愛と欲望の日々

サザンオールスターズ大好き!!をベースに、
日々の雑感や創作などを綴っています。

生まれ変わった体で

ブログネタ
医療・病気・治療 に参加中!
ここでの報告遅れてました。

先週末、病理結果出ました。
(術後、ちょうど2週間め。退院後初の診察日でした。)

「高度異形成、断面陰性。」

つまり、ガンまで進んでなかった、
悪い部分取り切れ、広がってなかった、ということです。

(まあ、アメリカの分類では、これもガンなんですが。
やっぱりイメージとか印象として、ガンじゃなかったって思いたい)

●病理の表記●
N/C比の高い異型細胞が上皮の深部から表層近傍まで密に増生している。
最表層では核が扁平となっており、分化傾向はぎりぎり保たれていると考える。Severe dysplasiaの像である。
Gland involvementをしばしば認める。切除断端は陰性。

↑意味さっぱりわかりません。
Severe dysplasia=高度異形成 とりきれましたよ、しか説明なかったから。

とにかくよかった〜と頭ん中、白くなったのと
次の診察日を決めるのとか、それまでの過ごし方とか聞くことが多かったのと

その日は本来先生は外来の日じゃないのに
私の都合に合わせて、来てくださっていたのを知っており、
さっさと処置台にあがらなくちゃと思ったので。

ああ、よかった。とりあえず、よかった。

ただ…
「完治なの?」と聞かれたのだけど
ガンの完治と言うのは、5年間転移・再発がない場合を言いますね。
私のケースも同じみたいです。

予防法があるわけでもなく
(予防ワクチン、罹患者には意味がないと言われているし…
治験は始まっているようですが)
ただただ経過見て、待つしかない。

私にできることは、
考えすぎない、ストレス溜めない!

それと、
「もう出血も終わるだろうから、お風呂・自転車もOK」
と言われたけど、
まだ終わってないので、ちょっと我慢することかな〜
完全安静も、他の部分(胃腸とか筋肉とかね)のためによくないらしいので
近場は遊びに行きたいと思っております♪


今日のタイトルは、桑田佳祐さんの退院コメントから。
新生・ゆちゃとして皆様とお逢いできる機会が持てることを、今から楽しみにしております♪

足が触れたのは 故意(わざ)とだよ

ブログネタ
サザンオールスターズ に参加中!
〔前回の続き〕


優しさをありがとう  キミに惚れちゃったよ
立場があるから  口に出せないけど
居酒屋の小部屋で  酔ったフリしてさ
足が触れたのは  故意(わざ)とだよ


ここの歌詞には本当にびっくりした。
この歌詞を聴いたとき、
私ブログに書いたっけ? どこかに投稿でもしたっけ?と思った。

今の彼との出逢いはいつものサザンな集いだった。
初対面のときは顔を覚える程度だった。
話すきっかけになったのは、
例年夏の海で行われる集いの2次会の、居酒屋の小部屋で。
私は1次会の潮風と踊った汗でベタベタの体を温泉で流してから参加するのが常で、
その日も遅れて到着した。

2列あるうち、いつも座る方の列がほぼ満席で、
もう1列は終電で帰る人たちがちょうど一斉に立ち上がり、スカスカに空いていた。
参加回数の浅い彼をポツンと座らせておくのは可哀想で、彼の隣に座った。

毎度オールするその集まりで、
手術後日の浅かった私はアルコールを控えめにしており、
朝方になるとだんだん湯冷めして寒くなってきた。

偶然当たった彼の足が温かくて、そのまま、 故意(わざ)と、彼の足に触れていた。
彼は気づかなかったらしいけれど…

寝てしまう人も増えるなかで、お互いの自己紹介をぽつりぽつりとしていた。
本当は見た目以上涙もろい過去があること。意外な共通点。
もっと話してみたいと思った。
「他人」だからあけすけに話せるのかもしれなかったし、
もうすでに「惚れちゃった」のかもしれなかった。



