cats16-136猫好きなので猫マンガだと喜んで買ったのだけれど、良い意味で裏切られた作品。

この路地裏ブラザーズは石江八さんのデビューマンガとのことだが、どうやらBL系で別名義で何本か作品を出しているようで、絵のクオリティとしてはかなり安定している。

表紙では気づかなかったくらいなので、BLっぽい絵かというとそうでもなく、結構万人向けだと思う。

ストーリーとしては猫との生活を描いたエッセイ、という形ではなく、なぜか進学校で喧嘩を求めている主人公が、猫になってしまうお話。

不良に憧れる十倉鉄成は、くしゃみをすると猫に変身する魔法にかかってしまう。
しかも猫になるのは教師の唱えた怪しげの呪文だというから、まず設定がかなりぶっ飛んでいる。

魔法を解こうとして探し回ったあげくに出会ったのは5匹の野良猫。
その5匹の野良猫は強く、格好良く、鉄成が憧れる猫の不良達であった。
何だかんだで仲間に加えてもらった鉄成・猫は・・・。

ちょっとファンタジックな設定に猫が絡んできて読んでいて楽しい。
これは、キャラクターが猫も人間もかなりしっかりしているからだと思う。

人間の社会と猫の社会を描きながらも、ストーリーとしてはかなり良くできたエンターテイメントになっていて、全く飽きることなく一気に読めてしまった。
これから期待の作家さんだと思う。