テレビアニメや映画化などもされた大人気ゲーム『ポケットモンスター』(以下、ポケモン)。その『ポケモン』に登場する人気キャラクター・ピカチュウを題材にしたゲーム『名探偵ピカチュウ』が、ハリウッドで実写映画化されることが29日、都内で行われた制作報告会見にて国内で正式に発表された。『ポケモン』シリーズが実写映画化されるのは初となり、全国東宝系にて来年5月に公開されることが決定。あわせて、初解禁の日本版ティザービジュアル&プロモーションビデオ、キャスト情報も公開となり、日本からは俳優の渡辺謙が出演し、人間の言葉を話すピカチュウの相棒・ティム役の日本語吹き替え版キャストとして、竹内涼真が声優に初挑戦する。
【場面写真】探偵帽をかぶった実写版ピカチュウ
1996年にゲームボーイソフト『ポケットモンスター赤・緑』が発売されてから、ゲームはもちろんアニメ、映画、カードゲームなど20年以上愛され続けている『ポケモン』シリーズ。今回実写映画化される『名探偵ピカチュウ』は、2018年にリリースした3DS用のゲームソフトが原作で、主人公のティム・グッドマンが、ライムシティという街を舞台に、相棒のピカチュウと一緒に謎を解きながら、事件に巻き込まれた父親を探すミステリーアドベンチャー。『パシフィック・リム』『ダークナイト』シリーズを手がけたレジェンダリー・ピクチャーズが、映画でポケモンたちと人間が共存する世界を現実にする。
実写映画化されることは海外ですでに発表されており、1~5月にロンドンを中心に一部スコットランドとロサンゼルスで撮影。海外で配給を行うワーナー・ブラザースが13日に初公開した予告映像では、フシギダネ、プリン、リザードンといったポケモンが多く登場し世界中で話題になった。
また、同作に登場するピカチュウは、声優・大谷育江による「ピカピカー!」といったこれまでのキュートなキャラクターとは対照的で、人間の言葉を話し、憎まれ口を叩きながらコーヒーが好きという、中身は“おっさん”のような自称“名探偵”。予告映像では女性に「かわいいー」と言われ「君もかわいいよ」と返事をするピカチュウの声もお披露目。ゲーム版は『鋼の錬金術師』(2003年版)のロイ・マスタング役などで知られる声優・大川透が務めていたが、ハリウッド実写映画では『デッドプール』主演のライアン・レイノルズが担当している。
そのほかの主要キャスト陣も決まっており、相棒のティム役を『ジュラシックパーク/炎の王国』に出演したジャスティス・スミス、父親探しに協力するルーシー役をキャスリン・ニュートンが務めるほか、日本からも渡辺が出演。監督は『シャーク・テイル』『ガリバー旅行記』のロブ・レターマンが務める。また、この日の制作報告会見では、ティム役の日本語吹き替え版キャストに俳優の竹内涼真が起用されることが発表され、声優に初挑戦することになった。
ロブ監督は「子どもがいて、いろんな商品を買っている消費者。監督として参加することになって、子どもは喜んでくれました」と笑顔で伝え「この作品は『グッド』ではなく『アメイジング』です!」と作品の面白さをアピール。
ジャスティンも「起用が決まった時はレストランで1人だったのですが、参加することが決まり『やったぜ!』と叫んでしましました」、キャスリンも「オーディションの時は情報があまり解禁されてなかったのですが、こうして参加することができてうれしい」と喜んだ。
初公開となったティザービジュアルには、ベロリンガやカイリキー、イーブイの尻尾、ゲーム道具の「MOOMOO MILK」(モーモーミルク)といった看板が描かれており、『ポケモン』ファンにはたまらない一枚になっている。
(出典 news.nicovideo.jp)
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