2019年09月17日
CIEL NOCTURNE [SEASON OF SOLITUDE]
CIEL NOCTURNE [SEASON OF SOLITUDE]
(2008)
分類：ブラックメタル
………満足度：８０点
トラックリスト
1. Intro / Matin d'hiver
2. Fragments d'un Passe Qui Me Ronge
3. Le Gout du Neant
4. Declin Salutaire
5. Season of Solitude Part.I
6. Paysage Fane
7. La Foret Sanctuaire
8. Grise Amertume
9. Brumes et Pluies
10. Season of Solitude Part.II
11. Outro / Degel
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
フランスのAutarcieのメンバーら2人によるプリミティヴ・ブラックメタルバンドの1stデモ音源。
Drakkar Productionsからカセットのみでリリースされた。
現物を持ってますが、限定何個とかいうナンバリングの記載は無いですね。
#1は薄っぺらいモコモコ音質の棘の無い棘の無いアトモスフェリックなリフを引き摺り、
嗄れたガナリヴォーカルが入ってからもスローなテンポを保ちながらまったり進む導入曲。
続く#2は、ロウでザラついたトレモロリフとハイテンポなドラムが炸裂する疾走ナンバー。
デモ音源だけあって音質は極めて劣悪ながらも全編で仄かに漂うメロウなギターフレーズと
バシャバシャと激しく喧しいブラストビートの絡みがポンコツなプリミティヴ・マニアには垂涎ものだ。
汚いガナリ声を吐き散らすヴォーカルも最高だが、ややバッキングに埋もれ気味。
アグレッシヴなトレモロリフの中に光る暗い儚さが素晴らしい#3や、軽快な疾走を繰り広げる#4や#9、
ミドルテンポ悲痛な絶叫が木霊する#7など、どこを切ってもアングラなフレンチブラックを楽しめる。
また、#5や#10はゆったりしたシューゲイザー風の轟音リフに優しげで淡いクリーンVoを重ねるという
本作でも異色の輝きを放つ曲で、同郷のAlcestからの影響も強いことが見受けられる。
#11も柔らかなクリーンギターに小鳥の囀りSEというアウトロ曲で、温かな光が漏れ出ている。
また、ブラックメタルらしからぬ、愛だの何だのを歌うポエットな詞もお耽美なフランス産らしい。
というわけで、テープでしかリリースされていないこともあり、完全にマニア向けだが、
フランス産のプリミティブ・ブラックメタルファンなら押さえておいて損はない一枚である。
初期AutarcieやDysterなどが好みならばツボに嵌るのではなかろうか。
なお、以前はBandcampでもデジタルで売られていたが現在は削除されている模様。
//MY FAVORITE//
#5 Season of Solitude Part.I
当時CDでリリースされればもう少し話題になってたんじゃないでしょうかね…。
ちなみに日本にも同名のメタルバンドが存在するようです。
1. Intro / Matin d'hiver
2. Fragments d'un Passe Qui Me Ronge
3. Le Gout du Neant
4. Declin Salutaire
5. Season of Solitude Part.I
6. Paysage Fane
7. La Foret Sanctuaire
8. Grise Amertume
9. Brumes et Pluies
10. Season of Solitude Part.II
11. Outro / Degel
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
フランスのAutarcieのメンバーら2人によるプリミティヴ・ブラックメタルバンドの1stデモ音源。
Drakkar Productionsからカセットのみでリリースされた。
現物を持ってますが、限定何個とかいうナンバリングの記載は無いですね。
#1は薄っぺらいモコモコ音質の棘の無い棘の無いアトモスフェリックなリフを引き摺り、
嗄れたガナリヴォーカルが入ってからもスローなテンポを保ちながらまったり進む導入曲。
続く#2は、ロウでザラついたトレモロリフとハイテンポなドラムが炸裂する疾走ナンバー。
デモ音源だけあって音質は極めて劣悪ながらも全編で仄かに漂うメロウなギターフレーズと
バシャバシャと激しく喧しいブラストビートの絡みがポンコツなプリミティヴ・マニアには垂涎ものだ。
汚いガナリ声を吐き散らすヴォーカルも最高だが、ややバッキングに埋もれ気味。
アグレッシヴなトレモロリフの中に光る暗い儚さが素晴らしい#3や、軽快な疾走を繰り広げる#4や#9、
ミドルテンポ悲痛な絶叫が木霊する#7など、どこを切ってもアングラなフレンチブラックを楽しめる。
また、#5や#10はゆったりしたシューゲイザー風の轟音リフに優しげで淡いクリーンVoを重ねるという
本作でも異色の輝きを放つ曲で、同郷のAlcestからの影響も強いことが見受けられる。
#11も柔らかなクリーンギターに小鳥の囀りSEというアウトロ曲で、温かな光が漏れ出ている。
また、ブラックメタルらしからぬ、愛だの何だのを歌うポエットな詞もお耽美なフランス産らしい。
というわけで、テープでしかリリースされていないこともあり、完全にマニア向けだが、
フランス産のプリミティブ・ブラックメタルファンなら押さえておいて損はない一枚である。
初期AutarcieやDysterなどが好みならばツボに嵌るのではなかろうか。
なお、以前はBandcampでもデジタルで売られていたが現在は削除されている模様。
//MY FAVORITE//
#5 Season of Solitude Part.I
当時CDでリリースされればもう少し話題になってたんじゃないでしょうかね…。
ちなみに日本にも同名のメタルバンドが存在するようです。
