2008年09月

「蒲生邸事件」宮部みゆき

ブログネタ
宮部みゆき に参加中!

ずいぶん前から気になって、
古本屋で文庫本をゲットしていたが、
美味しいものはあとに取っておく、
じゃないけれど、読むのが後回しになっていた。

歴史観を語ったくだりに、う〜ん、と唸ってしまう。

「歴史は自分の行きたいところを目指す。」
「歴史には歴史自らの意思があり、
行きたい方向へ行くのだ」(文春文庫p213より)

ある意味、諦観的な運命論みたいに聞こえなくも
ないが、でも。

この作品には、時間旅行のできる能力者が
出てくる。
だけど、彼はそのことを喜んでいない、
むしろ、これは病気みたいなものだから、と、
自分の能力がもたらす弊害に苦しんでいる。
宮部さんの作品に出てくる特殊能力者は、
共通して、暗い。
どんなに珍しい能力があっても、
それは本人にとっては当たり前のことに過ぎないし、
人にはそれぞれ、背負う苦しみも悩みもあるワケで。


主人公の浪人生が、図々しすぎてイヤだ、
というレビューを某所で読んだ。
あぁ、それ、私も途中で思ったなぁ、と思った。
無茶というか、おせっかいというか。
宮部さんの作品には、よく出てくるんだよね。
そうしないと話が進まないから仕方がないかなぁ、
とも、思うんだけど。

でも、最後には、共感できた。
昭和初期、二・二六事件のころの日本を、
まるで自分も見てきたかのように、
蒲生邸の住人やその時代の人々に思いを馳せる。
時間旅行に、自分も一緒に連れて行って
もらったかのような。

そうだ。
宮部みゆきさんこそ、
時間旅行の能力者なのかもしれない。

「謎002」宮部みゆき・選

ブログネタ
宮部みゆき に参加中!

スペシャル・ブレンド・ミステリー第2弾。
第1弾は東野圭吾さんだったが、それとは
コメントの入れ方も内容も異なる、宮部さんらしいスタイル。
まず先に年表があって、その時代を振り返るコメントが
あって、それから各作品の紹介があって、
それから初めて、さぁ、どうぞ、と。

印象に残ったのは森村誠一の「企業特訓殺人事件」と、
夏樹静子の「酷い天罰」かな。
作家では、原りょう(←漢字ですが、変換できない字のようです)、
まったく知らなかった人で、ジャンルとしてはハードボイルドなんだが、
宮部さんはすごくお好きなようで、推薦文も力強い。
そのうち、単行本を読んでみようかと思っています。

興味深かったのは、本を読むとき、作者の性別を気にしますか、
という宮部さんの問い。
宮部さんは、基本的にはしないそうです。
しかし、「作品の性別」は、気になるんだそうで。
どういうのが男性的でどういうのが女性的なのかって
いうと、実はひどく曖昧だから、こういう分類も、
じつはナンセンスかも、という但し書きも、あるんですが。

宮部さんの作品は、私の私見では、どちらかというとやっぱり
女性らしい視点にあふれているなぁ、と思うことが多いんですが、
「模倣犯」のときは、ふと、作者が女性であるのを、
忘れて読んでいたときがありました。
創作の中で性別を越えることも、作者としてはある意味
創作の醍醐味なのかもしれないと、思ったりします。
読者のほうも、性別を越えた楽しみ方ができれば、
いいのですが。なかなか・・・

ところで、このシリーズの第3作が、出ているようです。
次の選者は、恩田陸さんとか。なるほど〜!
本屋さんへ行ったら、のぞいてみよう・・・ヽ( ´ー`)ノ

 

藍沢先生

ブログネタ
コード・ブルー に参加中!

こういうことは、本来、気をつけて書くべきなんだが。
殴られそうだし、少なくとも石のひとつやふたつは飛んでくる?
でなければ、噴飯ものだろうな。ホント。

知らなかったんだ〜。
藍沢先生が、その昔、「青春アミーゴ」だった、なんて。(゜∇゜;)
信じられなくて、ネットでPVを見た。
おぉ・・・本当だ。
髪の色もヘアスタイルも違うけど、歌っている。踊りながら。

ついつい、こみ上げてくる笑いを抑えつつ、思った。
アイドルだったんだなぁ〜。
でも、ちゃんと外科医に見えてたな。
それって、演技がしっかりしているってことなんだろうな、と。

んだけど、やっぱり、私の中では、彼は「藍沢先生」です。
はい。ヽ(´ー`)ノ

「使命と魂のリミット」

ブログネタ
東野圭吾 に参加中!

医療ものだと思って読むと、多少の肩透かしは
あるけれど、東野圭吾さんは医者じゃないし。

何よりも、読後感のさわやかな作品で、
読んでよかった、と思える作品。

最近、「コードブルー」というTVドラマに
はまっていたので、若い女性の研修医さん、
白石先生の顔を思い浮かべてしまった。

作品の中に「アリマ自動車」という会社が出てくる。
この会社名を、私は作品の半ばを過ぎるまで、ずっと、
「マリア自動車」と読んでいた。
妙にセンチメンタルな社名だなぁ、とは思ったが、
まぁ小説だしね、あるかも、なんて。(゚∇゚ ;)

クライマックスに入ってからの、
真瀬望、という若い看護師さんの行動がよかった。
自分だったら、とてもできなかっただろうという
気がする。
それが医療現場に携わる、プロというものなのかな。


「 L change the WorLd 」

ブログネタ
映画 DEATH NOTE―デスノート― に参加中!

パソコンを使って観たが、
これを観ていると、キーボードを使うとき
変な使い方をしそうになる( ´艸`)
つまりL的な。

子どもの扱いに慣れないLの姿がユーモラス。
父親を失ったショックにうちひしがれる少女に対し、
背中に隠したお菓子の串刺しを差し出すL、とか。

事前に聞いていた噂通り、映像は一部、
かなりグロい。
映像のグロさだけをとれば子ども向きとは
いえないのだが、それでは大人向けなのかと
いうと、ウイルスの取り扱いが妙に雑だったり、
ストーリー的にまるで昔の子ども向け実写版
ヒーローもののような大雑把さで。

対象年齢不明なエンターテイメントだった。

しかし、主演の松山ケンイチくんの魅力は、
存分に出ていたと思う。
「デスノート」のときは、原作のLとの異同にばかり
気をとられてしまったが、
今回の映画は、原作とは違うLだったせいで、
逆に、役者としての松山くんの良さが
感じられた気がする。

まぁ、単に運動神経の鈍い猫背の若者、
っていうのは、明らかに、
原作に対する誤解だとは思うんですけど。( ´艸`)




 

記事検索
楽天市場
ギャラリー
  • 好きな絵を毎日見る。
  • 氷川丸のお掃除
  • 秋の林
  • 「江ノ島と小さなヨット」
プロフィール

ねじればな

livedoor × FLO:Q
  • ライブドアブログ