2005年03月23日

久々の本ネタです。

本ってカテゴリが忘れられるくらい、本について書いてなかった・・・。
意外と読んでるんですよ。だけど、「伝えなくちゃ!」って思えるほどの本が
なかったんですよね。ここしばらく。

・・・今日は「伝えなくちゃ!」な本の紹介です!


岡嶋二人著の「クラインの壷」です。
この作家、徳山諄一と井上泉(のちの井上夢人)の共作なんですね。
これが二人の遺作となるわけですが、ほぼ井上泉が書いているようです。
のちの井上夢人の作品群の原点ともなるべき作品のようですね。
(まだ、これしか読んだことないので、amazonさんから拝借。)

ゲームの原作を書いた主人公、上杉が、ゲーム機の革命とも言われるべき存在の
バーチャルリアリティシステムの開発に携わることから始まる。
要は、ゲームの主人公となって、実際に自分が動いたり触ったり見たり、と
バーチャルリアリティの世界で、ゲームを楽しむというもの。
アルバイトで参加することになった、モニターの美人女性、高石梨紗と共に
「クライン2」仮想現実の世界へと足を踏み入れる・・・。

ねじれて裏表が一体となったメビウスの輪が、4次元になったような恐怖。
現実が現実でなくなり、仮想現実と交差することで起こる精神崩壊。

この先、これが現実のものとなる日も有り得なくない・・・。
1989年に既にここまでの仮想現実世界を思い描いてた作者の力量に驚かされる。

ただの恐怖だけでなく、スピード感溢れる展開、息をもつかせぬ描写、
どれをとっても、一級品です!

クラインの壺

お勧めですよ!ぜひ、読んでみてください。

neko_style at 22:34│Comments(0)TrackBack(1) 

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1. (書評)クラインの壷  [ たこの感想文 ]   2005年04月05日 08:50
著者:岡嶋二人 触覚、嗅覚、味覚まで実際に体験できるヴァーチャルリアリティ・シス

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