満月が都会の ビルの谷間から
「このオッチョコチョイ」と 俺を睨んでいた



ここを聞くと思い出すのはそれからずーっとあとのことだ
私の病気がわかってからのある日
うちに来ていた彼が帰るのを玄関で見送って
SNSを開いたら「今日、スーパームーン」と誰かがつぶやいていた。

すぐさま靴をつっかけてエレベーターの押しボタンを連打し
走って走って彼に追いついて
「ねえ!」と声をかけたら彼がびっくり
「今日スーパームーンだって、月が大きく見えるんだって、願いが叶うんだって」と
息を切らせながら説明、
「見に行こう!」とまるで中学生カップルのように
彼が私の手をつかんで走って歩道橋に上がった
けれど雲に隠れて月はどっちに出ているかすらわからなかった

がっかりしている私に「しゃーない」と言って彼は駅に向かい、私は家路についた
部屋についたら彼から電話



「今、ホーム。うっすら、月が見えてきた!おっきい月や!
優子の家のベランダから、見えんか!?
絶対治るって祈ったから!大丈夫やからな!」



ビルの谷間に輪郭だけ浮かんだ満月。涙が溢れて止まらなかった。
あの月は私に微笑んでいたのか、睨んでいたのか。
稀なことだという、満月の中秋の名月を見ながら、改めて思う。




I will never cry.
この世は 弱い者には冷たいね
終わりなき旅路よ  明日天気にしておくれ
恋人に出逢えたら  陽の当たる場所へ連れ出そう
命預けるように  可愛いあの娘とネンネしな




この歌がオンエアされてしばらくは
録音したカーステレオで何度もリピートした。

朝、車を木陰に停めて彼がコンビニに
眠気覚ましの缶コーヒーを買いに行った。
助手席の暗い車内で
私はひとりこの歌を聴き続けていた。


「恋人に出逢えたら  陽の当たる場所へ連れ出そう」
のところにさしかかったその瞬間、
フロントガラスの向こうに遠く彼の姿が見え、
彼にパアッと陽が射した。

ああ。
私はこの人が居なくて、もし病気になっていたら、
きっと仕事も辞めて、絶望して、手術の日まで、
別に何の自覚症状もないのにひきこもっていただろう。

そして、すべての欲が無くなる「あの病気」にまた、なっていただろう。
毎週末のように食事だ、ドライブだ、遊園地だ、花火大会だ、と連れ出してくれるような人だから、
日々不安になりながらも、精神的な病にはならずに済んでいるんだ。

と思えて涙が止まらなくなり、
戻ってきた彼氏を
「な、なんで泣いてるんや!痛いんか、どうしたんや、何があったんや!」と慌てさせた。


この曲を聞くと、こういう全ての思いが、私の半生が、私を襲ってくる。
聴くたびに歌詞が沁み、曲が沁み、唄い方が沁みる。

思い出すものが喜びや夢ばかりじゃなく辛い思いであってさえ
サザンが好きでよかった、桑田さんを好きでよかったと思う。

桑田さん、どうかこれからも新しい歌を作ってください、歌ってください。

今日のタイトルはサザンオールスターズ「栄光の男」から。

生まれ変わってみても

ブログネタ
サザンオールスターズ に参加中!
病気の話とうってかわって
ある曲で私が思い出す・思い浮かべることをつらつらと書こうと思う。

私はある時期まで「この曲を聞くと、この情景を思い出す」ということが
サザン・桑田作品に関しては少なかった。

もう少し正確に言うと、
たいていの曲はその曲を最初に聞いたラジオの前だったり、そのあとのライブ会場だったり、
桑田さんが話したこととか、「この曲はあれに似てる」と思ったこととか、
サザン・桑田さんもしくは曲そのものに直結する直接的な記憶・感想に舞い戻ってしまい、
何かほかの自分だけのエピソードと先に結びつく曲というのは少なかった。

