本日(25日)アップルストア銀座にて


今回は4時間のスペシャル版。

4人による4セッション。とにかく贅沢な4時間でした。

以下4名です。

・熊沢新之助さん(株式会社マキビシ
・佐分利仁さん(株式会社メタルレッド
・高広伯彦さん(スケダチ | 高広伯彦事務所
・関橋英作さん(株式会社MUSB

そうそうたるメンバーです。

今日から3回に分けて、それぞれのセッションで感じたことを書いていきます。

今日は、熊沢さんとサブリンこと佐分さんのセッション。

明日は、高広さん。明後日は、関橋さん。


まず、熊沢新之助さんのセッションから印象に残った話。
※少し簡略に、意訳して記載※

いつも遊び心を忘れない。

大切にしていること
・tech(最適化 / 技術)
・idea(スタートとゴール)
・design(目的と機能) ※見た目だけではない!
これら3つのバランスが大切


常に確認すること
・それらがシンプルであるか?
・言葉がなくても伝わるか?
・ユーザーからの視点なのか?


makibishi


クリエイターがもつべき視点だと思います。

最近、私のまわりのクリエイター(?)に「いつも遊び心を忘れない」精神をもっていない人が結構いるなと思ってます。
※たぶん私のまわりだけです。

広告という仕事柄、クライアントの問題・課題解決をするためのソリューションの提供という職務はありますが、何も生真面目になる必要はないと思ってます。

そもそもユーザーは「遊び心」に引き寄せられる一面をもってますから、こちらが「遊び心」を忘れてはいけません。

でも、数字に追い詰められたバナー制作者(クリック率至上主義者)やサイト制作者(コンバージョン至上主義者)は特に「遊び心」を忘れがちです。
※もはや「クリエイター」ではないですね。ですので私のまわりにいるのはクリエイターではないです(訂正)。

正直、私はそのような人間と一緒に仕事をするのは遠慮いたします。

仕事は楽しくやりたいです。誰だってそう思うはずです。



続いて、佐分利仁さんのセッションから印象に残った話。
※少し簡略に、意訳して記載※

ヴィッツ(トヨタ)「シャンブル ア パリ コレクション」を例に。

提案型の売り方でいこう。

部屋 ⇒ 服 ⇒ おでかけ ⇒ ヴィッツ

部屋(ヴィッツが提案している箱)をユーザーに提供。

そこにいかに自分の個性を付け加えていくか。

車から入るのではなく、ライフスタイルから入る。

いかに女性がウキウキするかを考えたサイト作り。

saburin


おもてなしの心を感じます。

自動車を売る企業とはいえ、「車、車」言ってユーザーにアプローチしても、ユーザーは動かないと思います。

なぜなら、自動車中心で生活しているわけではないですから。

もっと言ってしまえば、「車は生活になくてはならない存在ではない」と思いはじめた若者が多くなって、自動車離れという現象を生み出しているのではないでしょうか。

だとしたら、「車、車」言っても仕方ありません。

それならば、ライフスタイルの一部としての車という提案がいいのは、言うまでもありません。

ファッションの一部という考え方でも、雑貨の一部としてという考え方でも何でもいいと思います。

製品を生み出す企業が製品に近いコミュニケーションをしてしまう気持ちも、わからないわけではありません。

世に出した責任と製品への愛情があるわけですから。

でも、そうやって製品にズームインしてしまうと、比例するかたちで生活者は離れていく危険性があります。

圧倒的な集客力を持つ「カリスマ製品」なら話は別ですが、そんなもの今どきあまり数は多くないと思います。

それならば一度、ズームアウトしているべきです。

この製品があると、「あなたの生活がどれだけ幸せになります」とか「どれだけ便利になります」とか「どれだけ魅力的になります」といった提案をしてあげなければ生活者は見向きもしてくれません。

伝えるためにどのようなアプローチをとるか。

そして、目的を達成するためにどのようなアウトプットにするのか。

サイトには、その「おもてなし度」が出てくるものだとあらためて痛感しました。


アップルストア銀座&タナカさん(ピクルス)に感謝