですが、
シューゲブラック系統はかなり飽きてきている自分がいたし、
Sun WarshipやAsh Borer、Earth and Pillarsなどカスカディアン系も多数リリースされましたが、
既にどこかで聞いたようなサウンドだったり、劇的な変化というものに乏しく、
一応買いはするけどあまり響かないというか、印象に残らずという状態でした。
(特にAlcestは、新作を聞いてから前作「Shelter」の素晴らしさを認識したこともあったりで、
選出に至りませんでした)
ハードコア界隈のTrap ThemやNails、Kvelertakなども、まあ同上と言った感じでしょうか。

とか言ってると、Anaal Nathrakhとか毎回同じやん!って突っ込まれそうですが、
そこは新鮮味が無くても変わらない良さというか完全に好みのアレなんで、アレです。

マンネリを脱却してくれた存在というと、
ブラックメタルとブラックミュージックという、同じ黒同士でも相容れないような
ジャンル同士を異種姦したようなZeal and Ardorと、
クラウトロックと完全融合を果たしたAluk Todoloさんが注目株でしょうかね。

来年は早速Dodecahedronやheaven in her armsの新作などがリリースされる予定なので楽しみです。
感想書けてないですけど、ライブで聞いたhihaの新曲、本当にかっこいいので。

来年も長時間労働健康法が続く見込みなので、
ますます健康になっていくDIES IRAEにご期待下さい!🐱三🐱三🐱

なお、新ラスエフに対する二分間憎悪は今後も日々継続していきましょう!

needled_2407 at 13:00│Comments(12)TrackBack(0)年間ベスト 

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この記事へのコメント

1. Posted by anasarca   2016年12月31日 19:11
年間ベスト選出、お疲れさまです…!!!!
私は旧譜を掘り返す沼に落ちていたり懐かしのあのアルバムを聴いたりと、
新作とあまり縁のない生活を送っていました。
しかし、某ショップにお邪魔した際に「今日入荷したんですよ」と
ColdWorldの新作を見せられたときは、1stを愛聴していた
高校時代を思い出し目から変な汁が出そうになりました。゚(゚^ω^゚)゚。
というわけでよいお年を…!!

2. Posted by 元部   2017年01月02日 20:01
クリスマスや正月は結局何を聴いて過ごしましたか
3. Posted by う児   2017年01月03日 01:00
On Being a Slave 美醜の両立と悲しみも含有するバンド独自の無機的かつ狂気的なアグレッションにより作られた名曲
4. Posted by ゲ・ルマニウム   2017年01月03日 09:45
お疲れ様でございます。dsoとAnaal はこのまま孤高の存在感を突き詰めて欲しいですね😆(新作良かったですね)
本年も宜しくお願い致します。
5. Posted by ぺすぽん   2017年01月04日 00:16
どうも、お久しぶりです。新年おめでとうございます。
2016年はBABY METAL の良さが今頃わかり、振り回された感じです。
このランクの中では運転中に聴いてはいけないバンドの筆頭である
MESHUGGAH を買いました。
他ではKILLSWITCH ENGAGE の新作が良かった。あとは最近HONE YOUR SENSE やANTHRAX の新作も今頃になって聴いてます(*゚∀゚)=3
6. Posted by こるぴ   2017年01月04日 03:11
>anasarcaさん

どうも、50選は疲れました(笑)。
Coldworldはみんな忘れるくらいアルバム出すの遅すぎましたね。
(デプレ系は短期間に沢山出されるのも困りますけど)
ただ、それでも充分インパクトを残す良作で流石、Wintersunとは違う…と思いました。
今年もよろしくお願いします。

>元部さん

クリスマス、お正月は長時間労働をしていたので
音楽は聞いていませんでした…。
7. Posted by こるぴ   2017年01月04日 03:15
>う児さん

On Being a Slave いいですね。
アルバム全体でもIn the Constellation of the Black Widow以降で
一番ガツンと来る音だったと思います。

>ゲ・ルマニウムさん

ゲルマニウムさんも読み応えのあるベストお疲れ様でした。
DsOもAnaalも作風は変わらずとも職人的な作曲センスで素晴らしいものを世に送り出してくれましたね。
Anaalはそのままでいいけど、DsOは個人的は次回作では
新しい方向性を見出して欲しいと勝手に思ってます。
来年もよろしくお願いします。
8. Posted by こるぴ   2017年01月04日 03:20
>ぺすぽんさん

お久しぶりです。明けましておめでとうございます。
BABYMETAL沼に嵌ると普通のメタルバンドよりもお金がかかるので要注意ですね(笑)

Killswitch Engageの新作はラウパ行くなら聴かなきゃと思っていましたが、
行けなかったので結局聴けずじまい…。
HONE YOUR SENSEなんかもチェックしてなかったので、そろそろ手を出したいですね〜。
9. Posted by 髑髏飴   2017年01月04日 19:05
5 新しいLast.fmに対する二分間憎悪というのが気になります(笑)。

こるぴさんはブラック・メタルがお好きのようですが、 James BlakeだのRadioheadだのといったUKロック、Sophiaのようなインダストリアルがランク・インするなど、その幅広さに感動致しました。
10. Posted by こるぴ   2017年01月05日 12:27
新しいラスエフ、本当に使いづらいので、毎日hateを込めています。

それなりに色々聞いてはいますが、
結局どれも明るくない音楽というのが…(笑)
11. Posted by fanta   2017年01月09日 15:25
はじめまして。

ポスト・ブラック、アトモスフェリック・ブラックあたりのバンドレビューを拝見しております。

レビュー内容も長すぎず短すぎずで個人的に丁度良く、愛読しております。

更新が日々待ち遠しいです。
12. Posted by こるぴ   2017年01月10日 01:52
どうも初めまして!

ありがとうございます。
仕事の合間を見て何とか今年も更新していけたらと思いますので
これからもよろしくお願いします。

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