だから誰かが「朝方ムーンライト」を聞くと線路を歩いたことを思い出すとか
「彩〜Aja〜」を聞くと新生活を始めたころを思い出すなんて話がよく飲み込めなかった。
「KAMAKURA」を聞くとヘビロテしていた受験生の日々を思い出すんだけど、
それはアルバム単位なのでちょっと違う気がする)

それが、少しずつ、サザ友が増えるにつれ、
誰かが何かを言った内容や曲のかかっていた情景が重なるようになった。
昔の曲でも改めて、忘れられない思い出が乗っかることもあった。

だけど、こんなに一曲で多くのことを思い、たくさんの状況が浮かぶ歌はかつてなかった。
最初に聴いたときは『祭りのあと』のサザン版ね、なんて相変わらずの第一印象だったのが、
聴くたびに歌詞が沁み、曲が沁み、唄い方が沁みた。


『栄光の男』

ハンカチを振り振り あの人が引退(さ)るのを
立ち喰いそば屋の テレビが映してた
シラけた人生で 生まれて初めて
割箸を持つ手が震えてた



「あの人」が長嶋茂雄であることは
桑田さんがはっきり言っていたこともあって
もちろん否定しない。

けれど自分にとって「あの人が引退るのを」
「手が震え」る思いで見たのはやっぱり桑田さんだった。

5年前、サザンの休止前のライブ。
いつも最後に去る彼が、真っ先にステージを降りていく。
それは初日も最終日も同じで、思いつきではなかったのだろう。

桑田さんが歌手を辞めるわけではないとわかっていても
この先どうなっちゃうんだろう、と思ったあの日。
ライブでは、その人が「そこ」に戻ってきた安堵が不安を解き放つ。

だから、私にとって「サザンの桑田さん」を見る場は日産でなくてはならなかった。
(小さい「箱」が魅力で、NHK観覧の応募はしたけど、念が足りなかったか当然の落選)
今回は単なる初日フェチ以上にその場を欲していた。


「永遠に不滅」と 彼は叫んだけど
信じたモノはみんな メッキが剥がれてく


サザンはずっと歌い続ける」は歌い
「もったいないから解散しません」と言ったけど
「絶対」はないと疑った日もあった。


私は永遠を誓った愛に終止符を打った
それはどちらが正しいという事情ではなく
どこかでもう一度メッキを塗り直してもよかったのかもしれなかった
そうしなかったことを悔やむ気持ちは少しある
もう間に合わなかったと思うけれど



反対に私が精一杯尽くした人
「いつでも連絡して」の言葉を残して去った
問いかけへの無反応
落胆するのは恩着せがましいのか
あなたにとってそれも愛なのか


I will never cry.
この世に何を求めて生きている?
叶わない夢など 追いかけるほど野暮じゃない
悲しくて泣いたら 幸せが逃げて去っちまう
ひとり寂しい夜 涙こらえてネンネしな




産婦人科の看護師の孫に生まれ
「大人になったらお母さんになりたい」と書いた小学生
大好きだった担任に「お前が仕事をしないなんてウソだ」と書き直しをさせられた



子どもが欲しいという夢を何度追いかけて諦めただろう


本当は子どもを欲しくなかったと明かすパートナーを翻意できたのに
妊娠に向かない薬の服薬が始まり、そして数年なんとか終わり
好きになった人が大病に見舞われ、科学的な方法しかないのかと覚悟し
具体的に進められないまま歳を重ね、リセットも含めさまざまあぐね

もうあれもこれもハードルが上がり観念しかけ
まさかぎりぎり叶うのかも、と最後の望みに近づいたところで
妊娠の困難に直結する病気が発覚するなんて





ねえ、神様はどうしてこんなにも私に子どもを持たせるのが嫌なのかなあって



我慢していた言葉が出てしまって

それでもぽろぽろ私以上に大粒の涙を流しながら
「お前がおったらそれでええ」と
無類の子ども好きなのにそう言ってくれる人がいる
悲しくて泣いたらこの幸せも逃げて去っちまう


