鴨がネギしょってやってきた

こんにちは!ここは読み終わったミステリ小説や漫画の感想などを綴ったブログです。

C・デイリー・キング タラント氏の事件簿[完全版]

新樹社から出版されたタラント氏の事件簿。短編集が刊行されたあとに書かれた短編4編も収録した完全版ということで、再読してみた。

キングといえばオベリストにABCというマイケル・ロードシリーズがあるのだが、それよりもこの一冊の短編集のインパクトが大きい。
トレヴィス・タラントという謎の紳士が不可能興味あふれる事件に挑むというのが基本のパターン。語り手のジェリーの視点から彼との冒険が描かれていく。
再読しても面白かった話は「〈第四の拷問〉」。船からみな飛び出して溺れ死んでしまうというセレスト号事件に挑んだ作品なのだが、真相のインパクトが強い。再読するとタラントは推理出来てなかったんだなと。伏線はばっちりはってあるが、真相を推理するのは難しいだろう。

そして何より「最後の取引」。本格の短編集だったのが、急に別のものになってしまうような異様な展開が忘れられなかった。解説にもあるが、「カリブ諸島の手がかり」のラストを連想してしまう。

最初に読んだタラントものの短編がアンソロジーに収録された「危険なタリスマン」だった。「最後の取引」の直接の続編なので、今回続けて読むのが楽しみだった。これだけ読んでも面白いのだが、やはり続けて読むと格別だ。

他の追加された短編はやはり出来が落ちるものの、初めて読むことが出来て楽しかった。

東野圭吾 マスカレード・ナイト

シリーズ3冊目は長編に戻って、ホテルを舞台にした事件を描いている。
ホテルに殺人犯が現れるという匿名のメッセージから、新田刑事が再びホテルマンとして潜入捜査をすることに。
また山岸尚美とのコンビだと思ったが、別のベテランホテルマンが教育係になってしまった。
今回は山岸の出番はないのかと思ったが、短編であったように利用客のトラブルを解決するお仕事小説として出番が多かった。プロポーズの手助けを頼まれるものの、相手の女性からは上手く断るのを手伝うように頼まれてしまうなど、なかなか無理難題だ。
むしろ新田の捜査よりも、山岸の仕事の方が読んでいて面白かった。
それでもちゃんと彼女の仕事が、最後には事件に絡んできたのはよかった。

新田と犯人の会話で、ある犯罪事件への警察の対応のまずさが非難されるのが印象に残った。

シリーズとしてはこれで完結なのかなと思うが、これくらいでまとめておいた方がいいのかも。

今日届いた本

こんばんは。銀行の担当者と面談した時に、相手から風邪をうつされた根岸鴨です󾭛
いやー調子悪いー、インフルエンザかと内科行ったけどインフルじゃなかったのでホッとしました。
土日はゆっくり本読んでますかね。
ちょうど図書館から新刊も来ました。

C・デイリー・キング タラント氏の事件簿 完全版
笹沢左保 流れ舟は帰らず
東野圭吾 マスカレードナイト

以上3冊。
タラント氏はハードカバーで読んで大好きだった短編集の完全版! これが一番嬉しいですねー

笹沢左保は木枯らし紋次郎ものの傑作選。一冊だけ読んでいるので面白さは理解しております。

東野さんのはやっと順番回ってきました。病院の待ち時間にちょっとだけ読んでますが、少しストレスのたまりそうな人物が出てきましたね。
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