鴨がネギしょってやってきた

こんにちは!ここは読み終わったミステリ小説や漫画の感想などを綴ったブログです。

中山七里 ワルツを踊ろう

会社が倒産した溝端了衛は、20年ぶりに故郷の村に帰るが9人だけの村は彼を歓迎せず…

著者の作品の中でも特に読みにくい長編かもしれない。都会育ちの主人公が田舎の年寄り達と何とかコミュニケーションを取ろうと頑張るのだが、裏目に出るばかりで迫害され追い詰められていく。
言わば村八分が出来るまでを描いた作品と言えるものだ。

帯には「容疑者は村人全員!?」と書いてあるのを真に受けて、フーダニットものになるのだろうと思ったのだがまるで違った。
お仕事ものとして途中面白くなりそうになったのだが、またストレスのたまる展開になってしまい、正直読むの止めようかと思ったほどだ。このストレスが終盤の大爆発でスカッとさせてくれる。スカッとしていいのかどうかだが。
そうか実際にあった超有名事件を、現代版にしたようなものなのかと合点が行った。展開としてはルース・レンデルの長編のようなものだ。

ここまでストレスのたまる読書も久しぶりだったが、読み終えてみるとまだ著者の作品を読んで行こうという気になった。

今日届いた本

こんばんは。雨が続いていやになりますね󾀂何だか忙しくて借りた本のリストを書く時間がありませんでしたよ󾭛
昨日届いた本は…

アーナルデュル・インドリダソン 湖の男
知念実希人 崩れる脳を抱きしめて
愛川晶 手がかりは「平林」
市川憂人 ブルーローズは眠らない

インドリダソンは前作「声」が凄くよかったので、今回も楽しみです!

知念さんのは今回どういう長編なのかわからないので、調べずに読んでみましょう。

愛川の紅梅亭の新刊は一年経たないうちに出るとは󾠓 いやー嬉しいなぁ。

市川さんは2作目。デビュー作が評価されたので、2作目も面白いといいですな。

あとは読み終えた本の感想書かないと。

天祢涼 希望が死んだ夜に

同級生を殺害した女子中学生は黙秘しており、真壁刑事は少年係と組んで捜査にあたるが…

著者の新作は貧困家庭の子供に迫った長編だ。
横山秀夫の作品が頭にあるようで、被疑者も口にしている。
犯人とされる少女と被害者は学校でも接点がなさそうだったのだが、被害者の抱えていた秘密は二人の関係を変化させていく。やるせないとしか言いようがない展開は考えさせられる。彼女達を助けられない大人社会の無力さ。

沈黙していた彼女の真意が明らかになってからが、本格としての始動となる展開は面白かった。著者も自信作というだけのことはある力作だ。
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