ビルは天にそびえ 線路は地下を巡り
現代(いま)この時代(とき)こそ 未来と呼ぶのだろう
季節の流れに 俺は立ち眩み
浮かれたあの頃を思い出す



現代(いま)この時代(とき)が 未来なのなら
もっと医学が発達してほしい もう少しなんとかなりませんか

そして自らを振り返り
あのときもっとああできなかったか もう少しこうできなかったかと思い起こす


もう一度あの日に 帰りたいあの娘(こ)の
若草が萌えてる 艶(いろ)づいた水辺よ


どこまでさかのぼれば、どの日に帰れば
この夢は叶ったのかと思い巡らす


生まれ変わってみても
栄光の男にゃなれない
鬼が行き交う世間 渡り切るのが精一杯




そして悟る
私は私なりに精一杯夢に向かってきたつもり
踏み外したところはたくさんあって けれど
生まれ変わってみても
きっと同じような選択をしてしまう



老いていく肉体(からだ)は 愛も知らずに満足かい?
喜びを誰かと 分かち合うのが人生さ



新しい愛を知った
そして病気を通して周りの大きな愛にまた気づいた

私が生まなくても
二人が繋がるだけで「ファミリー」は増える、と
血が繋がらない「ファミリー」もいつだって連れてくる、と

夢が夢の通り叶わなくても
人生は悪くない。


[続く。歌も続く。]
今日のタイトルはサザンオールスターズ「栄光の男」から。

木漏れ日揺らす蝉時雨は今はどこに?

ブログネタ
医療・病気・治療 に参加中!
続き書いたの一度削除してしまって…
だいぶ心が折れていたけど、復活。
今日はお仕事行ってきた!
さて。

〔前回の続き〕

●手術翌日●
4時半ごろ、腰痛で起きる。
湿布貼れば治る気がして、看護師さんに言ってみるが
「違う痛みから来てるかも」と
またしてもロキソニンをくれることに。
ぜったい湿布が適切だと思うんだけど…

5時 ロキソニン。
いつもちゃんと食事してても胃薬くれる薬なのに
こんな絶食中に二度も直ロキソニンで、胃は大丈夫なのか。

8時 朝食。
まだフットポンプと尿管入ってるのに、がっつり常食。
いいのか、といいつつ完食。

パンが温めてある。明治のおいしい牛乳。
マーガリンにクラフトのオレンジマーマレード。
パプリカの入ったサラダ、温玉ラタトゥイユ添え。
なかなかイケてる。
それがベッドサーブされる。(動けないから)

イマドキ、ベッドサーブしてくれるホテルは海外ですらも減ってるというから
プラスチック容器とこの痛みを感じさせる管類がなければ
素敵な朝食なんだけどなぁ。


9時10分 朝食を下げに来た看護師さんに催促し
フットポンプ取ってもらう。
9時20分 フットポンプ取ってくれた看護師さんに催促し
尿管取ってもらう。激痛。(以後お小水2回ほど激痛、徐々に治まる。
ほんとはどちらも10時に取れる予定だったらしい。

10時前、清拭、術着からパジャマに着替え。歩いて元の病室へ。
10時過ぎ 主治医出張のため執刀医回診、腰の痛みに湿布出してくれるとのこと。
だから湿布だって言ったじゃ〜ん!

10時  ダーリンに短くメール(その後昼ごろ、事情説明メール お見舞いOKメール) 
10時半 実家に「お部屋戻りました 今日は自分で身の回りできるので大丈夫よ」メール
11時 楽しいイベントのお誘いしてくださっていたてんちょうにメール
   (すぐ返事くださった!涙)
ちょっと用事しては…安静
動きがのろいので時間がすぐに経つ。

昼食 常食
ちょっと用事しては…安静、ときどき睡眠
お見舞い・応援してくださった方のメールなどを読み返したりお返事したりで
とても嬉しい、ありがたい。基本かまってちゃんなので。

