2007年03月31日

戦国武将に見る成功の秘訣

戦国武将で有名と言えば・・・
「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」であります。

でもって、織田信長と言えば、強敵「今川義元」を破った「桶狭間の戦い」が有名であります。

一説に拠れば、「織田軍4000人 vs 今川軍25000人」での勝負ですので・・・
その後、織田軍の「ストップ高」連発も、うなづけると言うものであります。

・・・と言うか、兵力「4000人」と言うことは・・・
織田信長が、田舎の弱小大名であることを示唆しております。

よって、ある意味、織田信長は、「ベンチャー企業」と言えるかもしれません。
(そう言えば、ホリエモンも元気な時は「信長」に例えられてたことがありますからね)

さて、そのベンチャー企業である織田軍は・・・
どのようにして天下を望めるまでに成長出来たのでしょうか?

私が思うに、ベンチャー企業の利点は、「スピード」であります。

では、なぜ、ベンチャー企業はスピードがあるのでしょうか?

その答えは、おそらく、「しがらみがない」からではないでしょうか。

例えて言うなら、ベンチャーが、結婚する前のカップル及び、「新婚」の夫婦で・・・
老舗が「熟年」の夫婦と言った感じですね。

また、恋愛は「アクセル全開」、結婚生活は「安定走行」と言った感じがしますし・・・

更に、織田軍の場合は、「天下統一」と言う単一の「価値観」が・・・
意思決定、命令伝達の簡略化、迅速化を助け・・・

よりスピードが増した!ように思う次第であります。

しかしながら、「スピード=成功」ではありませんので・・・

スピードのみのイケイケドンドンは・・・

小さくは、「ライブドアショック」
大きくは、「本能寺の変」を産むもとになったのかもしれませんね。

ただ、人材(組織力)の足りない、ベンチャー企業の場合は・・・

人材をフル活用(つまりスピード活用)しなければならないことも、また事実ですので・・・

「スピード=失敗」と、ベンチャーを悪く見るのも間違いのもとのように思います。

よって、私的には、単なるスピードよりも・・・

ここぞ!と言う時に、全速力で走ることが出来る「瞬発力」こそが・・・

「成功」の鍵を握っているように思う次第であります。


ちなみに、私的には、企業運営は、「短距離」「中距離」「長距離」の・・・

「中距離」にあたるように考えていたりします。

なぜなら、「短距離」は、ブームに乗れるかどうかのギャンブル経営ですし・・・

「長距離」は、理想を並び立てる机上の空論経営になりがちですからね。

ちなみに、こう言った考えですので、「長距離」経営を言い立てて・・・
「株主還元」に背を向ける経営者には、冷ややかな視線を送っている次第であります。

なにせ、配当のみで考えますと・・・
配当率1%で「100年」、配当率2%でも「50年」掛かる計算ですからね。

でもって、10年後だって予測するのが難しいですのに・・・
50年、100年の計画を立てて、どうするんでしょうか?

また、計画(ルール)を立てたところで・・・
原発の事故隠しや、不正会計、はたまた、番組ねつ造等・・・

守らない、守れないこと多しですので・・・

「長期=計画的で良い」(短期=無計画。短期株主は悪)と単純に考えるのではなく・・・

日々、計画をチェックすることで・・・
守れる計画を立て、また、その計画を守ることの積み重ねによって・・・

短期が、中期となり、中期が長期となって行くようにすることが・・・
「成功」する道のりなのではないでしょうか?


さて、信長が、ベンチャー企業型の経営者であるとしますと・・・

秀吉は、どのような経営者なのでしょうか?

私的には、「時価総額重視型」経営者のように思う次第であります。

よって、ある意味、ライブドアの一時期は、秀吉型の側面があったかもしれませんね。

でもって、この型の経営は、事業が拡大している時には・・・
非常に強い力を発揮するのですが・・・

いったん、壁にぶち当たってしまいますと・・・
一気に崩壊するモロさも内包しておりますので・・・

小さくは、「ライブドアショック」
大きくは、「朝鮮出兵失敗」(豊臣家没落の要因)を産むもとになったのかもしれませんね。

ん〜、そもそも、市場には、限りがありますので・・・
無限の規模拡大思考は、無理があると言うものであります。

よって、成長の限界を認めようとせずに・・・
多角化経営に乗り出そうとする経営者を見ておりますと・・・
ため息連発なのであります。

ん〜、本業の成長の限界までは、ひたすら再投資に資本を振り分け・・・
成長の限界が来たら、一気に資本を株主に還元する。

こう言う、真っ当な経営者が少な過ぎますので・・・
どの企業も、最後は巨額の負債を抱えて倒産するのでしょうね。

なにも、すべての経営者が、「天下」を取りに行く必要などないと思うんですけどね。

よって、負けると思ったら、さっさと撤退する。

ん〜、これなどは、戦略戦術の基本だと思うのですが・・・
「経営者」と「株主」が、乖離し・・・
経営者が自己利益のみを追求しますと・・・

「撤退」と言う選択肢は、経営者の辞書から消え失せてしまうのでしょうね。


でもって、信長、秀吉と来れば、最後は、「家康」であります。

さて、家康は、どのような経営者なのでしょうか?

私的には、「年功序列+成果主義型」経営者のように思う次第であります。

例えば、長年、徳川家に仕えて来た「譜代」には・・・
給料を低く抑える代わりに、権力を持たせ・・・

後から味方した「外様」には・・・
給料を多く与える代わりに、権力を握らせない。

また、働きに応じて、給料・権力を決める「信賞必罰」も取り入れておりますので・・・
昇給するものがあれば、減給されるものもある。

昇格するものがあれば、降格されるものもある。

つまり、差し引きゼロ!

でもって、このゼロこそが、バブルを生み出さない要因となりますので・・・
堅い経営となり、長期に渡って政権を持続出来たのではないでしょうか?


・・・ってことで、「信長」「秀吉」「家康」から・・・
成功の秘訣を学ぶとしますと・・・

「適材適所」(人材登用)と「信賞必罰」(成果主義)になるように思います。

でもって、企業の三権分立は・・・
「株主」「経営者」「社員」ですので・・・

それぞれが、それぞれの価値を相互に見出し・・・
その価値に見合った報酬を与えることこそが・・・

それぞれの「成功」に繋がるのでは?と思う今日この頃であります。


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どうも、日本のメディアは、小さいことを大きく報道し・・・
大きいことを小さく報道する・・・
戦時中の「大本営発表」的なところがありますので困り者であります。

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Posted by neeter at 19:08Comments(47)TrackBack(4)