リアルお見舞いしてくれる予定のMりんとダーリンにメール。
ダーリンちょっと到着面会時間間に合わないかも(;_:)

本当は19時までだけど、談話室かラウンジで20時ぐらいまでなら
体調が大丈夫ならいいですよ、と融通がきく。
そんな調整なんかをしていたら、退屈する暇無く夕方

17時半 処置室に案内される。主治医診察&処置。ガーゼ外れる。ちょっと痛い。
    先生のお話では順調とのこと、明日退院でOKですと。明日はもう診ませんと。
    ちなみにここから本日(術後11日目)に到るまで断続的に少量出血続き中。

    部屋に戻ってみると、
    ベッドのテーブルの上に綺麗な花かごと某高級化粧品のロゴ紙袋!
    もしかしてMりんもう来た?

    ラウンジに行ってみるとMりん!!!
    ありがとうありがとう。しばし談笑。いろいろ勇気づけられました。
    某高級化粧品のロゴ紙袋は豪華パックが入っているそうな!
    さすが。何もお礼できないので、せめて、と、
    入院前に職場でもらったお見舞いのひとつ「虫おりがみ」プレゼント。
    娘ちゃんが「虫愛ずる姫君」なのでw
    小さい娘ちゃんがいるのにわざわざ来てくれて感謝。

18時過ぎ 食事が到着済み。食べる。
19時前  ダーリンより「場所わかんねぇ」と連絡→到着。
     ラウンジそばソファで語る。ダーから見るとだいぶ弱って見えるらしい。
     遠いところを、仕事終わりで疲れている中ありがとう。
     なぜか病気と全く関係ない彼の古い思い出話を根掘り葉掘り聞く。
     丁寧に丁寧に姫扱いしてもらって、小一時間で見送る。

20時  就寝準備。またしても休憩はさんでたら、あっという間に…
21時半 消灯
22時半ごろまではトイレ行ったり、寝付けず。しかし寝たら4時ごろまで爆睡。
    こんなにぐっすり寝たのは何年ぶりかっていうぐらいに。何のパワーなのか。

●退院当日●(=日曜)
4時に一度起きてからはうとうと→物音で起きる→うとうと
6時 起床
7時 朝食 今日は歩けるのでリハビリ兼ねて談話室でパンを焼いてみたり、
      給湯室のお湯でコーヒーを淹れて(インスタントのドリップ)
      カフェオレをつくったり。
      ボイルドエッグにハム、バナナ。クラフトのブルーベリージャムおいしい。
      病院とは思えないブレックファスト。
      どこぞの国じゃないが朝食が一番おいしい。

8時 ぼちぼち退院準備。痛みと出血で退院していいのか不安になる。
   それでもOKとのこと。でも日曜でもあり、入院を待つ人がいるわけでもないので、
   ゆっくり休み休みしてくれていいですよと言ってもらえる。
   退院後の痛みのために当直医が処方してくれる。
   処方を待つ間、シャワーを使っても良いと。

10時ごろ? 父母到着。退院手続き手伝ってもらったり。   

13時すぎごろ 病室を出る。ありがとうございました。
       病院の1階喫茶で遅めランチ。いったん自分の京都の家へ。

17時半ごろ  2時間ぐらいかけて実家到着。車移動大丈夫とのこと、
       不安でしたが大丈夫でした

●その後●
一週間ほど、実家滞在、言われたとおり「なるべく歩く、出血したら安静」を繰り返す。
2日目後ごろに3×4センチぐらいの血の塊が出たが、連続しなければ放置で可とのこと。
大量出血のある可能性が一週間〜10日後といわれたので、京都の家へ。
京都にはまたダーリンが来てくれて、ご飯の用意などしてもらう。

本日出勤。出血は同程度続いている。

[とりあえず終わり]

今日のタイトルはサザンオールスターズ「すけっちぶっく」から。
夏、もう終わっちゃうのかな。
宮城も行けないけど、いちおうサザンファンとしては来週末までは夏だよね。

この胸を吹き抜けた永遠(とわ)の微熱

ブログネタ
医療・病気・治療 に参加中!

〔前回の続き〕


●手術●

手術室まで徒歩で。12時40分ぐらい。
手術台にのぼると主治医が。

私「あー、先生だー」
医「はい、こんにちはー」

ゆるい会話。

下半身麻酔、痛み止めの注射は確かにちくっと痛い。
麻酔の「押す感じ」は痛くない。
選べる場合は下半身麻酔でいいな。

腕の点滴用の注射は痛い。
点滴の管はずっと痛い。
「これ痛いけど、痛くていいんですよね?」と念を押す。

寒くは感じていないないのだが、
歯がガタガタ震え、
看護師さんたちが握ってくれる手が暖かい=自分が冷えているるので
どんどん暖める装置が増える。
麻酔科のわりと年配の先生「病室寒かった?」「いいえ」
どうも私には寒く感じるという副作用がある模様。

術中意識完全にあり。
「浪漫飛行」とか、タイトルわからないけどユーミンとかのオルゴール風の曲が流れている。
下半身で「何かをやっている」意識はある。
痛みはない。

執刀医はたぶん研修医。まあこれは他の病院で
「研修医がやるだろう」と聞かされていたので想定の範囲内。

30分〜1時間と聞いていたが
「長くないか?」という感覚。

最後、「痛っ、何これ痛い!」尿管を入れたという。
麻酔切れてないのにこれ痛いってよっぽど痛いんちゃうの。

「終わりました〜」と。
手術台から移動用のベッドに移る際、
主治医が「頭、気をつけて」など指示を出してくれて安心感。
移動中も、
内容は聞こえないが、主治医が別の医師と冗談を言って笑っているようなので
なんとなく安心感が増す。

●術後、個室へ●

移動中、主治医が
「お部屋でいいんですよね?」と誰かに聞いている。

私「術後は××号室と聞いてます」
医「いや、そんなはずはない××号室… あれ、××号室でいいのか」

しっかりしてくれ、先生。

で、××号室へ。ナースステーション脇。
14時半ごろ(時計が見えた)。
30分ぐらいの手術と聞いてて、戻ってくるのが2時間後だと周りは心配するよ。
実際の手術時間は40分ぐらいだったそうで、そんなに心配することはないとの説明。

両足にフットポンプ、各所に管。
寒くて寒くて、電気毛布二枚。

15時半 37.9度。38度超えたら熱を下げる点滴を…と言われたが踏みとどまる。

痛みがあり、痛み止めの座薬をしましょうかと言われたが
術後3時間で水が飲めるとのことで、飲む痛み止めまでガマンする。

徐々に左足から麻酔が醒めてくる。右はだいぶゆっくり。
身体もポカポカしてくる。やっぱり麻酔の影響か。

17時30分、ロキソニンを飲む。水を飲む。
ベッドの頭少し上げる。腰を動かす。水二口目。

17時50分痛みやわらぐ。点滴追加。
19時 ペットボトル1本分飲み終わる。
本来、まだ点滴の予定であったが、水が飲めているとのことで点滴早めに外れる。

3時間後から歩けるとかウソじゃん。
(…可能な方もいるそうですが)

一晩尿管とフットポンプは外れないとのこと。
今夜はこのままベッドの上。

ダーリンにメールできない(・_・。)グスン
「3時間で歩けるっていうぐらいだから、メールはできると思う」
なんて言っちゃったから、
心配しとるやろなぁ…

夜中、何度かあちこちの痛みで目覚めるも、そこそこ眠れる。

〔続く〕


今日のタイトルはサザンオールスターズ「すけっちぶっく」から。
意味は違うけど…微熱で済んでよかった。

振り向けば遠く遥かな道は

サザンファンブログと唱っておきながら恐縮ですが

自分のために、
そして不安な誰かのために、

新しいカテゴリーを作ります。
「子宮頸部高度異形成」

このカテでサザンネタはなし(たぶん)。

今回の入院・手術と後日状況について、書き残したいと思います。


サザンファンの方はまた後日!
お食事中の方はお避けください。


●入院前日●
特に規制はなし。
なので、職場での課内歓迎会(珍しく9月に異動があった)に参加、
制限なく食べる。
一応、お酒は自粛(制限されてないけど)。


●入院当日●
10時までに当日の手続きを、と言われていて、
父母とともに、病院へ。
駐車場が混む時間帯で、なかなか駐車できず。
ぎりぎり間に合い、受付自体はすぐ完了。

病室へ。
ロッカーやベッドの説明を受ける。
11時より、オリエンテーションがあるというので待つ。
…が、初入院は自分だけとのことで、個人的に案内される。

昼食。自分にも配食あり。
父母、お弁当を買ってきて、一緒に談話室で昼食。
粉タイプの下剤(マグコロールP)を水に溶いて飲む。
量が結構多い。
塩味のきついアクエリアスという感じ。
スポーツドリンク苦手な私としてはかなり辛い。

13時ごろ、いったん病室へ。
30分程度待つものの、何もない様子。
「何か次にすることは?」と聞くと
16時ごろまでにシャワーを使用し、剃毛するようにと。
自分でカットできる程度でよいとのこと。

じゃあ、大部屋に居てもしかたがない、と
院内の某コーヒーチェーン(スタバではない)で父母と時間つぶし。
トイレに行き始める。

病室に戻り、シャワーの順番待ち→シャワー。
書類を記入したりして待つ。


18時の夕食到着。父母は帰宅の途へ。

【夕食メニュー】
・鶏のねぎ塩焼き
・たたきごぼう
・おくらの青煮
・粕汁
・米飯

ちょっと待て。

いつも大腸検査するとき、「消化のよいものを食べてください、繊維質の多いものは避けて」と
言われているんだが…ごぼう?
「こんにゃくは避けて」と名指しで言われてたんだけど
粕汁にしっかり入ってるけど…いいのか?

でも食べる。

食後、下剤(プルゼニド 2錠)。
経口補水液アルジネード1本。←これめっちゃおいしい。うまー!

アルジネード、飲めなかったら残してもいいですよ、と言われたが
スポーツドリンク苦手な私が「もう1本飲みたい」と思ったぐらいおいしかった。

19時〜20時 ダーリンと電話(ラウンジにて)。
救急ヘリが病院のヘリポートに到着するのを窓から見る。

飲んだ水の量とトイレの回数だいたい数えるように言われる。
水の量 200cc×4本(前日21時~術前まで)
トイレの回数24回(前日16時~翌9時)

21時半過ぎ消灯。
22時ごろから23時半ごろまでぐっと寝る。

日付かわる少し前、起きてしまい、そこからなかなか寝付けない。
看護師と相談の上、
睡眠剤(マイスリー10mg 半分)。
数回トイレ。

1時〜6時までぐっすり。

●手術当日〜手術まで●

6時、まわりの検査の音などで目覚める。一時間に2度ぐらいトイレに行く感じ。
朝9時までにもう1本アルジネードを飲むよう指示。おいしいわー。
朝から絶食。

手術は本日2本目、午後早々に行います、
ご連絡に来ます、と。

両親到着、私は術着に着替えて手術を待つ。
T字帯、指定のソックスを履く。
ソックスはかぶれやすいのでたるまないようにとのこと。
(実際あとでかぶれた)


〔続く〕


今日のタイトルはサザンオールスターズ「すけっちぶっく」から。
サザンの原さんボーカルの中でも
かなり影の薄い歌であり、あまり聴いたことがなかった。
久々にしみじみと読み込んでみた。
入院した病院にはいろいろと思うところあるので、今回これで。

訪問者数(07.11〜)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Categories
Archives
Recent Comments
  • ライブドアブログ